2015/9/3(Thu)
ブレーキシューがめっちゃ削れた。



土曜日に組んだヨネックスは、日曜日のシェイクダウンが雨、月曜の夜練も雨、水曜のロングライドも雨で、雨ばっかり。

現状は手入れをする暇のない795のワイヤー交換を済ませるまで間の、雨用バイクとして活躍してもらうことになりそうだ。795のワイヤーはすでにかなり消耗しているけど、795のワイヤ―交換にはまとまった時間が必要で、なかなか交換する暇が取れない(体力も含めて)。アウターケーシングの入れ替えだけでもどっかのショップに外注しちゃおうかとか思う…笑

ヨネの体重は6.3㎏ほどでUCI規定の6.8㎏まで、あと500g近く重りを積まないといけない。しかしヨネックスのシートチューブはかなり細く、しかもV2バッテリーが詰まっているため、500gも一度に入るほどの容積が無く、どうやって積もうか悩み中。

重りの出し入れはシートチューブが一番やりやすいので、バッテリーをダウンチューブに移し替えたほうがいいのかな...。



私自身、雨の日のライドはあまり積極的にはやらない。

雨天のライドはお客さんにも積極的に進めるべきじゃないと思っているし、実際に日曜日のショップの朝練も、雨が降れば中止になる。他のチームとて、雨だろうと構わず乗っているチームは少ないはず。

しかし実際にある話として、たとえばイベントにエントリーしていて、当日に雨が降ったとき、せっかくのエントリーフィーがもったいないからといって強硬して走ってしまう人の方も多いと思う。

もし自分がそういう性格だとしたら、本当ならたとえ雨の日でも、どのくらい視界が悪いかとか、どのくらいタイヤのグリップが落ちるかとか、どのくらいブレーキが効かなくなるのかとか、雨の日なら雨の日なりに走っておかないといけないのだと思う。たいていの雨は風とセットになっているし。

もちろん消極的に、だけど。



先日の日記で、塩飴をいっぱい持って行った、的な日記を書いたけれど、あれは個人的には雨天ライドに効果的だと思っている。


1つ目の理由は、雨の日だと補給色を取る回数が減る。塩飴は最低限ナトリウムだけは補ってくれるから。

雨の日は体調が崩れやすいと言われる。それは体が冷えるからという直接的な理由もあるが、実際には、雨で路面の砂塵が浮いて車のタイヤに巻き上げられて口の中に入り、後日内臓からやられちゃうことの方が、理由としては重い。

2つ目の理由は、飴を舐めているとあまり口を開けなくなる。こぼしちゃうからね。

3つ目は、雨を舐めて口を閉じていると酸素が足りなくなるため、物理的に強く踏み続けることが出来なくなる。必要以上に疲れて免疫力が低下する、というのが無くなる。これはほぼオマケ的な要素。



経験上、もっとも体調不良を防いでくれている気がするのが2つ目の理由。

重ね重ね消極的にだけど、もし雨の中走る時は塩飴を試してみてほしい。



2015/9/2(Wed)
今日はジャイアント、コルナゴ、BMC、スコット、およびそれらの代理店が扱うパーツの展示会。

9月から本格的に始まる展示会ラッシュの中では、ジャイアントの展示会が一番遠い(片道約90km)ので、はじめからクライマックス。


朝6時半。起きて外に出ると豪雨。しかしケータイで天気図を調べると、10時ころには晴れそうだった。最初だけ我慢すればあとは楽しいサイクリングだ。それに夏の雨が楽しくないわけでもない。7時に出発する予定だったものを8時に遅らせて、ウィンドベストに防水スプレーをたっぷりしみこませて、ポケットに塩飴10個突っ込んでGO!!

自転車はヨネックス。本当はTTバイクで行くつもりだったのだけど、雨だったので、ボトルケージが1つしかないTTバイクは諦め。

神奈川から千葉にかけて雨雲が進む中、千葉から神奈川に向かうわけなので、余裕の向かい風。天気予報の隅っこに風速8m/sと書かれていたのを思い出した。とりあえず7時間エンデューロだと思って走り始める。

飴を舐めつつ1時間半が経過し、都内を通り過ぎようかというあたりで、なんとお金を持ってくるのを忘れていたことに気付く。ちなみにパンク修理道具も忘れた。何年自転車やってるんだと自省する。



幸いにも雨が降っているので、のどが乾かない。塩飴で何とかごまかしつつも、2時間半が過ぎたあたりで脱水症状が出てくる。ボトル1本分の水分しか摂ってないので当たり前かもしれない。塩飴が辛く感じ始めた。ペダルを漕ぐ力を緩めて体重でやり過ごしながら、なんとか展示会場に到着。

ジャイアントの展示会で見張ったものはシューズ。ソールの形状、合理的な理論、ソールの剛性、ベルクロとボアシステムの配置、アッパーソールの柔らかさ。多少シューズの形が合わなくても使用する価値があるように感じたので、その場で自分用に1つ頼んだ。



ジャイアントでたっぷりのコーラとチョコを補充し、次はコルナゴ。コルナゴで大事なのは…色。モデルが変わらない今年のコルナゴでは、カタログと実車の色味のギャップがどれくらいあるのかを把握するのが大事。

コルナゴの展示会でワイズロードの野沢さんにお会いし、なんと1000円を貸してくれた。このご恩は一生忘れません。180kmお金無しなんて学生以来のひもじさだったので、この1000円札は神棚に飾るレベル。その後BMCの展示会でバウムクーヘンとグミとチョコをポケットいっぱいに補給。トイレで水を汲み、都内へと戻る。


復路は晴れて気温も上がる。しかし風の強さはそのまま。往路が向かい風の雨で、復路でその雨が止んだという事は、つまり復路も向かい風。うすうすそんな気はしていた。行きも帰りも向かい風は自転車あるある。せめて風が止んでくれる事を願っていたが。

トータルの走行時間が5時間半を超えたところで、ついにハンガーノックが始まった。昨日の晩御飯は適正時間に食べ損ねたため、生ハムと笹かまとウィダーインゼリーのプロテインで済ませていた。朝は梨を1つ食べて、昼飯は無し。気温も上がり喉が渇く天気になってしまった。お金を忘れたのを気付いた時から覚悟していたけれど、けっこうきつい。

しかし今の自分のポケットには1000円札がある。いざとなったら自販機でコーラが買える。この保険の安心さだけで強く漕ぎ続けられる気がした。しかし、銀座~上野~北千住あたりの、赤信号と、ウィンカー無しで左折してくるトラック、ハザードのまま発進してくるタクシー、ギリギリまで餌をついばむのんきな鳩を相手に、見事撃沈。

ちなみにみなさん、鳩って轢いたことありますか?鳩を轢くと一瞬で羽がブワァッっと散って、スポークが血まみれ。そして5~6本折れ曲がるんです、アーメン。


スコットの展示会で、スコットの営業さんの自虐っぷりに感心した。メーカーは良い部分情報しか公表しないから、自分のところの商品万歳な営業が多い中で、悪いところを悪いと言えるスタッフは貴重な存在だ。




今日のロングライドは散々だったけど、それでも楽しかった。

何事も前向きに。

以前、前十字靭帯断裂の手術で3週間入院した時は、あれこそ本当の地獄だったと思う。何もすることが無い中で、ただ痛みに耐えるだけの時間。それに比べれば、今の季節は寒さで痛む事ないし、今日は疲れて動けなくなるまで体を動かすことが出来る。

私も若くなくなってきて無理がきかなくなってきたし、調子も崩しやすくなってきているもの気付いているが、いつか年老いて自転車に乗れなくなったとき、もっともっと自転車に乗っておけばよかったと思うと思う。その時に、ちょっと雨が降っただけで自転車を避けているようでは、ぜったい後悔すると思う。

そんなことを考えながら。



帰ってきてからは、契約内容の精査。夜はまだまだ終わらない。


2015/8/31(Mon)
ヨネックスです。

今回の個体は電子式カンパニョーロで組まれています。カラーリングはホワイト×ブルー。私が乗る個体で、ピナレロを意識して配色しました。常時お店に置いておくので、興味ある方は試乗にどうぞ。ペダルはルックです。


ヨネックスの取扱い店に行くとオーダーカラーの色サンプルが置いてあると思いますが、ブルーは通常のメタリックブルー。キャンディーブルーのピナレロを横に並べてみると、すこし緑っぽい青です。ピナレロは少々赤みがかり、まさに真っ青といったところ。太陽の下に持っていくと、高級感にはかなり差がつきます。

しかしこのピナレロは、時期的に自転車界が最も塗装に力を入れていた時代のものなので、最新のフレームが安っぽく見えてしまうのも仕方ありません。マットブラックとデカールだけで済ませてしまっているフレームが多いなかで、ちゃんとマスキングで塗装してクリアを磨いてあるだけで評価できる時代です。

悪く言えば見た目の合格点が下がっただけなのですが、良く言えば、もっとヒドいメーカーがいくらでもあるという事です。



仕様は電子式のカンパニョーロ。バッテリーは内装式のV2バッテリーを加工して装着しました。

シートチューブがかなり細いためダウンチューブ側に装着する事も想定していましたが、シートチューブに収めることが出来ました。充電ポートはBB下の、フロントディレイラーのワイヤーが通る穴を利用し、そこを6mmから7㎜に広げて対応しました。ヨネックスをEPS・V2バッテリーで組むのは初めてだったので、充電ポートの位置は現物合わせのぶっつけ本番で行く予定であり、新規に穴を空けるのも覚悟していましたが、必要最低限の加工で済んだと思います。メカニカルにも自然に戻せるはずです。

トータル的な組み付け作業時間は約2時間ほどでしょうか。ヨネックスはかなり肉厚が薄いため、コラムカットの時も穴を広げる時もかなり容易でした。コラムカットを例にすれば、ルックでは30秒ほど掛かって一汗かこうものも、ヨネックスだと6~7秒弱で切れてしまいます。ヨネックスの各パイプの肉厚はルックのおよそ3分の1以下です。



基本的に軽いという事は脆いという事になりますが、それでも軽い自転車は良いものです。なぜなら圧倒的に加速が速いから。許されるなら、自転車は1gでも軽い方が良い。

例えば自分が巡航できる速度が35km/hだったり45km/hだったりする時に、軽いバイクは35km/hや45km/hまでに到達する時間が短いです。

一度でも巡航速度域に到達してしまえば、そこでフレームの役割はほぼ終わりですが、軽いフレームは巡航にもっていくまでの力が圧倒的に少ない。

大勢で走るときは他人に任せてしまえばよい加速も、単独で走る場合は加速から速度維持まで一人でこなさなければいけないため、フレームの重要性は増してきます。


軽い自転車は扱いが難しいと言われますが、それは「慣れ」の一言で済んでしまいます。軽い自転車はピーキーで扱いにくい?そんな大昔の話なんか思い出す必要ありません。

それはヨネックスに限った話ではありません。時代が進んだ今は、遺された加速のアドバンテージを思う存分楽しんでいれば良いのです。



土曜日にフレームが届き、その場のお客さん達のノリと勢いで組み、翌日の日曜日に乗ってきました。朝練は雨で中止になりましたが、私はそのまま走りに行ってきました。

レコードのクランクとボーラで組まれたヨネックスには、たまたまですが、乗ったことがあったので、良くも悪くもこんなもんだよね、と。

デュラエースのクランクとコスミックカーボンで組まれたヨネックスでは固すぎてどうしてくれようかと思っていましたが、カンパではずいぶんしっとりしてくれました。



2015/8/25(Tue)
お店の窓掃除をしました。

今朝お店に来たら手垢が思いっきり付いていたので、久しぶりに洗剤を使って大々的に掃除しました。所要時間は30分ほど。昨年末に窓掃除用のケルヒャーを買いましたが、すごく役に立っています。

その後整備に移行。

本当は火曜日はゆっくり休んでいたい曜日なのですが、今週は整備の量がちょっとだけ多いので、火曜日からOHに手を付け始めました。

先週はお盆でしたが、お盆で仕事が入ってこなかった分、今週が2週間分に増えたという事ですね。

このあたりも予約制を敷かない理由の1つです。長い目で見て入ってくる仕事量は決まっていて、先延ばしにした分だけ仕事が減ると思っているからです。




さて、この写真は今月のサイクルスポーツのP.103の記事に写っている、シルヴァン・シャバネルというプロ選手の写真です。

この写真を見た瞬間ギョッとしました。皆さんこのフォームでまともに漕げますか?


運動生理学を進めていくと、どこかで、人間を見ると人体模型が動いているように見えてきます。

フリーダムで身体の測定器しないのも、体の大きさを測って理論値に当てはめるよりも、自分の目で見てお客さんの体がどう動いているか見る方が正確だからです。

少なくとも、マシンに乗せて何時間もかけてフィッティングしようが、走っている所を数十秒だけ見ようが、およそ出てくる答えは同じであり、その時に、どんどんレベルアップしていく肉体に、毎度膨大なリソースを払ってフィッティングし直すのかい?と考えています。フィティングというのは1度やればそれで済んでしまうものではないからです。

この写真をみて、このポジションでペダリングしている時の筋肉の収縮をイメージして、そのイメージを自分に当てはめて自分の体を動かそうとしてみると、とてもじゃないけどこんなフォームで出力は出ません。



自転車で速く走ろうとしたとき、ケイデンスを上げる前に、重いギアを踏む前に、まず姿勢を下げないといけません。

ケイデンスを上げにくいから、重いギアが踏めなくなるからといって低姿勢をほどくのではなく、あくまで姿勢を下げた状態のまま、どう踏むか、どうケイデンスを上げるか、どう姿勢を維持していくかに苦心していなければいけません。低姿勢というのは体幹の強化ばかりに注目されていますが、意外と技術的な要素が強い傾向にあります。


だから、たまにこういう写真を見つけたら、今の自分のペダリングと、この写真からイメージできるペダリングで、どのくらい筋肉の収縮の割合の差があるかを感じ取り、自分がこの写真のペダリングフォームに辿りつくまでの過程を想像してみる……。

そうすると、今より少し低姿勢になれる糸口が発見できるはずです。

技術も低くパワーもないのに姿勢まで高かったら、どうしようもありません…。



2015/8/21(Fri)
もっとも暑い時期を休養で過ごし、今週の月曜から練習を再開させた。月曜火曜、木曜と来て本日金曜は倦怠感、ダルさがMAX。皮膚をつまむとぶよぶよ感がハンパじゃない。

皮下脂肪が増えて体重が増えていない限り、皮膚のぶよぶよはコラーゲン不足によるもの。そしてコラーゲンはアミノ酸だから、端的に言って肉不足。思えば練習を再開したのに、食事の量を戻していなかった。

練習の量はご飯の量。立ち止まって考えれば簡単なことも、意外と気がつかない。コーチがいるという事はどんなに大切なことか。



さて、夏から秋にかけては新モデルが発表される時期とあって、毎月20日発売である自転車雑誌の今月号もインプレ記事がたくさん載っている。

そこで、それぞれサイクルスポーツとバイシクルクラブのインプレの記事の中で、短く要約させやすかったものを抜粋。その後重複したモデルは統合し、モデル名を隠して、エクセルでランダムにシャッフルして併記させてみた。


すると……

①加速・安定性・快適性がきわめて高いレベルで融合されている
②本格的なレースからロングライドまで幅広く対応できる
③剛性と高度を向上させつつ振動を効率的に除去
④走行性能、快適性、空力性能をすべて手にした集大成
⑤グランツールに必要な快適性を獲得。走行性能と軽量性も高められている
⑥チューブ形状を最適化し、剛性と快適性を確保
⑦トップクラスの空力性能を持ち、平坦だけでなく登りも得意
⑧快適でパワーロスもなく、軽くて扱いやすい
⑨軽さ、動力性能、ハンドリングをハイレベルでバランスさせた

となった。う~ん…。

どれがどれだかわからない。かろうじて、⑦がサーベロ・S5かな?というのがわかるくらい。


以前、皮肉めいて

こんな記事を書いたことがある...
→ http://cycle-freedom.main.jp/gallerypro/gallery.cgi?no=39

...が、この日記の内容もかなり意地悪だと思う。以前雑誌のインプレで好き放題書かせてもらって、メーカーからおしかりを食ったことがあるから、インプレライターさんの苦悩も少しはわかっているつもりだ。しかしつまるところ、お金出して雑誌を買った人が楽しいかつまらないか、なのではないだろうか。


そんな雑誌インプレの内容はさておいて、フレームを性能で重要なのは主に、軽さ、剛性、快適性、空力の4つ。そのうち空力について、少し言及しておこうと思う。

これから挙げる数字は全て私個人の感覚であり、私の独断的な考えでしかない。裏付ける実験データもないし、推測も多い。テキトーに言っているわけではないが、話半分に読んでくれればいい。




エアロフレームの形状は大きく分けて、涙滴型とカムテール型に分けることが出来る。

そしてカムテール型は60m/hくらいから効果を感じることが出来る。60m/hという速度は基本的には下りでしか出せない速度域だ。極一部の人は自力で到達できる速度域かもしれないが、所詮は短時間。しかも60km/hとはエアロフレームが効果を発揮する速度域の入り口でしかない……。


カムテール型のフレームは、実走に基づいた状態での風洞実験…というくだりを用いて紹介されることがある。ではその「実走」が具体的に何km/hなのかと言えば、おそらく60m/h程度だと思われる。欧州トップレースでは、65km/hのトレインから75km/hのスプリンターが発射される。だから日本のサイクリストの99.9%以上に関係ない話。もちろん私にも関係ない話。

一方、涙滴型フレームでは、45km/hほどから効果を実感することが出来る。これは…かなりの人が自力で到達し、強い人であれば10分以上自力で走り続けられる速度域であり、一般サイクリストにとっても現実的だと言える。実は、進化したと言われるカムテール型のフレームよりも、前時代的な涙滴型の偏平フレームの方が、一般サイクリストとしては恩恵を受けることが多い。TTフレームに涙滴型が多いのも、単独で走る速度域にカムテールの想定条件がそぐわないからだ。


こういった側面を踏まえつつ、現実的な涙滴型フレームから非現実的なカムテール型フレームに“進化した”理由の1つが横風だろう。欧州トップレースでは横風が1つの攻撃ポイントになっており、また日本ロードレース界が意識していないポイントでもある。

後輪であればディスクホイールであっても外走行に大した影響がないように、涙滴型フレームも所詮フレームである。涙滴型フレームとカムテール型フレームの横風の影響の差をフロントホイールのリム高に直すと、およそ35mmハイトと40mmハイトの違い程度にしかならない。

“実走に即した”エアロフレームの形状や想定条件とは、欧州トッププロの集団走行に対して即しているわけであって、一般サイクリストが出会うシチュエーションに即している速度域とはかけ離れている。これは、ほぼすべての商用メディアでタブーとされている言い回しだ。



では自力で60km/hが出せない場合、チームとしてはどうか。

残念ながら、60km/h以上出せる人を何人も揃えて、超高速行域で牽引し続けられるチームは日本に5~6チームだろうか。もちろんプロだ。そういったチームのメンバーは、どちらかと言えばインプレを書く側であり(もはや書いてくれることすらないが)、雑誌の記事を読んで参考にすることから卒業した人達だろう。

では一般のアマチュアチームではどうか。残念ながら60km/h出せる人そのものがいないのではないか。プロ上位やトップアマを合わせても日本にそうたくさんいるわけではない。仮にそういう人がいるチームであったとして、残りのメンバーはローテーションに加わることすら出来ないのではないか。


また下りでも、日本の山道で90km/hにも100km/hにも達することは稀。その速度を出す必要があるシチュエーションはさらに極めて稀。ダウンヒルでは、下り坂への侵入速度やエイペックス脱出時の加速力が勝負どころになってくるし、速く走ることよりも安全に走ることが優先される下りでは、フレームのエアロ形状はかなり問われにくい。

話を巡航からスプリントに移してみても、スプリントではフレームのエアロより人間のエアロの方が重要であり、勝負を決めるのはフレームのエアロではなく発射のタイミングと加速力になる。加速量はエアロではなく剛性によるもの。相反しているもの。


……この辺りまで話を広めてしまうと、単独という条件を外れて誰かの後ろで走ることになってくるため、フレームの空力云々を議論する前提そのものが崩れてしまう。



個人単位ではプロですら関係ない話であり、複数人で力を合わせても設計エンジニアの想定にタッチできるかどうかわからない。それがエアロフレーム。フレームのエアロについて考える時、それが重要になるシチュエーション自体が非常に狭く限られている。エアロフレームの事を考えなければいけない事自体がかなり狭くあり、99.9%のサイクリストは夢でしか語れない。

しかし今の雑誌は、ちゃんと夢を見させてくれる存在でいるのだろうか。軽い言葉で慰める存在になってはいないだろうか。


2015/8/17(Mon)
平和なお盆が終わりました。

ここからは9月の実業団レース3連戦と展示会ラッシュ、決算月とジャパンカップの10月、決算直後からのツールド沖縄まで、一連の流れで一気に進んでいきます。全部頑張ります。



お盆明けからの発注作業は、2週間分の集計と代理店への連絡の付きにくさから、かなり時間がかかります。

輸入代理店と聞くと仰々しい感じがあるかもしれませんが、実は営業担当は2~3人から4~5人であることが多く、かなり小規模で行われています。そこに全国のお店の注文が殺到するわけですから、とても短時間でこなしきれるものではないでしょう。落ち着くまでしばらくかかると思います。


なぜ代理店がこれほどまでに小規模なのかと考えると、自転車業界が儲からないからだと思います。実は10年くらい前までは自転車業界も定価販売が基本だったのですが、インターネットの普及と通販の発達によって価格競争が始まり、小売店が儲からなくなってきました。それが代理店に影響が出始めて、宣伝広告の負担が重く残ってしまった…といった感じでしょうか。

また、儲からないから設備にもお金がかけられません。いまだにFAXでオーダーをやり取りしている代理店がほとんどですから、お盆明けに営業担当に連絡が付かないことなど当たり前です。



8月が過ぎると、9月から怒涛の展示会ラッシュが始まります。1週間に5つも7つも展示会が重なることもあり、日中は回るだけで精一杯なこともあります。翌日以降は整備作業に移り、翌週もまた展示会を控えているので、店に帰ってきてからすぐに契約条件を整理して初回オーダーまで確定させます。

フリーダムはスタッフが私しかいないので、手分けして回ることが出来ないため、前述した9月から11月の間が、私にとっては一年で最も体力的に厳しい時期になります。



自転車の主なパーツは、フレーム、ホイール、その他のパーツ3分野に分けることが出来るため、代理店の契約もそれに沿って考えていきます。

現状のフリーダムの在庫高を100として、そのうちの42%がフレーム、17%がホイール、その他のパーツが41%として振り分けられています。

なんとなくフレーム課、ホイール課、ハンドル課…などと区別することが出来て、それぞれの課から予算をくれよ、在庫を増やしてよ、と主張される感じです。ただし会社全体としては予算が限られているので、フレームばかりやっているわけにはいかないよ、ホイールばかりやっているわけにはいかないよ、と予算の分配を進めていきます。

また、例えばフレーム課内での予算であっても、アンカーばかりやっているわけにはいかないよ、コルナゴばかりやっているわけにはいかないよ、といった外部企業との交渉も考えていく必要があります。悩ましい事には間違いありませんが、しかしこれこそがショップ経営の中でもっとも楽しい作業の1つだとも思っています。



これを億劫に感じ始めると、お店のコンセプト化が進んでいくのだと思います。

例えばフレームはアンカーばかり、ホイールはマビックばかり、ハンドルやステムはデダばかり…。こういったお店にしていけば、展示会に行く回数も減り、契約条件や予算配分を考える必要性もなくなり、全体の作業量としてはかなり減ると思います。それをしないのは端に私のわがままであり、たくさんの代理店と契約しているから忙しいなんて言っても、同情されるような話ではありません。



なぜ私がいろんな代理店と契約するようになったかというのは、しっかりとした理由があります。

男の子にヒットするおもちゃの条件として、「バトル・カスタム・コレクション」という3つの要素が全て含まれているとヒットする、というおもちゃ業界の話があります。

例えば私の趣味であるミニカー収集にはバトルやカスタムはありませんし、将棋にはカスタム、コレクションという要素がありません。3つ揃っているおもちゃとしては、たとえばミニ四駆とかポケモンとかカードゲームなんかが挙げられます。

実は自転車がバッチリと当てはまっています。自転車にはさらに運動不足解消と体力作り、鑑賞物という要素も含まれてくるので、趣味を確立する要素をほぼ完璧に網羅していると言えます。


フリーダムのお客さんは主にフリーダムで自転車パーツを買っていくことになりますが、もしフリーダムの店頭ラインナップが狭まってしまったら、「バトル・カスタム・コレクション」のうちの「カスタム」という要素を奪ってしまうと考えています。

3つの要素がすべて揃っている趣味というのは実はかなり珍しいので、せっかく自転車という趣味にたどり着いた人から、これらの要素を奪わないようにしたいと考えています。


それが、ホームページの(店内写真)の下の方にも書いてある、“サイクルフリーダム1店舗でサイクルモードを完結する”という内容につながっていくんです。




2015/8/15(Sat)
洗車用のウエスを干している洗濯バサミが割れ始めてきたので、買いかえました。

写真はウエスを洗っている所です。



それと合わせて、ゴム手袋を用意しました。

最近、ゴム手袋を持参する人が散見されるようになったので、お店側で用意することにしました。


洗車で使っている溶剤は、皮膚を犯すような強い溶剤ではありませんが、指先に切り傷があったりすると沁みますし、あるに越したことありません。

S,M,Lサイズ用意したので気軽に使ってください。破いてしまったときは申しつけてください。

※洗車はただでさえ原価ギリギリなので、チェーンリングなどで破かないよう注意して下さい。



それと価格なのですが、

店長が洗車した時の価格を、1000円から2500円に値上げしました。

実はHPの方ではしれっと更新していたのですが、1000円ではどうにも割に合わな過ぎたからです。

ホントは気温35℃以上と10°以下の場合は3000円とか書こうかとも思ったんですが、それは冗談っぽくなりすぎちゃうので辞めました。



セルフ洗車は500円のまま据え置きです。

引き続きセルフで頑張ってください。


2015/8/13(Thu)
8月に入ってからというもの練習はほとんどしていません。

乗ったとしてもTTバイクでのサイクリング程度であって、あとは夜寝る前の腹筋くらいじゃないでしょうか。それこそ8月に自転車に乗ったのは日曜日の朝練だけです。

8月から頑張ってしまうと、11月に向けてバテてしまいそうです。休むときは休み、乗るときは乗る。本当は今すぐにでも練習したくて仕方ないのですが、もう少しだけ我慢です。来週の月曜日から少しずつ再開する予定ですが、明日、明後日までは休みです。

しかしどうにも時間が余ってしまって落ち着きません。いきなり時間が出来ると、それはそれで何をしていいかわかりません。



暇なお盆は、ママチャリ(ビアンキ)と街乗り用(ピナレロ)を手入れして過ごしています。

ともに、こういう時でもないとメンテナンスしない2台です。
※洗車はしてます。


写真はピナレロのサドルの汚れをきれいにしたところです。

自転車の一番高い場所となるサドルが白いと、バイクはとても栄えます。

競技用に使っているルックでは敬遠している白いサドルや白いバーテープも、街乗り用のピナレロでは使っています。

やっぱり白いサドルはカッコいいんだもの!!



サドルの汚れは、メラミンスポンジとシリコン系ワックスを使うことで解決できます。

スポンジにワックスをたっぷりとしみこませて、少しずつ撫でたり、ポンポン叩いてあげることで、劇的にキレイになります。

その後、フッ素系オイルでサラッと拭き上げてやれば一丁上がりです。



街乗り用バイクはどうしてもジーンズで乗ることが多く、白いサドルがどんどん青くなってしまいます。夏という事もあり花火大会も多く、私服で走る時は全てこのバイクに乗るので、最近はかなり青さが目立つようになっていました。

しかし白は白だからこそカッコよく、白いパーツが汚れていると、それだけでもみっともありません。

まして高額な自転車ならなおの事であり、白く維持できないなら素直に黒いパーツを使った方がいいとも考えています。


いつショーに貸し出しても恥ずかしくない状態……乗ってるのか乗ってないのかわからないくらいでちょうど良いんです。




2015/8/10(Mon)
あまりに暇だったので草むしりをした。今日は日記書いて草むしりして終わり。たまにはこういうのもいいじゃないか。


客商売としてニッパチの暇さは実感するところだ。業界的に2月は暇ではないが、8月は間違いなく暇だ。毎年の8月の売上は、7月や6月に比べて半分程度しかない。

お客さん達はお盆に乗りたいだろうから、お盆前に自転車を買ったり整備に入庫したりする。私は常々、自転車“ごとき”で予約制を敷く必要はない、と考えてきた。入庫した次の週末までには納品できるように動いているから、整備の量には波がある。徹夜が続く週もあるし、今週のように2台しかない週もある。



そんな暇なお盆に休まないのは、8月は学生たちが帰ってくるかもしれないからだ。学生の頃からフリーダムに通い、就職で地方に赴いていった学生たちがお盆に顔を出しに来ることがある。いつ誰が戻ってくるかわからないから、お盆に休む気が起きない。


学生がロードバイクをやりたいと思った時に、もし学校に自転車部が無ければ、同年代の自転車仲間を見つけるのはかなり難しい。

スポーツサイクルはメジャーなスポーツではないし、始めるにしても初期投資が高い。始めようと思うきっかけが多いスポーツではないにもかかわらず、始めたいと思っても簡単に始められるスポーツではない。学生がロードバイクを始める事は、社会人が想像する以上にハードルが高い。

親の金にしろ、バイトや小遣いの積み重ねにしろ、そうした難関を乗り越えた若者が、若者同士で出会える場所があるとしたら、それはショップに他ならないと思う。

実業団チームなどの活動目標に『若手育成』という言葉が蔓延しているが、若手育成の一番の窓口になれるのはショップだと確信している。それは私がお店を経営しているからではない。



しかし、現状はそうなっていない。なぜなら学生はお金を持ってないため、ショップから相手にされないことが多いからだ。現に私はそうだった。

仲間を見つけたいとか、レースをしたいとかではなく、単純にお金が無いから相手にされない。冷たいあしらいを受け、つまらない思いをし、店に行かなくなり、自己流で始めたメンテナンスと乗り方で、トラブルが増えていく。

もちろん、ショップだってボランティアでやっているわけではないのだから、お金を落とさない人間に対応しないのも当たり前だ。だから放置される学生をどこまで擁護できるかは難しいが、金が基準の世界もまたつまらない。フリーダムは私が客側だった頃に望んでいた姿にする。店がつまるかつまらないかは、店の基準が金にあるか人にあるかで考えればいい。金が全てじゃない。




一年で最も暇なお盆が空けて9月に入ると、いよいよ本格的に展示会シーズンが始まる。

今のフリーダムにはあまり自転車が残っていない。もちろん、これから翌年度モデルを仕入れる時期を迎えるにあたり、お金の工面に専念したい中で、まだ在庫の処分に頭を抱えているようでは胃が持たない。しかし商品が少ないお店はつまらないから、ここの両立は難しい。


自転車業界は買取販売形式なので、何十万もするフレームやホイールをお店に飾るためには、先に何十万も用意しなければいけない。最終的に仕入れは1千万単位となり、売れるかどうかわからないものを現金と交換するのは博打に近い。

お店に在庫するものは私が決めるのではない。何を売りたいかを決めるのは私ではない。お店に何を置くかはお客さんが決める。店のおススメは無く、お客さんが乗りたいものに乗ればいい。理想の店とはそうあるべきだと思う。実現は難しいが、目指す価値がある。

たまに、チェーン店やショップスタッフの人が、将来独立をしたいとフリーダムを訪ねてくることがあるが、私の仕事における最大のストレスは、お店を眺める時は常に口座の残高が浮かんで離れない事だと思う。お金には困りたくない。金が全てじゃない、なんて綺麗には言えない。




2015/8/7(Fri)
午前中、お店に出て来て、HPの更新をしました。

今回更新したのは(店内写真)の項目。

HPの写真と実際の状況がだいぶ違ってきてしまっているので、その更新をば。



この時期はお店の在庫が減り、商品にボリュームが無くなってくる時期なので、本来ならそういうのは避けるべきなんじゃないかと思いつつも、次にいつ更新できる時間があるかわからないので、今日更新してしまいました。逆に、一番商品の薄い時期の写真を乗せておけば、いざお店に来た時に変に落胆されずに済むと考えることにします。そんな後付けの理由はすぐに忘れてしまいそうですけど。

おもえばHPの(店内写真)は、約1年ほどの周期で更新されています。昔の写真がちらほらと目に入ってくる作業なので、苦しく懐かしい思い出に、卒業アルバムを見つけたかのごとくHP作業そっちのけで見入ってしまいます。



私はHP系の作業があまり得意ではなく、HPから古い写真を削除して、新しい写真と入れ替えるだけの作業であっても2時間くらいかかってしまいます。

写真の構図やHPの構想は、練習までの移動の間などにうっすらと思い描いているのですが、いざ編集し始めると、写真の撮り直しや手書きメモも多く、毎回四苦八苦しながらHPを作っています。

逆に文章の方は即興で書いています。日々の接客などで “あ、今いいこと言った” 的なものがあった時に、後からそれを文章化したものが日記になることが多く。フリーダムのHPは、その日記などで書いた文章を付け足していくような形でボリュームアップされています。

文字が多く写真が少ないため、一から全部読むのは相当大変になってきたナ、と感じます。



今回の編集作業は主に、写真の入れ替えだけだったのですが、更新した店内写真の下に、

『外から見るとちょっと入りにいけど、入ってしまえばアットホーム』

というのがベストであり、つまり

『最初は入りやすく見えたけど、入ってみたら居心地が悪い』

という事を避けるようにしていけば、おのずと良い店になっていくのだ…


…という文章を付け足しました。この考えは、お店を始める前の22歳ごろに、ほぼ構築され終わっていた感覚の1つなのですが、意外と文字に起こされたことが無い内容で、自分でも意外でした。


HPに書かれている考えは、どれもお店を始める前から考えていたことが今だに継続している内容が多いのですが、それをくどくてもちゃんと文字にしておくのが大事だと考えています。

それは、既にフリーダムに来ている人に対して書いている内容と、フリーダムに来ていない人に対して書いている内容を、自分の中でしっかり区別しておいた方が良い、という裏面の表れだったことに最近気が付きました。


2015/8/4(Tue)
明日は久々のお休みです。

7月は水曜日のお休みが一切無かったので、およそ5週間ぶりの休日。


レースが続いた5月6月と、先週~先々週~先々先週の整備量の多さと相まって、7月の後半は完全にバテ気味でした。

今週は特に整備が詰まっているわけでもないし、8月は整備量が落ち着きやすい月なので、明日は少しゆっくりしたいと思います。



業務連絡的な話かもしれませんが、お盆休みの予定はありません。

お盆にあまりお客さんが来ないのはわかっているのですが、今年はレースがあるたびに週末を休んでしまっているので、その罪滅ぼし的な意味合いが強いです。

お盆に休まなかったからと言って、週末レースで休んでいいわけではありませんが、ここでお盆まで休んでしまうのは精神衛生的に無理です。



まだまだ若いつもりですし、水曜日休めれば十分です。

9月10月は展示会と決算でまず休めません。もちろん練習もしますし、レースも出ます。

そこを乗り切る覚悟を8月中にしておかないといけません。




2015/8/3(Mon)
梅雨が過ぎて約2週間。40℃越えが続く千葉県の国道沿線で、ようやく体が暑さに慣れてきた気がします。

体が暑さに慣れるまでは、なるべく朝早い時間帯に走るようにしていましたが、これからはまた9時11時に練習しようと思います。

というのも、レースを含めてイベントは結局は日中に行われるので、暑い暑いと言って暑さばかりを避けていると、いざ本番に限ってヤラれてしまいます。

10月を過ぎても暑い日は暑いですし、暑さはある程度慣れてくるものです。それに、冬の厳しさを思い返せば、夏の暑さだって幸せを感じながら過ごせるというものです。




先週金曜日、整備の合間を縫って、バーテープを奥の部屋に移動させました。

これで、外から見える場所はフレームとホイールのみになり、小物関係は全て小部屋の方に集まりました。若干ウェアの行き場に困っていますが、解決に難しくない悩みだと感じます。


自転車の小物の箱…チューブやバーテープなどの箱は、同じ商品でもロットによって差があることが少なくありません。たとえばコンチネンタルのチューブを10本同時に仕入れたとして、5本は黄色っぽく、5本はオレンジっぽかったりします。印刷の濃淡やフォントが違うのは、自転車パーツとしては半ば当たり前になっています。

あるいは42mmバルブの方は古い箱で、60㎜バルブの方は新しい箱…というパターンもあります。そういった“みっともない”状態が、外から見えるのは嫌でした。また、完成車やホイールなどの高額商品を狭っ苦しく飾るのは、商品に対して申し訳ありません。高額商品はカッコよく飾ってこそ、高いお金を払った対価が得られるというものです。



バーテープがあったところには、ソファーとテーブル置き足しました。

週末は明らかに椅子が足りていない事を申し訳なく思っていました。テーブルが小さい事で飲み物を地べたに置かせてしまっていたのも良くありません。扇風機や、ペットボトル用にこじゃれたゴミ箱も置いておこうかなと思っています。



テナント賃料は店舗面積全体にかかっていると考えるべきであり、本来なら限られた店舗面積の中にどれだけ商品をたくさん置くかに悩むべきところ、商品を置かずにソファーを置くなんていうのは考え方としては真逆なので、少しためらっていた面もあるのですが、いろいろ考えてこの姿にしました。

いろいろとは具体的に、在庫額と売上高の割合、商品の陳列方法の適切さ、お客さん達の快適さ、統括している私の掃除や整頓のしやすさ、などでしょうか...。一概に何が正解かはわかりませんが、今の私が総合的に見た結果です。



私は今でも覚えています。

ママチャリ屋を買い取るような形で始まったサイクルフリーダム。ここには一般のママチャリが13台、電動アシストのママチャリが4台、マウンテンルック車が7台、ソラ完成車が9台ありました。ロードバイク関連の小物はチューブすら満足にありませんでした。

どんなだか、ゼロからお店を始めた方が楽だったと思い返します。長い長い道のりを経た後では、少しずつロードバイクショップに変えていく事もまた楽しかったかもしれませんが、2度と過去には戻りたくありません。




今のフリーダムの姿を見ていると、泣いてしまいそうです。






2015/7/31(Fri)
水の通り道が黒いです。

これはみな、自転車から出てきた油埃です。


洗車の方法を説明する時にはまず、「拭いてもこすっても汚れが伸びるだけで意味が無い」という事を念押しします。

たいていの洗車溶剤は、汚れを移動しやすくするだけであって、その場で分解するわけではありません。ですからパーツクリーナーやディグリーザーを噴きかけただけでは、それらが乾いた後に、結局汚れは自転車に残ったままで終わってしまいます。洗車をする上では、「自転車の汚れを自転車の外部に移動させてあげる」というイメージが大事になってきます。

そうして自転車の汚れが地面に移動して乾いた後に残るのがコレです。汚い自転車が多かった週は、こうして水の通り道に黒い跡が残ります。

雨が降るとこの黒いのは消えていくのですが、この写真を見ると「汚れを移動させる」という概念が掴みやすいのではないでしょうか。ゲリラ豪雨が来るとこの部分だけ泡立つので面白かったりします。



洗車の際に、フィルタークリーナーを使わないのはなぜですか?という質問を受けることがありますが、答えは、

環境に悪いから、です。


ドイツでは非常に厳しく管理されているそうですが、日本でもフィルタークリーナーは分離層を使って産廃させなければならず、地面に垂れ流していいものではありません。

クルマのディーラーではそういった設備を持ってフィルタークリーナーを使用していますが、自転車屋で分離層が設備があるお店はおそらくありません。もし分離層施設を持っている自転車屋があったらビックリします。

一応分離層無しでも、フィルタークリーナーを使った洗浄が出来ないわけではないのですが、めんどくさくて割に合わないんです。



以前、和光ケミカルが、日本の某プロチームがレース会場でフィルタークリーナーで洗って垂れ流しているけど、あれはやめてほしい。こういうところがまだ日本は自転車後進国なのだと言っていました。

加えて、レース会場などでも気軽に使えて、環境に負荷がかからないケミカルを開発し中です、という話もされていました。

フィルタークリーナーが使えれば安くて楽でたしかに便利なので、気軽に使える類似品が出てくれば、家庭での洗車として心強い味方になりそうです。


2015/7/28(Tue)
最近のフリーダムの自転車組み立ては1週間におよそ10台平均、今週は11台の予定です。

11台のうち、フレーム交換が3台、コンポ交換が2台、OHが6台です。OHはこの季節としては多い方で、通常なら完成車がたくさん出る季節なのですが、完成車在庫がほとんどないフリーダムとしては、店頭展示車がボロッと売れることは滅多にありません。




月曜日は常に発注作業から始まりますが、発注作業の工程として、発注作業は納期の短いものが基準になります。

今週は『日曜預かり火曜渡し』『月曜預かり火曜渡し』『金曜預かり金曜渡し』という、非常に納期の短いバイクが3台あるので、この3台の作業順序を軸に発注作業を進めていきます。
※たいていが実業団や学連の選手達で、フリーダムレーシング以外の人も受け持っています。


一度全てずらーっと並べて、1台ずつ、何がどのくらい消耗しているか、交換すべきパーツとそのままでもイケるパーツはどれか、交換品の中で発注対応になるパーツはどれか、などを一斉にメモしていきます。

それは、見て6割、乗って7割、両方やって9割程度が把握でき、残りの1割はバラしてみないとわかりません。発注作業はスムーズに流れて2時間、多い時で4時間といったろことでしょうか。



基本的に、チェーンやワイヤー、ブラケットフード、BB等の、ロードバイクでメインとなる消耗品は、1か月単位で必要になる個数の何倍も潤沢に在庫させています。

その他、ほぼ網羅しきれていると感じられるジャンルは、チェーンリング、リアスプロケット、フロントディレイラー、リアブレーキキャリパーの4つです。それぞれ消耗しやすかったり、即納を求められたりする事が多い分野だからです。

逆に店頭ではほとんど在庫を持たず、オーダー毎に取り寄せて対応するパーツ群は、ブレーキレバーとクランクセット、リアディレイラーなどです。こちらはあまり壊れることがなく、即納を求められることも少ないからです。



今週は足りないパーツがほとんどなく、発注作業もきわめてスムーズに終えられたため、月曜日から組み付け作業を始めることが出来ました。同じ11台を作業するにしても、月曜日から取り掛かれるのと、木曜金曜の2日間だけで納期をクリアするのでは、難易度が全然違います。


特に今週は、オーバーホール6台のうち3台が“初診”になりました。1度でも自分で組み付けたことがあるバイクは、たとえ同じ作業をやるにしても圧倒的に速く作業が終わります。

逆に完全に初めて触るバイクに関しては、ボルトが外れなかったり、使っているグリスが溶けにくかったりと、なかなか順調に進まない事が多いものです。

1台の自転車組み立ては1時間半を基準としていますが、初診となるバイクには必要以上の時間が取れるように配慮していかないと、練習する時間や寝る時間がどんどん無くなってしまいます。

それでも最近はスムーズに仕事をこなせるようになってきたと思います。




私は『一芸十年』という言葉が好きですが、まだ29歳とあって、10年以上やり続けたことがあるジャンルはあまり多くありません。

私が10年以上取り組んできたものは、水泳が11年、将棋が14年、書道が11年と、この3つだけです。他には陸上競技が7年とロードバイクが7年。自転車整備歴はもう少し長いのですが、ロードバイクショップの経営はいまだ6年目が過ぎようかというところです。


端に『一芸十年』といっても、ただ10年ダラダラと過ごすわけではなく、朝から晩まで、みっちりやっての10年です。私も、今の生活の早朝から深夜まで全てロードバイク漬けですから、その言葉を信じて職人芸まであと4年です。

やっぱり10年やったのとやらないのでは、いろいろ見え方が違ってくると思うんです。

実は自分の中で、将棋や水泳と、陸上や自転車とでは、少し壁があるんです。その壁とは上手く言葉に表せないものですが、『一芸十年』という言葉は個人的に経験を伴う実感であり、私はロードバイクを10年続けた後に見える世界に興味があります。


2015/7/26(Sun)
【JBCF E1】三峰山ヒルクライム

結果 : 17位

ヒルクライムはダメだぁ~...。



午前中にレース出て午後からのお店が間に合うならば、出来る限り参加すると決めた今年。

埼玉県で実業団レースがあるという事で勢い余ってエントリーしたが、なんと3時間以上かかる秘境の地。それは夜中に野生の鹿に遭遇するレベルの場所だった。

レーススタート時間は7時とあって、1時起き、1時半出発、4時半現地着。帰宅後仮眠する間もなく、久々の徹夜レース。




始めて走る峠は、一番キツくなるポイントが4km地点だと聞いていたので、逆に4km地点に先頭で侵入しておき、一番キツイところから少しずつ後退しながら、なんとか先頭集団でクリアする作戦。

重量級の私にとっては、一番勾配のキツイところを先頭集団でやり過ごすことが、最高の精神安定剤となるはず...だった。

その狙いはある程度上手くいくのだけど、序盤2~3km地点ですぐに先頭集団は9人になっちゃうし、あまりに先頭集団の隊列が短すぎて付いていくのも無理。

そして一番キツイ4km地点であえなくプツリ。レース3分の2を残して何度も止めようかと思った。ヒルクライムに必要な精神力って独特だ。

もちろん後ろから来る人にもついていけず、えっちらおっちら一人旅。どうにか登り切っての17位ゴール。



ん~...。

まずはE1のクライマー上位陣に交じってシングル順位でフィニッシュできるくらいの登坂力が欲しい。



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