2022/3/19(Sat)
チェーンリングピンのネジ舐め。

昨日のレバー上オイルキャップのネジナメはビットの打ち込みで外したんですが、今回はネジのアタマをドリルで壊しました。

見てすぐ壊すしかないな、と。


クランクアームのネジ山を壊すとパワー2MAXごと全損になるので、そこだけは気をつける必要があります。

しかしクランクの5ピンは自転車のネジの中では大きく、比較的壊しやすい部類にはなります。




私は先週の整備時間が40時間を超えました。

朝7-8時から夜23-25時まで、接客や見積書の作成などを含めると何時間働いたかわかりません。

しかし月曜から金曜まで頑張ってしまえば週末は出来上がったバイクを持っていってもらうだけなので、実は土日はのんびりできます。

とくに3連休はすごく暇なので(みんな走ってるから)、今日は絶対整備しないって思ってたんですけど…
 
 
 
チェーンホイールとチェーンリングのスワッピングであれば、せいぜい10分で終わるかと思いきや…まさかのピンがとれないっていう。
 
さらにカンパの8ピンを2セットは持ってなかったので、最終的にぜんぶ終わらないっていう。


 


2022/3/18(Fri)
油圧ブレーキレバーのオイルキャップ

ここまでの腐食は初めて見ました…



今の時代、「ズイフトしかしてない」っていうのはショップとしては身構える言葉です。

でも最近はホントこんなのばっかりだから…皆さんどうか気をつけて下さい、ショップのために。

通常であれば2mmのヘキサレンチで外しますが、完全にナメきってしまって工具がかかりません。

この子も、一生懸命はずそうとした痕跡がありますね。
 
 
 
こういうのはちゃんと外すための工具や方法があるので、解決は経験よりも知識です。
 
工具を刺して手を2回叩いて、「まわってくださいお願いします!」って祈ります!
 
祈りが届けば数十秒で外れます。
 
 
 
ここのオイルキャップはパッキンがダメになるところなので、常に在庫してます。
 
汗による腐食は、シンプルにビニテの養生で防げますね。
 
フリーダムではブリーディングは1年保証です。


 


2022/3/16(Wed)
水曜22時、本日おしまい。
  
  
 
作業しながらアレコレ整頓してたら…めっちゃ片付いた。

いつもの感覚で動いてただけなんだけど…テーブル大きくしただけで毎晩こんなに綺麗になるのか…効果覿面だな。
 
 
どうしても段ボールはダサいけど、これは圧倒的な実用性があるから致し方なし。

こういうのはインスタ映えの時だけ外せばいい。
 
 
 
倉庫もあわせて整理しといた!



2022/3/16(Wed)
水曜日、朝8時、スピコン。

整備台に乗せてコーヒー淹れつつ、整備の流れを脳内シミュレーション。

目が悪くなってメカニック引退したら、喫茶店やりたいとか思いつつ。



ロードバイクはたぶん油圧ディスクの方が整備が大変だと思うんですが、TTバイクは絶対に機械式リムの方が大変です。

コンポのワイヤー作業が大変であることはほとんどないんですが、いくつかのTTバイクは下手に組むと動かないので。

スピコンはTTバイクの中では簡単な方ではあります。



このスピコンは、実はトーインがついていませんでした。
 
スピコンはカンチブレーキタイプですから元々の制動力が低いし、この子はリアルなコルクシューを使っているにもかかわらずトーインがついてないので、本当にブレーキが効かなかったはずです。
 
車体が重い、カンチブレーキにコルクシュー、そしてブレーキのセッティングが甘いの、三重苦です。
 
 
 
トーインというのはブレーキパッドのセッティングの角度のことです。
 
ブレーキがリムに接すると、リムに引っ張られてパッドが前方に歪み、ブレーキパッドの接する面が少なくなります。
 
それを避けるためにあらかじめブレーキパッドのほうを歪ませて、最大制動の時に最大設置面になるようにセッティングしておきます。

このときにブレーキカートリッジの角度が足のつま先が内股に見えることから、トーインと言われます。
 
 
 
トーイン無しは音鳴りの原因にもなりますが、このスピコンに限ってはリアルコルクシューって事で音鳴りまではしないでしょう。
 
しかしその分だけパッド自体の制動力が低いので、トーイン無しはうまくありません。

ショップ目線で語るとブレーキシューやキャリパーの剛性を鑑みてセッティングを変えるのですが、基本的に誰が組んでもトーイン付けないという選択肢はあり得ないので、前回整備した人がやり忘れたのに近いでしょうね。
 
 
 
ちなみに、ロードバイクにおけるディスクブレーキにはトーインという概念そのものがありませんので、音鳴りしやすい傾向になります。
 
ブレーキパッドの性能が高い時に音鳴りする場合、それはそのまま正動力の証なので、変に嫌がって音鳴りを防ぐサイレンサーを使うと制動力が落ちます。

どちらが原因なのかは把握しておく必要があり、前者は改善の余地あり、後者は無視です。


 


2022/3/15(Tue)
火曜日定休日、私は整備です。
 
 
 
作業テーブルが新しくなりました。
 
600×1500mmという、作業テーブルとしては結構デカいの買いました。
 
このサイズの作業テーブルが置いてあるショップはなかなか少ないんじゃないかなと思います。
 
 
作業テーブルというのは、パソコンでいうメモリみたいなもので、基本的にデカければデカいほど良いです。
 
今年あたりから本格的に油圧ディスクブレーキのオーバーホールが始まり、中古整備は1台1台が本当に時間がかかるようになりました。
 
私はあまり作業スペースが汚くなる方じゃないんですが、それでもデカいテーブルを綺麗に保とうとしないと、整備スピードがなかなか維持できません。
 
ネットゲームやるからハイスペックパソコンを…みたいな感覚でしょうか。
 
 
 
この天板は5万円、杉の1枚板をオイル仕上げしてもらいました。
 
4人掛けテーブルにはならないサイズなので、そこまで高額ではありません。
 
ただ、集成材でいいものをわざわざ1枚板を買ったのはロマンです。どうせ段ボール敷いちゃうのにナ。
 
 
 
天板は材木屋さんに掘り出し物探してもらってすぐに決まったのですが、脚は迷いました。

迷いに迷いに迷いまくったんですが、結局メタルラックにしました。
 
 
スチール製が好ましかったこと、私に合わせた高さが欲しいこと、拡張や加工が簡単なこと、
 
けしてオシャレではないですけど、SNSで勝負する商売ではないのでヨシとしました。マグネットがくっつくのは本当に勝手が良いのです。
 
 
 
もともと本館が出来た時からこのサイズの作業テーブルが欲しかったんですが、この冬になるまでお金なかったので足掛け2年になってしまいました。
 
別館建てて税金払って一冬越して、ようやく一段落したところです。
 
 
テーブル全体予算は7万円で収まればいいなと考えていまして、ちょうどぴったりといったところです。
 
オーバーホール3台分は出したくないな、2台分で収まればいっかなっていう、完全に感覚的な予算組でした。
 
 
 
明日はしょっぱなからTTバイクのオーバーホールからになります。
 
リムブレーキのTTバイクはもっともパーツ点数の多いカテゴリーになるので、デカくなった作業テーブルがいきなり本領発揮できるはずです。


 


2022/3/14(Mon)
月曜日、午前中の整備おしまいです。
 
このあと店外で整備して、帰ってきてから店内でまた整備になりますが、基本的にこういう時はすべて片付けてます。
 
工具も全部手入れしてから仕舞います。
 
経験上、そっちの方があとから絶対に早いのです。
 
 
 
ただし溶剤だけはそのままです。
※ピンクの紙コップに入ってるコーヒーみたいなやつです。
 
しばらく放ってゴミが沈殿し終わったら分離させます。
 
使い捨てのものではありませんし、値段もかなり高いので…それこそ溶剤は金曜日まで残ります。

こぼさないようにだけ気をつけていれば大丈夫です。

実際にぶちまけたことは今までないですが、もしこぼしたら床のワックスは全部剥げます。
 
 
  
 
写真の赤いフリーボディはジップのものです。
 
ジップはパリルーベを勝った最初のカーボンホイールであり、リムの熱耐性もライバル比最高値ということで丈夫なイメージがありますが、フリーボディはアルミ製です。
 
新型デュラエースのフリーボディも、今までチタン性だったのがアルミ製になって、あまり評価していません。

新品の時にそこでコストカットして安くなったとしても、ランニングコスト的に2年でひっくり返りますから。
 
 
 
ジップのフリーボディのカセットの食い込みはそこそこ進んでいますが、このぐらいだったら個人的には無視です。

一方でレーシングゼロのフリーボディは、交換するかどうか先方の連絡待ちなので、いったんこれにてストップです。
 
 
 
ワイヤーは…金曜日までのどこかで。
 
ワイヤー作業は時間がかかるものではありませんから、ポロッと時間が空いた時にでも。


 


2022/3/14(Mon)
月曜日、今日は朝練なし。
 
午後から社外で整備があるんですが、午前中に1台整備してから行ってきます。
 
また、フリーダムに帰ってきてから別件で仕事があり、本日は臨時休業です。
 
忙しいんですが、この日に全部ツっ込みました。
 
 
おそらくこの冬最後の臨時休業となり、あとはずっとフリーダムに引きこもることになります。
 
1週間で35時間の整備時間があるとして、今週はみっちり整備が詰まっています。
 
来週もすでに半分くらい埋まっていまして、冬の繁忙期として最後の山場だと思います。
 
 
 
 
バーテープの小ネタ。
 
基本的にどんなバーテープでも「ここまでは引っ張ってくれ、これ以上は引っ張らないでくれ」という調整範囲があります。
 
そしてユーザーの指定において、薄く硬く巻いて欲しいとか、ふわっと巻いてくれという指示をもらいます。
 
 
この写真のユーザーは、近日クリテリウムの日本選手権に出場するのですが、バーテープの指定は「ゴムでクッション性があるもの」というものでした。
 
スルーアクスルのロードバイクは路面振動がかなり硬いので、ディスクブレーキロードが始まってからというもの、手元にクッション性が欲しいというユーザーが増えました。
 
 
本人がどれほどクッション性のことを加味したとしても、クリテリウムの特性柄、短時間のスプリントおよびインターバルダッシュになるので、ある程度は薄くてビシッと握れる必要があります。

このあたりはショップ側で少々汲んであげないといけません。
  
 
ゴム系のテープは基本的に硬くはなりませんので、クリテリウム向きのゴムテープは限られます。
 
最終的に素手で握った時に一番汗で滑らないゴム系テープとしてリザードスキンにしました。
 
リザードスキンには1.8mmと2.5mmと3.2mmの3つの厚みがありますが、クリテリウムに使うとして、1.8mmをぷよっと巻くのと、2.5mmを固く巻くのと、どっちが好ましいかな…みたいなことを考えていきます。

  
 
  
巻き方のポイントをひとつ紹介します。
 
クッション性の出し方は、重ね具合ではありません。
 
指の太さから大きく逸脱すると収まりが悪いので、重ね幅はどのバーテープでもだいたい一緒になります。
 
小中学生や女の子ではちょっと変えるかなーくらい。
 
クッションや好みは、あくまで引っ張り方によってをコントロールします。
 
 
 
また、バーテープを上から巻くことはオススメしません。
 
下ハン握るときに逆剥け方向になるので、普通に使うとすぐにボロボロになるからです。
  
およそエアロハンドル登場によって生まれた上から巻きであり、たしかにビニールテープが上ハンドルに来ないので綺麗に見えるかもしれません。
 
ある種の発明のようなものでしたが、あくまで新品状態の見栄えの話であり実用性に劣るので、上から巻くのはメーカー試乗車やSNS向けの巻き方だと思います。



 


2022/3/12(Sat)
最近私の近辺で落車事故が続いています。
 
自転車での落車は付きものですし、続いてるのもたまたまだと割り切って、仮に続いたとしてもその都度切り替えるしかないと思ってます。
 
 

私個人は、絶対に落車しないっていう安全マージンからさらに8割くらいの状態で走ってます。
 
これはレースでも同様でして、それでポジションを奪われても、疲れても勝てなくなってもいいと思っていました(います)。
 
私の考えをみんなに共有してほしいとは思っていませんが、自転車の安全マージンは8掛けの8掛けくらいでちょうどいいんだとは思っています。
 
 
きっと油断してる人から事故っていくんです。
だから世界中の全員が油断しても、自分だけは自転車の怖さを忘れないって思ってます。
 
例えば…
 
フリーダムのお客さんが日曜朝練で死んでしまって、それをどんなに本人が納得して死んでいったとしても、そのお客さんの奥さんと私はもめると思います。その覚悟も出来ています。
 
フリーダムから死亡事故が出ていないのはたまたまであって、私はただ幸運なだけです。
 
フリーダムの朝練始めて十数年経ちますが、どこまで自己責任にすべきかの線引きは未だにわかりません。
 
チームを持つってこういうことなんだなって思います。

 
 
自転車は楽しいんですが、楽しさ以外の部分を忘れた人から事故るんだと思います。
 
事故があったとき、ため息をつくくらい安いもんです。

ひととおり落ち込んだら切り替えていきましょう。前回は前回、今回は今回、明日は明日です。
 
 
安全マージンは個人の能力によってずいぶん違います。
 
ですから、他人は他人、自分は自分。

明日も楽しく終われますように。

 


2022/3/11(Fri)
昨日は8時から23時まで整備。そのあと25時半までお客さんへのメール作り。

昼ごはんが中断したり夜ご飯を食べ損ねたりと、かなり苦しい1日だった。

練習-食事-睡眠のなかでは真っ先に食事が必要なので、昨日みたいなことは本当に避けていかないといけないけど、難しいときもある。



朝起きて、起きれない。

目が覚めてからすぐにアイボンとホットアイマスクで15分の仮眠。

今日の朝練は行きたくなくて行きたくなくて苦しかった。



朝練。

最近ずっと旧式のバイクばっかり乗ってたけど、その理由はブチルチューブを使っているがために毎朝空気を入れなくて済む。その一点のみ。

でもシーズンインが近いので最新のバイクに。



 
去年のバイクと今年のバイクでもっとも違うのがハンドル幅。

私の個人のハンドル幅の変遷は420mm→400mm→420mm→380mm(c-c)。


E1では最後のスプリントを優先して400mm。それがプロツアーに行ったら坂で遅れるようになってしまったので420mmに広げた。
 
その後はレースから離れてしまったのでハンドル幅そのものを気にしなくなったけど、昨年の肘置きポジション禁止を理由に狭くした。
 
  
380mmにレバーをグッと内側に入れて、イマドキって感じ。
 
レバーを内側に折るのは10年前からあったけど、380mmハンドルはピストみたいなものだから、やはりというか公道で使うにはだいぶ狭い。
 
 
 
 
逆にあえて変更しなかったのがフレームサイズ。
 
2021年と2022年で買いなおしたフレームは、最終的には同じサイズを用意したけど、前述した肘置きポジション禁止を受けてMサイズにしようか迷った。

風洞実験研究が進んでからというもの、あんまり低い姿勢を取らなくなったし、TTバイクでも全然姿勢下げてない。

縦に細ければ低くなくても速いっていうのが確立されて、2年ぐらい前の写真を見ると完全に理論が古い。
  
   
私と795ブレードの場合、下ハン持って肘を突っ張ってるとSサイズがいいけど、レバー持って肘曲げて姿勢を下げるときはMサイズがいい。
 
Sサイズの落差とMサイズのリーチが両立できるジオメトリーが理想だけど、現状では無いものねだりになってる。
  
 
自分のサイズチョイスは肘置きポジションありきの選択だったので、今期もSサイズのままにしたのは若干良くなかったかなとは思う。
 
ただしすごく微妙なところで、せいぜい6:4くらいではある。
 
5:5でもいいし、正直どちらでも大して変わらず、むしろ深く気にしすぎる方がよくないのだろう。
 
 
 
2022夏から2023冬にかけては、新しいUCIホモロゲと、肘置きポジ禁止のルールから生まれた流行を取り入れた新型マシンがたくさん発表されるはず。
 
それを楽しみにしています。 
 
  
 
朝練して、昼メシ食べて、ブログ書いて、15分の昼寝をして。
 
13時からすぐに整備に入ります。

 


2022/3/10(Thu)
今日は…ウンと考えた結果…朝から整備です。

ちょっと時間が足りてない…
 
 
 
昨日…Twitterで、ショップにオーバーホール預けたらメッチャ傷ついて返ってきたという記事を見ました。
 
私はデカいバスタオルでくるんじゃうんですけど、養生テープでぐるぐる巻きにしてるメカもいます。
 
 
同業者として、ユーザーのバイクを触るのが怖くなるのはわかります。

出来て当たり前と思われてる中で作業しなくちゃいけないのはプレッシャーですし、プロとしてお金を取る以上はミスっちゃいけないと言われますし、しかし自分がミスをしない人間だとも思っていません。
 
せめていっぱい気をつける…くらいしか言いようがない内容になってしまうので、記事にするには頭の痛い話になります。
 
 
 
コンポ作業にしてもホイール作業にしても、例えば99%ダメージがイってるものに対して、残りの1%を自分がトドメ刺した場合でもモメるでしょう。
 
極端な数字ではありますけど、程度の話としては絶対あり得ます。
  
   
前回の記事で書いた中古のオーバーホールは新車組立の30倍大変だっていうのは、ほとんどが神経の使い方の問題です。
 
  
 
全然関係ないですが、新しい9200系のブリーディングニップルの位置は良いですね。
 
やりやすいし…9100系は大抵の場合でチェーンステーと干渉するので、写真のようにビス1個前に出して作業してます。
 
これがビス2つ分の止め直しだけだとしてもプラスアルファで時間がかかるのは間違いないですから、メカニック目線では9200は大きな改善です。


 


2022/3/10(Thu)
水曜日。ですけど本日お店のクリーニングで臨時休業。

店舗使えず、自転車乗る。

一方で今週は平日が1日少なくなってしまったので、明日明後日の整備がギュッと詰まってしまった。
 
  
 
朝練は基本的に3〜4時間で週7回。
 
そして夜練がローラー1時間で週5回。

1週間7日間の朝晩練習において全14コマあるとして、休息は夜の2コマ。
 
 
昼は踏めない日が2日連続になってきたり、ハンガーノックまでが早くなったりと、カラダがキツくなってきてるのを数字で感じる。
 
まだまだ。

まだまだまだ。


 


2022/3/8(Tue)
雨、銀行、ATM。
 
 
コロナで2月28日まで自宅待機したあと3月1日に振込み作業を行ったんだけど、そういえば郵送で届く請求書を一切受け取っていなかったのを忘れてた。

今月はずいぶん少ないなーって思ったけど、そういえばというか完全に忘れてた。
 
 
フリーダムは40社くらい取引があるけど、自動引落としとメール請求書と郵送請求書は20:5:15くらい。
 
ぜんぶ勝手に引落としてくれると楽なんだけど、それだけ資金ショートが多い業界ってことだと思う。
 
まだまだアナログ。
 
 
 
毎月の銀行作業は、たとえば3月1日に3月分の仕入支払を済ませ、同時に2月分の通帳記入をして試算表の作成も済ませる。そしてまた4月1日に…
 
これが最低限で最高。
 
 
でも、税金や保険など何かしらの案件が追加されるので、銀行作業が1回で済んでる月は少ない。
 
税金も自動振替のメリットよりも手元に領収書があるメリットの方が勝ってしまうし、保険の更新も不定期。
 
利用料の高いダイレクトバンクは性に合わないし、税金はどうせ窓口支払いだし、出かけたついでにATMや窓口に行くのも手間ではない。
 
結局はアナログ。
 
 
 
となるともはや口座にお金を入れとくメリットも無い。物理的な火事や盗難を避けることくらい。
 
仕入れの支払いも店頭回収がベストだし、自分のお給料をフリーダムから振込む様はとてもバカらしい。
 
年間の振り込み手数料は10万円以上にもなる。
 
請求書が隔月になるだけで単純計算半分になるわけだから、少額なら翌月繰越しにして欲しいと思う。自分本位で言えば。
 
 
支払うだけなら電子決済の方が楽だけど、支払った証明は電子決済の方が手間なので、いつまで経ってもアナログ。


 
  


2022/3/7(Mon)
今週の整備量はけっこう大変そうだなって思ったんですが、そういえば今は冬でした。

2週間も休んだから忘れてました…



昨日のダベリの話題なんですが、


自転車の性能の7割がホイール/タイヤ/チューブです。

残りの3割のうちの2割がクランク/ペダル/シューズ/チェーン/カセットスプロケットです。

そして最後の1割をフレームとステムとハンドルで分け合ってるって感じでしょうか。



そして、人間と自転車の割合は95:5くらいです。

ピストバイクやオフロードだともう少し機材がモノを言うとは思うんですが、ことロードバイクにおいては一番機材の影響が少ないです。

ですから人間と機材を足した全体においては、たとえフレームを変えたとしても、5%のうちの10%のうちの3分の1程度なので、せいぜい0.2%くらいしか変わりません。

もちろんFTP5%上げろって言われたら無理ですから、仮にまるまる5%向上したら大きな変化ではあるんですが、私はフレームのメイン性能は見た目だと思っています。


じゃあ高い機材ってなんなの?って話ですが、

人間が漕いでいない時に速いんです。


つまり脚止めてるときは機材力100%ですから、かなり機材の差が出ます。

特に強い向かい風の時は、集団の後ろで一生懸命に漕いでる人と完全に脚止めてる人が、機材によって分かれてしまいます。


みんな例えばズイフトで超頑張ってる時に、20秒脚止めて休んでいいよって言われたら、めっちゃ回復すると思います。

この時に5秒しか休めない機材と30秒休める機材がハッキリしてしまいます。

そして5秒しか休んでいない人と30秒休めた人が同時にタバタ練を始めたら、1セットも2セットもこなせる回数が違うはずです。

 
 
ロードバイクというのはいかにサボるかのゲームですから、みんな札束たたきつけてチョロまかしあってるわけですね。

ということで朝練行ってきます。サボらずにね。




2022/3/3(Thu)
木曜日、今週納車の整備はほとんど終わった。

あとは明日、何台かのチェーンをつないで洗車して見積書作ったら全部おしまい。
 
 
 
新品チェーンは脱脂を伴うので納車の直前に。
 
新品のときについてるグリスはカラッカラに脱脂をするので、そのまま何日か置くと錆びる。だからって保護ワックス塗るんじゃバカらしいので納車直前に。
 
もちろん納車の数日前から洗車しても埃被るので、納車の直前に洗う。

埃は一粒でもダサいから。
 
 
 
新品チェーンについてる防腐グリスには極圧剤は入ってないので、役割はあくまで防錆だけ。
 
シマノの言ってること律儀に守ってるとホイールにグリスが飛び散って、リアの右側だけパサパサになるのでアレ。
 
グリスの汚れは日々の洗車用のケミカルでは落とせないので、スプロケットなどに蔓延する前に処理をする。
 
 
 
「バラ完」
 
っていう言葉は、ワイズロードが言い出したと思うんだ、たぶん。
 
今では他の店でも使うようになった。
 
 
ハイエンドなんか90%以上「バラ完」だったし、特別なことじゃなかった。
 
しかしディスクブレーキの登場によってハイエンドでさえまるごと完成車で買うのが普通になって、「バラ完」が特別になったんだと思う。
 
なぜなら一般的に浸透したのはここ1〜2年の印象だからだ。
 
 
ただ前回書いたように、ハイエンドはどれもだいたい定価の積み重ねなので、バラバラだろうと完成車だろうとコストは同じ。
 
となると変に組みついてる分だけチェックが大変。
 
完成車をそのまま出したら防腐処理が甘いから、ぜーんぶバラバラで送ってきてくれた方がマシなの、ショップにとっては。
 
 
  
でもしょせん新車は新車、イージー。
 
普段のオーバーホールの大変さが100だとしたら、新車の大変さは3くらい。

 


2022/3/2(Wed)
店長選手権のエントリーのメールが来ましたので、即日オッケーしました。

あとでやるとメールが埋もれちゃうので。



個人的なスローガンは…

「店長選手権を取り戻せ」

です。


店長選手権が始まった頃は、走るのとイジるのを両方やる人ってスゲー…みたいなノリだったのですが、時代とともに分業制が当たり前になりました。

もちろんそれはそれで時代の流れですし、お客さんから見れば1人で両方やることに大きなメリットは無いと書いたこともありました。


エントリーリストには、オーナー兼店長も少なくなりました。

お店をやっていて何より大変なのは資金繰りです。銀行に通って頭下げて、通帳と睨めっこして。

メンテナンスの大変さや、保証や保険屋とのやりとりの大変さなど、資金繰りの大変さの10分の1にも及びません。


私がフリーダムを始めて嬉しかったことTOP3は、

1位:銀行がお金を貸してくれたこと
2位:借入額より在庫額の方が上回った瞬間
3位:返済完了した時

です。全てお金のことなんです。


何かのレースに勝ったとか、全日本ロードの先頭を引いたとかではありません。

もちろんそれも今となっては良い昔話なんですが、残念ながらお金のことなんです。

もちろんワースト3もお金のことです。



だから、メカニック兼選手にも価値は感じますが、もっと大きな枠では社長兼店長の方が価値を感じます。

そして社長兼店長兼メカニック兼選手というのは…このエントリーリストからずいぶん減りました。

同じ悩みを共有できる人は多くはありません。



今の私にとって、4つのなかで走力が圧倒的に足りてないのは分かってます。

今の店長選手権が、4つすべてを求めてるわけではないのも分かってます。

だからこれは私だけのスローガンです。


 


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