2024/2/27(Tue)
鹿児島遠征、総括。
  
実は今回、行きの飛行機に乗り遅れた。
 
というのも羽田空港の駐車場180分待ちで。
 
 
  
木曜日は夜の遅くまで整備して、金曜日の4時からむくんだ体で早朝便に出かけて、でも結局乗り遅れて振替便まで7時間待機して。
 
この時点でどんなだか行くのやめようかと思った。
 
冬の1週間を捨てていくらの売上と引き換えに遠征決めたと思ってるんだよって勝手にムカついて、帰って店開けようかと思った。
 
 
詳しいことはオミットするけど本当にいろいろな条件があって、いろんな人に連絡して迷惑かけて配慮させて、鹿児島現地でも同行者待たせて…飛び交う飛行機をしり目にクルマの中でずっと葛藤していた。
 
メンタル的に負の要素が重なりすぎて、それでも頑張って頑張ってメンタル押し殺して振替便に乗ったのは「絶対に自分から止めるって言い出しちゃいけない」って部分だった。
 
 
 
 
今回の遠征の目的は主に2つ。
 
まずはモチベーションの維持、向上。
 
今が低いわけではないが、仕事の繁忙期はまだしばらく続く。
 
1日に10時間以上整備して、継続的に無理やり練習詰め込んで。
 
4ヶ月のあいだにポキンと折れないためには、自分で言うのもなんだが相当にモチベーションが高くないと春まで辿り着けない。
  
そしてこれを乗り切るためには開幕戦がとにかく有用だったし、もしも全日程キャンセルしてたらマイナスが大き過ぎて立ち直れなかったかもしれない。
 
その点がひとつ。
 
 
 
2つ目は、現状のE1の把握。
 
E1参戦はほぼ9年ぶり。
 
E1とP1は走り方の内容がまったく違っていて、例えるなら勉強において国語と数学みたいなもの。
 
もちろん両方とも合格点だったら言うことないけど、限られた時間でどちらを優先して取り組まなきゃいけないのかってはなし。
 
また、点数が足りないならば何点足りないのかをちゃんと分かってくること。
 
E1の最上位陣はオキナワでもニセコでも最上位陣なので、P1への通過点でしかないと思っていた昔と違って、今はE1で戦うことに明確に価値を見出せる。
 
今年のリーダーも昨年のリーダーも昨々年のリーダーも速いのは十分に知ってるし、彼らがどんな立ち回り方してたかも真横で見てきたし、その立ち回りに対応するのに何が足りなさそうかも理解してきた。
  
 
 
以上2点を持って、鹿児島遠征は成功である。
 
もちろん羽田空港は大嫌いになった。
 
 
 
写真は今期のリーダージャージ、タケイユウ君。

彼がわたしの目標だ。 


 


2024/2/25(Sun)
鹿児島クリテ
E1/DNS

どしゃぶり。雨で寒くて無理。
 
パワーとか心肺とかいう話ではない。
 
 
裏起毛のジャケットが全部びちょびちょになって、それで一発で冷えたんだと思う。
 
右手の指が死んで、左手の指が死ぬ前に辞めたけど…最初から最後まで(途中まで?)まったく体が動かなかった。
 
 


2024/2/24(Sat)
jbcf
鹿児島/開幕戦
E1/34位
 
 
90km、2時間くらいのレース。
 
一発の登りよりも何度もある90度コーナーの立ち上がりダッシュの方がキツイ、クリテリウムみたいなロードレース。
 
ハンドル周りは相変わらずサイコンではなくスマホなので、ライブ中継を観ながら。
 
レースを俯瞰的かつ客観的に見ながら走れるのですごく有用だと思う。
 
ラスト20kmで1minの逃げがあったけど、絶対捕まるなって思いながら過ごせたもん。
 
 
 
気温は寒いかと思えば、むしろ暑いくらい。
 
最初の30分くらいはとにかく速いので、一気に熱中症へ。
 
レース中にニーウォーマーまで脱いだのは初めてだったけど、隙をみてアレも脱いでコレも脱いで全部ポケットへ。
 
アラフィリップがジャパンカップでカメラモトに脱いだウェア渡してたけど、あれってズルいよね!
 
 
坂区間、残り2回目の時にいきなり脚が攣ってしまった。
 
わりと順調に残り8kmまで過ごしていて、登攀力も十分に足りてると感じてたけど…

最後にドカンと一発やればワンチャンって思ってたら、特に出力が上がってないところでいきなり攣っちゃった。
 
 
これは単純に補給不足あるいは補給ミス的な話だと思ってるんだけど…どうなのかな?
 
もともとボトル2本だけで90km走り切らなきゃいけないのが条件だったから、レースであることを考えるとギリギリマルかバツか際どいだろうとは覚悟してた。
 
補給スタッフがいるレースなら今後は大丈夫だと信じて明日も頑張る。


 
 


2024/2/22(The)
自転車のコンポ組み立てにはめんどくさくなる条件があります。

①シマノやスラムよりカンパ
②電動シフトより機械式シフト
③機械式ブレーキより油圧ブレーキ
④外装より内装
⑤フル内装より部分内装
⑥長いステムより短いステム
⑦新品より中古
※⑤は意外かもしれませんが、綺麗に魅せなければいけない分だけ気を使います。
 
 
すべて簡単な方に転ぶと30分ほどですべてが終わりますが、今回はすべてが悪い方に掛け合わさってしまった結果360分かかりました。
 
さすがに工賃12倍も取れませんけれども、勉強代としてはひとつの集大成。現状でこれよりキツい組み合わせはおそらくありません。
 
今後は無線電動シフトとフル内装油圧ブレーキばかり増えていくので、今より苦労は少なくなるでしょう。
 
 
  
写真は、カンパのシフトユニットの交換です。
 
ブラケットカバーを外し、レバーを外し、赤く丸で囲ったマスターリシンダーを外し…
特に難しい作業ではありませんが、振動を抑えるのに小さなバネを使っているので飛ばして失くさないことです。
 
 
 
 


2024/2/18(Sun)
日曜日、いつものショップの朝練。
 
 
先週の往路は近所の高校生の自転車部の子たち10人くらいと、復路はJBCFのP1/E1ら計5名と一緒に。
 
今週の往路は小学生と、復路は中学生4人とサイクリングチームおじさん数名と一緒に。
 
毎週だれと走ることになるかは……知らない。
 
 
 
私個人でいえば昨日の土曜日の練習が非常にキツくて、筋肉痛も含めて日曜日は疲労困憊だった。
 
なのでサイクリングチームに合わせてサラッと脚を流させてもらった。
 
ありがとう!
 
 
 
  
サイクリングチームっていうのは...
 
レーシングチームというのは実業団シリーズの参戦を主軸に入団も含めてきっちりとした枠組みがあるけれども、一方でサイクリングチームというのはそれと区別するための呼称でしかなく、明確な枠組みとか基準はたぶん無い。
 
すくなくとも店長自身はサイクリングチームの何がチームなんだかよくわかっていない。
 
 
日曜の朝練に来る人のなかには、フリーダムで自転車買ってなかったり私が整備してなかったり、チームジャージ持ってない人もザラにいるし、そんな人達をサイクリングチームじゃないとも思ってない。
 
日曜の朝練に限っていえば、勝手に集まって、勝手に走って、そして勝手に帰っていく...そんな程度で良いと考えている。
 
そしてそんな程度の集まりだから、来たければ来ればいいし、(来たくなきゃ来ないだろうし)、何か目標や課題を決めてるわけじゃない。
 
もちろん個人個人の心内ちにはあるかもしれないが、表立って私から尋ねたりすることもない。
 
 
変に形式ばってルールを作れば作るほど弱いチームになっちゃうと思ってる。
 
サイクリングチームの上位メンバーは、短い時間ならばレーシングチームと戦り合える力がある。

女の子たちが小学生の面倒を見て、エロおやじたちが鼻の下伸ばして混ざろうとしている姿も牧歌的で素晴らしい。
 
それは、ゆるくゆるく最大限にゆるくしているからだと思う。

こんなこと言ったらさみしいが、私がいなくても成り立っていけるようになることこそがこのチームの最高到達点だ。

 
 
 
 
写真はルックの新型796、モノブレードRS。

ハンドルついてないとTTバイクには見えないかもしれないし、ボリュームのあるエアロロードくらいに見えるかもしれないし。
 
現時点ではおそらく日本でオンリーワンの796。

たまに「日本に1~3台しかない自転車」ってのがちょくちょくいるけど、これもそのうちのひとつになるだろう。
 
 
前回のモデルに比べると角張ってマッシブになったというか、トラックのT20にソックリというか…
 
めちゃくちゃ細いッ!って感じが失くなって、なんだかピナレロのボリーデっぽい。


 


2024/2/17(Sat)
ルックの新型ペダルです。
  
まず真っ先に、箱に"NEW"って書いてあって笑いました。
 
来年どうなるんでしょうね?
  
 
 
新型が入ってくる時期は以前からナァナァで聞いてはいました。
 
私個人のペダルでいうと、すでにヒール固定カップの部分がかなり消耗してしまっていて、コレが届くまでずっと我慢していました。
 
※フレームはいまだに届かないんですけどね!フレームというかハンドルとステムが届かないんですけどね!
 
発注した数に対しては送れる分だけ送るよって言われてても届いたのは2個だけだったので、それほど日本に多く入ってきていないのでしょう。
 
 
  
新しいペダルは握りしめてもバカデカく、しかもだいぶ平たいです。

このペダルをもってまず真っ先に思うことが「デカッ」だと思います。

私の手はわりと大きい方で、ピアノでいえばドレミファソラシドレミファまで届くんですが、持つと手のひらいっぱいって感じで大きいものです。
 
スピードプレイがふくらはぎに負担がかかりすぎるという理由で廃れてしまった点をもって、踏み面に関しては絶対に大きい方がいいです。 
  
  
ペダル重量96gというのは、デュラエースに比べてみても、持ってあからさまに軽いです。
 
そしてクロモリとチタンは片足20g、両足で40g違います。
 
仮にシューズで20gも軽くしようと思うとカーボンソールやアッパーソールが剛性が著しく落ちますから、駆動系における数十gというのはフレームの数十gとはワケが違います。
 
 
固定力は、デュラエースの固定力をグリグリに締め上げると12Nmであり、8〜12〜16〜20Nmが選べるルックはMAX方向にキャパが広くなっています。
 
女の子にはおよそ関係ないでしょう。
 
また、20Nmというのはたしかカヴェンディッシュのリクエストから生まれたと聞いていますが、今となってはおよそトラック競技向けとなっていますので、ロード勢には関係ないでしょう。
 
ちなみにフリーダムの男性陣の8Nm:12Nm:16Nmの使用率は、1:6:3ってところです。
 
女の子勢は全員8Nmで、そもそもルックとシマノよりタイムの方が選ばれてます。
 
 
 
その他パッと見て、プレートが3分割されたのが良いです。
 
旧来は1枚プレートだったので、落車すると丸ごと剥がれてしまっていましたから、リスクヘッジみたいなもんでしょうか。
 
ショップ目線でいえば、工具が変わらなかったのも良かった。
 
ペダルが新型になったごときで何千円もする工具買わされてたらたまらないですから。
 
 
現行のペダルシャフトはシャフトの左右幅の目いっぱいにベアリングが配置されているため、イメージ以上に剛性が高いです。
 
例えばスピードプレイは言わずもがな、ペダルの先っちょにしかベアリングがない場合もあるので、こういうのはメディアの最大アピールポイントだと思ってるんですが…メカニック目線じゃないと分からないので言及された記事はおよそありません。
 
 
 
 
ルックのペダルは世界シェア7割超ということで、ルックも「私たちはフレームメーカーではなくペダルメーカーです」って言ってます。
  
日本だと"とりあえずシマノ"から始まって"いつまで経ってもシマノ"で終わってしまう人も少なくなさそうですが、長い自転車人生のなかで、1回くらいはカンパのコンポとルックのペダルは試してみてもいいんじゃないかなって思ってます。
 
 
  


2024/2/14(Wed)
8日ぶりの日記。
 
この間は突飛な整備内容はなく、いたって普通のオーバーホールばかりだったので記事にならなかった。
 
 
 
基本的にこの冬は【4時間朝練+7時間整備】というスケジュールで動いていた。
 
もちろんこれから先もしばらくはそうなるだろう。
 
そして今日は、あたたかい気温と弱い風、月曜祝日を含んだ週明けで荷物が届かないと、いつもより長く走ってよい条件がそろったので、少し長めに【5時間半朝練+5時間整備】をやってみた。
  
 
 
コースは110km/1600UP。
 
千葉県で1600アップをしようとするとだいぶ山がちなエリアに絞る必要があり、3分登って1分下り→6分登って2分下り→平坦は無し...みたいなコースになる。
 
そして結論から言うと、今の私の体力ではキャパオーバーだと思う。
 
 
単発は何とかなるけど、長くは続かない。
 
モチベーションは高く安定しているから大丈夫だろうけど、物理的な体力が追いついてない。
  
 
特に重たく着重ねた冬ウェアで5時間っていうのは、想像以上の体力を使った。

前ももが筋肉痛だったのもしんどかったし、早朝も含めてまだまだ寒くて何も脱ぐ気にはなれない。
 
シーズンに入って整備量も落ち着くまでは、しばらく70km/4時間コースに戻す。
 
 
体力は...無いわけじゃないんだろうけど、まだちょっとキャパオーバーだ。
 
 
  
キリの良い整備を終えて閉店まで30分ほど余ったので、マッサージルームの掃除。
 
今日はお昼寝してないから、仕事スイッチが切れた瞬間眠すぎてアレ。
 
 
  
(facebookより、一部編集)
 


2024/2/13(Tue)
火曜日、定休日。
 
10時の時点で気温13度と暖かい…はずだが、風が強くて普通に寒い。
 
 
 
朝練コースの最終地点のコンビニまで来て折り返し。
 
ここでスクワットを入れてる。
 
それだけで追加2時間走ったくらいの疲弊度が増え、復路の登坂区間がキツくなる。
 
  
筋肉痛が治り次第、また筋肉痛へ。
 
これを3月末までは続ける。
 
 
両脚スクワット/2分半インターバルだったものが、いまではブルガリアンスクワット/インターバル90secで7セットまでこなせるようになった。
 
目標は1分インターバルで8セットやっても筋肉痛にならなくなるまで。
 
 
 
体重は73kg→73kgで横ばい。
 
だけど皮膚はずいぶん薄くなってるので、全部筋肉だと信じてる。
 
マッサーにも脚のボリューム増えたと言われるし、実感もある。
  
 
 
筋トレに有酸素運動に減量に、ひとつずつ丁寧にやってく時間なんてない。
  
練習なんて所詮は仕事の片手間でしか出来ないんだから、全部並行作業で進めるしかない。
 
100点を目指すのではなく、60点を61点にするためにどうすればいいのか、あるいは59点を取らないことを焦点を当てるんだ。
 
 
 
 
店に帰って整備。
  
今週は月曜日が祝日だったから、火曜日に発注作業しなくちゃ。
 
アンハッピーマンデー。
 
 
 
(facebookより)
 


2024/2/6(Tue)
火曜日、定休日。
 
ひょんなことからニトリと無印良品とロフトと東急ハンズをハシゴすることになったので、整頓用品をいろいろ買ってきた。
 
 
  
写真はフリーダムの整備スペースの、一番すみっこ。
 
ここにはケミカルとかウェスとか作業グローブとかスポークとかが置いてある。
 
フリーダムを始めて15年が経つけど、このあたりの整頓が追いつかないとお店全体が荒れてくると感じている。
 
逆に一番汚いところがきっちり整理できていればこそ、店全体が整ってくるものだ。
 
因果関係は無いようで在る、在った、間違いなく。
 
 
メカニック目線でいえば、ケミカルやウェスなどの類は常に剥き出しになっていてもらわないと作業ペースが落ちてまともにこなせない。
 
しかしお客さん目線でいえば、けして綺麗なものではないからこそ、ある程度は隠してあるべきだと思っている。
 
店としていかにもなSNS映えも必要かもしれないし、掃除を含めた作業効率も必要だし、ここのバランスが難しいよな、と。
 
 
 
整頓の小物は、ひとつひとつは数百円とか数千円程度のものだけど、まとまって買うとけっこうなお金がかかる。
 
できることなら移転の時にカッコいい什器を揃えるのかベスト。
 
だけど今のテナントは貯金の99%を使い切って買ったから、細かいところを揃える余裕なんて1%も無かったんだ。
 
本当に、今になってもベストを尽くしたと評価してるし、昔に戻れたとしても今以上にはならないと確信できてる。
 
 
それにその時点その時点でベストを尽くしたとしても、どうせ工具もケミカルも無限に増えるから…さ。
 
 
 
(facebookより)
 


2024/2/5(Mon)
月曜日。
 
雨、寒い、室内ローラー。
 
 
朝ご飯の消化がおちついて練習が始まる前にお店の掃除をば。
 
そして今週は数日間に渡って悪天候が続くことが分かっていたので、この間に1回でも2回でもいいので固定ローラーによる高強度練をこなしておきたい。
 
 
 
私自身の練習と整備のバランスは…
 
午前中の70〜110kmライドと午後からのオーバーホール3台ならば、実は朝練の方が要求される体力が大きい。
 
そして1日のオーバーホール台数が4台を超えてくると、朝練と両立する体力が間に合わなくなってくる。
 
当然ながら私の体力がベースになっているし、体力=集中力であるため、もっともっと体力がついてくればこそ朝練をこなした後にオーバーホール5台やることだって可能だろう。
 
 
 
しかしそれは練習メニューがエンデュランス系レベルに限った時の話。
 
もしも午前中にインターバルやTT系のパワートレーニングをしたら、午後からの身体は本当に使い物にならなくなる。
 
だから高強度練というのは、たった数時間でその日1日すべて終わらせてしまっても構わないときでしか出来ない。
  
それが許される日が増えてくるのは冬の繁忙期を超えてから。
 
 
 
(facebookより)
 


2024/2/2(Fri)
金曜日、寒すぎて室内ローラーに。
 
そして開店前に銀行に行ってくる。
  
 
毎月1〜10日は仕入れの支払いを行なうけど、なるべくだったら1日や2日で済ませておきたい。
 
特に今は建て替えや内金や、翌月や翌々月の支払いの金額がとても多く、脳内のどんぶり勘定が誤差で済まなくなりやすい。
 
宿題ってのは早ければ早いほどいい。
 
 
 
フリーダム的には、今から翌々月まで経つとおおよそ冬の繁忙期が終わる。
 
その時にキャッシュがいくらになっているかで、夏秋にどれだけ働かなくちゃいけないか…あるいはどれだけ働かなくていいか…つまるところどれだけレース遠征が出来そうかを見通せるようになる。
 
私のプライベートはレースエントリー≒売上減少だから、春先の口座残高はシーズンの活動量に比例している。
 
 
 
(facebookより) 


2024/2/1(Thu)
新型ルックのインプレッションです。
 
まだ自分自身のバイクにはなっていないので簡易的なものではありますが…
 
タイトルをつけるなら『595の再来』とでもしましょうか。
 
 
  
 
まず一言目に、ディスクブレーキ搭載のバイクとして初めてしなやかさを感じることが出来たというのがトピックワードになります。
 
しなやかさとはなんぞやというと、シンプルに書いて【サイクリングしている時はしっとり柔らかく、しかしいざ踏み込んだ時にはビシッと固い】です。
 
すごく文系的な表現で申し訳ないですが明確な基準はないので、雰囲気で捉えてください。
 
逆に普段から振動がガタガタ小うるさいのに踏んだら腰砕け…これがダメバイクです。
 
 
 
一般的に固くすることはそこまで難しくありません。
 
軽くて固いトップメーカーのハイエンドや、重くて固い中華系廉価バイクなど、総じて固くすることは出来ています。
 
軽くて固いとなると素材的に高額になるため、ブランド力の高いトップメーカーに限られてるというだけです。
 
 
2017年がディスクブレーキ型ロードバイクの創年だとして、6〜7年経った現在においても、基本的には固いか、超固いか、超超固いかのいずれかです。
 
後述して重ねますが固いことには部分的なデメリットがありますが、決して悪いことではなく、どちらかといえばむしろ良いことになります。
 
 
 
 
少し昔話を書きます。
 
自転車フレームの昔は鉄でした。
鉄…特にクロモリは乗り心地が良いことが特色ですが、鉄自体は固く、わざわざ乗り心地や外走行の路面を考えて柔らかくしてあります。
 
現に競輪選手が乗る鉄バイクは、それこそ鉄のように固いものです。
つまり鉄の特性は、固くも出来るし柔らかくも出来るという部分にあります。
 
 
鉄の時代が長らく続いたあと、短くアルミバイクの時代があります。
 
もちろん理由は軽さを求めて、です。
 
しかしアルミは柔らかく出来なかった、固くしか出来なかった、鉄のような剛性のコントロールが出来なかったんです。
 
そうしてチタンやマグネシウムを経て、カーボン製になっていきます。

鉄やカーボンに比べるとアルミがトップ機材だった期間は極めて短く、今ではコストカット用の素材としてしか使われていません。
  
重く柔らかくしか出来なかったカーボンフレームの黎明期はアルミと競合していた時期もありましたが、カーボン製フレームにて一定の剛性と強度が両立し始めてから現代に至るまで、ずっとカーボンフレームが天下をとって今日に至ります。
 
  
 
カーボンフレームが登場してから20年ほどはとにかく硬さを求めた時代ですが、2007年頃に【固すぎて疲れてダメだ】という評価になります。
 
そこに現れたのがルック・595と、タイム・VX(VXRS world ster)です。
 
カーボンフレームにしなやかさをもたらした2台は、ともに歴史に名を残すバイクになりました。
 
  
時は流れて2017年~2020年。
 
フレームのディスクブレーキ搭載に伴い、まずはホイールがディスクブレーキの衝撃に耐えるためにスポークが増えて太くなり過剛性になります。
 
さらにフレームはフロントフォークやリアフォークの末端部分がマッシブになり、連結もクイックシャフトからスルーアクスルに置き換わりました。
 
結果的にロードバイクは固いか超固いか超超固いかになり、重量もかなり重たくなりました。
  
  
そこに変革を与えたのが、結局はルック・795だということです。
 
もともとルックとタイムはカーボンフレームの始祖ということもあり、固くすることは出来るが柔らかくすることは難しい素材に対して幅広く味付けが出来るということです。
 
特に【ルックは固く出来る上限が他者に比べてはるかに高い】という特徴があり、ピスト界で無双する最大の理由になっています。
 
 
 
 
カタログスペックの話に移ります。
 
フレーム 905g
フォーク 425g
ステム 140g
ハンドル 220g
 
フレーム ←ふつう
フォーク ←やや軽い
ステム ←めっちゃ軽い
ハンドル ←ふつう
 
といった感じです。
 
フレーム重量はフルカーボンシェルなのかアルミスリーブが入っているのかで大きく変わり、あるいは小物の有無によってもだいぶ差が出ます。
 
アルミスリーブ有りならば900g台、フルカーボンBBならば700g台が基準です。
※800g台を謳うフレームがないのはコレ、アルミシエルの有無が飛び級させてしまっているからです。
 
またリムフレームと比べても穴の位置が違う程度のものなので、以前も比べて名目的な重量には差が出ません。
  
 
 
フォーク425gは、普通か、あるいはやや重たい方です。
 
フレームに比べてフォークの出来はまだ各社にかなりバラツキがありますし、軽いから良いわけでもないのが難しいところ。
 
この話は今回はオミットしますが、しかし【公表してないメーカーは総じて重い】というのは明確です。
 
 
 
ステムはフルカーボンステムとしては市場最軽量クラスであり、これはリムの外装型ステムと同程度です。
 
リム最終時代にジップSLスプリントが最強ステムだったことからも可能ならばフルカーボンステムが好ましいところ、ディスクブレーキ用フルカーボンステムは400gを超えるものもあり、アルミ製に逆行してからいまだに戻ってきていません。
 
この解決策のひとつがワンピースハンドルといえますが、それはリムブレーキでも選ぶことができます。
 
 
  
ハンドル重量は名目的には普通レベルですが、重量剛性比は比類なき高さがあります。
 
とにかく固い、こんなに固さはいらねぇよ!って思っています。
 
 
  
 
さて、では固さに関して要るのか要らないのかを話します。
 
結論的には、要ります。
 
……続く。


 


2024/1/31(Wed)
水曜日、臨時休業日。
 
迷って迷って迷ったけど、外には行かず室内ローラーで済ませることにした。
 
午後からは都内の展示会に行ってくる。
 
18時から別件もあり千葉に帰るが、出来ることならそして髪も切りたい(願望)。整備の際に視界に垂れてきて邪魔極まりない。
 
 
 
室内練になると普段の朝練よりも時間に余裕が出来るので、朝イチで掃除。
 
掃除は空いた時間で済ませられるようなものではなく、まとまった時間を確保しないといけない。
 
一方で3本ローラーに乗りはじめるとやることもないので、そういう時にポチポチとブログを書いている。
 
冬に長いブログを書こうと思ったらサンボン乗ってる時くらいしか無いしね…
 
 
 
午後の展示会は、どうしても行きたかった。
 
冬の平日というのは夏と違って非常に価値が高いのだが、工面する価値はありそうだったからだ。
 
 
先に行われた「第9回合同パーツ展示会」、通称"浅草の展示会"は私は行かなかった。
 
私も第1回と第7回に行ったことがあるけど、アレはどちらかというと顔見せ会に近い。
 
それが悪いとは言わない。
 
地方ショップは展示会があるたびに飛行機や新幹線で上京せねばならず、合同であることの価値が高いからだ。
 
もともとそれはサイクルモードが担っていたが、次第にユーザーへの試乗会と移り変わっていき、改めて業者向けの合同展示会を作る必要があった。
 
 
浅草にある産業文化会館を4階層借りて催しているものの、たくさんの業者を集めているだけあって1つひとつは小さく、率直に言えば見知ったパーツの上澄みしか持ってきていない(飾れない)。
 
メディアの文言だけ見れば大きいイベントのようにも聞こえるが、通常の展示会であれば1階層まるまる1つの業者が貸し切ってるわけで、質という点で見れば比べるべくも無く小さい。
 
それが"顔見せ会"と評している理由だ。
 
 
 
ではその通常の展示会に何を観に行くかと言えば、やはりスモールパーツである。
 
例えばフレームとかホイールとかアパレルとか、わかりやすいカテゴリー…これは自転車全体で言えば0点から60点までを担っている部分。
 
カンパの新型EPSがどうだとかスラムの新型レッドがどうとか、そういう派手なプレスリリースは見ていて心躍るものがある。
 
 
一方でスモールパーツとは、ビスとか、0.1mmスペーサーとか、テーパードワッシャーとか、90点を91点にするためのものであり、それがアルミ製だとか表面処理が何だとか何個使ったら何グラムだとか、あまりメディアウケしないものである。
 
前置きが長くなったが、個人的にはオランダとベルギー、そしてスイス製品に良いものが多いと感じてる。
 
別に盲目的に信じてるわけではないが、迷ったときは優先していいと考えてる。
 
 
 
今日び自転車パーツのブランドや戦略というのは、メディアの広告力やSNSの構成力である。
 
各種ポータルサイトを見ていても、宣伝の多いメーカーとほとんどされないメーカーの差は気がつくんじゃなかろうか。
 
基準はおおよそ、バエるかどうかである。
 
 
もちろんそれは時代的には必要だし、それで大成功大逆転したメーカーは皆んなもひとつやふたつ挙げられるだろう。
 
見えるところは見栄の勝負だからこそ、見えないところの実益勝負が要る。
 
これはもはやハンデと言っていい。
 
 
見えるところにハンデがある分だけ、実質(しつじつ)の部分が左右する。
 
世間に広がったからといって良いものだとは限らないが、見た目が地味だとそもそも広がらない。
 
私の立場からして広める必要もないものだから、発見したパーツの紹介記事などは書かないつもり。
 
バエねぇからな!


 


2024/1/31(Wed)
火曜日、朝練。
 
筋肉痛的に体がかなり苦しい、疲労困憊って感じだ。
 
 
 
今季初のダブルボトル。
 
というのも朝起きてドリンク作って、昨日のポカリが1本まるまる冷蔵庫に残ってるのに気がついて、そんでダブルボトルに…
 
ダブルボトルの重さってのは慣れておかないとレースで苦労するし、ポカリなんていくら飲んだところで誤差だし、何事も前向きに。
  
 
 
今日は定休日なので、絶対に13時までに戻らなきゃいけないわけじゃない。
 
せっかくなのでいつもよりもうひとつ先まで。
 
天気も良くて太平洋まで突き抜けたいところだけど、午後から整備。
 
 
 
(facebookより)
 


2024/1/29(Mon)
月曜日朝練、いつもの朝練コース。
 
たまたま一緒になったチームメイトと、同じジャージで走るっていいよね。
  
  
 
 
ジャージのデザインは絶対に変えないって決めてる。
 
変えれば変えるほどお客さんたちはお付き合いで買わなきゃいけなくなるだろう?
 
でもそんなところにお金を使って欲しくない。
 
 
 
そしてもうひとつ。
  
スポーツチームがジャージデザインを変えるってのは基本的に弱いチームがやることなんだ。
 
弱かった姿を払拭して装い新たに…って。
 
NYヤンキースであれLAレイカーズであれ、強いチームってのは変えないもんだ。
  
 
 
2つの理由から、このジャージをデザインするときに二度と変えないって決めた。
 
よって私はフリーダムを強いチームにしなくちゃいけない。
  
 
 
(facebookより、一部編集)
 


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