2016/4/14(Thu)
エアロロードって要りますか?という話。



結論としては、在ればいいですね、くらいの回答になります。

エアロは、あるならあった方がよくて、けして無くていいとは言いません。

エアロロードの剛性が弱いなんていう話はすでに...2011年ほどを境に...解消されていて、各媒体のインプレなどで、“エアロロードは剛性が低いものが多いが、×××はそんなことにない…”なんて言い回しを見るたびに、いったいいつの話をしているんだと突っ込みたくなる。

だから今の時代、エアロロードはノーマルロードにエアロカバーを被せた代わりに100gくらい重くなった、程度の認識で構わない。また、エアロをやめてフレームが100g軽くしたから坂で付いて行けた、なんてことにはならない。




私がよく出るもてぎエンデューロ…が行われる茂木サーキットは、1周の中に40秒ほど下る長い下り坂がある。私はこのレースを練習としてよく単独で逃げるのだが、この時のダウンヒルの最高速として、


ルック・795light…エアロロード…では、毎週の最高速が常に約70~71km/hまでに到達している。

対してヨネックスや695などのノーマルバイクでは、65~66km/hまでしか到達しない。

同じ人間が、同じように走って、5km/h違う。これこそエアロロードのチカラ。



これを、たかがダウンヒル中の最高速の5km/hの差…と捨てる人には、エアロロードは要らないだろう。

私が茂木エンデューロの単独走行時、平たん部の巡航は約45km/hを目安にしているのだが、70km/hから45km/hまで落ちるのと、65km/hから45km/hに落ちるのとでは、約5秒ほど足を止めていられる時間が違う。



5秒と侮ることなかれ、ケイデンスに置き換えると約8回転分になる。

ノーマルロードからエアロロードに乗り換えるだけで、8回も踏まなくて済むようになるなら、それは非常に大きなアドバンテージではないだろうか。

固定ローラーで頑張っている時に、8回脚を止めていいと言われたら、けっこう回復するだろう?



だからエアロロードはきっと、エンデューロで単独で逃げることくらいの必要性があると思う。




2016/4/11(Mon)
写真はトップスペーサー。

ステムとフレームの間に入っている、円錐型のアレ。


3Tとかデダのハンドルステムを使いながら、トップスペーサーにFSAを使っている自転車を見ることがある。特にFSAのヘッドセットは完成車やフレームセットにセットアップされてくることがとても多いから、かなりの自転車がそうなっている。

写真のサーベロ・S5もFSAのロゴが入ったトップスペーサーだったが、それをロゴの無いトップスペーサーに変更した。

フレームがサーベロでハンドルステムがジップなのに、ヘッドセット以外のどこにもFSAの製品を使っていないのに、トップスペーサーだけFSAのロゴが入っているのは変じゃないか、と。




写真のトップスペーサーは、実は私がメーカーに要望して作ってもらったもの。理由はもちろん上記のとおり。

形状はFSAのカーボンのOEMで、種類は4種類。それぞれ3Kカーボンのツヤありとツヤなしと、UDカーボンのツヤありとツヤなし。フレームのカーボンパターンに準じてえらべるように4種類そろえてもらった。

※最近は1Kや1.5Kのカーボン柄もあるから、対応しきれなくなってきた。



これを作る時は余所の店でも流通させることを視野に入れていたから、価格はオープン設定にしたが、作成当時のFSAのカーボントップスぺーサーの価格が2700円だったのでそれより安く、一般的な利益率でも2000円代前半で売れるようなコストにした。

小物はあくまで小物の値段であるべきであり、気が向いたときに気軽に変えられるものがいい。


トップスペーサーは、スーツでいうポケットチーフのようなもの。意外と目立つところにあり、変な組み合わせをしているとスーツ全体が台無しになる、しかしあくまで小物であって引き立て役。

しかしポケットチーフに1万円払う人が少ないのと同様、トップスペーサーのドレスアップに3千円も4千円もは、ちょっと払いにくいだろう。



【細かいところにまでこだわっている】というのは、すべからく皆が望んでいる事だと思う。

ならばヘッドセットとハンドルステムのロゴの統一から始めてみてはどうか。

カッコいいフレームにカッコいいホイールを履かせるだけでは、自転車はカッコよくならない。


2016/4/9(Sat)
忙しかった。過去形である。

フリーダムの日記の更新頻度は完全に私の作業量に反比例していて、日記を書けない日が2週間ほど続いた。

週に20台も整備車両があると、接客が1組あるだけで予定が狂うから、この時期はお店の経営管理が破たんしかけていると言える。予定が1時間狂っただけで困窮するような店は、ちょっとおかしい。結果、午前中の朝早くから店に出張って作業をすることになるから、冬季練習は一日あたり30分にまで落ち込む。

これほどの作業量が一年中続くわけではないが、かといって冬は週に10台というのは稀ではない。そして10台/週というのは、あまり暇にはならない。



ロードバイクショップの形態は、①自転車を売って生計を立てるか、②メンテナンスで生計を立てるかの2つに分けることが出来る。50:50になっている店は実は少なくて、どちらかにかなり偏っていることが多い。フリーダムはかなり②に傾倒したショップであり、①と②の割り合いはおよそ2対8である。都心部で定価販売をしている事もあり、正直に言ってあまり台数を捌ける店ではなく、販売ノルマは毎年厳しい。

唐突だが、今日の日記ではロードバイク専門店の1年の推移を解説してみようと思う。




ロードバイクショップを開業するときは、①と②のどちらの戦略で行くのかを決めておく方が良い。そして自転車の購入者を大まかに、新規購入者と、すでにロードバイクを持っている人の買替え・買足し需要の2パターンに分けて考えるのをポイントにする。

自転車業界は7月から9月にかけて新商品発表があるから、これを中心に一年のシナリオを組み立てる。ショップとしてもっともコントロールできない季節イベントが、メーカーの展示会であるからだ。

7月~9月に発表された新商品のファーストデリバリーは12月から1月であり、買替え・買足し購入者に対する納品が12月から2月にかけて重なっていく。同時にOHが立て込む時期でもあり、統合して新商品のデリバリーが冬であることを知ってる人達が相手になるため、年全体の整備量の6割強を冬の数か月でこなすことになる。



新商品の納品はおよそ2月にはデリバリーが完了するので、多少ずれ込んだとしても3月下旬には落ち着き始める。ここからは、ターゲットが新規購入者に移る。

4月の平年並みの気温は18度ほどであり、これが半袖で活動できる境目であるのは、ロードバイカーに限った話ではない。世間が暖かくなったと感じる数週間後にはゴールデンウィークという大きなイベントがあり、そこで乗れるような納品を見込んだ新規購入者が立て込み始める。

新規購入者はスポーツサイクルが即納できると考えている人が少なくないので、納期は1週間以内であることが多い。店頭在庫の中からの納品される確率は、買替え・買足し購入者よりも高い。

そして梅雨の6月を超えると、冬の需要と春の需要が両方動くようになる。

1台目をターゲットにしている店は、引き続き夏から秋に向けてスポーツサイクルを始める人のための店であり、2台目以降をターゲットにしている店は、シーズン中に落車などでフレームを壊した人が唐突に買いに来る。7月~9月には新車発表を控えセールに入るショップが増えるのは、夏に店頭在庫をしっかり捌ききらないと、翌冬の在庫の質がかなり落ちてしまうからだ。



総括すると、

7月:新規購入者~新製品発表
8月:新規購入者~新製品発表
9月:新規購入者~新製品発表

10月:新製品予約~買い控え
11月:新製品予約~買い控え

12月:買足・買替需要~OH
1月:買足・買替需要~OH
2月:買足・買替需要~OH
3月:OH

4月:
5月:1台目新規購入者

6月:梅雨はあまり売れない
7月:新規購入者~新製品発表
8月:新規購入者~新製品発表
9月:新規購入者~新製品発表

10月:フリーダム決算

となる。



サイクルフリーダムは12月から3月の買足・買替需要~OHでお金を稼ぎ、4月から9月に店長がレースに出ていく。

私がいない間に誰かが店で稼いでくれるわけではないから、冬にしっかり稼げないと、シーズンに入っても私はレースに出られない事になる…。現時点で、出なければいけないレースと出た方がいいレースがあり、しかし出なくてもいいレースはない。できれば全部出たい。今は、出たくても出られないレースがどれほどになるかの判断が、もっとも難しい時期でもある。



上記の事は、実はサイクルフリーダムをやり始める前から、あらかじめ調べ、知り、見通せていたことだ。

私は、なんとなくで物事を進めないタイプの人間だ。何をするにしても理論武装し、言動に理由を求めたがる。感情にすら統計があると考えているくらいで、ショップを始める前に自転車業界の事もかなり調べた。


当時のロードバイクショップの経営戦略の青写真は、もちろん理論的な空想であって実戦経験ではなかったが、7年経った今から見ると、私の予想は正しかったのだと言える。

新規購入者をターゲットにすると、夏に稼がないといけない店になり、私がレースに出られない店になる。冬にしっかり稼げるような経営戦略をとらないと、いつまでたっても私がつまらないのだ。



2016/4/5(Tue)
自分のバイクのトップスペーサーが曲がって付いていた。私は、ユーザーからの指定がない場合、ロゴは全て横向きに揃えるように作っている。

トップスペーサーのロゴの位置はかなり意識している部分だから、ロゴの位置がズレていたのはなんでだろう...




ヘッドパーツが地面からの振動でダメになるのは下側からであることが通例で、フリーダムのお客さん達では、およそ3年ほどで新品交換になることが多い。


対して上ベアリングからダメになる人は、ほとんどの場合が汗による錆。ステム周辺のボルトやアンカーコラムも同様。

お店では、新車納品から4ヶ月で完全に錆びつかせた人が最短記録。あまりに速くてビックリし、以後整備で使用するケミカルを見直すきっかけにまでなった。



固定ローラーの際に、タオル無しで汗をバイクに垂れ流す人は滅多にいないだろうが、ハンドタオル一枚程度では防汗の効果はかなり薄く、垂れ流しとさほど変わらない。汗でヘッドパーツをダメにする人は大抵タオルが薄い。

デカいバスタオルを4分の1程度に重ねれば、まず汗は自転車まで到達しない。対してメーカー純正の坊汗マットなどは総じて性能が悪く、お金を出してメーカー純正のマットを買うより、バスタオルを重ねている方がよい。



私が3本ローラーで練習するときは、汗は完全にバイクに垂れ流し。その後、夜練後は水をかけるだけで済ませ、翌朝の練習後にシャンプーでまるっと水洗いをしている。

汗は水で流れるようで実はなかなか流れてくれないから、夜中水をかけるときはかなり念入りに水をかけ続ける。

※水をかけるだけでは本当は不十分だし、メンテナンスとしてはかなり不満だが、仕事&練習後のキツイ体で夜中にきっちり洗うのはちょっと厳しい。でも1日以上の放置はしない。汗は海水と同等だと認識すべき。



それを基本週5で52週間続けた場合※、ワイヤー交換が年3回、車輪とBBが年2回であり、しかしヘッドベアリングは1年に1度でほぼ十分だ。

※夏練は月火木金⇒ローラー、水土日⇒外練、冬は月火水木金⇒ローラー、日⇒外練...程度の使用頻度。


ヘッド周辺は、ちゃんと対策していればほとんどお金がかからない場所だから、しっかり対策しよう。


2016/4/4(Mon)
久しぶりの日記更新。

コルナゴ・C60のインプレ記事を書く傍らで、寒い冬が終わり、練習は室内から実走練習に切り替わった。

火曜と金曜の閉店後のローラーインターバルは、水曜と土曜の実走になった。

冬はあまり外は走らない。分厚いグローブに動きにくいスパッツ。運動の感覚を鈍らせる真冬の格好は大嫌い。多少外で走れそうな時間があっても、寒いというだけで避けてきた。



でもやる事は変わらない。

3分追い込み1分レストのローラー練が、坂を3分登って1分降るようになっただけ。

ミドルパワーのインターバル能力が何より欲しい。



この冬は、自転車競技を始めて、初めてプロテインに手を出した。1月ほどから始めたインターバル練に添わせたもので、3ヶ月で体重が68kgから71kgに増えた。

痩せて得られる登坂能力は弱く、パワーアップしないと戦えない。冬は仕事的にも繁忙期なので、エネルギー補充も兼ねていたかもしれない。


シーズンが始まり、ちょっと遅めだがプロテイン太りを戻そう。

インターバル練をやらない日は、30分のTT練を朝晩で追加。強度は40分TTの強度で30分。インターバル練の回復走も兼ねて、3週間もやればスッキリするだろう。

自転車が速くなりたい。


2016/3/24(Thu)
くそぅ。。。

指を切った。

カッターでスパッと、3㎝イッた。

刃はちょっとでも切れなくなったらすぐ新しくするから、ちょっと撫でただけでもすぐ血まみれだ。



スパッと切れたから、治りも速いだろう。

剣術の達人が切った大根は細胞を破壊しないから、そのままくっつくそうだ。

私はただの店長だから、ダンボール開ける時に滑ってケガしたんだけどな。


油類の梱包で滑って指切るなんて、ずいぶんシャレがきいてるじゃねぇか、ちくしょう。





宇都宮の写真をもらいました。

見慣れないですねぇ...。

走ってる時もチームメートがチームメートだってパッとわからなかったんですよねー。


2016/3/21(Mon)
【宇都宮クリテリウム】

予選2組目 リザルト / ビリ

転んだ。痛くない。

ビリはご飯無しの図、である。




土曜日に仕事をはやめに切り上げて20時に千葉を出発し、22時半には宇都宮入り。私は生活習慣柄に夜型人間で、たとえ8時に仕事がはやく終わって家に帰っても12時過ぎるまで寝付けないから、現地で前泊出来なければレース前夜の仮眠1~2時間…みたいなことが多い。千葉県はどこの地方に出るにも必ず首都高を横断縦断しなくてはいけないから、夜間移動は効率良くていい。

現地でVCfukuokaの佐藤夫妻に3か月ぶりに会う。翌朝、他のVCfukuokaのメンバーらとも対面する。互いのエリアが関東~関西~九州の社会人チームなので、一同に会うことがとても難しいチームだ。九州からの遠征時間は10時間を超えるらしい。頭が下がる。


レース会場で準備をしていると、けっこう時間がギリギリ。新しくなったジャージのタグが付いたままだったり、梱包用のゴミが大量に出てきたり、チームの新しさと期日ギリギリの運営を実感する。さぁ、楽しい一年の始まりだ。



初めて出るJBCF:P1のレースは、予選2組に分かれて上位3分の2が決勝に残る。それだけ見れば難しくなさそうだが、こころなしか周りの選手はみんな速そうに見える。半分くらいは知っている人であり、全日本ロードや木祖村ロードなどで闘ったことも何度かあるが、外国人選手らがたくさんいるJBCF:JPTではそれとどう違うのか、全体的に楽しさ2割怖さ8割で臨んだ。

1周3㎞のコースを5周回で行われる予選の1周目は後方からスタート。ぎっちり詰まっている所から少し離れて、余裕をもってクリートをハメられる位置にて。それでもなるべく速く先頭に出ることを目標にした。E1でなら、しばらくプラプラした後に最後だけピョッと上がって予選通過する作戦もありだが、P1でそれが選べるような脚力はないので、終始先頭付近で対応できるように、と。



ロードレースの集団の中には自然に前に上がるラインと下がっていくラインがあって、このコースではアウト側が上がるラインなのかな?と思っていたら、真逆のイン側が上がるラインだった。というかインからのツッコミがものすごく激しくて、毎コーナーF1のブレーキ勝負みたいな感じ。ライン取りが厳しいという意味でレースが荒く、ここがE1と決定的に違う。また、密集度はE3がガバガバでE1がギュッ!だとしたら、P1はギュ~ッ!くらい。ハンドル幅狭くしようかと思うくらい、とにかく自分が狭い。


1周目の間に自分をアウト側からイン側に移して、2周目の半分くらいから集団の先頭付近に。そして2周目を終えてホームストレートで完全な先頭に。

それは、おぉぉぉ~プロツアーの先頭だぁ!くらいの感動はあった。あんまり意味は無いのだけど、レースの完全な先頭に立つというのは、1つの精神安定剤になると思う。



2~4周目は先頭でローテーション。レース前に一番不安だったのは、自分のコーナーテクがヘタッピ過ぎて、コーナー毎に前走者に離されてしまい、「オマエ下手だから後ろ下がれ」って周りからポジションを許してくれなくなること。それと、プロの立ち上がりダッシュが鋭すぎてパワーを使わないと付いていけない技術差がある事。結論から言えば、そうならなくて良かった。普通に曲がって普通に走っていれば大丈夫みたいだ。


3周目に入る前に、JPTで最も脚力がある選手の1人である、オスカル・プジョル選手(チーム右京)がちょびっとアタックした。先頭から3番目にいた私も反応してみた。元より「外人選手は集団で走るのを嫌がって早々に逃げたがる」みたいに言われていたから、そういった動きがあったら反応しようと、あらかじめ決めていた。

どうだったかというと、オスカル選手が本気じゃないからよく分からなかった。単純に楽しむための動きだったと思う。先週のTOKYOエンデューロでの中村龍太郎(イナーメ)のアタックの方がはるかに厳しかった。ワンピースで軽装の中村を相手に、真冬の恰好でウィンドベストをバサバサさせながら反応した時ほどヒドいものは無い。今日は自分が軽い。



5周目のホームストレートで少し踏み込みつつ、最初のコーナーを先頭で通過したら予選通過だなと思っていた4周目。コース全体で4番目にあたるヘアピンコーナーで、前走者の後輪にハスって転んだ。

4周目に入ってから集団が少しざわついていたのは感じていたのだが、ヘアピンの入口でイン側から見事に前輪を持っていかれた。そうならないように一番アウトラインにいたのだが、耐える間もなくあっという間にドジョウ掬いにあった。今思えば不用心に車輪をかぶせすぎていたかもしれない。あと5㎝後ろにいたら引っかからなかったし、5㎝前にいることに意味が無いのに、車間を詰めた自分が悪い。

転んだときは集団の10番手くらいにいて、速度もほとんど落ち切ったヘアピンコーナーでの落車だったのでバイクにも私にもダメージは無く、集団の真ん中あたりではすでにバイクにまたがることが出来ていたのだが、残念ながらチェーンが落ちていて漕ぎ出せなかった。

せっかくまたがったバイクからもう一度降りてチェーンを乗せて、独りで走りだす時の無念さといったら無いな。5周目をゆっくり走ってオシマイ。




いちおう収穫はあって、8割あった怖さがずいぶん無くなったこと。残念なのはもちろんリザルト。ドベの予選落ちなんてこれ以上悪い結果があるものか。もちろん決勝が経験できなかったのも痛い。次があるさ!なんて慰めていると、あっという間にシーズンが終わってしまうだろう。

第2戦は参戦せず。第3戦は何があるのかな?



2016/3/18(Fri)
写真は3T・エアロノヴァ。

ワイヤーがちょびっと…1㎝にやや満たないくらいで見えるのが萌え。

ガンダムの足首の奥にちょびっとだけ覗くシリンダーみたいなチラリズム。





ワイヤーを露出させすぎると手のひらにワイヤーの感覚が出てくるので、エアロノヴァはエアロノヴァ専用の端っこ処理をする。具体的には普段斜めに入れる切り込みを反対方向に入れて、通常よりやや鈍角に切るといい。



エアロノヴァは、その独特の形から視線が集まりやすいハンドルなので、ビニールテープの完全露出はなるべく避けておきたい。

かといってバーテープを上から巻く、いわゆる逆巻き(saka-maki)にすると上ハンから下ハンに移る時にバーテープが手に突く。実際にバーテープの寿命も短くなるから、ショーバイクの類じゃないかぎり、フリーダムでは基本的に逆巻きはやらない。


ビニールテープが無いこと自体は綺麗かもしれないが、たとえ床の間バイクとて実用的機能性が伴っているからこそ、見て楽しむことも出来ようものだ。


2016/3/14(Mon)
【TOKYOエンデューロ】

タイムトライアル・エキスパートの部

リザルト 5位



実は私が自走でレースに行かなくなるきっかけとなったレースが2年前のこれ。70km離れたレース会場まで自走で向かった時に、サイクリングロードの舗装工事で通行止めに逢い、レース開始20分前にもかかわらず、まだTTバイクを担いでの土手を駆け上がっていたのを苦々しく覚えている。

自走で行くと何があるかわからないし、お金払ってるんだからちゃんと走ろう。そう思うきっかけとなったレース。



そして2年後。今回のTOKYOエンデューロのプロローグであるタイムトライアルレースは…寝坊した。

運転中にDNSを覚悟しながら、会場に着いたのはレース開始の数分前。出走順が後ろの方だからよかったものの、自転車をキャリアから降ろす頃にはレースがスタートし、そして数分後にはフロアポンプを忘れたことに気が付いた。

ナルシマフレンドの鈴木さんやスネルの諏訪さんを訪ねるも、コメットに合うフロアポンプが見つからない。ナルシマの選手がウォーミングアップにいそしむ中で、私は自分のディスクホイールに適合するフロアポンプを探す旅に出た。

本来なら15分前には招集場所に行かなくちゃいけなかったのに、スタート台に並んだのはスタート30秒前。結局コメットに空気は入らなかった。



サングラスも運転用のまま。私のサングラスはメガネも兼ねていて、レースでいつも付けている黄色い方は度入りの調光レンズで透光度はほとんどクリア。TTメットの時はバイザーがついているので普通のメガネで走るのだが、時間が無かったので運転用の暗いやつ。ヘルメットに重ねて視界は完全に夜。

また、私のTTバイクにはメーターマウントが2つ付いていて、1つはハンドル横、もう1つはサドル下。特にサドル下のマウントはレックマウントにお願いして用意してもらったものだが、今日はもちろんサドル下な気分。


ハァハァしながらスタート地点に行き、サポートに午後ティーをもらって口に含み、ペッと吐いてスタート。速度はわからないから、とにかく丁寧にペダルを回すことと、タイヤがトルクを伝える感覚だけに集中して走る。

折り返し地点で15秒差でスタートしたチームメートを見る。目測10秒。ヤバい、ディスクホイールを使っていないヒルクライマーに抜かれそうだ!そして数分後、なんとか抜かれずに済んだようで、カーブでタイヤがよじれないように慎重に抜けてゴール。

リザルトは5位。E1以上の選手ではたぶんビリだった。お金払ってるんだからシャキッと走れぃ!




切り替えて4hエンデューロ。

男女混合 リザルト 8位



4時間エンデューロは男女混合に。何人かにツッコまれたが奥さんではない。

今大会の参加の発端はバザーの出店依頼から始まっているので、最初からエンデューロも出る予定だったが、ソロ参加の無い4hエンデューロで男性と組むと2時間&2時間になって物足りない気がした。女の子と組めば3時間&1時間くらいになり、練習になるだろうという心持ちだった。自転車を始めて数か月の女の子を誘ってのエンジョイレース。



気温は5度前後で、とにかく寒い。

防寒用の冬インナーと汗冷え回避用の夏インナー、アームカバーにジャケットにウィンドベスト。下はロングビブタイツにニーウォーマーまで重ねたガチ装備。私は寒いのはダメだ。でも半袖や膝出し、指きりグローブの人までいて、寒さに強い人と弱い人の装備の差が激しい。きっと平均すれば3月のレースだ。


私が3時間で女の子が1時間。この手のエンデューロの男女混合カテゴリーの常として、勝ちたいなら女の子パートを30分以下くらいにしておかないといけないけど、それでは女の子もつまらないだろう。1時間くらい走りたいと言っていたので、今回は順位は気にしなかった。ワンチャン表彰台に乗れたら良い思い出になってもらえるカナー、くらいのユルい感じ。

レースに対する目標があまり無かったので、笑顔で走ることを心がけて。あとは補給食やポカリスエットなどを用意していなかったので、ハンガーノックや脱水症状にならないように省エネ走行を意識して。




主催者の配慮によって先頭付近からスタートさせてもらえた。でもヨーイドンした直後に隣のサポートライダーに、“君フラフラしてるよ!リラックスして!緊張しているよ!大丈夫、怖くないよ!”となどと怒られる。

サポートライダーの中には威厳を示すために、こういう事を叫ぶ人もいるのだけど、自分が対象になるのは初めてだった。当の本人は警笛を鳴らしながらサドルから腰を上げて、後ろを見ながら手をグルングルンしているので、ちょっと嫌だ。

私も今年はプロツアーで走るという事で、いくつかのレースからサポートライダーの依頼が挙がっているから、その時どういう振る舞いが好ましいか考えながら走る。フラフラしている人の背中をバンバン叩いちゃダメだよ!などと思いながらスタートした。



危険回避と中切れ回避を兼ねて、基本的にはローテーションメンバーとして動く。半袖の人相手に真冬の恰好で逃げるのは厳しいので、自分から逃げる動きは少なめ。途中からベストのジップ下げちゃったので尚更。

実業団レースで走っている有力な人達に声をかけてみると、みな2時間くらいで交代するらしいので、その20分くらい前からは多少ペースが上がるだろうと予測。また新しい人が入ってくるとローテーションが不安定になって集団がイガイガするので、そちらも注意。重要なのは中切れをつながなければいけないポジションにならない事。


しかし1時間50分あたりで道をふさぐような大きな落車事故があり、私も足止めを食らってしまう。ローテションメンバーが転んでしまい、私は運悪く後ろに下がっている時だった。先頭から80mほど離されてしまい、2時間交代のチームはその事故をきっかけにメンバーチェンジを行なったみたいだ。この中切れを繋ぎ終わると集団は8名になり、これがスタートから2時間後の先頭集団になった。



しかしその30分後には30名ほどの集団に膨れ上がる。予想はしていたが先頭グループとローテーションメンバーと周回遅れがひっちゃかめっちゃかになり、よくわからないうちに私も眠くなってきてしまった。朝ご飯がウィダー2個だったので合計360kcal。体は3時間半くらいまで無補給で大丈夫だが、起床から8時間ほど経つので脳の方が厳しくなる頃合いだ。

2時間50分ちょっと走って女のコと交代。計測チップを巻き替えながら「順位は気にしないで楽しんできてください。前をしっかり見て、下を見ないように。」と優しく。巷では男塾とか呼ばれているらしいサイクルフリーダム店長のなんと紳士な事か。発進際に「店長ぉグローブ忘れたぁぁ!」と叫んでいたので、グローブなんて要らないとアドバイス。



ゼッケンの色分け的に男女混合カテゴリーでは上位で交代しているので、ワンチャン入賞しないかなーとか思っていたが、ピットに戻って数分後に相方がグローブを取りに戻ってきた時に表彰台は諦めた。

とはいえ、そもそも初心者の女の子が1時間単独で走るという事自体が、かなり大変な事。最終順位は8位だったけど、ぜーんぜん大丈夫。無事に帰ってきたんだから!私としてはお客さんが落車して帰ってくることほど嫌なことは無い。よく頑張りました。




これにてオフトレは終了。この2週間で疲労回復とともに心肺に刺激を入れ始め、肺も100%空気が吸い込めるようになった気がする。

レース中のフィンズ遠藤店長はじめ、会場に来ていたナルシマフレンドの鈴木さんや藤野店長、スネルの諏訪店長、ヨワペダチームの佐藤監督、初代最速店長のブレアサイクル山崎店長ら、久しぶりに会う店長選手権メンバーと対談。話題はもちろんプロツアー挑戦。

オフトレの成果がどのくらいなのか、自分の調子がどの程度なのかはまだわからない。

楽しみは2割、怖さは8割くらいだが、あとは行くのみ、だ。



2016/3/10(Thu)
サーベロのディーラーキャンプの日記の中で、

トライアスロンのコナ(米国ハワイ)で使用率は1位。(中略) 2位以下にはダブルスコア。記憶を辿れば参戦者の2割がサーベロ。

……という文章のあとに、

トップクラスの選手はみな提供サポートでしょうから、自己購入ユーザーのサーベロ選択率はさらに高いでしょう。

という一文を追加した。


フリーダムの長い日記を読み返す人はあまりいないと思うけど、自分で書きたいと思っていた文章が抜けていたので追加した。フリーダムの日記は長いから、たいていワードで書き起こしているし、プリントして添削してからアップすることもあるし、変なこと言っていないか後で自身で読み返すこともかなり多い。

機材に注目する時は、使っているのか、それとも使わされているのか、という部分を初めに抑えておかなくてはいけない、というのにフォーカスして日記を立てたことは無いけど、重要な事ではあるのでチラッと出すくらいには書こうかな、、、

そう思っている矢先に書くのを忘れた。我ながらなんというトリ頭か。




3日ぶりの開店に押し寄せたダンボールの中から、ヨネックスのカットサンプルが入っていた。そういえば昨年にそんな話をしてくれた記憶がある。

フレームにKYOHEIのステッカーがあるから、これは水野君がレースで壊しちゃったヤツだな。



Youtubeに私の洗車動画が上がっていて、「低く評価」がいっぱいついている。
https://www.youtube.com/watch?v=MzwXkam9tao

一般ユーザーの間ではまだまだ水洗い洗車に抵抗があるのは私もわかっていて、こうした動画に反感があるのもわかっている中でアップしたのだから、あとは人それぞれ自分が良いと思う洗車の仕方をすればいいと思う。

昔はこうしたインターネットの反対意見にも逐一反論したがっていたような気がするが、今は少しその情熱が冷めていると感じている。この動画にしても、少しでも世の中の自転車がきれいになって欲しいと思って啓蒙活動のつもりだったが、今はフリーダムの人たちの自転車がきれいだったらそれでいいかな、と思うようになってしまった。

エネルギーが老いて、変わりたくない自分が変わっていくのを止められない。自転車ショップの未来を作るのは私ではなくなり、もっともっとパワーのある新鋭気鋭が必要になってきたのかもしれない。



さておき、そんな低評価な動画のコメント欄には、

①これ(水洗い)をやっていいのはツールに出場して1週間程度しかつかわれないバイクとかじゃないですかね…
②プロは供給されてるものを使うだけだし、一般人とプロを比べるのはどうかなと思う
③プロはフレームが割れようがパーツが壊れようが支給されるからいいけど

というような意見が散見されるが、実はプロもすべてを供給されているわけではないという事を言っておく。

むしろ、ほとんどのチームはスポンサー活動から集めた資金の中から自分たちで機材を購入しているのであって、ダメになったらまた貰えば良い(買えばいい)なんて言える状況ではない。現にこの壊れたヨネックスだって、キナンサイクリングチームがチーム活動費から購入しているのだ。


どこの自転車チームの経済状況も本当に苦しいものであって、華やかに見えるチームテントの裏では、マネージャーが必死でやりくりしているのを知っておいてほしい。



2016/3/9(Wed)
それは火曜日、ディーラーキャンプの夜のパーティでのこと。

ジャンケン大会で勝ち、サーベロのポロシャツをもらった。



フィル社長はカナダ人。たぶんジャンケンをしらない人種だ。

ジャンケンを知らないフィル社長は、通訳さんにこう言われるのだろう。良くわからないと思いますけど、握りこぶしか、指二本か、指五本か、3つのうちどれかを出してください、と。

ジャンケンのルールを理解する間もなく、自分目掛けてわらわらと集まってくるオジサン達相手に、JAN、KEN、PON!の掛け声とともにフィル社長が選択を迫られたとしたら、おそらくグーが出しやすいはず…。そして私はパーを出して、勝った。

2回戦もパーを出して勝った。サーベロの社長はとっさのジャンケンにはグーを出しちゃう人なのである。

3回戦は…きっとグーではない。たとえ理解出来ないナニカノゲームであっても、3回連続して同じ攻撃をするのは初心者には出来ない。チョキかパーを出さなければいけないカナダ御人は、きっと指5本の方が出しやすいだろう。ピースとかしなさそうな顔してるし。そして私はチョキを出して優勝する。

見たか今年コルナゴに乗る男の、洞・察・力ッ!! サーベロの考え方なんてお見通しだぜ!!



ちなみに私の他にポロシャツをゲットしたのは、元ファンライド編集長にして細沼自転車店の細沼さんと、自転車カメラマンの岩崎さん。つまりジャイアントのコンセプトストアの店長と、メリダのマウンテンバイクの人。そして元ルックの人で現コルナゴの人。

写真撮影はまさかのスポンサーロゴを隠しての撮影となった。




本日水曜日は、場所を成田の下総フレンドリーパークに移しての試乗会。だがあまりに寒くて…もとい花粉がヤバくてソレどころではない。

真冬の寒さに逆戻り…という天気予報通り、千葉では今冬指折りの寒さになり、皆は凍えながら試乗。私はティッシュを抱えて見学。



基本的に歴代のサーベロはほぼすべて乗ったことがあり、乗ったことが無いのはディスクホイールモデルのみなこと。

また、あまりに寒くてパワーが出せそうにないこと。ハイエンドモデルを評価するにはそれ相応のパワーを出す必要があり、しかしあまりに寒すぎて無理なこと。ただでさえチョイ乗りでわかることなんて少ないのに、これではフレームの試乗なのかホイールの試乗なのかわからなくなってしまう。

さらに、試乗車には基本的に170㎜クランクがついている。自身のクランク長からは2~3サイズ短くなってしまうから、もはやパワーの出し方すらわからない。クランク長1サイズはフレーム1サイズよりはるかに影響が大きいので、ちゃんと自分のクランクに置き換える必要がある。


いくつかの理由から試乗は見送ったが、他の店長達が走っている所を見るだけで価値がある。乗り方を見ればだいたい何を考えているかわかるから、気になる乗り方をしている店長はメモしておいて、後でブログをチェックするだろう。

出来ればそういう店には直接赴いて、フィッティングなども受けたい。私は私自身のポジショニングをある程度確立しているから、そのうえで各フィッティングを受ければ、ギャップから逆算して見える気づきが在るだろう。さらにそのフィッティングの方向性をもとに選ばれた店頭品ラインナップからは、そのショップを考察するヒントがさらにたくさんあるだろう。

水曜休みの私は水曜休みのショップに行けないので、なかなか叶うことはないのだが。



2016/3/8(Tue)
今日はお店を休んでの、サーベロのディーラーキャンプ。

ケータイで日記を書くのは久しぶりだ。




【SIMPLY FASTER】

サーベロの理念である。通訳さんは訳すのが難しいと言っていたが、今回のディーラーキャンプのプレゼン全体の内容からあえて訳すなら、「ただひたすらに速く」といったところか。



速いバイクは素晴らしい。レースで勝つことも、サイクリングで景色を楽しむ余裕も、すべて与えてくれる。

サーベロは比較的新しいメーカーだが、創設からかなり速い段階で世界的に活躍するようになった。今ではピナレロ、sワークスと並んで世界トップ3にいると思っている。
※ホントはピナ、サーベロ、ヨネックス。



サーベロ曰く、速いバイクを作ることはとても大事なことで、トップ選手が満足する性能を持たせて活躍させることが、市場でユーザーが選んでくれる理由に直結しているとのこと。

翻訳がけっこう言葉を省く人で、日本語に翻訳されなかった話の中で、選手からのフィードバックに最大限融通をきかせ、可能な限り素早く反応する、という話があった。

私の拙いリスニングによれば、この、素早くフィードバックする、というのがキーポイントであり、速いバイクを突き詰めていけば、一般ユーザーが求めている美しさや機能美が勝手についてくる、と考えているらしい。


話を移して、トライアスロンのコナ(米国ハワイ)で使用率は1位。以下トレック、スペシャ、BMC、キャノンデール、ジャイアントと続くが、2位以下にはダブルスコア。記憶を辿れば参戦者の2割がサーベロ。トップクラスの選手はみな提供サポートでしょうから、自己購入ユーザーのサーベロ選択率はさらに高いでしょう。(ちなみに車輪ではジップが4割!)

速いバイクを作ればみんなが勝手に選んでくれるんだ!というサーベロの考えは、統計的に正しい。


選手の意見をその可能な限り素早くフィードバックするのがサーベロの理念だ、ということは熱意とともに重く伝わってきて、全体を通して、サポート、トップレベル、エキスパートという単語がたくさん出てくるプレゼンだった。




11時から始まったセミナーは1時間ほどで一旦休憩。外を見ると快晴。自転車乗ろうぜ!セミナーなんて夜でもできるよ!


フィル社長、マーケティング担当のロバートにつづく3人目のプレゼン。設計担当者グラハムのフランス訛りの英語はまったく聞き取れない。通訳の人でさえ言葉が少なくなって、ついに交代!そして2人で相談して、それでもわからないことは完全スルー状態!グラハムもスルーされてることがわかってない!途中でサーベロR3ディスクが登場してからというもの、プレゼンそっちのけで写真を撮り始めるひとも。見るだけじゃわからないし、聞いてもわからないから、あったかいうちに自転車乗ろうぜ!


グラハムによる宇宙語のプレゼンが終わり、昼ごはん。でもご飯が足りない!タダでご飯が食べられて、高級なホテルに泊まれらせてもらってとても幸せだけど、お弁当あと4つくらいないと足りないよ!OLじゃないんだから!


午後になって、今度はC5のプレゼン。驚いたのは社長の言葉が聞き取りやすい!心なしか通訳さんも元気になってきた。

ちなみにR3ディスクはSワークスでいうターマック、C5はルーベの、それぞれディスクバージョン。見る限りのR3ディスクはノーマルのR3と同じであるのにたいして、C3ディスクの佇まいはマウンテンバイクのそれに近い。

R3のヘッドチューブを基準にするとリーチは30mmほども短い。フォークは擬似的なサスペンションのように長く在り、BBハイトはかなり低く見え、シート角は77.5度にもなる。

それなのに午前中のプレゼンよろしく、速いバイクを突き詰めていけば美しさはあとからついてくる、と考えているサーベロが作った“マウンテンロード”は、戦闘的なポジションに見慣れた私に、とてもかっこよく映った。



サーベロが評価するサーベロバイクは、ほとんどの分野で他のメーカーを上回っているという。どのメーカーも同じことをいう中で、確信できるのは価格はたしかにサーベロが上回っているということだ。

既存ラインナップの説明という退屈な時間がおわり、また休憩。早く走りに行こうよー。あったかい時間が終わっちゃうよー。見てても何にもわかんないよー。という欲望とともに他の代理店からの電話が増え始め、私の頭からサーベロが消えていく。




あらかたのプレゼンが終わり、質疑応答タイム。せっかくなのでがっつり質問させてもらおうと、3つ考えた。

1つ目は......トップ選手、エキスパートにサポートし、フィードバックして貰うのが大事だといっていました。選手からの要望として、どんな内容の要望が最も多かったですか?またそこに流行などはありましたか?というもの。

開発者らの回答では、選手はとにかく、勝てるバイクをくれ、速いバイクをくれ。安全で、信頼性があるやつを......とのこと。

これを純粋ととるかメカオンチととるかは人それぞれだが、ディスクブレーキの必要性に触れてくれた。安全性と速いバイクを求められるなかで、選手からもユーザーからも賛否両論ある、と苦々しい顔で語っていた。


あとは、②創設からトップ選手にサポートするまでの苦労話があれば聞きたい。③トップ選手に機材サポートをするようになって、性能の向上の他に印象的だったエピソードなどがあれば教えてください。という質問があったのだが、時間切れ。


せっかく設計者や社長などが来ているのに質疑応答の時間が短い。既存ラインナップなど店に帰ってからいくらでも出来るのだから、今日しか出来ないキャンプをして欲しかった。

そして待ちに待った試乗タイム。

私はR5に乗るはずだったが、いろいろあって急遽タイムトライアルバイクにチェンジ。そして残念なことに膝が肘パッドにあたってちゃんと漕げなかった。DHバーはスキーベンドが窮屈についていたので、もはや一輪者に乗る熊さん状態。それでもずっと座学だったので、自転車に乗って外に行けただけで幸せだった。



これから夜ご飯だけど、立食によるパーティーらしい。けっこう知ってる店長さん達が多いし、ホテルも綺麗。お店にいたら間違いなく生姜焼きだっただけに、至れり尽くせりの火曜日だ。


2016/3/6(Sun)
周知のとおり、マビックはホイールとタイヤがセット販売になっている。

人によっては要らないタイヤが付いてくる反面、お店にとっては展示用ホイールとしてちょうどいい。

マビックだけタイヤが付いていると、他のメーカーとの直接的な対比が出来ないので、ポールスタンドに飾る分はタイヤとチューブを外して展示しているのだけど、ショップオリジナルの見本完成車などにはめて床に飾る分にはちょうどいい。



写真はキシリウムSLS。現キシリウムプロSLにあたるもので、チューブラーバージョンの2015年モデル。

2016年モデルがデリバリーされ始めたというのに2015年モデルがここにあるという事は、このキシリウムチューブラーは売れずに余った、ということだ。

2015年まではクリンチャーとチューブラーの2つがラインナップされていたが、2016年からはクリンチャーのみの扱いになった…少なくとも日本では。


キシリウムSLSに限らず、アルミリムのチューブラーというのは、あまり代理店が在庫しているものではなく、お店側からリクエストしないと手に入りにくい。

もちろんお店で売れるキシリウムのほとんどがクリンチャーであり、キシリウムのチューブラーに関しても、3本買って2本しか売れなかった。



今まではお店の展示車に使われていたが、キシリウムプロエグザリッド2016がデリバリーされてきたことで、倉庫行きに。

ここで値下げ札を貼って頑張るのも出来ないわけではないが、もとの単価が14万5000円、タイヤを除けば11万円ほどとあって、値下げしても何万円も値引けるものではないし、ここで無理して売らなくてもいいだろう、と。


2015年のキシリウムは、“あの”キシリウムのチューブラーがあった最後の年の、日本のユーザーが手に入れられる最終年度型という事で、金シャマルや79デュラエースのチェーンと同様、サンプルとして保有していても損は少ないのかもしれない。

持っていて赤字になるわけではないし、値引いて現金化がしても数万円。キシリウムのチューブラーに関しては、お客さんの方から「キシリウムのチューブラーって無いですか?」と尋ねてくることがほとんどだし、絶盤品は忘れた頃にポロッと依頼されることが常。

探し物は探すのを辞めた時に見つかる、というのに似ている。


2016/3/4(Fri)
今週は暇。

2月上旬に一斉に送られてきた商品たちは、2月下旬までにはいったんさばき終わり、今週はかなり落ち着いている。


現在バックオーダーを抱えているメーカーのほとんどが、次の納期を3月中旬と指定している。

たいていのメーカーは台湾で作っているし、出所も一緒なので、日本に船便が着くタイミングも、自転車パーツが税関を通るタイミングも、各代理店から小売店にデリバリーされてくるのも、だいたい一緒。

そして各商品が3月中旬に送られてくるということは、私は3月下旬から4月中旬あたりまで忙しくなるのだろう。




写真は、(店長のこだわり) 用に撮った写真のひとつ。

自転車の撮る時、たいていはギアがアウタートップにかかっているが、車両はローギアで発進してローギアで止まるものだから、車両が停止しているのにギアがトップになっていることに違和感がある。

【写真を撮る時=アウタートップ】というのは誰が始めたのだろう。

リアカセットの位置は3本ローラーから降りた時のままだったり、ホイール変えてトップギアのまま変えてなかったりしてるから、別に何でもいいのだろうけど。



ペダルの位置は流行のクランク2時の位置に。

古くはデローザが好んでいた位置で、今にも踏みたくなるような…というのをイメージしている…みたいな記事を大学生の頃に読んだ記憶がある。

ちょっと前までは地面と平行に、さらにその前はシートチューブの延長にクランクを置くのが流行っていたと思う。

こういうのを撮り残していくと、流行の変遷が追えるようになる…のカナ??




※掲示板をいったん停止しました。

海外スパムからいじわるされてからすでに3日くらいになります。

そんなアレもアレですが、フリーダムBBSだけでなく、国内・海外問わず色々なBBS等で同じ内容の書き込みがあるみたいです。

こういうスパムメールって、当然ビジネスになるからやるのでしょうが、どういうシステムでビジネスになっているんですかね?


※(店長のこだわり)を更新しました。

※シクロワイヤードに、【VCfukuoka・サイクルフリーダム】が載りました。
http://www.cyclowired.jp/news/node/193146


2016/3/2(Wed)
2008年頃、一部のスーパーカーやハイパーカーでマットブラックが流行りだし、それからしばらくして、縁遠い一般の人々にも「マットブラック=高級」という概念が生まれた。

そこからさらに3年ほどが経ち、ロードバイクにもマットブラックが流行し始めた。2012年頃である。


しかし一般大衆が真似し始めると、違う事をしたくなるのがスーパーカーオーナーの常である。スーパーカーの世界ではすでにマットブラックの流行は終わり、次はカーボンファイバー柄を見せるようになってきた。スーパーカー界にもついにフルカーボンの波が押し寄せてきたからだ。


だから現在進行形のハイエンドバイクのマットブラックの流行も、おそらく3年ほどするとまた変わってくる。一般大衆の「マットブラック=高級」という構図が失くなるからだ。

昔はマットブラックが流行った時期もあったね…そう言う時が来る。




2005~2008年頃はカーボンシートで化粧されたフレームがとても多かった。化粧カーボンを巻かないと剛性が保てなかったからという理由もあるだろうが、ひとつにカーボンであることをアピールすることが大事な時代だったからだ。

しかし時が過ぎて競技用自転車はカーボンであることが当たり前になり、今は金属フレームが金属フレームであることをアピールする時代になった。

カーボンはカーボンであることをアピールする必要が無くなり、マットブラックが流行っていった。




チューブレスタイヤ、ディスクブレーキ、25C幅のタイヤ…

シマノやIRC、パナレーサーなどの日本の企業が率先して展開しているため、こと日本国内では一定の支持率がありそうだが…レースの現場に置いてはある程度、無しという方向で固まってきている。

特にチューブラーテープなどはレースだけではなく一般ユーザーからも絶滅危惧種に近い。

私はヨーロッパのレース現場で選手の声を聴くことは出来ないから、選手が使いたくて選択しているのか、使いたくなくても使わされているのかは、注意深く観察しなければいけない。

そして最終的に、なぜ使われているか、なぜ使われなくなったかの、決定的な理由を突き止める必要がある。

良いところが1つある、というだけではなかなか使えない。





ロングライド派の人たちは、とかくレース派の人たちと区別したがる節がある。

しかしレースをやっている側の人間たちは、あまりレースとロングライドを分けて考えていないと見える。これは私もレースをやって分かったことだが、レースもロングライドも、やっていることは変わらない。

やらなきゃいけないことも、考えていることも、やらない方がいい重要なポイントもほとんど共通していて、最終的に順位が付くかどうかが唯一違う点だろう。

サイクルフリーダムが実業団登録してから3年。その3年の間に、お店として最先端であるにはレース現場にいなくてはいけないと痛感した。

最先端の理論が最先端の場だけにあるうちにはメリットは少ないかもしれないが、最先端の理論がエンドユーザーまで降りてくる数年間で、お店に蓄積されている情報量が天と地になるからだ。




たとえば25Cタイヤ。

今は日本のユーザーは、猫も杓子も25Cを使おうとしているが、実際のレース現場では25Cに懐疑的になりつつあり、エースや山岳アシストは25Cを使わない傾向がはっきりしてきた。

それはもうあと数年もしたら、日本のユーザーがまた23Cに戻ってくる可能性を示している。その時大事なのは、「みんなが使っているから23Cなのか。どうして25Cから23Cに戻ったのか。」その差がである。

今の日本市場ではまだ25Cタイヤが流行中なので、いくら私が声高に23Cのメリットを叫んだところで届かないだろう。

参考(1年半前の記事)→http://cycle-freedom.main.jp/gallerypro/gallery.cgi?no=62





見て聞いて試すというのは、見て聞いたあとに試すということのが大事だという話なはずなのに、インターネットのせいで見て聞いただけで試した気分になり、自分で結論を出すことをめんどくさがる。

一般ユーザーはそれでもいいかもしれないが、それではダメな立場の人間がいる。


昔はただ、レースがしたかったから実業団チームにいた。今は最先端の現場に身を置く方法の1つとしてプロツアーチームになった。さらにそこに選手として身を置けば、フリーダムに還元できることは飛躍的に多くなるだろう。

それは、どんな客にも同じ理論を適用する、ということを言っているのではない。判断基準の指標が増えるという事が大事だと言っている。



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