2016/9/26(Mon)
シーズン最後の過密日程は群馬への遠征。我ながら、写真が一枚もない。


【前橋クリテリウム】


朝4時起床。

首都高の渋滞を嫌がって5時には家を出たいと思っていたが、起きてあまりの体のダルさになかなか布団から起き上がれない。もっとも疲労が回復しているはずの睡眠開けに、どうしてこんなに体がダルいのか。最近体がすごく重たい。運転中、特に左足の重たさを感じながら、こんな状態でレースやるのか…と思う。なんかどこかでパァッっと体が動くようになってくれないかな。



レースは前橋県庁前の公道特設コースを10周。コースは1周3㎞の間にUターンが2回と90度コーナーが4回。90度コーナーではブレーキをかけないといけないコーナーは2つで、うち1つは逆バンク。仙台クリテは2kmコースで3回のUターンがあったから、精神的な強度は仙台クリテ>前橋クリテ。

初めの1周はニュートラルだから実質9周。でもニュートラルの時のポジション取りが激しくて、やっぱり10周。気を付けたポイントは毎度ながら、コンチネンタルチームじゃないチームのクライマー勢の真後ろをポジション取らないこと。軽量勢は立ち上がり加速が意外と速いのと、クランクの長さ的に漕ぎはじめも速くてケイデンスが釣られるのと、トップスピードでけっこう中切れて煽りを喰らうのと。



なんとなく検車と出走サインを終えるとなんだかピッタリに整列が始まっていて、パレードランから1周目にかけては先頭の方からスタート。ただし最前列ではないから、むしろ戦場ど真ん中。ニュートラルを文字通りに受け取ってはいけない。コースの場所によっては幅員の増減がきついからニュートラルとは思えない強度。最前列は笑いあって楽しそうで、集団後方なら気楽にこなせるが、2列目3列目はポジションの抜き差しがもっともヒドい位置。E1にいたころはパレードランでもニュートラルスタートでも最前列を許してもらっていたけど、今はそれは出来ない…。


ニュートラル明け最初のUターンのエイペックスで、ヴィクトワール広島の外人選手に突っ込まれ、転びはしないがクリートが外れて立ち上がれない。ペダルがハマるころには集団後方へ。皆さんのダッシュの速いこと。

3周目か4周目で目の前の人がUターンダッシュから、一列棒状での中切れ。中切れした人から4~5番手であればスリップが効いて飛び出せるのだが、2番手だとどうにも動けない。なるべく早い段階で見限って埋めにいった方が良いのだろうか…結局そのままグルペットへ。

朝から体調が上がらないため、グルペットでサボらせてもらう。グルペットと先頭集団とで毎周回の差が開いていかないから、ペースも、使ってる出力的も、あまり先頭と変わらないはず。これが先頭で出来ればと思うが、なかなか気後れしてしまう。

そのまま何もなくゴール。何人かが最後にスプリントしていったけど参加せず。というか先頭集団で仕事を終えたコンチネンタルチームのアシストが落ちていく中で、グルペットの自分がスプリントをしてはいけない。




【赤城山ヒルクライム】

宿はVCフクオカさんにとっていただき、およそ初めてチーム一同で過ごす。とは言っても即風呂即寝で朝4時起床。この朝の早さこそ、忘れていたホビーレースに他ならない。お店の開店時間にギリギリ間に合わない日程が残念だ。


朝起きて、やっぱり左脚に力が入らない。慢性的なダルさが続く。赤城ヒルクライムは約1時間。アカギは後半に激坂があるよ!って脅されてビビる。プロツアーのヒルクライムは序盤にスプリンター勢が思いっきりペースを上げるから、まずはソコを耐えて!というアドバイス。15分と持たずにチギれる。

チギれた後は無理せず抑えて走る。しばらくすると脚が回復してくるけど、鼻呼吸で済む程度に抑えて。今週の水曜日に店長選手権があるので、体にダメージが入らないように。体調がイケイケの時はどう走ってもわりと平気なのだが、今はレースをしていなくても疲労が厳しいのだから、レースからくるダメージは最大限に注意。



下山ナビゲーターの蛍光ジャケットをもらって、下山はホビーレーサーと一緒に。基本40人ほどの単位で下山という事だったが、守る人は守るし、守らない人は守らない。

下山はものすごくゆっくりだし、ブレーキコントロールが未熟な人は前の人に合わせきれないだろうから、抜きたくなる気持ちも分からんではない。本当は注意すべきだったのかもしれないが、せっかくのイベントで怒られるのも楽しくないだろうから、渡された笛も吹かなかった。それに怒られるなら私よりブリッツェンの方が嬉しいだろう(笑)。


途中でクリンチャーの人が熱バースト。飛び出たチューブが車輪に巻きついて...

クリンチャー=初心者向けという風潮はよくない。パンクのリスクも、パンクの仕方も、リムの熱管理も、クリンチャーの方がはるかに難しい。別にチューブラーを推して欲しいわけじゃないが、クリンチャーの悪いところに関しては語られなさすぎだと思う。




帰りの高速で強烈な眠気に襲われる。こんなに眠くなったのは久しぶり。命からがら…角膜ペリペリ??…自宅に戻る。ごはんを食べる気力もなくそのまま17時に寝る。そして次の日の朝7時まで14時間起きなかったらしい。普段はちょっとした物音でも起きるのだけど、妻が帰ってきたことすら気づかなかった。

なるほど最近の体のダルさは、食事の量と睡眠時間の少なさから来てるのかもしれない。思い当たる節もある。※ポケモンではない。

よく食べ、よく寝るのは、疲労回復として当たり前の事なのだけど、それが難しい時があるのは仕方のないこと。



2016/9/16(Fri)
渡良瀬TTはひどい結果だった。一生懸命練習しても、いざ本番でアレはイカンぞ…。


先々週~先週にかけてほとんど乗ることが出来なかったが、人間すぐには強くならないし、逆に弱くもならない。妻の病院に連れ添った時に血圧を測ると、脈拍は56rpm。

私は実は安静時心拍を図ったことがないのだが、平常時心拍から推測するにおそらく40~38rpmだそうで、その病院では歴代で最も低かったらしい。何かスポーツされていますか?と聞かれたときに自転車だと答えると、自転車は体に良いですからね~と。

何事も、ほどほどに。




翌、仙台クリテはもともと予定していなかった遠征。

関東で最も歴史のあるアマチュア公道レースの1つである秩父宮杯のエントリーを見送っていたのは、先週のJBCFの渡良瀬TT、来週の前橋クリテ&赤城ヒルクライムに挟まれて、予定に入れることが出来なかったからだ。


その後、仙台クリテリウムにJPTエキシビジョンレースが設定されたものの、参加できるチームが少なくて困っていたらしい。プロチームは各地方のサポートライダーもあるし、どこのチームも急な話だったから...。

主催者側としては交通費&宿泊費をJBCFが持つという事だったが、別にお金釣られたわけではなく、そうまでしても成功させたいという熱意の表れ。警察の協力を得て公道を封鎖して開催する第1回大会なので、継続か以後打ち切りかの最大の山場であったのは想像に難くない。実際に、主催者代表のあいさつや、エルドラード東北の監督の熱意が強く感じられた催しだった。


エキシビジョンレースには各チーム3名以上集まることが条件。VCフクオカ・サイクルフリーダムとしても、関東組の佐藤さん&加納さんはOKだが、九州組は当然厳しくて、私が出場しないとチームとしての参加が出来ず、つまり参加の可否は私に委ねられていた。

チーム監督の佐藤信哉さんの面子もあり、VCフクオカ・サイクルフリーダムのチームメンバーとしての自覚もあり、お店の売り上げや営業日数の信頼性とトレードオフにはなるものの、長い目でみればこういった取り組みを応援できる人間である方が、最終的にフリーダムを成功に導ける人物であるとして、後付けの、詭弁かもしれないが、今回の参加を決意できてよかったと思う。






秩父宮杯にはサイクルフリーダム・レーシングから欠員が出ていて、代走を提示したが認められず。かといって店を開ける時間的猶予は無く。チームメートの加納さんと佐藤さんが秩父宮杯から帰ってくるまで、待ちぼうけ。でも足利フラワーパークでレアポケモンゲットだぜ。

加納さん宅から3時間ほど東北道を下り、仙台へ到着。男3人、話題はポケモン。JPTとはJapan Pokémon Trainerの略。田舎者3人、仙台とのポケストップの格差に歓喜し、泣く。牛タン定食を食べ、仙台牛のにぎり寿司を食べ、ほっぺたご満悦で就寝。





仙台クリテは、1周2.15kmのコースに90度コーナー2つと180度コーナー3つ。アベレージスピードは久々に40km/hを割り込み、43kmのレースにもかかわらず1時間オーバー。

超土砂降りの雨によって路肩は湖。わだちに溜まった水たまりでもズシっと速度が落ちる。Uターンは毎回0km/h近くまでストップし、そこから52km/hまで急加速。集団後方だと54km/hまで必要。JPTはコーナーで減速してから再度50km/hに戻るまでがとにかく速くて、心臓に良くない。Uターンは1周につき3度あるから、0km/h→50km/hの60回、延々インターバル。


雨用のクリアレンズを忘れたため、視界が暗すぎて前が全然見えない。ポジションも上がれない。かといって後方にとどまるには、Uターンが下手過ぎてダメ。ちょっとした油断でついつい差がついて、それがなかなか詰められない。90度コーナーもブレーキをかけないといけないときが出てくる。このブレーキは本来必要ないブレーキだから、次の加速はまるまる踏み損。


カーブを曲がり始める前には失敗したかどうかがわかるから、加速の時はやっちまったーと思いながら踏んでいくが、結局ラスト2周のペースアップについていけずに集団からチギれる。この時も、ミスでひらいたギャップをまるまる1周ひきずったのがきっかけで、加速インターバルに付いていけなくなってしまった。

最後は近くにいたチームメイト加納さんと回してゴールまで。同一パックの何人かがスプリントをしていったけど、私は参加せず見送り。1時間にわたって自分の下手さを感じ続けたレースなだけに、私の精神はボロボロ。





今回はあまり早く帰りすぎると、3連休の首都高を夕方に横断するハメになるので、レースが終わってから観光。

松島や あぁ松島や、ポケモンや。

写真は松島の五大堂。神社とかお寺は屋根がデカいイメージがあるけれど、これはその中でも強烈にデカイ! 唐破風と呼ばれる中央の出っ張った屋根は実は日本特有のもの。大陸の影響を受けにくかった東北の、らしさ溢れる神社で、過度な装飾がないのがまた奥州っぽい。

松島で三陸の海産物を食べる予定が、18時半頃には観光食事処はすべて閉まってしまうらしく、食べ損ね。もう一度仙台市街に戻って、牛タンシチューとお寿司と夏牡蠣を食べる。



私はレース遠征を単独で行くことが多く、結果的に観光をしないで帰ってくることが多い。ごはんも、食べると眠くなってしまうという理由から、運動後は食べたほうが良いと分かっていながらも、食べないで帰ってくることが多い。レース時の緊張感をそのまま運転に使うといったところだろうか。

今回の遠征は、加納さん家を経由した千葉―仙台の航続距離が490㎞とあって、このくらいなら本来は一人で運転出来なくちゃいけないと思いながらも、途中で眠くなってしまって佐藤さんに運転を交代してもらった。ごはんいっぱい食べちゃったからな…。

でも逆にチームメートがいることで観光ができた。みんなで行くから観光ができるし、みんなで行くから楽しい。一人で行ってたら、間違いなくレース後に即直帰していた。チームメートと過ごす時間は本当に楽しい。




週明け。

土日を休むと、土日の納車が木金にズレ込んで、木金で整備と納車が卒倒し、疲れ果てた状態での土日レース遠征となりやすい。

来週もまた、前橋クリテリウムと赤城ヒルクライムでレース遠征。

しばらくはしんどい日々が続きそうだ。




2016/9/9(Fri)
グリス。

赤いグリスは以前から使っているハイマルチグリス、黄色は今回新しく導入したスーパーマルチグリス。400gのワームチューブから注射器に移して使用する。


各々の特性としては、黄色はニードルベアリング向き、赤はボールベアリング向きという事なので、例えばペダルは両タイプが混在することになる。

たとえばヘッドベアリングなども、上側は防錆、下側は耐振動を考慮してグリスを選んだりするのだが、ペダルも1つの部位に2種類のグリスが混在する…ことになるかもしれない。しばらくレーシングチームで使って経験値を溜め、良い感触が得られれば、それをサイクリングチームに還元していく予定だ。



以前、レーシングチームのメンバーがお店の朝練に来てくれたとき、強い向かい風の中でサイクリングチームの先頭を引いてくれている姿を見て、すごくうれしく思ったことがあったが、こちらの理由も、レース活動をしていてよかったと思う部分。もちろん悪い面もあるのだが、レーシングチームとサイクリングチームをリンクさせようとしたときに、レーシングチームメンバーのバイクから得た経験をサイクリングチームに還元させられるのは、お店を始めたときに理想とした姿の1つ。




レース活動を初めて4年になる。

ショップで実業団チームを抱える事は、いろんな面で負担が大きいということが分かってきた。しかし….やはりというべきか…最新の情報はレース現場で集まるのが常であり、自転車も例に洩れず、最新の情報はレース現場にある。

なぜならすべてのパーツはレース機材として生まれているからだ。ティアグラだろうがザフィーロだろうが、デュラエースやコルサからのトップダウンで生まれているのだから、エントリーバイクだからと言ってハイエンドバイクを避けていては、店の時代が止まってしまう。

7年ほど前に登場した圧入系BBを、異音がするからという理由だけで敬遠してきた店と、なんとか上手く組み付けられないかと苦心惨憺してきたショップとで、今、組み付けに大きな差が出ている事実をもってして、否定は出来ないだろう。



最新の情報を追い続けるためには、時間的にも金銭的にもかなりのコストが必要だが、それに疲れてやめてしまうと、おそらく二度と取り戻すことは出来ない。技術の変遷は歴史の流れに近いから、公式丸暗記的に単発で覚えただけではすぐにボロが出るし、忘れるのも速いだろう。

レース会場で得る最新情報を、最終的なエントリーユーザーに繋げることこそが、末端小売店の役目の1つ。逆に言えば、一度レース現場から離れてしまうと、最新の情報から遅れてしまう可能性が極めて高い。

接客していて、アンタはいったいいつの話してるんだよ、と言われてしまわないためにも、どんなに仕事と練習の両立が厳しくても、どんなに経営への負担が多くても、一線級のショップに留まるためには、レース現場から離れてはいけないと感じている。



2016/9/7(Wed)
先週の土曜日は狩野山に行き、1回15分程度の峠をリピート練。

フリーダムレーシングのメンバーが1人付き合ったくれたのだが、いつもは10~15往復する峠をたった2本でハンガーノックになってしまった。そういうときもある。


ハンガーノックになる日は、たいてい2日前の食事が足りなかった時に起きる。夜ご飯は食べたいときに食べられないこともあるし、木曜日は整備に追われて食事が取れないパターンが多いので、わりと土曜日はハンガーノックになりやすいかもしれない。

その時は急きょサイクリングに変更して山を下りたのだが、平坦を走っているときは寝落ちしそうになってしまった。それと駐車場が山頂にあるため、下ったら登らないといけない。結局最後の登坂ではチームメートに負けてしまった。



翌日曜日は、晴れてたらお店の朝練、雨だったら狩野山に行こうと思っていて、雨だったので狩野山に行ってきた。ただし昨日ハンガーノックになっているので無理はできない。ちょうどツールド北海度の市民レースから帰ってきたレーシングチームのメンバーが2人いたので、一緒にリカバリー走をば。フォームを観察したり見てもらったり。


最近は、正直仕事と練習を両立させるのが厳しくなってきた。

昔は朝練してから仕事して、仕事終わったら夜練に行って、そんな毎日が普通だった。今は、午前に練習すると午後の仕事がかなりしんどい。自転車整備していて脚が吊る時があるし、開店早々いきなり休憩とかザラだ。

おととしより去年、去年より今年と、少しずつだが速くなってる気はするのだが、回復が間に合わなくなってきたという点から、トシを感じる。比較的仕事量の少ない火曜日と土曜日に強度ポイントを合わせるようにしているのだが、高強度練の回数を週3にしようとすると、どこかで無理しないといけない。無理は禁物だが、必須なときもある。




最近、ワイヤーの張り替え依頼が多い。

フリーダムの年間の仕事サイクルは、冬にOH整備を頑張って、春~夏~秋は暇である。ユーザー目線から見ても、寒い冬に無理して乗る必要はないし、シーズン中にはなるべくショップに預けたくないはずだ。

フリーダムのHPで、1年に1回OHしておけば大丈夫、などと書いてあって、そこにはワイヤー交換も含まれているのだが、ワイヤー…特にシマノの廉価グレードは、正直言って1年持たない人が多い。ローラー族や雨でもかまわず乗る人は特に厳しくて、選手クラスでは年に2~3回張り替える選手もいる。別段選手でなくても、12月にワイヤーを張り替えた人が9月に応急処置的に交換するのは、自然なことだと思う。



昨日月曜日に、2016年式、ジャイアント・TCRアドバンスドSLのワイヤー交換を行なった。所要時間は55分ほど。現行TCR-adv.SLは、ワイヤー交換の際にPF-BB86を外さないといけないし、アウターワイヤーの部分的に途切れているから、ワイヤーの張替に面倒が多い部類なのだが、準備~整備~洗車~片付けまで含めて全作業が1時間を割り込んだのは、我ながら優秀だった。

今の私のスキルでは、簡素なフレームのワイヤー交換なら、準備~整備~洗車~片付けまでで20分程度だろうか。あるいは作業が1時間~1時間半ほどである時、お客さんは待っていてくれることがある。何度もお店に足を運んでもらう必要を無くするのは大切なことだ。高速代…ガソリン代…フリーダムに1回くるのに何千円もかかるお客さんはかなり多いはずだから、私の作業が遅いがために預かり整備になってしまうのは、褒められたことではない。



整備中、ただお客さんに待ってもらうのは忍びない。せっかく自分の自転車が組まれているのだから、それを見たいというのがオーナー心というもの。

●自分の自転車がどういう構造になっているのか。●店長が何を考えて組んでいるのか。●重要な整備ポイントは何処か。●他の自転車との差異や自分の自転車特有の整備ポイントは何か。

私は将棋の初心者だが、プロの解説があると、なんとなくわかった気分になり、なんとなく強くなった気がして楽しい。自転車整備も、プロの解説を聞けば、なんとなくわかった気分になり、なんとなく自分でも出来るようになる気になってもらえるんじゃないか。

別に出来るようになってもらおうと思っているわけではない。見て聞いただけで出来るようになるわけでもないだろう。しかし整備に実況と解説が付いてきた時、それをフリーダムのエンターテイメントだとして楽しんでもらえたら、なんと嬉しいことか。


手早く、正確で、リズムよく。実況と解説を添えて召し上がれ。





2016/9/1(Thu)
木曜日。

13時にお店を開けてから荷物が揃うまで1時間くらいあるので、その間を利用してスタンドを洗う。



フリーダムは、展示や簡単な整備をするときはこの形状のスタンドを使っている。

自転車のスタンドは、リアクイックに挟み込むスタンドなど、いくつかのパターンがあるが、もっとも手軽でもっとも安定するスタンドがこれ。2011年の東日本大震災の時、このスタンドで展示していたバイクは倒れず、挟み込みスタンドやフック式スタンドなど他のスタンドで置いていた自転車はすべて倒れて悲惨なことになった。それ以来お店のスタンドは基本すべてこれにした。


挟み込みのスタンドは約1800円で、プレート系スタンドは3000円ほどするが、いちいち屈んで挟み込む手間を考えれば、ただポンと置けばよくて信頼性があるこれの方が良い。スタンドは立たせるのが仕事であり、倒れないことがモットー。後輪が浮いてバイクが前傾し、サドルが前下がりになってカッコ悪く見えるのも抑えることができる。




フリーダムの内装は、なるべく木目調と白と緑で統一するようにしている。なるべく家っぽくすることで、落ち着ける空間にするのが狙い。

だからフリーダムで使うスタンドもみな白いのだけど、例えばこれを白じゃなくて黒を使うだけで、洗う機会は半分で済むんじゃないかと思う。

このスタンドを洗うという行為自体は、直接的にお店の売り上げを上げるわけではない。

たとえば机の上を綺麗にするのも、机の上がきれいにすることで勉強しやすくなって、頭が良くなるわけであって、机がきれいだから頭が良くなるわけではない。

たとえばお店の洗車環境を貸し出しているのも、洗車自体が売り上げを作っているわけではなく、自転車がきれいに保つことでトラブルが減ったり、整備するときに洗車から始める必要がなくなって、私が動く時間が減ることで疑似的に売り上げが上がっている。

このスタンドも、お店に統一感を持たせてきれいに展示し、商品の高級感やお店の雰囲気を気に入ってもらって、最終的な購入先にフリーダムを選んでもらうことで、初めて役割を果したといえる。




フリーダムの商品は、私が動けば動くほど高くなっていくわけで、それほどの効果があるのかは微妙なところだ。スタンドを洗うという単項目で考えれば間違いなく割に合っていない。安っぽく飾ろうが店舗を持たない通販だろうが、価格こそ正義という考えも一理ある。適正価格を守れない自転車業界の値引き率に救われたユーザーもたくさんいるだろうし、変にこだわった結果逃してきた売り上げもたくさんあるだろう。


私はまだ経営者として甘いのか、こだわりやプライド無く作った金よりも、自分の考えに即した売り上げを作りたいと思い、そのためなら多少売り上げが減っても良いと考えている節がある。何のためにわざわざ人生の何分の一かを費やして小売店経営をやっているのかを思えば、我慢するより潰れた方がマシと思う。

しかしそれは、あくまで経営が成り立っているからこそ言える話なんじゃないかと疑うこともよくある。もし本当に経営が行き詰ったとき、今の信念のもとにフリーダムを潰す勇気が私にあるのか。



このスタンドをすべて洗うには、準備や片付けなど含めると、なんだかんだ30分くらい必要だ。焼き付いたタイヤのゴムを取るのは面倒であるし。

人間が持てる時間は短い。物事には有意義なものとそうでないものがあって、極力有意義なものに使いたいが、有意義なものの中にも割に合うものと合わないものがある。このスタンドを毎回30分かけて洗っていると、そんなことに悩むことが多い。



2016/8/31(Wed)
今日は横浜でジャイアントとコルナゴの展示会。

台風の影響で西風が強く、千葉から横浜まで延々4時間向かい風。

踏めど回せど40km/h出ずウンザリ。これじゃいつまでたっても目的地に付かない。

横浜美人のたなびくブロンドヘアーを見て萎える。




今日は私が展示会に行っている間に、業者さんにフロアの磨きとワックスを頼んだ。

夜帰ってきてそのきれいさに感動。

やっぱプロは違うな、としみじみ。



店舗がきれいなことって、お客さんに対する何よりのサービスだと思う。

置かれている自転車もより高級感が増して見えるだろう。高額であることと、高級感があることの差は、しっかり意識して飾ろう。


なかなか大規模店舗や商業施設のようにはいかないけれど、もっと短い周期で頼もうと思う。


2016/8/29(Mon)
先週に引き続き、再度台風が来るという事で、またまたケルヒャーをセッティングして、地面の掃除。

前回はお店の前と洗車する場所を洗ったが、今回はトイレ前。



仕事の少ない夏とはいえ、なかなか連続した3時間を確保するのは難しいのだけど、台風の前という事で頑張った。

台風の前日にケルヒャーをかけるのは、大量に出てくるコケと砂を洗い流してもらうため。



明日は台風。

ホームページの頑張って作ろうと思う。


2016/8/26(Fri)
シリコンがまぐち。

シリコン製で中身が濡れないので、鍵やお札を入れたりするのにちょうどよい。



ポケットの中でお札が蒸れてふやけて自販機で受け付けなくなっちゃったり、車のカギや家のカギを直接ポケットに入れるのもやりたくないし、シリコン製っていうのは最適な気がする。

ジップロックやチャックだと、寒い時に手がかじかんで開け閉めが大変だし、しわくちゃのビニールパックに入れるのも見栄えが悪い。




ロングライド時の荷物の運び方って色々あるけど、シリコンがまぐちはカユいところに手が届いている気がする。値段も1000円ぐらいだし、雨の日に使ったり夏に水かぶったりも出来るから、自転車乗りのスタンダードになる可能性を秘めてるんじゃないかな?



今まで使っていた“顔サイズ”だと、お札と鍵を一緒に入れられなかったのだが、こないだ“体付き”の大きいサイズを見つけて、それが思いのほか使い勝手がよくてハマった。


この子の名前は、しずえ。

ロボトミー手術されてそうな顔してる。


かわいすぎてちょっと...という人にはウサギさんタイプもある。




2016/8/26(Fri)
今朝も狩野山に行こうと思ったけど、諸事情あってウグイスラインの往復練習に変更。

いつもは2段坂上って下った後の九十九折りで往復するけれど、今日は九十九折が追い風だったので、2段坂で往復。

向かい風の登坂でダンシングの練習なんて、ドMの教祖になれるな。



毎回2度と登るものかと念じながら、時間的に7往復目でおしまい。

何回か自転車乗りの御一行とすれ違いながら、その都度お応援される。みんな私がフリーダム店長だってわかってるんだなぁ。こちらは声を出したり手を挙げたりする余裕はないから首を下げてオシマイ。でも応援されるたびに頑張れるというか、タレないようにしようと思う。

独り練習は、精神的に負けやすいのが一番の問題点だから、ありがたい。



夜にTTバイクでサイクリングに行ったらハンガーノックになった

思えば食事が足りてない。

今日使ったエネルギーの内約は、朝練でたぶん2500kcalくらい。基礎代謝が1600kcalだとして18時間の活動で1200kcal。一日働いて900kcal。トータルの使用エネルギーは5300kcal前後。

対して摂取カロリーは、昼ご飯にチャーハンが800kcal、夜ご飯がコンビニの担々麺で800kcal。朝ごはんはいつも食べないし、飲み物は基本水のみ。でも朝練でレッドブル飲んだから200kcalだとして1800kcal。ただし夜ごはんはたぶんエネルギーにはまだなってないから...

差し引き…いくつだ。アレだ。



男一人、夜の1時にハンガーノック。帰ってきて、うどんを腹に詰め込む。いやぁ、やっちまったなぁ。久しぶりにハンガーノックをやった。明日はしんどいな。



日記のタイピングで手がしびれる。体のむくみがハンパない。

体がむくむメカニズムとして、皮膚を引き締める役割であるコラーゲンが筋細胞内のミトコn.......ダメだ、おやすみ。


2016/8/24(Wed)
私は週3のペースでマッサージに通っている。

それはスポーツマン向けのアスリート整形で、さながらプロレスのような筋圧マッサーだが、学生時代から慣れ親しんだそれは、ヤると一気に回復する。

お盆と甲子園帯同により先生が不在で施術を受けられなかった手前、2週間ぶりの体はガチガチだった。普段の水曜日なら練習後に行くところ、あまりに体が重かったので朝一番で行ってきた。痛タタタタタタッ‼と40分ほど叫び続けた後、車で狩野山へ向かう。

最近は暑さと台風で練習が難しかったが、今週の水曜日はいい感じで雨が降ってくれたおかげで快適に走ることができた。

余談だが、もし暑い夏で走るときには、暑さで疲れが倍増するのではなく、最初から疲れた状態で走りはじめていると捉えれば、少しは熱中症が避けられるのではないかと思う。通常なら疲れとともに乳酸が溜まって踏めなくなるところ、疲れているのに踏めてしまうから、余計にオーバーヒートしてしまうのだと思う。




私の今の課題は、踏まないダンシングが出来るようになること。

登坂ダンシングの最大のポイントは、おそらく、たぶん、ハンドルの荷重を抜くことと、踏み遅れないことの2つ。私はダンシングが上手くないから“たぶん”だが、たぶんその2つで合ってる。



1つ目のハンドルの荷重を抜くことは簡単。というのも、ハンドル荷重を増やすにはペダル荷重を増やせばいいわけで、ペダルの真上に体重(≒重心≒体幹)が乗っていればよい。ダンシングなのでサドル荷重は考えなくていいから、ペダルの上に立つ感じで位置出来れば、それでクリアだと思う。


2つ目の踏み遅れないことは、どちらかというと引き遅れないことといった方が正しい。ペダリングは踏み遅れより引き遅れの方が問題で、踏んだパワーが反対の脚を持ち上げることに使われるのを、絶対に避けなければいけない。踏んだパワーはすべて後輪のタイヤに送らないといけない。このとき、ただ引くだけでなく、クランクを回す感覚が出てきてほしい。




クランクの回転に合わせて引き足がピッタリ引けたときは快感で、そのまま気持ちよく踏み込んでしまいがちだけど、ここで踏み込むと速くなりすぎてしまうことが多い。

E1だったころはそれでも構わなかったかもしれないけど、今のカテゴリーでは私は間違いなく集団後方でしか走れないから、変に速く走りすぎてしまうと前の人に詰まってブレ―キをかけたり、踏み辞めて踏み直ししたりするハメになる。ただし踏むダンシングは押してはいけないニトロスイッチみたいなもので、瀕死手前の大爆発でしかない。

集団前方でのちょっとした動きが、後ろで大波となって煽られて、その時にパワーで対応してしまうと後半にチギれる原因になる。土井選手の言葉を借りれば、「10w単位でコントロールできるようにならないといけない。」であり、踏みすぎは致命的。後ろにいる以上はできないといけないハナシだと思うし、私はこれが強烈に下手なんだと思う。

だから踏むダンシングでのパワーコントロールに取り組む前に、まずは気持ちよく踏み込んでしまいがちのところで抑えられるようになっておきたい。踏み抑えがブレーキにならないように。




ブリッツェンの鈴木選手は、今のP1は下りと平坦はすごく遅くて、上りだけメチャクチャ速いと言っていた。アイサンの選手達も総じて坂は重たいギアでのダンシングで処理してることが多い。たしかにレースが高速化すれば重たいギアを踏まなくちゃいけないのは自転車の道理で、ほんとに速いとケイデンスで対応するのは無理なんだ。

そして、坂で重たいギアを踏むためのヒントが“踏まないダンシング”にあるような気がする。実際に試してみると、私レベルでも踏み込まなくてもシッティングで踏んでいる時より速いからだ。


シッティングで淡々と踏んでいると21-22km/hくらいで上っているところで、踏まないダンシングで走ると24-25km/hくらい出る。

下手ッピだから持続時間はまだ2分ほどだが、最終的にはこれで狩野山15分を全部こなせるようになりたい。シッティングだけでタイムアタックすると14分ほどで、ダンシングを織り交ぜると15分以上かかるが、ダンシング込み14分で登れるようになれば、ずいぶんステップアップしたといえるだろう。

狩野山は1回上るのに15分。とりあえず10~15本目でタレないように1~5本目で踏まないように抑えるのと、10~15分目でタレないように1~5分でもしっかり抑える。細かいようだが、こういう意識が“たぶん”重要で、練習全体でビルドアップになるようにイメージしたい。平日は5-8本しか登る時間しかないが、お金と時間を惜しまず練習に行こう。




写真は洗車。練習から帰ってきた後に散髪に行くために後回しにしたが、雨と汗は金属にとってすごく良くない。厳密にいうと洗車をすることが錆びさせなくするわけではないが、細かい理論は無し。明日も使うから洗うのだが、なにより洗わないのは自転車がかわいそうだから洗うのだ。


私が採用しているセラミックスピードのBBは、壊す人は1年で壊してしまうが、私のは5年以上使っている日本で最初に輸入されたロットのもの。もちろん自転車に乗っているときはメーカーだのグリスだのセラミックだのはまったく気にしていないから、この寿命の差は完全に洗車の差だと思う。

昔は自転車を水洗いしているだけでキチガイショップ扱いされたものだが、最近はロードバイクを水洗いすることに抵抗が薄れてきているように感じる。水洗いの抵抗感が完全に解決できれば、世の自転車たちは幸せになれるだろう。

※幸せになるのは自転車乗りじゃないよ!自転車本体だからね!



2016/8/23(Tue)
写真はヨネックス。

今更ながら日記にヨネックスの写真が載ったのは、サドルが変わったから。

フリーダムを始めてからいままで、自分の自転車は店最大の見本であるという考えのもと、あるいは店長という立場から、お客さんたちが実際に買える商品で構成し、限定パーツや型落ちパーツは使わないという縛りプレイをしていた。

3年前にフィジークのアリオネCXシリーズが廃版になり、CXシリーズの後継であるRシリーズがうまくフィットしなかったため、後継のサドルに大変困ったときがあった。その時の代替案で出てきたのがMTBシリーズであるツンドラ00というもの。ツンドラシリーズはアリオネCXがベースになっているのと、色がブラック/イエローというのが重なって、ルックのモンドリアン(プロチーム)には採用してきたが、逆に言うとモンドリアン以外の自転車には使えなった。

まさかホワイト/ブルーのヨネックスにブラック/イエローのサドルをコーディネートするわけにもいかず、とりあえずのセライタリアのSLRで間に合わせていたが、お尻の相性的にはもてぎ4時間エンデューロまでがギリギリで、6時間走るツールド沖縄でヨネックスを使った際には内股の皮膚が破けてしまったりした。



個人的な考えでいえば、バイクのパーツを選ぶときは、多少の性能差や相性よりも見た目が優先である。たとえどんなに性能が良くてもかっこ悪い自転車には乗りたくないし、かっこよければ多少の性能や相性は我慢できる。自分で高いお金を出して買うのだから、かっこ悪いものを選ぶなんてありえない。

そんな考えから、お尻が痛くなるサドルであっても4時間も乗れれば問題ないと思って放置していたのだが、その間に現行パーツでヨネックスに見た目的に合うサドルが見つけられなかった。最終的に、お尻が痛くなるとわかっているだけで、そのヨネックスそのものを避けるようになってしまった。

結局、乗らないよりは乗った方が良いという事で、廃版パーツは使わないという自分ルールを諦めて、昔のサドルに戻した。

だから最終的な優先順位としては

かっこ悪い>お尻痛い>廃版パーツ使わない

になった。




ヨネックスは、カンパニョーロのコンポと、ジップのホイールを使い、ハンドル・ステム・シートピラーもジップで統一している。

これは、現プロツアーチームのアスタナのSワークスからヒントを得たもので、Sワークスといえばシマノやスラムとの組み合わせを思い浮かべることが多い中で、Sワークスとカンパの組み合わせが非常に珍しく、かつカッコ良かった。

またSワークス×ジップというのは自然なイメージであり、ホイールメーカーであるジップが最近になって積極的にハンドルやステムを発売するようになったことで、フルにジップで揃えれば統一感が出てきてかっこいいと思った事。ホワイト/ブルーの艶あり塗装のヨネックスに対して、変に赤いロゴマークやマット塗装のパーツを組み合わせたくなかったことから、ジップのデザインはヨネックスのデザインを邪魔しなくて良かった。



その他、ジップのリアホイールのスポークテンションを少しだけ上げている。昔は扁平スポークのテンションは測れなかったのだが、時代は進み、扁平スポークのテンションが測れるテンションメーターも出てきた。具体的には、例えば130kgfに対しては+4kgfくらいだろうか。カレーに入れるチョコレートのような隠し味として。

ヨネックス×ジップというのは固いフレームと柔らかいホイールという組み合わせであり、柔らかいフレームに固いホイールという組み合わせになる795×コスミック、C60×ボーラに近づけるのが目的。私は基本的に完組ホイールのスポークテンションを上げるというのは推奨しない派で、けしてチョコレート味のカレーを推しているわけではない。



似たような話だと、ボトルケージはアランデルを使用している。ジップでもボトルケージは発売していて、使い勝手も悪いわけではない。ジップで統一するというテーマでいえばボトルケージもジップにするのが筋だが、ルックもコルナゴもTTバイクもすべてアランデルであり、ボトルケージにボトルが挿入っていく感覚が違うのは嫌だった。乗って走ってしまえっばヨネックスだろうがルックだろうが関係なくて、しかしボトルは体の一部だ。

複数台持っているときは、なるべく感覚を合わせる。ただし見た目が最優先で、我慢できるところは我慢する。

そんな話。


2016/8/18(Thu)
暑い昼間を避けて、夜も深夜に走りに行く。

仕事が昼からなのが自転車屋の良いところ。そのかわり自転車屋ならではのデメリットもあるから、使える時間は使っていかないと。

3時間ほど走った後に家に帰り、また涼しい早朝に走りに行く。昼メシ前に少し寝て、13時から仕事が始まる。そして仕事が終わるとまた深夜に走りに行く。

大人になると言い訳が多くなるが、強くなりたいなら少しは努力しないといけない。みんな頑張っているんだから、自分も頑張らないと追いつけない。



TTバイクで走っていると身バレしやすいのか、「フリーダムの店長ですよね」って声をかけられる。応援しています、と。

こんな弱い自分を応援などとは、感謝してもしきれない。ありがとう!



先日、2016年の最速店長選手権の参加依頼のメールが来た。

正直、DNFや落車ばかりの私が、仮にも最速なんておこがましくてノリが悪い。

でもこうして、全然知らない人からも応援されているのだと思うと、頑張んないといけないと思う。

期待に応えようとしているだけマシな人間かもしれない。1ミリでもいいから速くならないとな。




写真はゲームセンターから連れ帰ってきた、シン・ゴジラのしん君。

フリーダムぬいーズの新入り。


2016/8/16(Tue)
特にハンドルやステム、ヘルメットなどは、1週間もすればホコリまみれになるから、週2回のペースで掃除をする。それをすべてハタキで叩くと、1時間はかかる。

私個人の考えから、パーツはすべて箱から取り出して触れるようにし、その時ガラスケースは使わないと決めているが、ガラスケースを使えばこの掃除作業が要らなくなると思うと惹かれるものがないわけではない。

店舗用什器としてガラスケースは5万円くらいで購入できるし、4つもあれば充分飾りきることができるだろう。そして20万円の投資で毎週2時間が浮くと思えば、それは素晴らしく私を休ませてくれるだろう。



お盆は暇。

暇なときは店の掃除。

工具キャビネット、洗車台、窓。あるいは洗車スペース周りのコケをとるために久々にケルヒャーをセットして地面を洗った。

地面を洗うのはかなり時間を使うので滅多にやらないが、やればやったなりにきれいになるから半年に一度くらいやっている。それに明日は台風だというから、細かな砂を流してくれるのもちょうどよかった。

以下草毟りをしたり、自販機のごみ箱を洗ったり。



お店の展示車は765、795、796の3台。さながらルックのコンセプトストアのようだ。

ホイールやコンポ、ハンドルセットまで全て同じメーカーで統一出来るので、795と796のカラーが現行である今年のうちに、一度やってみたかった。


もちろんこれはネタ。

初めて自転車を買いに来る人にとっては、ルックはなじみが薄いし、価格が高額すぎていけない。お盆が明けたら変えてしまうが、ネタとしては豪華でよいじゃないか。



2016/8/15(Mon)
気づいた人は気づいたかもしれないが、実はTTバイクにパワーメーターを導入した。パワーメーターの導入はおよそ3年ぶりであり、現段階におけるパワーメーターに対する捉え方を書き起こしてみる。


しかし、皆うすうす気づいているかもしれないが、私はパワーメーターを使った練習に否定的である。
参考)http://cycle-freedom.main.jp/gallerypro/gallery.cgi?no=68

だからパワーメーターが好きな人は、もし読むなら、話半分で読んでほしい。




まずは効率について。

ペダリングモニターなどで効率を試行錯誤してみるとわかるのだが、50~60%で踏んでいる状態からぺダリング効率を上げていった場合は、70%あたりまではしっかりと速度に反映される。しかしペダリング効率をさらに80~90%まで上げていっても、70%の時と比べて速くなっていかない。それどころか、かえって遅くなってしまう事に気づいてくる。

これは、モニター上で効率の良いペダリングと、実際に走って速くなるペダリングの境目が70%ほどにあることを示している。あるいは、もっとも速く走れるペダリング効率は70%の時だと言える。


だから60%から70%にする10%には意味があるが、70%から80%にする10%には意味がないと捉えることができる。そしてペダリング効率が70%以下のうちは、効率が良い悪いという話ではなく、ペダリングの基本が出来ていないというレベルであり、パワーメーターを使う段階ではないと考える。

なんとなく、ペダリング効率を上げていけば速く走れるようになりそうなイメージがあるが、現実はそうではない。やろうと思えば90%くらい出るのだろうが、それは外界で走るときのフォームやペダリングとは異なるため使えない、使わない。そして要らない技術をいくら練習したところで速くならない。



パワーに関してもほぼ同様である。なんとなく、パワーも上げれば上げるほど速くなるイメージがあるが、速度を上げようとしてパワーを上げていった場合、どこかでパワーと速度が交換しきれなくなる境目がある。

あと0.3km/h速く走るためには70wです、と要求されたら、とてもじゃないが割に合わないだろう。速度は再現なく上がるものではなく、頭打ちになるものだ。

パワーと効率を図るパワーメーター(ペダリングモニター)を使ってわかる事が、パワーを上げて効率良く走れば速く走れるわけではないという事なのは、何とも皮肉な話ではないか。




脚力の基準は速度にある。

自転車で速く走ろうとした場合は、起伏の変化と風向き、そして勾配という3つの要素が複合している状態で、それにどれだけ的確に対処したかによってくる。例えばそれがポジションやフォームの変化であったり、ギアやケイデンスの変化であったりするわけで、出力の変化もそれら対処方法のうちのひとつでしか無い。

にもかかわらず、パワーメーターを使うことで、パワーが出てペダリング効率が高ければ今が理論上一番速く走れているはず…と錯覚するのだ。

大事なのはパワーが出ていることではなく、実際に走った時の速度が速いことではないのか?速ければパワーは低くていいのだ。ペダリング効率が低くてもいい。パワーが上がりました、ペダリング効率も上がりました、でも速度は変わってません、では話にならないだろう。




また、練習と本番の出力のギャップにも言及しなければいけない。

人間には本番パワーというものがある。練習では到底出ないパワーが、本番になると簡単に出せる。だから最低でも、練習の時のパワーと本番の時のパワーは分けて把握しておかないといけない。

しかしパワーメーターを使用すると、練習のときの出力が×××ワットだから本番ではそのワットを超えないようにしよう、という思考に陥りやすい。



また、練習であれ本番であれ、体調が良い時と悪い時があるだろう。パワーメーターの利点の1つは、それを客観的に数値で示してくれることだ。

しかし、パワーが出ない時は何らかの理由があって出ないのにもかかわらず、その理由を分析しないで頭ごなしにパワーを絞り出そうとする。パワーが出ない理由を解決しないでパワーが出てくるわけがないのに、「パワーが出ていない=悪」として、パワーが出ていなかったから駄目なのだと安直水平思考で捉えるようになってしまう。

パワーが出ないなら出ないなりに他の方法で結果(≒速度・順位など)を求めればよいものを、パワーが出ていないというだけで簡単にあきらめるようになる。それは成長を止めるものだ。





などとパワーメーターのデメリットを羅列していった時、それでも再度パワーメーターを導入しようと決心したのは、パワーメーターのデメリットを理解したうえで数値に惑わされないだけの経験を得たと思ったからだ。

自分のペダリングが確立され、もっとも速度の出るフォームやポジションが明確にになり、パワーと効率が速度の全てじゃないと理解している。出力が全てという嘘を見破り、常に速度を基準として走り、練習時と本番時のギャップや調子の良い日と悪い日の感覚の違いも把握した。

そのうえで、「パワーがどれだけ足りていないか」「必要以上のパワーを出しすぎていないか」を判別するだけのモニターとして扱える自信が付いたからこそ、バカ高いコストを支払って導入したのだ。



パワーメーターは練習をアシストしない。

やる気がない人のやる気を引き出してくれるわけではない。自分を追い込む精神力が無い人を追い込ませてくれるわけではない。向上心を引き上げてモチベーションを上げてくれるわけでもない。

やる気がある人はパワーメーターが無くても練習する。追い込む人はパワーメーターなんか見なくても苦しい思いをしている。向上心もモチベーションも、パワーメーターではなく目標達成意識こそが司っている。

所為パワーメーターとは選手が見るものではないのだ。練習でヘトヘトに疲れた後でも、翌日の練習の課題を見つけ出すためにPCにつないでデータを洗い出し、次の練習メニューに反映させる。

単に、そういったコーチングから避けられない日が来たのだ。






2016/8/11(Thu)
厚い日が続く。

先週の日曜日は38度。昨日(水曜日)は36度だった。それも百葉箱の中での話。

昨日は品川でメリダの展示会だったが、道路がすごく混んでいて、いつもなら50分で抜ける区間に1時間半もかかってしまった。その間ずっと路面の照り返しと排気ガスにまみれ続けて、手元のガーミンの瞬間最高気温は46度を記録した。

こんな中で乗っても絶対に強くはならないので、どうしても走らなければいけない理由が無いならば、思い切って休んでしまった方がいい。あるいは練習は早朝と深夜に行い、もし日中に走るときはサイクリングに努める。

暑くてもレースはあるし9月も残暑があるから完全に乗らないってことはないのだけど、8月に頑張りすぎると10月以降に体調が下がってしまうため、強度が上がらないように気を付けたい。



TTバイクはボトルが1本しか積めないので、かなりこまめに水分を補充しないといけない。

暑い日は休憩が長すぎると一気に体がダルくなって走れなくなってしまうので、基本的に止まる休憩はしない。水分補充はたいてい自販機で行い、ポケットに生の500円玉を入れておいて、赤信号と自販機が重なったタイミングでパッと買ってすぐに走り出す。買った水は走りながらボトルに補充し、可能な限り止まらない。

ボトルの水は貴重だが、サングラスを洗ったり体に浴びせたりしたいので、ボトルの中身は水。1時間で1リットルが目安。塩分やミネラルはメイタンの2RUNと電解質パウダーに頼り、ポケットにたくさんつめて出かける。いろはすのペットボトルは細くつぶせるのでポケットで邪魔にならないので良い。



写真は和光ケミカルの日焼け止めと、キャメルバックの保冷ボトル。

日焼け止めは言わずもがな。

塗らないで走るなんてまずありえない。和光ケミカルの日焼け止めは1本3500円、それを洗うクレンジングオイルも3500円。初期投資に7000円かかるが、1回の使用量でみれば1日100円ほど。翌日のダメージがたった100円でまるまる回避できるわけだから、レースだろうが練習だろうが必ず塗る。


保冷ボトルも、夏を乗り切るには重要なアイテムの1つだと思う。

私はサポートの関連から、ルックに乗るときはルックのボトル、コルナゴに乗るときはメイタンのボトルを使用しているが、正直に言って出来ることなら保冷ボトルを使いたいと思う。この時期にノーマルボトルを使うと、入れた瞬間からお湯になる。

数ある保冷ボトルの中で、キャメルバックのポディウムチルの性能が非常に高い。そのキャメルバックのなかで、写真に写っているポディウムアイスというボトルが最上位モデルにある。1本3600円と、スクイズボトルとしては超破格の金額だが、性能はもはや魔法瓶レベル。ボトルケージをカーボンにしているお金があったら、ボトルをこれにした方がよい。





Page:[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40]

管理用
-Diary-