2015/6/12(Fri)
熊野から帰ってきて、しばらく忙しくて。

今週の火曜日は久しぶりに少しゆっくりできるかなと思ったらまったく出来なくて、

そのままの金曜日までズブズブと。

なんと久しぶりな日記だろう。もはや日記ではない。




今日は雨。

なので久しぶりに練習は無し。

雨は、雨という理由を付けて、練習をしない。

晴れが続くうちは乗り続け、強度も下げない。でも体調を崩すような天候では無理はしない。それは自分のレベルアップのために練習時間を使うのは歓迎だが、崩した体調を戻す為の時間が一番もったいないと思うからだ。





写真はメリダ・リアクトエボ…のトップキャップです。

ピンボケしていてわかりにくいかもしれませんが、コラムの一番上に付く、フタのようなパーツで、これはワイヤーガイドが付いています。

サーベロのSシリーズやジャイアントのプロペルシリーズなど、トップチューブの上からシフトワイヤーが入っていくフレームがいくつかありますが、それらはシフトワイヤーがステムの横にビロビロっと広がってしまって、膝にあたるなど邪魔なため、ルーティングに頭を悩ませることになります。

これはそれを解消するために作られたはずで、メリダのリアクトEVOに付属してきます。




私はこのパーツは使いませんでした。

というのも、おそらく落車時に危ないからです。


グリップアウトのような横に滑る落車なら関係ないかもしれませんが、何かに激突して前方に放り出されるような落車の仕方であれば、これが人間に激突する…正確には人間がこれに激突していく…からです。


実際に骨盤を折るような落車の場合、たいていはステムに骨盤を強打していることが多いです。

具体的には、前輪が落下物(散らばった自転車や人体など)に乗りあげる→ハンドルが持ち上がる→激突のGで人間が前に吹っ飛ぶ→浮き上がったステムに骨盤を強打する、という順番になるのですが、骨盤は形的に凹んでいるので、そこにステムが引っかかっちゃうんですね。それがダウンヒル中などの超高速域で行われれば、骨盤が骨折しなければ幸いとさえ言えるでしょう。



近年、ジャガー(自動車)のエンジンルーフにマスコットが使われなくなったのは、あれが付いていると衝突時に危ないという理由だそうで、ずいぶん局所的な話で止めたんだな~と思ったのですが、自転車でいうコラムチューブ(ステム)が骨盤にあたって危ないというのは、確率的に言えばクルマのマスコットの比ではないはずです。


だから、コラムを残している人は結構見かけますが、あれは安全面のリスクヘッジとしてはあまり褒められた話ではありません。

コラムチューブを残していると買い物した時にビニール袋ひっかけるのに便利…とか、そんなのは人それぞれ好きにやればよいと思うのですが、少なくとも上記のような話がある中で、コラムが残っているどころかトップキャップに“あんな突起物”が付けているというのは、個人的にはなかなか理解しがたいものがあります。




さて、では話を戻して、

まともに組むとシフトワイヤーが膝にあたって邪魔だという理由からああいうパーツが作られたわけですから、あのパーツを使わなければ依然としてシフトワイヤーは膝にあたってしまうままです。

それをサイクルフリーダム的にどうすればいいかというと、素直に諦めてください。

そういうフレームを選んじゃったんだから、そういうフレームだと知りつつメカニカルで組んじゃったんだから、もうそれ以上気にしないことです。

「ソウイウモノナノ」


ワイヤーが膝に当たらないようにしたいと思うのではなく、膝にワイヤーが当たったくらいで何とも思わないようにすること。

大丈夫、膝にワイヤーが当たったくらいじゃ、なんにも関係ありません!

「男塾」


2015/6/5(Fri)
巻いた。

上手?

褒めて褒めてー


2015/6/5(Fri)
今週は整備量が多い。今日は久々に1日7台を超えそうだ。

木祖村や熊野など、お店を閉めている期間が長かったので、その分の依頼が一気に押し寄せてきた感じだ。本来ならお客さん達に見限られてしまうところ、依頼されるだけでありがたい。



練習の方はというと、熊野が終わって月曜日から追い込みっぱなしで、朝はサイクリングが多い。朝サイクリング、昼仕事、深夜本練習という生活パターン。でも忙しいから練習しないなんて、目標が遠のくばかり。

ルックは固定ローラーに付いたまま、空気を入れ足すのすら嫌だったので、今日はこちらで。今日は体がダルくて、自転車にまたがるだけでも精神的にいっぱいだった。


写真はマグネシウムドグマ。もう10年も前の自転車になるんだな。

フリーダムではピナレロは扱っていないけど、学生時代の憧れと、金属フレームの最終到達点という事で、趣味的に所有している。

多頻度で手入れが必要なフレームなので、何度も手放そうと思ったけど、たまに組んで乗っていると、手放さなくて良かったと思えるフレームだ。

錆びやすく、割れやすく、リアエンドも一体成型のフレームなので、いまだに乗れるコンディションを保っているマグネシウムドグマはすでにそう多くはないはず。この個体もいつまで乗ってあげられるかわからない。今は寿命をまっとうするまで、大切に乗ってあげたいと思う。



それにしても今見るとすごく古くさいジオメトリーだ。サイズは545mm。今より2サイズ大きい。楽には走れるけど、速くは走れない。

楽に走れるポジションは、たいてい速く走れない。あるいは頑張っても速度が出にくいというのが正しいか。だから、仮にフレームサイズがポジションに影響するとしたら、自分が走る速度域に合わせて自転車のサイズを選ぶと良い。


よく、速く走るためには、重たいギアをたくさん回せばいいというが、そもそもの前提として、姿勢が下がっていることを最初に挙げなければいけない。

そうでないと、クランクを踏む力が空気抵抗にあらがうために使われてしまって速度に結びつかない。心拍も乳酸もめいっぱいなのにちっとも進まないという残念な状況になる。



姿勢を下げれば下げるほど、パワーが出しにくくなるのは確かだ。しかし、出しにくくなるだけであって、ちゃんとパワーは出す方法がある。グーとパーを同時に出す方法は理解しにくいかもしれないけど、世の中にはそれが出来る人がいて、稀にチョキ(ケイデンス)まで一緒に出せる人がいる。

それが、上手になる、ということなんだと思う。なにも姿勢を下げる事が、直接辛いということに結びついているわけではない。練習では、姿勢を下げた状態でパワーをさげないためにはどうすればいいか?ということを考えの中心に置きたい。



しかしインターネットや雑誌では、そこまで到達している記事は滅多にない。

それは当たり前で、本当に速い人は、わざわざブログで説明しないから。少なくともそれはお金になる情報だと思うので、私なら本で書くと思う。……私グーチョキパー同時に出せないけど。



自分が本当に知りたいと思う情報は、タダでは手に入らない。

無料で転がっている情報にも有益なものはあるかもしれないが、有益と判断できる時点で、それはすでに知っている情報でしかない。

つまり、いままで自分が疑問にすら感じなかった事の中に、次の壁を乗り越えるヒントがあるってこと…なのかな?

もしそうだとしたら、ヒントがヒントであることに気付くこと自体が独りでは難しい事だから、強くなるには仲間が必要だってことに繋がるんだろうな。


2015/6/2(Tue)
昨日の夜の練習の方が、レース3日間よりはるかに疲れた。もちろん運転疲れや遠征疲れもあるんだろうけど。

レースは「最初の9割は実力の3割まで」が基本だから、熊野のような平坦コースではスプリントさえしなければ力は余ってしまう。スプリントに参戦した1日目の夜が3日間で一番キツかったし、2日目はスプリント出来なかったから力を使うことなく終わった。3日目は...もはやノーコメントだな。

でも練習ではそうはいかない。「練習は最初の1割から全開!」。今朝はサイクリングすらままならかった。

あと2週間きっちり追い込んでから休もう。それで全日本〜西日本〜石川は調子よく乗り切れると思うんだ。




特に隠す必要もないと思うので、先日のレースのタイヤの空気圧について言及しておこうと思う。

以下の日記を読む前提として、いつも使用しているタイヤはヴェロフレックス・エクストリーム(22C)で、空気圧は7.8bar、体重は68~69㎏とする。




1日目のコースは、

前後ともに22Cを履き、前が6.0bar、後ろ7.3barで走った。

本当は前輪を25Cに履き替えての7.0barを予定していた。

1日目はスプリント戦だけど、重要なのはスプリントの加速勝負ではなく、田んぼのあぜ道に入る90°コーナーで可能な限り奥までツッコめる事と、その後の逆バンクのついた下りガタガタのヘアピンコーナーでボトムスピードを落とさない事の方。

ゴール直前の2つのコーナーでブレーキを極力掛けずに、可能な限り自転車を倒して、タイヤを変形させながらグリップを稼いでもらうために、前輪の空気圧も下げる。
※6.0barはクリンチャーの人は参考に出来ないと思います。

私(68kg)の場合、22Cから25Cにすると、適正空気圧が7.8barが8.5barになるので、もし25Cタイヤを使っていたら7.0barほどだったと思う。

25Cに履き替えなかったのは疲れていたのと時間が無かったから。

もし私がプロ選手で専属メカニックがいたり、移動中に睡眠が出来たり、木祖村のようにレースが午後からで午前中にタイヤを張り替える猶予があったら、間違いなく25Cに張り替えていた。




2日目は22C、いつも通りの7.8barで。

登りあり、下りあり、平坦あり。ローテーション(=加減速)をこなした後は間違いなく登りのスプリント。特に登りで遅れることもないと思っていたため、テクニカルなダウンヒルも集団で下ることが予想され、特にリスクを負って下るようなシチュエーションにはならないとあって、いじる必要はなし。

もし前日に25Cで走っていたら、22Cに戻していたかもしれないし、25Cで8.5barで走っていたかもしれない。どちらでも構わないと思うが、重要局面はラストの登りスプリント(≒加速の連続)とあって、やや22Cの方が良いか。




3日目は単独でも逃げ切り可能なコースレイアウト。

登り坂はアウター×ミドルで踏みきれてしまう程度。さらにテクニカルな下りと逆バンクのヘアピン、片道規制の90°コーナー、最後はスピードが乗りきった状態でのスプリント勝負が濃厚とあって、間違いなく25Cの方が良いだろう。

22Cで走ったが、張り替えなかった理由はやはり時間が無かったから。

戦略として単独逃げも想定していたので、下りのリスクも踏まえて前輪は0.5bar下げて7.3barに、後輪は7.8barのまま。雨で路面が濡れていたらさらに0.3barずつ下げだった。

もし25Cだったら、空気圧は前後輪ともに8.5bar。雨が降っていても25Cなら8.5barでOK。雨と晴れで空気圧に差をつけなくて良いのが25Cの特徴な気がする。




タイヤと空気圧の関連性については、文字に起こすと大変なので、店頭で直接質問して下さい。

“文字に起こすと大変”だから日記にしないわけなので、くれぐれもメールで質問してこないように(笑)。


2015/5/31(Sun)
熊野3日目。

ヒゲが伸びてきた。

実業団レースでは『イワサ店長怖い説』があるらしい。

確かに私はタッパもあるし、よくヒゲも生えてるし、いつもサングラスかけてるけど、基本的にさわやかイケメン好青年がモットーなので、普通に話しかけてきてくれれば普通に会話します。

サングラスはメガネも兼ねているから外さないけど、いちおうこれでも客商売の人間なので…ね。

くれぐれも、岩佐店長、怖いとかでググらないように。




レース前、実は朝こんな文章を日記に書いていた。



今日はシルベストさんが12名、VCフクオカさんが6名。

対するフリーダムは私と佐藤さんの2人です。

最後の1.5kmがひらけた平坦で、毎年スプリント戦になりますが、アシスト勝負になってしまったらまず勝てません。


必ず逃げてきます。それで勝てなかったら、すみません。



……と。

もちろんこれは、お客さんに対するアピールではなく、私なりの決意表明というか、覚悟を決めるために書いたもの。声を具現化する事で自分を追い込む事が出来る。



逃げる時はいつでも怖い。

特にE1レースは滅多に逃げが決まらないカテゴリーであり、自分から先に力を使うのは、すごく勇気が要る。だから、恐怖に負けないために書いた。

逃げられるかどうかもわからないのに、逃げたとしても逃げ切れるかどうかわからない。でも逃げないと勝ち目がないレースが始まる前は、とてもナーバスだった。

…たしかに岩佐店長がちょっと怖く見えたかもしれない。



レースはいつも通り最後尾からスタート。

1回目の登り坂で集団の中腹までピョン。その後しばらく続く登り勾配で先頭までピョン。下り始める前までには危険回避も兼ねて先頭で。

2周目は先頭で坂に侵入。KOM狙いの人が3人先行して、それにカウンターを当てるようなイメージで登り終わる直前を狙ってアタックした。スルスルっと出て車間を空けてもらえるような事がないのはわかっているので、逃げる時は力で先行するしかない。1人で最後まで行くつもりでガツンと出て、8人が抜け出した。抜け出せた!8人はすぐに協調した。

この逃げは結局つかまってしまうのだが、仮にもE1が縦一列でブチブチ中切れしてしまうような坂で、自然に前に出れたり、KOMを狙う余裕があったり、カウンターをかぶせる力があるメンツが8枚なのだから、見逃して泳がせて良いはずがない。集団が一列棒状で追ってきていたのも確認していたが、テクニカルな下りと90°コーナーが多いコースで、メイン集団はこの8人を捕まえるのにまるまる1周かかった。

この時私の頭の中にあったのは、「2周目でコレなのだから、3周目でもう一度同じようにやれば、かなりの確率で勝負を決める動きになるかもしれない。」ということ。それに反応できるのもおそらく5人程度だと感じていた。



実際は……坂の直前で交通規制車、先導カー、審判カーを抜いてしまい、レースが一時中断してしまった。いや、選手の間で一時中断しようという意見が一致し、選手全員の自主判断のもとでニュートラルをかけることになった。提案して反対した選手はいない。ポジションを守ろうと持ちかけて破った選手もいない。さすがE1の選手達で嬉しかった。

当の私は4番手で坂に侵入したのに1番手になっちゃったり。ちょっとインナー落としていいカナ?って、おちゃらけたり。登り終わるまでゆっくり行こうという声掛けに対して、登り終わった後にいつまでニュートラルをかけているべきか集団がドヨドヨし始めたので、アタック(疑似)をしてレースを再開を促した。


ただ……

唯一の仕掛けどころであった坂を失った私としては、すでにチェックメイト…いや逆チェックメイトだった。

その後は、下り勾配のコースで多勢に無勢。勝利ではなく危険回避のために引くことに淋しさを覚え、最後は私よりも強く踏んでいく選手たちを眺めながら、スプリントに関係ないラインで漕ぐのをやめて、シルベストの勝利を叫ぶアナウンスを聞いて、3日間で一矢も報いることが出来なかった自分を情けなく思いながら、下を向いてゴールした。

22位。帰りの道中でチームメートが教えてくれた。





今日のレースは比較的満足度が高かった。

それは常に優勝を目指した走りができていたから。力を使わずに集団で過ごしていれば、2位や3位になれたかもしれない。もしかしたら1位にもなれたかもしれない。でもそれは私やフリーダムの力で獲ったリザルトではないから、優勝しても入賞しても、きっとどこかモヤモヤが残るレースになったと思う。自分の力で勝つためのレースをしたから、それで勝てなくても楽しかった。



正直に言って、もしも3周目のニュートラルがなかったら…と考えないで済むはずはない。でも自分が勝つために何をしなくちゃいけないか考えて、それを最後まで遂行して、でもダメだったこのレースには...満足している。

私は、胸を張って店に帰れるだけの頑張りをした。




帰りの運転は9時間。眠くなる前に出来るだけ進もうと、トイレ休憩1回で帰ってきた。私はつよい子。

独りだったので、いろいろと考えることが出来た。

日記では書ききれない量の、いろいろ。

ため息が多い9時間だった。



2015/5/30(Sat)
熊野2日目
※※※写真ありがとうございます。これはレース最序盤の集団最後尾にいるときのもの。最前列にいるときは脚ならしのオープニングアタック、そうでない時はだいたいいつもこんな感じで始まってます。集団前方はもっとギッチリですね、


昨日の夜食は、ウィダーインゼリーのプロテインを4つ、したらば(かにかま)を4つ、アミノバイタルを3つ、メイタンの2ランを1袋。

将棋の名人戦が長引いたこともあって1時に就寝。3時に目が覚めてしまったのでコーラ飲んでもう一度寝た。



2日目のレースは山岳コースとはいうものの、4kmの登りが1回と登りのゴールスプリントのみ。


最近のE1のレースでは、絶対逃がしてくれない代わりに、どんなに遅く走っても、滅多に前に出てこられることがなくなった。今日はそれが特に顕著で、35km/hで走っていても先頭から外れなかった。集団後方は意味がわからないほどゆっくりだったんじゃないかな。

私も35km/hしか出さないのに先頭にいられるならそれで良いと思うようにしている。力を使わずに先頭に居座らせてくれるなら不満はないが、これでは余りにヌルいのではないか。



折り返し地点で1番手通過。登り始めも1番手通過。丸山千枚田を先頭集団で登り切ったのは17名。

先頭が4名、メインが10名ほど。タイムギャップは目測で15秒。状況によっては単独でジャンプすることも考えていたけど、先頭4名は最後まで踏めそうな脚には見えなかったので却下。“ある程度”踏んで“ある程度”ペースを作り、“ある程度”の差を詰めたところで終わり。“ある程度”とは、その他の選手が自然とローテーションを回していれば自然と捕まる距離。あるいは逃げ集団が後方確認をして心が折れる距離。ローテーションしているメイン集団には、そのまま前を泳がさせてもいいし、すぐに吸収させてしまってもよいし。どちらにしても私にとっては理想的な展開。


そのあとは私は引かず。そのままゴールまで連れてってもらえれば、スプリントで勝てるので。あとはシルベストの藤原選手とリーダージャージの佐藤選手(VCフクオカ)の3名がローテに加わらず。私と同様に少人数のままスプリントが開始できれば勝てる自信があったのだろう。


逆に他の14名は、この3人から逃げるような動きをしなければいけなかったはず。しかし集団はやけにのんびり。登りで千切れた人達まで後ろから迫りつつあったのに。

私個人も必要以上に人数が増えてスプリントで埋もれてしまうのが嫌だったので、少しばかり力を貸したが、仮にもE1と呼ばれるみんなはそんなレースでいいのか?それとも私が力を貸すことまで想定していたのだろうか。もし本当にそうであれば、それは私の考えの上をいき、ちゃんとレースをしていたと言えるのだが…。



丸山千枚田を先頭で登りきった17名でそのまま優勝争い。

私は、残り200mで4番手につけていたけど、スプリント開始時にクリートが割れて着順争いから脱落。佐藤さんや藤原さんと登りスプリントで競って見たかったけど、それが出来なかったのは単純につまらなかった。


さて、明日はどうするかな、




2015/5/29(Fri)
熊野前日〜1日目


熊野へは金曜日から始まるけど、少し甘えて木曜日に移動。

水曜日はお店がないため、仕事を終えて仮眠したあと、深夜1時から活動開始。

運転は7時間超。和歌山は、陸路としては秋田と大阪についで遠い遠征だけど、長距離運転もだいぶ慣れてきた。

同乗者の金久保は、運転はしないものの、気を使って弱虫ペダルやマツコデラックスのテレビを撮り溜めしてきてくれた。

現地について、50kmほどサイクリング。途中で本コースから外れて20分ほどヒルクライムしたり。どうやら私はレースの前日に70kmくらいに走ると調子が良くなるみたい。


1日目。

ゆっくり起きて、ゆっくりご飯を食べ、ゆっくりと始動。

試走はなし。そのかわり車内で前年の熊野レースの動画を見ていた。どこでどう走るかイメージを作る。このイメージ作りはなるべくやっておきたい。モチベーションのアップにもなる。


私はレーススタート前の場所取り合戦が好きではないので、いつもは集団最後尾からのスタートなのだが、今回はたまたま先頭から走る事が出来たので、レース開始後40秒ほどグッと踏む。乳酸が入る手前で踏み止めてウォーミングアップの代わり。基本平坦とあって選手達が入り乱れるので、あとは集団の流れに任せて走る。ただしトンネル前や登りでは前目前目でクリアするように心がけていた。

今回は風間が落車からの病み上がりということで、最後は平坦での場所取りから登りからスプリントまで単独戦。2分ほど力を使いっぱなし。最終コーナーを2番手でこなして1人交わして2人に捲られ、3位。

坂を2番手で通過するのは完全に狙い通り。あとは後ろの人次第。

今回はスプリントに強い選手に番手を取られて負けちゃったし、逆にクライマー系が番手を取ってくれれば捲られずにそのまま勝てただろうし。自分の前方は多少選べても、自分の後ろの選手は選べないから、仕方ないと思う。

仕方ないけど悔しい、優勝ではない順位。平日とあってそのままルックに敗北報告し、慰めてもらいました。



レース後は熊野本宮大社へ観光。

写真は熊野大社の宮司の書で、熊野大社の補修工事費用を一定金額以上寄付するともらえるもの。残念ながら直筆ではなく印刷だけど、もらえるだけラッキーと思おう。

私は鈴を鳴らしたりお賽銭投げたり、あるいは御堂の正面に立ったりはしないのだけど、補修工事の寄付はする。こういうお金って出しておかないと家に帰って後悔することが多い。

宿に帰って水道を借りて、洗車して1日おわり。日々の生活のなかで、レースが一番のんびりだ。


2015/5/24(Sun)
JBCF 大井埠頭ロードレース

<E1>
鴇田敦 9/77位
岩佐昭一 27/77位
佐藤秀和 54/77位
佐野千尋 57/77位


起伏のない平たん路を30㎞×40分。

岩佐をエース、鴇田をサブエースとして臨んだが、不本意な結果に終わった。



トレインは佐野―佐藤―岩佐―鴇田の順。

佐野―佐藤を発射台とし、スプリントは岩佐。念のため鴇田を後ろに置き、岩佐を守ってもらうのと同時に、トレインが速い段階で崩壊してしまった時には岩佐が発射台となり鴇田に出てもらう作戦。

ラスト350mで岩佐が先頭に露出してしまい、2秒ほど考えてエースを鴇田にチェンジ。ある程度狙いを持ち、狙いも大きく外れる事は無かったが、細かい失敗と一瞬の躊躇があり、1位には届かなかった。

たらればを言えば、あと3秒くらい隠れていたかった。でもそれが出来ない時もある。


フリーダムトレインは2人なので、ある程度他チームの選手を活用しながらの作戦であったため、不確定要素も多く今日の結果は十分受け入れる事が出来る。それでも作戦はかなり正確に遂行できていたと思う。事前の煮詰めがあともう少しだけ足りなかった。



全員が力を残した状態でのスプリントになる大井埠頭ロードレースは5割が運。4割はトレインの出来で決まると思う。それでも、手ごたえを感じられたレース展開であり、評価できるチームプレイだったと思う。


超短時間で起伏も一切ないコースのため、持っている力のほとんどを使うことなく終わってしまう。今回は力を残した状態で結果が伴わなかったから、不完全燃焼感が強く残った。

もちろん相手チームも必至で走っているのだから、フリーダムばかり上手くいくわけではないのはわかっている。力を使い果たした末に結果も手に入れられる時は滅多に無い事もわかっている。



自転車レースにはこういうレースがあると受け入れながら、前を向いていこう。

こうみえて私はけっこう楽しかった。




2015/5/22(Fri)
木祖村が終わって、月曜夜ポタ、火曜朝ポタ、夜ポタ、水曜は山トレ。車輪はゴキソにて。

水曜は鹿野山で秋元口(郵便局)から8本、その他の宝龍寺口、福元口、マザー牧場口から1本ずつ。秋元口10本やる予定だったけど、5時間走って4時間登って、用意していった水3リットルとポカリ(粉)が無くなったので、終了。

木曜夜は強度を上げるはずが、ヤル気と集中力が欠けてポタ。

金曜朝ポタは背中がバキバキでダメダメのユルユル。




写真はジップ・202(2015年式)と、その代替のリム。


中国には、巧遅は拙速に如かず、という言葉がある。

出来が完璧でも遅いよりは、出来は悪くても速い方が良いという意味で、さらに訳を進めると、納期が遅いのはダメという事だ。



ホイール修正はショップの主な作業の1つで、リム交換をする際に痛んだスポークも交換するのだけど、スポーク交換に際して、片面に対して約3分の1が交換になった時点で、片面全面交換をオススメしたい。

ジップ202は全部で24本、片面12本ずつあるから、片面が4本以上交換になったら12本全部交換をする。古いスポークと新品のスポークが極度に入り混じるのは、振れの原因になるから避けておきたいわけだ。


今回の修理でリムとスポークを交換するのだけど、スポークが必要本数以上用意できなかった。

ここでさらに2か月以上待って新品スポークを用意するのも良いのだけど、いまはヒルクライムシーズン真っ盛り。先週壊したからって、今週また使う。

ましてジップ202という山岳用ホイールなのだから、この時期使えないのは1年使えないのと一緒になりかねない。お客さんからは、私に一任してもらっているので、古いスポークと新しいスポークで組むことにした。




デカールはお客さん本人に貼ってもらう事にした。最悪でも剥がしてもらおう。

正直いって車輪関係は、組むよりデカールの貼り剥がしの方が大変なことが多くて、ホイール組みが40分程度なのに対して、ジップのシールは剥がすのに1時間以上かかる。

あるいはカンパ等の水転写シールも貼るのに1時間以上かかる。その間立ちっぱなしだし、集中力上げっぱなしだし、机は水浸しになるし。

ホイール組み1本4000円、デカール1式2600円、シールを貼るのは1万円。

にわかには信じられないかもしれないけど、工賃を時間換算するとホントにそうなっちゃう。

だから、5000円くれたら剥がすよ?1万円くれたらシール貼るよ?

といって、めんどくさい作業から逃げるのだ。


2015/5/19(Tue)
飾った。

うそ、飾ってもらいました。

お店に木祖村の景品が飾ってあるって、なんだかすごい気がする。



明日は鹿野山の秋元口(郵便局)から10本。

もうすっかりレギュラーメニューになったな。



2015/5/18(Mon)
写真は信州ふぉとふぉと館より、序盤にブルーノさん(ニールプライド)と2人で逃げている所。
http://d.hatena.ne.jp/joojtv/20150517

この逃げは自分自身が勝つための逃げではないけど、逃げはレースの華。

逃げて報われることはほとんどないけど、たまに勝てるときは最高にカッコいい勝ち方が出来る。

そんなことより、写真を見ると本当にキレイなところで走らせてもらったんだな~と感謝が絶えない。前回の日記の写真は最高だな。私は良いスポーツに出会うことが出来た。





そういえば木祖村ロードには695で行きました。

レックマウントさんから695用にガーミンEDGE1000J用のマウントを作ってもらって嬉しかったので、急遽695を持っていくことにしました。


ホイールはボーラウルトラ35で。

買ってからまともに使うのはほぼ初めてでした。初めて実戦で使ったボーラウルトラ35の新型と、昨年まで使っていた旧型を比べると、新型は軽い、硬い、ヨレない、しならない、です。新型は旧型に比べてすごく剛性が高いです。


逆にそこまで剛性が要らないよ、という人にとっては旧型の方がすいすい進んでくれる…のでしょうか?そういう評価も聞こえてきます。

新型はリムが軽すぎるので、一定のペースで走るのが苦手なのかもしれません。外走行ではリムが重い事がプラスに働くことも多々あるので、そこは何でもできるホイールなどない、という言葉で諦めてしまってよいのだと思います。



795であれ695であれ、あるいは35mmであれ50mmであれ、実はどちらもでよいのです。


機材の差は、特定のシチュエーションで特定の事が、得意か不得意か、です。

どんな機材であってもそれで速くなるかどうかは別であり、加えて言えば速いから勝てるわけでもないし、ロードレースは速く走るのが仕事でもありません。だから速いかどうか自体が重要ではないんです。

良い機材はたいていの場合、速くはならないけど楽にはなります。楽だから遠くに行けるし、楽だから速く走れるんです。



695は795に比べて、かなりヒラヒラ感が強いです。

理論上、自転車がヒラヒラと登ってくれるかどうかは、

①フォークの角度が立っている事。
②ヘッド剛性が高い事。
③BBハイトが高い事。
④重心が低い事。

の主に4点によって決まってきます。(フレームのみ)

695と795は①や③などのジオメトリーがほとんど一緒なんですが、795の方がヘッド剛性(②)が高いし、重心も低い(④)のにもかかわらず、あきらかに695の方がヒラヒラと動きます。
※795は動かすのに力が要ります。


私は“翼が生えたような”軽快感のあるダンシングが出来ないので、あまり695の良さは発揮させられませんが、695と795では695の方がヒラヒラ登っていくのは、かなり簡単に気づくことが出来ます。しかもそれは理論上矛盾しているんです。

私は結構理屈っぽいので、理論と感覚が同じの方が性に合っていると思うのですが、ルックは理屈で考えてもわからないというか、理屈で考えてしまうとわからなくなってしまうんです。

ただしこれは、「少なくともルックに限って考えれば」の話であって、結構理屈と感覚が合う自転車の方が多いです。



ロードバイクって結局のところ、速いか楽かのどちらかなのですが、ジオメトリーで自転車を評価する時代は終わり始めているんだろうな、と思っています。

理屈を考える事は楽しいのですが、実際に大事なのは理屈ではないという事でしょうか。

理屈で考えれば、レースに逃げは生まれないわけですし。


2015/5/18(Mon)
木祖村2DAYS 

リザルト 個人総合16位

フリーダムからは、風間、店長、佐野君、鬼塚さん、佐藤さん。各チーム5名によるチーム戦。

チームの目標としては厳しいと思っていた表彰台にサイクルフリーダムを乗せることが出来た。格上チームが多い中で、個人的には満足のいく結果だった。

2時起床。運転は4時間。長い長い2日間が始まった…。




【第1ステージ 個人TT】

初めて走るコースで、TTバイクとロードバイクのどちらが速いかわからなかったが、最終的にTTバイクで行くことを選択。

搭載ギアは56×44T+11×23Tだったけど、インナーに落として踏み脚の感覚が鈍るのを避けようと、最後の坂はアウターのまま突っ込んだが、これは大失敗だった。あとから動画で確認したら、最後は60rpmくらいまで下がってしまっていた。

今後のための勉強代だったということで、12分15秒の18位。

トップはイナーメの中村君で11分30秒。速ッ。



【第2ステージ9km×9周】

1周目からの断続的なアタック合戦の後、9人の逃げが。
序盤の逃げは私が入る予定だったけど、フリーダムからは風間が。

イナーメから高岡さんが行ったが、リーダージャージの中村君は集団に残ったので、それで良しとした。

メイン集団はイナーメが主体となって、登り坂上げる→その他ゆっくりといった具合で逃げを確定させるような動きに。結果的に1分以上の差を持って逃げ切り、総合順位に大きく影響を与えることになった。

メイン集団は坂以外はスローペースだったけど、私はラスト2周でいきなり速度が出せなくなってしまい、メイン集団後方でゴール。どうやらスローパンクだったようで、たぶん3~5barくらいだったんだろう。ゴール後は完全につぶれて走れなくなってしまっていた。

パンクは今シーズン3度目。ちょっとカンベン。




【第3ステージ 9km×14周】

風間は総合4位。総合1位の宇田川さん(ウォークライド)とは15秒差。3位の高岡さん(イナーメ)とは8秒差。集団からの徹底マークを受けるであろう2人をメイン集団に残して、風間を逃げに送り込めればナントカなるような、ならないような。このメンツではフリーダムはまだまだ弱小チームなので、それを逆手にとって見逃して貰えれば。

ただ、高岡さんをやっつけるには、ポールさん(イナーメ)とナカムラ(イナーメ)を先にやっつけなければならず、そっちの方はナントモならないような、ならないような。

会場ついてタイヤ張り替えて、炎天下の中もう一眠り。



昨日同様、1周目からの断続的なアタック合戦の後、3周目から逃げた。
昨日のレースから通じて、登り坂→下り坂→平坦からの登り返しを嫌がっていたので、そこでヌルッと抜け出してみたら案の定牽制を起こしてくれた。その後グイッと。

しばらくしてブリッジしてきたのはニールプライドのゲゼット・ブルーノさんと、ホンダ栃木の川田君。もう少し来て欲しかったけど、そこはフリーダムジャージの威力が足りないということで。

スプリントポイントで川田君がポイント欲しいと頼んできたが、私も副賞(鹿のツノ)が欲しかったので少し踏んでみると、川田君はさらに大きな力で踏み返してきた。こんな最序盤の3人逃げで鹿のツノなんかのために使える力など微々たるものなので譲ったが、そのあと川田君は切れていった。ちょ、おま、それマジ激おこぷんぷん丸だから…。

「ポイントあげるからツノちょうだい」って言っとけばよかった。



その後はブルーノさんと2人逃げ。レース中は名前がわからなかったし、日本語全然通じない人だったので、Mister twenty sevenと呼んでいた(ゼッケンが27だったので)。とっさでもちゃんと英語が出てくるのは日々の接客の賜物だな。

逃げていると追走バイクがいっぱい写真を撮ってくれるので、ついついエアロポジションをカッコよく見せようとする。5周逃げたところで吸収。ブルーノさんと握手してサヨナラ。おぉ、なんだかプロっぽい。



集団に戻って休んでいると、7周目あたりで佐野君から「高岡さんが逃げに入っちゃった。どうしよう?テンチョー追える?」と。え…それフリーダム的に一番逃がしちゃいけない御人でしょう?1分まで開いたら昨日同様ゲームエンドだと思ったので、行きたくなかったけど行くしかない。

中村とポールさんが見事に蓋をしているので、頑張れる人が限られている。ニュートラルバイクボードは7Rで35秒差。7Rとは7RIDERSの略で7人逃げの事。佐野君頑張る。ウォークライドの小室さんや宇田川さんも頑張ってくれて、ナントカナントカ吸収。再び再び振出しに戻すことが出来たが、これでフリーダムは佐野君を失った。



3周回ほどゆっくりした後、13回目の坂でチェーン落ち。坂のペースが遅かったので、インナーに入れて楽をしようとしたら、返ってイタい目を見た。上り坂でのフロントシフトダウンとあって、十分ケアしたつもりだったけど後続には迷惑をかけた。

命からがら集団に復帰すると、ポールさん、中村、北野君のイナーメトリオを含む10名ほどの追走集団が発生していた。2人逃げに対する10名の追走集団なので、当然フリーダムも乗らないといけない動きだが、すでにフリーダムのアシストは私1枚のみ。まさかの風間に行かせるわけにもいかず、チェーン落ちからのブリッジコンボが2日間で一番キツかった。でも半分は自分のせいだった。


最終14周目の最後の坂を前に1人逃げとメイン集団に。風間からは「テンチョー最後までお願い」と。わかってる×100。最後に風間が獲れないと、今までの苦労のすべてが報われないからね。

風間は集団トップの2位ゴール。総合も1つ上げて3位に。よかった。シカの毛皮をお店に飾りたかったんだ。

終わってみて、おシリは筋肉痛になってたけど、脱水症状やハンガーノックにはならず、足も吊らず。対カワタ用にもう少し力を使っておけば、今頃ツノも増えていたかもしれないな笑



レース後は宿に戻ってお風呂をもらい、帰りは談合坂SAにて蕎麦を食べる。

弾丸ツアーになりやすいレース遠征において、高速のSAは唯一の観光スポットになりやすいが、長野県に行って長野県名物を山梨県で食べるという事態に。


帰ってきて日記を書いてたら月曜日になった。

しかし、落車もなく、居眠り運転もなく、無事に2日間を乗り切ることが出来たのが一番。そこに結果も伴ったため、充実した2日間になった。

また1週間頑張れそうだ。



2015/5/12(Tue)
サイクルフリーダムではこのたび、スタッフを募集します。


フリーダムは長らく1人でやってきました。これにはいくつか理由がありますが、他店との差別化を図る、という目的の一部から派生したものです。



小売店経営の基本として、新規参入したお店は、なるべくはやく既存店との差別化を図らないといけません。ウチのご飯はおいしいよーとか、ウチは余所より安いよーとか、何でもいいのですが、差別化が図れなければ、資本力に比例して勝負が決まってしまいます。

特に自転車小売店は資本力がモノを言う業界なのですが、千葉にはセオサイクルとイオンバイクいう一大勢力があるため、周辺他店との差別化にはシビアにならざるを得ません。



自転車屋として最も重要な指標の1つが整備力だと思われますが、残念ながら整備力は数値化して比較できません。

数値化できないものの評価は主観に頼ったものになりますが、主観的評価には必ず希望的観測が含まれてしまいます。ですから自分自身の整備力を謳ったところで、それを客観的に証明してくれるものはありません。

もし整備という項目で客観的な数値を伴って差別化が図れるとすれば、納期がはやい、という点くらいでしょうか。




整備力以外で店舗間の差別化を図れるものが、情報になります。

自転車小売店は、基本的にどの店も扱っているものが一緒なので、新しいパーツが出たよー、などという情報自体は差別化できません。

新製品に関する情報は、基本的にどの店もほぼ同じタイミングで情報をもらっています。仮に、公表よりも前段階にコソッと教えてもらった場合は、きっと余所のお店もコソッと教えてもらっているはずなので、結局情報の入手スピードは一緒です。この段階では価値に差がありません。



こういった情報に付加価値が付くとすれば、新しい製品はどういう性能だったか、という内容のものです。

私はお店として、何かしら情報を発信しなければいけない立場ですが、発信した情報が有益だと思ってもらうために、①新パーツの性能を最大限引き出せる実力②発信した情報に信頼性を持たせるための実績③知名度の3点が必要になると考えました。

新製品をいち早く入手し、使用し、性能を具体的に把握できれば、それは非常に価値のある情報になりますが、このインターネット社会において、誰かもわからない若造のブログなど誰も信じない、という事です。



ただし実力と実績というのも、非常にあいまいな指標です。

なぜなら、どのくらいの実績なら良いの?という質問に対する答えは、回答者に応じて変わってしまうからです。

今、私は実業団レースに参戦していますが、自転車の実業団シリーズは、お金を払えば誰でも参加することが出来ます。ですから実業団で走っていますという事だけでは、情報の発信力や信頼感には繋がってきません。誰から見ても、有無を言わさず実績があると言われる人間は、おそらく日本チャンピオンだけだと思います。

最新パーツを試すには、現在進行形で強くないといけません。

昔強かった、では最新パーツのテストはできないからです。私が価値を見出している事は、現役店長が現役日本チャンピオンになる事です。私自身を特別な人間にすることが、他店との最大の差別化になると考えたんです。



この辺りは、4~5年前の発言に遡っても変わっていません。ただ最近になって、“実績作り”による弊害が生まれてきました。

1つは、サイクルフリーダムはガチガチのレーシング系ショップだというレッテルが貼られてしまったこと。補足すれば、アッチは初心者向きではないから初心者はコッチにおいで、という戦略を他店に与えてしまったことです。

私がレースに参加している事と、お店がレース志向であることは本来は関連しません。ただし、一度でもそういった情報が流れてしまうと、それはなかなか止められません。

そしてもう1つが、臨時休業が増えてしまったこと。これは小売店としては致命的です。冒頭のスタッフ募集は、これを防ぐことが最大の狙いです。



ただ、

前述した通り、スタッフの実力と実績こそが自転車業界における最大の差別化である、と考えてきた私にとって、スタッフを増やすという課題は、お店の根幹を揺るがす問題だと思っていました。

自分の店を他人に任す事でどんな事が起きるのか、脳内でたくさん考えましたが、結局その最深部にあったのは、自分が作ってきたお店を他人によって変えられてしまうのではないかという、恐怖でした。この一言で表しきれない葛藤は、「怖い」という感情が一番的確だったように思います。


そしてそれを解決した答えは、

別に他人がフリーダムを作っても良いじゃないか、という逆説の発想と、他人がフリーダムを作っていく様を楽しもう、という俯瞰的観察。

フリーダムに新スタッフを入れる以上、フリーダムは私だけの店ではなくなり、最終的に私はフリーダムが私の店だと思うこと自体しくなるだろう、という答えに辿り着きました。




人を雇うという事は、遅かれ早かれ、私が乗り越えなければいけない課題でした。

それは固定観念の少ない若い頃に経験しておいた方が対応しやすいだろうし、臨時休業の問題を抱える今が最適当だと、信じることにしました。

脳内で考えた理論よりも、実際にやってみてわかる学びの方が、何倍も価値が高い事は、今までの人生でも学んできました。

それを今一度。





2015/5/11(Mon)
加須こいのぼり杯埼玉県タイムトライアル・ロードレース大会

通称:埼玉TT

結果/DNF

まさかの、計測されないというリザルトに。



4時半起床。お店にいって車を洗車。

私は「車に乗る回数≒遠征の回数」なので、遠征に行く前に洗車をするのが恒例事項になっている。

トランクから腐ったバナナが出てきた。もてぎエンデューロから4日ぶりに救出されたバナナはゴミ箱直送。


7時半。駐車場(原っぱ)に案内され、洗車から2時間あまりで砂まみれ。

そういう日もある。



ウォーミングアップはストレッチから。

15分遅れと聞いていったん脚を回し直しに。5分前にスタート地点に戻るも、すでに始まっており(!!??)、そのまますぐにスタートさせられた。あれ、おかしいな...。

まぁ、そういう日もある。(2回目)



レースは7kmの直線ド平坦な河川敷を往復。行きは追い風、帰りは向かい風。風は6~7m/sといったところだろうか。

会場に付いた瞬間バトンホイールを使うのは諦め、レース直前にもCXR80からCXR60に変更した。それにしてもCXR80は使う機会に恵まれない。CXR80が使えるならイオも使えることが多いし、そうでないならばCXR60になる。う~ん…。


かなりはっきりした風向きの追い風と向かい風なので、追い風となる往路は3割程度の力で済ますように心がけた。

実際に60km/h近い速度で走ることになるのだが、ここまで風が強いと勝手に速度を出してくれるし、59km/hを60km/hにしても、出したパワーに対して速度が割に合わないし、秒差もつかない。

それよりも向かい風でタレる方が厳禁。結果から言えば同じ7kmでも行きは8分、帰りは10分だもの。復路に出来るだけ力を残しておかねば…と考えた。


追い風往路はジェットコースターのようでAve.57km/hほど。瞬間最高速59.8km/h。調子乗って60km/h...出すのは自重した。

向かい風往路はAve.35km/hほど。瞬間最高速は40.2km/h。調子乗って40km/h...出したら風化した。

手元の時計は19分4秒で、スタート10秒前にポチッと、ゴール後にテント過ぎたどこかでポチッと。結局何分何秒なのだろうか。


本部のパソコンを除いてみるとトップ30位まで見ても自分の名前が見当たらない。

みんな速ッ!?ジブン遅ッ!?っと思ったけど、いや、さすがにそんなに離されるハズは無いだろうと思って、仲間に速度を聞いて回ったら、皆だいたい同じくらい速度域で15位以上は間違いなさそう…。

思えばスタート列にいきなり割り込んでスタートした(運営者指示)けれど、私は誰の名前で走っちゃったんだろう。

ま、まぁ、そういう日もあるよ。(3回目)




すぐに帰って、そのまま開店。

洗車教えてください → 洗車する  というのが3回連続。

あと少しはやく来てくれていたら、と思うのはナシ。

間髪入れずに3連続で洗車解説というのは珍しいけど、きっと今日はそういう日だったんだ。(まとめ)



その後即興でフレーム組み替えのタイムトライアル。こっちが本業。

ISP切ってポジションコピって、パーツ移し替えて、洗車して片付けまで終えて、1時間6分。


いつも測って、いつもの通り。

あと5分はやく組めるようにならないかなぁ…っていうのは、あと1km/h速く走れるようにならないかなぁ、っていうのと同じなんだろうな。



2015/5/5(Tue)
第3回もてぎエンデューロ

4時間ソロ 結果9位


早朝。

特にアップはしないで、1時間程かけて会場中の自転車を見て回る。

ショップの組み方とアマチュアDIYの組み方は、明確に差があり、実はそれぞれの傾向は似ている。

自分で組む人はおそらく本などを見て組んでいるわけだから、メンテナンス本を読み、出来上がった自転車の傾向をまとめておけば、これからの出版物に対する改善点を考察できる。


その他にも観察して思う事はたくさんある。

各メーカーのバーテープの日焼け具合や、リコール品の放置プレイなど、それらがポジティブなことであれ、ネガティブなことであれ、フリーダムのお客さん達に還元していければ良いと思う。

全ては観察から始まる。とにかく自転車を見る。数千台の自転車が集まる大型イベントは、それだけで来る価値がある。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



レースは特に結果は求めず、練習重視。

レースが始まって30分が経ったころ、ウォーミングアップも終わったし、集団のタルみ方も甚だしかったので、グイっと踏んだら単独で抜けだした。エンデューロにおける、序盤はプロに任せておけばいい的な雰囲気は嫌いだ。

ここから個人TT開始。

後から確認してみると、94分間をAve.43.2km/hで走っていたようだ。個人TT中の最速ラップは逃げ始めて2周目時の6分31秒、Ave.45.4km/h。その後は6分45~50秒前後で推移。補給は主に坂の区間で摂っていた。



あまり気にしないようにしていたが、個人TTを始めてから1時間以上経ち、逃げとの差も順調に開いていった。

自分の練習が終わったからと言って律儀に集団に戻るつもりもなく、メイン集団との差が1分20秒まで開いた時には、最後まで逃げ切る覚悟もし始めていた。

しかしそれがいきなり50秒まで差が縮まった。ペースを落としすぎたつもりはなかったのだが、少し強く踏み始めるも次はさらに20秒縮まった。出力あげても全然対抗出来ない。

これほどいきなり差が詰めるのは、集団のフリーダム大隊に対して、他のメンバーがキッチリ協調しきらないといけないが、はたしてそんなことが出来るのだろうか...と思っていたが、後から聞くと、逃げに対して牽制気味になってペースが落ちたメイン集団が膨れ上がり、団子状態になって危険だからと、招待選手が引き剥がしにかかったらしい。納得。

私も今日は全日本TTにむけて良い練習になったので、それで良しとしよう。



ただ、そのあとも招待選手が引きまくったので、それが疲れた体にはしんどかった。思わず招待選手とフリーダムを含む数人を切り離して、無理矢理逃げを作ってしまった。ちょっと休ませてよ!マジムリだよ!的な感じで。逃げが決まれば招待選手は引かなくなるため、下り手前で切り離したので一発で決まった。


しかし断続的にペースの上げ下げが続くメイン集団で、なかなか回復に専念する時間が確保できない。

4時間エンデューロで2時間しか経ってないのに内転筋が吊り始めた時は、この先どうしようかと思った。

3時間過ぎた頃にはハムとツチフマズまで吊り始め、何度も辞めようと思った。

それでもノラリクラリとごまかし続けていると、最後の最後でようやく集団が落ち着いた。1アタック分の余力を作り、最後はメイン集団2番手でゴール。それ自体にはあまり意味はないが、超根性練は乗り切った。




50mmディープリムの普通のロードバイクに比べて、バトン&ディスクホイールのガチTTバイクでは速度が約3km/h速く、その他のエアロヘルメットやスキンスーツ等まで含めれば、個人TTで47km/h×60分は、十分可能と言えそうだ。

だからと言って48km/hで50分走れるかと言えばそうでもないし、全日本TTで勝つためには49km/h×50分が必要だ。

これ以上の事は実際に本番でやってみないとわからないだろう。




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