2021/11/5(Fri)
ピスト6のイルミネーションライダーをやってきた。

普段から練習会は行なっているものの、木製バンク(45°)を低速で走れる人を揃えるのは難しい。特に平日の5時となれば。


基本的に私はお店があるため、どうしてもという時だけ声をかけて下さいと伝えてあった。個人的にはそれは「一生のお願い」に近いものだけど、あっさり出番が来た。



ピスト6は今日が初めての有観客レース。

招待されるのは業界関係者(社)や参加を見送った選手ばかりだから、どうしても人数を揃えて生放送したいという運営の願いだった。

フリーダムを休むには足らない報酬が出るが、額面の問題ではない。これは友人の頼みであり、何も私の仕事ではない。
 
 
 
何かを変えたいと思ったら新しいことにチャレンジするだけで足りず、チャレンジを成功させないといけない。
 
出る杭が叩かれるのは当たり前。既得権益を奪えた人しか次の時代に作れない。
 
 
世界的にも稀な都市近郊のベロドローム、100億円もかけたプロジェクトで自転車界を変えられないのならば、もはや誰も変えられない。
 
沈みゆく自転車界の中で、なんとしてでも成功してもらわねばならない。

 


2021/11/4(Thu)
最近は、グラベルロードと105以下エントリーグレードが統合するんじゃないかと言われるようになりました。

エンデュランスロードにブロックタイヤ履かせるのと、グラベルロードにスリックタイヤ履かせたのと、見分けがつかないからです。


クルマでも似たようなことがあります。

「え?この車格とこの車格って何が違うの?」みたいなやつ、それと似たようなことが自転車にも起こりつつあるのです。



基本的にロードバイクのトレンドはヨーロッパで生まれて、そこで話題になってから約1年後に日本に入ってきています。

これはオンロードオフロード問わず昔から同じであり、海外から日本に輸入される時差も、日本国内での浸透の時差も、どこで切ってもだいたい浸透するスピードは等倍なようです。

だから私達ショップは、英語で書かれた論文と海外のサイトを徘徊しまくるんです。

1年後に日本で最新の流行を求めてくる人に説明できるようになっておくために。
 
 
 
こないだトレック・エモンダSLRディスクをフルメカニカルで組む件がありました。
 
フレームもコンポもワイヤーも、現状で考えうる最高スペックのパーツを全部盛りましたが、最終的にフロントブレーキは動きませんでした。
※ディスクブレーキロードの場合、屈折箇所はフロントの方が1箇所多い。
 
 
ポジションは-17度のステムをベタ付けで、ワイヤーはステム内部ではなく下を沿わせる必要があったため、ワイヤーは90°以上に折れてしまいます。
※ステム内部よりステム下部の方がルーティングが厳しいです。

ノンスペーサーではまったく動きません。3mmでは動くか動かないかの瀬戸際で、5mmのスペーサーを1枚挟んでギリギリ安定したので、それで納品させてもらいましたが、最終的に当該ポジションに対応できるメカニカルコンポは世の中に無いという結論で終わりました。
 
 
 
ロードバイクの開発は、ハイエンドからミドルグレードを経てエントリーグレードにトップダウンしていきます。
 
現在のハイエンドバイクはハンドルからステムからフレームまで完全フル内装が当たり前になりました。
 
となるといずれはエントリーグレードまでそれが降りてくることを覚悟しておかなければいけません。
※ショップは整備スキルのことを、ユーザーは相応の工賃を支払うことを。
 
 
 
このとき下位グレードのメカニカルコンポには強いポジションに対応できる性能がないため、たとえエントリーグレードであっても油圧ブレーキと電動変速が要ります。
 
それこそが105とGRXの統合であり、あるいはティアグラのDi2化です。


そして前述した、エンデュランスロードとグラベルロードの見分けがつかないという点。
 
エンデュランスロードという言葉は約8年前、グラベルロードという言葉は約4年ほど前にそれぞれ誕生した、どちらもかなり若いカテゴリーです。
  
エンデュランスロードは日本だと「乗り心地が良いバイク」くらいに定着しましたが、もとはパリ〜ルーベ専用のスペシャル機材です。
 
グラベルロードは単に未舗装悪路用、くらいでしょうか。
 
 
パリルーベが未舗装悪路というレベルで済むかどうかは別として、少なくともシクロクロスは人為的に難しく作ったコースをクリアするための機材ですから、走破性は別格です。
 
オフロードの走破性能をロードバイクを0、シクロクロスを100とすると、エンデュランスロードは20〜30、グラベルロードは30〜60といったところでしょうか。
 
 
グラベルロードのジオメトリーが各社バラバラなのは想定している路面が違うからであり、シチュエーションでジオメトリーが変わるのはトラックバイクからMTBまですべて同じ理屈です。
 
そしてエンデュランスロードもグラベルロードも、やってることが大して変わらないから統合してしまえという内容です。
 
似てるのにわざわざ分かれたあと、やっぱり似てたから元に戻るだけなんですが、そこにロードバイクのエントリーグレードも加わろうとしています。
 
いずれ加速反応性を求めたロードレーサーはデュラエースとアルテグラだけになり、105やGRXとティアグラは28cや32cのタイヤを履かせたオフローダーへと分かたれていくのかもしれません。


 


2021/11/1(Mon)
10月31日をもってフリーダム12年目が終わりました。

今日から13期が始まります。
 
  
今年の成果としては、なんといっても別館が建ったことです。
 
2年前に移転、1年前に本館が建ち、今年は別館が。非常にはやいペースで増築が進みました。
  
 
 
現状では周囲に土地は残っていませんから、向こう何十年にわたって拡張の余地はありません。
 
千葉ベロドロームの真隣、77坪の土地に250㎡の床面積、自己資本100%、ひとりでやってる店としては全国最大級のひとつになったといって良いと思います。
 
2年前に戻り、今のこれが移転の最終着地点だと知れば、立地と規模ともに満点だと思います。
  
次の目標は繰上げ返済をどれだけはやく出来るかというところになりますが、まだ繰上げ返済出来ない時期なので、しばらくは自然に過ごすことと思います。
 
  
 
別館の融資作業をしていたのが昨年の5〜9月。建築そのものが始まったのは今期の1月〜4月で、引き渡された5月から7月にかけては外構工事や倉庫部分の改修工事でした。
 
この間非常に多くの人に助けてもらいまして、感謝の念が増えました。
 
 
フリーダムが10年以上も続いてこれたことの多くが、周囲の人間関係に恵まれたことと運が良かったことが占めます。
 
今までは他力65%くらいかなと思っていましたが、今では80%くらいに感じます。私自身の頑張りで生み出したのは35%くらいだと思っていましたがさらに減りまして、自力で何とかしたのはせいぜい20%くらいだと。
 
今あるフリーダムの多くは皆んなに助けてもらった、恩寵の塊なんだと思います。あるいは自分が頑張れば頑張るほど周囲の力が増えるのかもしれません。 
 
  
 
自転車界はこれから数年にわたり難局を迎えます。
 
数年前まで不況でダブついてた在庫はコロナ禍の需要で一掃され、ややバブル的に解消されました。
 
しかし現況は極度の品不足によって売上が作れず、経費に潰されるという新たなステージに移りました。
 
 
数少ない製品は大規模ショップにしか並ばず、小規模店にはほとんど製品が届きません。しかし大規模ショップとて店舗維持に必要な商品数には到底足りていません。
 
大小規模に関わらず自転車店は壊滅し、数年後にはお金持ちの道楽ショップしか生き残っていない可能性もあります。

そんな可能性を否定し、なんとか生き残らねばなりません。
 
定期的なメンテナンスが必要なスポーツサイクルにとって何より大事なのは、ユーザーの窓口の数だからです。
 
  
 
その足がけとして、昨年の本館と今年の別館は多いに手助けとなってくれるはずです。
 
お金と時間はかかりましたが、成果はありました。

引き続き頑張ります。


2021/10/27(Wed)
今日は事務室で棚卸の作業を進めているあいだに、お店の掃除をプロにやってもらいました。
 
 
 
自転車の洗車もそうですが、掃除のポイントの多くは道具とケミカルです。

道具の熟練度以前に、どんなの用具と溶剤使えば適切なのかというノウハウが圧倒的に違います。



アマチュア仕事であっても、ある程度綺麗になってれば、あとはワックスで誤魔化して、カッコいい角度で撮れた写真を修正すればインスタ映えは出来ます。

でも実物見て落胆するか感動するかの違いは出ると思うんです。
 
 
写真綺麗に撮ると売上あがるよって同業者から言われますが、「フリーダムって写真で見ると綺麗だけど実際はそうでもないねー」てグーグルの口コミで低評価付けられるのが嫌で、私は写真の練習はしてきませんでした。
 
でも今は、そんなことしなくても綺麗です。

本当は毎日やってほしいくらいです。
 
 
 
 
クリーニングは午前中で終わりましたが、その後しばらく店の中が臭いままなので、今日は臨時休業にして買い物に行ってきました。

そして棚を増設しました。水を置いとくところ。


ホームセンター行ったついでにL字金具と取っ手を買ってきて、倉庫に余ってる木材で。

10分もかからず…上達を感じる!



もともと焼き入れしてある木材なので、クリアを塗るとだいぶ濃いブラウンになります。

お店全体の色調が、ようやく合ってきました。
 
 
真ん中の大きい棚しかなくて、少しずつ増設してきました。だからクリアも真ん中の大きい板にしか塗ってなかったんです。


クリアを塗らないと水拭きが出来ない…というよりクリアを塗ると水拭き出来るようになります。

最初から加工された資材は高いしバリエーションも少ないので、DIYとしてはコレでいいでしょう。


だって最近はオシャレとコストカットが同義語なんだから。


 


2021/10/26(Tue)
神奈川県の丹沢周辺を走ってきたついでに、横浜にあるワールドインポートツールズに寄って工具を買ってきました。
 
ついでというよりこちらがメインではありましたが、閉店時間ギリギリの訪問になってしまいました。



国内でベータツールを取り扱ってるショップが少なくて苦労します。

フリーダムジャージの胸に原工具店のロゴが入っていますが、これは私がフリーダムを始める前からずっとお世話になっているショップです。

原工具店も含めて工具店業界はすでに通販が主流になってしまいましたが、可能な限り目で見て手に取って買いたいものです。

横浜からフリーダムに来る人が少なくなくいるわけですから、私が横浜の工具屋さんに行くのも自然なことです。



私がメインで使ってるT型レンチはベータツールズというイタリアの工具で、951シリーズというものです。
 
951は別名スライドレンチと言って、その名の通りスライドします。
 
昔は別々になるまで外れて、さらに長い方は超ロングソケットになるなど便利だったんですが、15年ほど前に廃版になってしまいました。※951QFシリーズ
 
 
951ないし951QFは1本4000〜5000円する高額なレンチで、学生の頃は揃えることが出来ず、4番と5番だけしか持っていませんでした。
 
フリーダムを始めて間もない頃に廃盤になったので、日本国内のベータ取扱店に片っ端から電話しまくって集めました。

ほとんど使い切ってしまいましたが、まだ痩せきっていない951QFがいくつかプライベートで残っています。
   
だいたい5000台整備すると1本消費するくらいなので、個人で使ってる限りは一生モノなのだと思います。
 
 
T型レンチは自転車整備独特のものだそうで、オートバイクの整備士やクルマの整備士はまず使わないそうです。

T型ハンドルは使うでしょうが、T型レンチはほとんどないとのこと。
  
 
ベータ自体はフェラーリや海外の自動車レーシングシーンでよく見かけます。
 
フリーダムのお客さんにフェラーリの整備士がいないので話を聞けないんですが、国内フィアットでは見かけないとのことでした。

別業界のウンチクなので、どなたか追加情報ください。
 
 
 
今回新調したのは2mmと2.5mm。
 
入手性の悪いメーカーなので、もっとも使用頻度が高い4mmと5mmは手元にストックしています。
 
人生で1回だけ5mmが折れたことがあり、供養に出しました。
 
短い方はいまだに早回し用として使用していて、たまに使うと物思いにふけることがあります。

 


2021/10/23(Sat)
すごくいい天気。

今日は絶対ヒマ。だってこんないい天気の時に自転車預けにくる人なんていないっ!

 
 
テーブルの小物を全部整理しました。

大量に溜まっていた細かいビスも全て仕分けて、テーブルにはほとんど何も無くなりました。

今抱えてる整備の少なさがわかる、私が整備ミスさえしなければシーズン中の仕事はあまり多くはありません。

刻一刻と寒くなっていく季節、今が一番乗りたい!
 
 
 
 
ハサミやピンセットの入れ物を新しくしました。

これはなんだろう…リモコン用かな?ニトリで見つけて買ってきました。


 


2021/10/21(Thu)
今月は決算。

整備の休憩時間に棚卸をすすめたり、別館を眺めて「昨年の今頃はまだ更地だったんだなー」とか耽ったり。

試算表作って経営分析する自転車屋は少ないのですが、そこが自転車屋の甘いところです。
  
  
 
  
先日、自転車屋を巡ってきました。

現状のスポーツサイクルの供給状態は、悪いです。

良くないのではなく、はっきりと悪いと言えます。
 
 

基本的にコロナが始まってからずっと、しばらくすれば良くなると言われ続けて、しかし悪化し続けています。
 
たとえば2か月前ほどであれば、たいていのメーカーの納期が2月と言われていましたが、今では4月ごろと言われるようになりました。
 
それも、2月ではなく年明けとか4月ではなく春先とかいう非常にあいまいな言葉を使っており、ですから2か月後には納期は夏ごろと言われていることでしょう。
 
ほぼ願望に近い納期は、これから先もしばらく悪化し続けます。
 
    
  
 
極度の品不足の要因は、コロナが始まった1年半ころより少しずつ変化しています。
 
当初は、コロナで工場(主に中国台湾)がストップするという、かなり直接的な理由でした。
 
そこから半年くらい経つと工場が再稼働し始めて、しかし逃げ出した人手が戻らなかったり、戻ってきたけど熟練度不足で生産が遅いという理由に変わっていきました。
 
 
 
その後いくつかの理由の変遷のあと、現在の供給不足の理由は1.5個くらいあります。

まず素材が手に入らないこと。
 
アルミも無い、カーボンも無い、あっても高い、というものです。
 
 
 
もう半分が、限られた生産ラインを特定のメーカーが奪っていること。

どこのトレックだとは言いませんが、アメリカメーカーらしいと思いますし、資本主義たるものそういうものです。
 
 
工場から見れば、よりたくさんお金をくれるメーカーの方を作るのは当然ですし、店側からしても誰に何を売ったって利益率は大して変わらないのです。
 
 
私はそれを、理解は出来ます。

ビジネスが上品だったか下品だったかなんて、儲けた札束を見て初めて顧みることが出来るものです。
 
あるいはそういう感覚すら日本特有なのかもしれません。
   
 
  

現状、メーカー納期は長いもので2年が付いています。
 
1年分の仕入れを1回でやるのは自転車業界にとっては通常であっても、2年分の仕入れを1回でやるのは相当な負担になります。

今後半年ほどは見た目に大差なくとも、さらに1年後以降になると、2年分の仕入れが可能な金銭的にも物理的にも超巨大ショップにしか商品が並ばなくなっていくはずです。

まともに家賃や借入を抱えているショップは、ほどなくして相当に難しい時期を迎えるのは間違いないでしょう。 
 



一方で今のフリーダムは、整備だけで成り立ちます。
 
それは開店当初から目指してきた姿であり、10年かかってようやく到達したものであります。
 
10年前から物販が無理筋だというのは、他の業界を見ていれば簡単に分かるものでした。
 
 
書店も服飾業界も、通販化してから10年後には個人経営店が絶滅しています。
 
自転車業界はやや通販化が遅れた業界だとは思いますが、おそらく私がフリーダムを始めた頃がちょうど物販を見限る時期だったんだと思います。
 
コロナはただ決定打になっただけか時期を早めただけであり、全体の流れはあっても無くても大差なかったでしょう。
 


時期が重なったフリーダムにとっては運が良かったのかもしれませんが、すくなくとも私は物販と整備のどちらを主軸にすべきかなんて迷いませんでした。
 
ただ一言、「間に合った」とだけ。
 
  
 
 
OGKやキャットアイには、再三メーカー直販を勧めてきました。

たまにイベントブースで安売り物販してバカ売れしていますが、本質は大して変わらないだろうと。
 
 
小さいメーカーから順番にメーカー直販化は進んでいきますから、その反面で物販主体の小売店もどんどん淘汰されていき、いずれフリーダムのような業態が増えてくる(きた)と思います。
 
 
となればトレンドの先取りであるフリーダムは、しばらく堅調でしょう。

みんなが直近の在庫不足に悩んでる間に、ひとりだけ5年後のことを考えていられるのですから。

 


2021/10/8(Fri)
ワクチンを打ちました。

現在とても具合が悪いです。



ワクチンの副作用で重篤化する割合は100万人分の5人と発表されています。確立に直すと0.000005%です。

0.000005%のワクチン副作用に対しては、安全なワクチンですから打ちましょうと言われます。


一方でコロナの重症化率、特に30代で健康的な成人男性がコロナで重症化する患者は100万人中6人 (千葉県) であり、これも率に直すと0.000006%です。

ここからさらに「基礎疾患が無い」「肥満体でない」も考慮したいのですが、そのデータは公表されていません。ですからとりあえず0.000006%以下とだけします。

そして0.000006%以下のコロナ重症化は、危険ですからワクチンを打ちましょうと言われます。


0.000005と0.000006の差を説明している機関がないので、私にはどちらもほとんど同じ数字にみえるのですが、社会的には選択肢はありません。
 
“私の場合”は、ワクチンを打った理由は合理的なものではないのです。
 
 
 
“私の場合”に関しては、コロナの重症化率0.000006%とワクチンの副作用0.000005%とがちょうど釣り合っている領域です。本来ならは30代の健康的な男性のワクチン摂取は選択制にするという議論があってよいはずです。
 
しかしそれを許さなかったのが同調圧力です。
 
つい先日のノーベル物理学賞の受賞者のコメントで話題になった「同調圧力」ですが、コロナで大きく露呈した問題だと感じます。 
 
  
そして自転車界にはコロナよりも前に、ディスクブレーキをロードバイクに搭載させることへの同調圧力があったのは間違いありません。

私はコロナに関して自分の意見を誰かに伝えなければいけない立場ではありません。しかし自転車に関しては何かしら伝えないといけない立場にはいるのです。
  
 

  

コロナだろうがディスクブレーキだろうが、私の性格からすると「まずはデータだけください。一度自分で考えます。」と言うでしょう。
 
思考に迷った時はアドバイスを求めるから、とにかく一度自分で考える時間をくれと。
 
 
統計データをもとに自分で考えることと、他人の意見を聞くこと、答えが違ったときにどちらを優先するか決めることは難しいものです。
 
しかし後者の場合は人それぞれ違う立場を考慮したうえでニュースを読まなきゃいけない分だけ手間がかかります。
 
 
学生時代のころから各省庁のHPやデータバンクから統計データを引っ張ってくるのが当たり前だったので、コロナ関連のニュースでも厚労省や千葉市のHPを真っ先に調べるクセがありました。
 
とかくコロナのニュースは絶対に分母や確率では話さないし、前提条件を考慮していない内容が多いと感じました。それが意識的なのか無意識的なのかまで語る必要はありませんが、二次情報以下は鵜吞みにはしません。
  
 

  
ただひとつ、絶対だと言えてきたのは経験だけ。

“私の場合”はこうだった。“あなたの場合”はどうだった。
  

そして自転車製品のインプレもまた、ビジネス的な背景から本音と建前は分かれてしまいます。それがシステム的に仕方ないことだとはわかっていますが、だからこそ自分の経験を変えるきっかけにもならないのです。
 
私のインプレであれのインプレであれ、いずれにしろ読んだ人がそれを信じるかどうかまでは責任ありません。
 
 
 
9200にリムブレーキが発売されたことで、海外ではふたたび「ディスクブレーキが本当に必要かどうか」が話し合われるようになりました。
 
せっかくですから私のクラウドファンディングの結論でもリンクしておきましょうかね?

あれは日本だけでなく、世界的にも珍しいテストだったようですから。 
 

 
6.8kg制限が関係ない人がディスクブレーキに乗っていても、雨の日に乗らない人がディスクブレーキを使っていても、私にはなにも関係ありません。
 
しかし日本では同調圧力がとだえないようで、話し合いの場が生まれる社会がうらやましく思います。
 


“私の場合”は、ディスクブレーキ化するメリットは5%くらいはあると思います。
 
コロナよりもワクチンよりも悩むに値する数字です。

さて、“あなたの場合”は?


2021/10/8(Fri)
昨晩、震度5の地震がありました。

震源はフリーダムから3kmのところでしたが、バーテープやボトルゲージが散らばったくらいでして、特に大きな被害があったわけではありません。

バーテープなんかは、重さに対して箱がデカいんで多少しかたないです。
 
 


写真左下、自転車の一般的なスタンドは2種類あります。

それが、挟み込み式スタンドとプレートスタンド。


2011年の3.11震災のときは、プレートスタンドで展示していたバイクは1台も倒れなかった一方で、挟み込みスタンドで展示していたのは根こそぎ倒れて傷あり特価品になってしまいました。

挟み込みスタンドは2000円、プレートスタンドは3500円が相場ですから、何十枚も買うとなるとけっこう設備費が違ってくるんですが、震災以降は全てプレートスタンドで展示しています。


挟み込みスタンドのメリットは車輪やクランクが回せるところ。

ちょっとした整備はもちろん、慣れてる人ならほぼ全ての整備が出来ます。

デメリットは毎回かがんで挟まないといけないことです。疲れて帰ってきたあとに毎回腰を曲げてスタンドをハメなきゃいけないのは億劫なものです。

 

プレートスタンドのメリットは、ディスプレイ機能が高いことです。

挟み込みスタンドは約800g、プレートスタンドは約2,200gですから、倒れない能力そのものが圧倒的に高いんです。

何よりただポンと置くだけですから、日常的に非常に手軽です。

フリーホイールならクランク逆回転は出来ますから、オイルをつけることには問題ありません。



プレートスタンドのデメリットはやや高額なこと。

おそらくこの理由をもってして、ロードバイクのスタンドは挟み込みスタンドを推されることが多いと思います。

しかし、自転車のメンテナンスなんてせいぜい半年に1度程度のものでしょうから、置く機能が高い方をオススメします。

値段が高いといっても差額は千円ですから。



写真右下、お店の展示には前後2枚使っていますが、これはハンドルが切れないようにするためです。TTバイクやピストバイクはハンドルが重すぎたりタイヤが細かったりするからです。

また、タイヤ内部のカーボンオイルがフローリングに染みて跡になるのを防ぐ狙いもあります。

 

よく「2枚必要なの?」と聞かれるのですが、基本的なロードバイクは後輪に1枚で十分です。

家や車の中に1枚置いとくだけで劇的に楽になると思います。


 


2021/10/4(Mon)
フリーダムのHPの下の方に、「キャニオンお断り」という記事があります。


私はHPの日記の他にもうひとつ別のブログの他にやっています。

このブログの中に「キャニオンがダメな理由。」という記事があり、もう4年も前の記事であるにもかかわらず、いまだにもっともアクセス数の多い記事になっています。
https://freedomtencho.hatenablog.com/entry/2017/07/29/010427?_ga=2.144519731.709395089.1633335959-532170555.1564652850



私のブログは平均して1500hit/日、フリーダムのHPは20~24万hit/日です。

自転車界のyoutube動画がせいぜい数千~数万ですから、フリーダムのホームページは業界でもっとも大きいサイトのひとつであることを私は理解しているつもりです。



実は最近になってそのブログのコメント欄を開放しました。

長らくコメント不可に設定していたんですが、ブログのコメントを開放した理由はもちろん、この記事に対してコメントを許すというものです。



かなりピンポイントな狙いですが、それは単純なコミュニケーションとして「どうしてそういう考えなの?」というのをディべートしようと思ったからです。

以下、ひとつのやり取りとして、ご参考いただければと思います。

 
 
 
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<< ユーザーからの質問 >>

純粋に知りたいという気持ちと暖簾に腕押し覚悟でワガママ長文コメント失礼致します
読むのが面倒臭かったら「お前面倒臭いからキャニオン扱う店自分で探したら?」と一蹴してくださっても構いません

お話し拝見しましたがようは
①整備してお前の自転車に後に何か問題が出ても責任取りたくない
②俺と全く関係のないルートで購入しておいて都合のいい時だけ俺に頼るな
に帰結するのでしょうか?

もしそうなら、①については手術の前に書かされる
誓約書のように、整備にあたり不具合等生じても当店は責任を一切を負いません、という手段もあるのかなぁと思った次第です。あ、そうしろと言うつもりは決してありません。
「ユーザーはこういう店を欲しがっているんだなぁ」
程度に考えて下さい。

持ち込み不可の理由の例に車会社を出されましたね。私事ですが、旅行中に歯の詰め物が取れてしまい、困っていたところ旅行先で見つけた歯医者に、以前に別の歯科医にされた箇所に詰め物をしてもらいました。
そのお医者さんは俺の知らん患者でも困っていたら助けてやるという筋の通し方だったようですごく安心しましたね。
他所さんでやってもらっても貴方は親切に対応してくれるんだ…!そう思う経験は1度はしたことはありませんか?

お店側の立場に立てず、拒否する理由に納得出来ないから、こういう甘えた意見が浮かんでくるのだと思います。重ねて失礼申し上げます。

ネットではキャニオンを扱っている店舗に世話になっているというコメントを散見されましたのでもしかしてその店長はそういうスタンスなのかなと思いました。貴店も他のサイクルショップ経営と横の繋がりがあったりして業界に詳しいと存じます。
扱うお店側の意見がどのようなものか、この機会に教えて頂けると幸いです。

「ユーザーはキャニオンを買う人はその他のパーツも海外で購入し、しかし補修品は日本のショップで買う」という偏見は私は全面同意です(笑)ユーザーはコスパの良さに惚れてcanyonを選んだのだから、補修完了というゴールに至るに最も経済的で合理的な手段をとるのは当然だと思います。
一方、私としてもそういうcanyonユーザーは
「店側の言う責任を持てない、に対して「もしなにかあっても店頼ったのはユーザーなんだし俺の責任でいいから」って考えを持つ」ものだという偏見を持っています。
他店正規代理店で購入したものを別の正規代理店に持ってくる客ならまだしも、購入から組み立て、使用による故障に至るまで誰を介すこともなく自分の責任で行ってきた訳ですから。私ならそう思います。

だからこそ、故障した!でも直す道具も補修パーツもない!そんなときに目の前に自転車屋さんがある!そんなユーザーを「それ俺の知らん部品だわ扱えないわー」でたらい回し、では納得できないでしょうね。上のコメントの人も言ってますよね?
今まで自分の責任でやってきたのだから修理も自己責任でどうぞといわれたら閉口ですが…

②についてですが、すみません。仮にそう強く拒否されたら出る幕無いですね。所謂「海外通販組」が存在することも事実みたいですし、這いつくばってでも探すしかないですから(笑)

「小売店からすると、キャニオンに付属してきた並行輸入品を、国内の正式な販売ルートを使って修理するわけにはいかない。」
これも理解するのに苦労しています····
ホムセンはまだしも、取引相手の顔も名前も住所も仕事先も分からないメルカリ、ヤフオクで買った部品を受け入れていますが疑わしきは受け入れないのが貴店流の筋の通し方だったはずでは?

ユーザーに筋筋仰るならお店側も筋を通して貰いたいですね。自分の店で売った、自分で太鼓判を押したもののみ対応する筋の通し方か、来るものを拒まない筋の通し方か。
後者の意味で、ウチで整備してやってもいいがどうなってもかまいませんよ、それでいいですか?失敗しても工賃は耳揃えて頂きますよ、で終わる話では?と思うのです(これも決して強要する意味はなく、それで解決するような話なのかどうかを知りこちらが納得したいだけです。貴店の断る権利はもちろん尊重されるべきです)

結局のところ、キャニオンを扱うお店とキャニオンを扱わない店の違いは、責任は負わないけどそれでいいならユーザーの意図をくみ取って、やってあげてもよいという気立てがあるかないか、割り切って筋を通せるかどうかなのかなぁというのが読んで出た感想です。
上の方のコメント通り、製造小売業であるCanyonのバイクと都合のいい時にだけ現れるcanyonユーザーは肩身が狭いですね。



<< フリーダム店長からの回答 >>



①整備してお前の自転車に後に何か問題が出ても責任取りたくない
に帰結するのでしょうか?


帰結しません。
どこの誰が売って誰がどう買ったバイクであれ、最後に診た整備士の責任です。

フリーダムがメンテした以上はすべて私の責任です。
整備してやってもいいがどうなってもかまいませんよ、なんて思っていません。書いてもいないでしょう。

依頼されていない箇所の不具合ですら、見過ごした私の責任です。

そして私は他店購入を受け入れています。

だからキャニオンのみを断っている理由は、整備責任ではありません。ここはお間違えなさらぬよう、大前提に置いておいてください。



②俺と全く関係のないルートで購入しておいて都合のいい時だけ俺に頼るな
に帰結するのでしょうか?

俺と...ではありません。
日本自転車界と...です。これがキャニオン騒動の最大にして唯一のキーポイントです。


他店購入であっても、どんなに昔の自転車であっても、瞬間的に日本市場の売上の一部となってるのですから、フリーダムはそれで良しとしているのです。

フリーダムのお客さんの中で、国内他店の通販で通販禁止の製品を購入し、保証書にハンコを押してもらえなかった人がいます。
これは車体番号から販売経路を割り出し、フリーダムが製品を売ったことにしてもらって、フリーダムから保証できるようにメーカーに働きかけた件があります。

これも、国内のどこかにある私が知らない店(しかもルールを守ってない)の売上にはなっており、日本市場にお金が落ちているという点のみをもって私は良しとしたのです。
それ以上の処置に関しては、「俺の知らん患者でも困っていたら助けてやるという筋の通し方」と同じ意味じゃないかと思います。



「ユーザーはこういう店を欲しがっているんだなぁ」
程度に考えて下さい。

私の店は、「貧乏学生だった当時の私が不満に思わない店」というのを基準に動いています。
それは金銭的にも貧乏でケチで、社会人としてもバカで非常識な私ですら、頼ろうと思うくらい「なんでも許してくれる店」だと思っています。

ですから、「ユーザーはこういう店を欲しがっているんだなぁ」ではありません。「キャニオンユーザーはこういう店を欲しがっているんだなぁ」が正しいです。





キャニオン完成車には、カンパニョーロ・ドイツやマビック・ドイツの製品が付属して納品されます。
それを直す際には逐一ドイツに送れというのは、正当なルートを使ったキャニオンからの指示なのです。

私の指示ではありません。ここをはき違えてもらっては困ります。

そしてその指示を守っていないのが、キャニオンユーザー本人たちなのです。

キャニオンを乗ってるんだからキャニオンの指示にくらい従ったらどう?と言われたら、あなたはどうお考えになるでしょうか?
キャニオンの指示を無視して、その正当なルートを放棄して、日本の補修パーツを頼ってくる人を断ってるだけなのです。


無論これは私や私のフリーダムの判断ではありません。
 
カンパニョーロジャパンやマビックジャパンは、当然キャニオンについているパーツの製品に対して補修パーツは出しません。

日本の代理店らは海外通販が安いのを百も承知であり、しかし日本の正規輸入品が高いのは補修用パーツのストック管理コストが高いからであり、補修や保証を放棄すれば安く出来るのはみんな分かっているんです。
そして海外通販ルートが無くなるよう、ウィグルやCRCから売られないように一生懸命に働きかけています。

それが日本市場なんです。

その日本市場の中で商売をしている以上、フリーダムとて日本の市場の一部としてふるまわなければなりません。
キャニオンだけを断る店が多いのは、これが理由です。


この問題を考えるためには、店側の立場に立って考えるのではなくて、日本市場の一部であることの立場になって考えることが必要であり、自転車界の一部としての自覚を持てるかどうかが大事なのです。



海外のパーツを日本で個人並行輸入し、海外の補修品で直す、そういうショップもこの先増えてくるでしょう。
私は全然かまわないいし、個人の自由だから勝手にやればいい。

でもそのショップは、「日本の自転車業界の一部」ではありません。

「自分ひとりで日本市場やってるわけじゃないんだよ」ということと「日本市場と無関係じゃないんだよ」ということ...ここが重要だと言ってる意味を考えてみてください。



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全部読まれた方、長々とお疲れさまでございます。ありがとうございます。

ディベートのルールとして、私以外へのコメント、ユーザーからユーザーへのコメントだと判断した場合は、その一切を削除します。
 
振るってご参加...というわけではありませんが、ご活用いただければと思います。


  


2021/10/2(Sat)
ボルテックス買った。2回目。


私のホイール遍歴は、デュラエース→ボーラ→ジップ→ボーラ→マビック→ボーラ→フルクラムボーラ。

すべてのメーカーは全ラインナップを同時所有し、さらにその間にボーラが挟まってる。



全てのホイールは1回しか所有したことがない一方で、ボーラ系が11回の買い替えをしている。

それは、ボーラが欲しかったというよりも、単に性能の高いホイールを買おうとしたらボーラになっただけのことが多い。

つまりボーラより速いと思ってる車輪が無いだけで、ボーラ打ったお金でボーラ買ったりするのはザラだった。

だから別にボーラでなくてもいいと思っている。ボーラより速ければ。
 
 
 
最近、自分の機材を現金化処分していて、処分しすぎて何も残らなかった。そしてあらかた買い戻す必要があった。
 
予算的にはなんでも買えたし、国内在庫的にもなんでも選べた。
 
 
そしてボルテックスを買った。
 
ボーラ以外で初めて、複数本買ったホイールになった。
 
 
ボーラ選ばなかった自分にビックリしてるんだけど、結局のところ私が自腹切って使ってる機材がもっとも評価の高い機材だってことだ。無意識的な選択も含めて。 
 
 
 
①ターマックSL7にボルテックスを履かせたマシンに乗る機会があった。
 
もっとも興味のある組み合わせのひとつだったので、良い勉強になった。
 
 
②歯飛びのひどかった11速カンパのリアカセットを新品にした。自分の。
 
 
③チタンコグ買った。自分の。

競輪選手に聞いてみたら、こっちの方が感触良いとのこと。
 
カーボンコグも出ているし、そっちの方が感触はいいけど、強度的にダメで信頼してないって。

なので鉄とカーボンの間をとってチタンコグにした。


 


2021/9/30(Thu)
洗車。

千葉は明日から台風なので…絶対に今日までに。

明日は午前中乗れないし、月末月初なので銀行&事務作業。完璧なスケジュールだ!



洗車は、ひとりの時は音楽かけながらやってます。

だいたいはジブリのメドレーでして、私もヒゲ生えてエプロンしてるので、だいたいハヤオです。

 
 
1時間も2時間も洗車してると寂しくなります。

1台10分だとしても、10台洗えば100分かかります。
 
 
プロチームもステージレースの時は、選手がホテルで休んでる間に夜中に外でずーっと洗車しています。その姿は少しかわいそうで。
 
でも日本のプロチームだと選手よりメカニックの方が高給取りですし、それが仕事なので。
 
 

ついでに自分の自転車も洗う。
 
ついでについでに窓も洗う。


 


2021/9/28(Tue)
本日3本目。

まだあと3時間くらい走るから、もう1本くらい飲むかもしれない。

でも1日に4本じゃスライムにもなれない。



私が来年に乗るバイクのひとつが、ブリジストンアンカー・RP9。

ブリジストンが開発にすげー金かかってるって言ってるのと、ちゃんとトラックフレームからトップダウンしてるのと、PRP/PRZが結果出してるのと。



控えめに言って、ブリジストンのここ数年の業績は、売れてない。

というのもスペシャが社会現象の如く隆盛してるから。



でもRP9はすごく人気らしくて、部分的には予約2年待ちらしい。

50万円のフレームに30万円のコンポがくっついて60万円だから、人気殺到なんだって。

アンカーの担当に「算数できなかったんじゃないの?」って茶化したら、私もそう思いますって言ってた。


でもそれって、ブリジストンに乗りたいんじゃなくて新型アルテグラに乗りたいってことでしょう?

こんなにもスペシャスペシャ言ってる世の中だから、SL7に新型アルテグラがついて60万円だったら、きっとまたブリジストンは売れなくなっちゃう。



でも私はちゃんと、RP9に乗りたい。

ナショナルチームはPRP/PRZの度重なるR&Dを経て、ついに「ルックじゃなくていい」って言った。

私はその言葉を信じてる。なぜならそれ以上の評価なんて無いからだ。



納期は1回目に当選すれば来月、2回目になってしまったら来年4月とのこと。

でもあんまり急いでない。新型デュラエースの175mmクランクがいつになるのかわからないから。




そう、つまり私は久しぶりにハイエンドバイクに乗る。
 
ここ2〜3年間のメインバイクは795ブレードであるけど、どこまでいってもブレードはセカンドグレードなんだ。
 
宣伝文句は私みたい直接的な言い方はしないけど、あくまでこの子は40万円クラスのセカンドグレードでしかない。
 
 
これはつまり1個前のSクラスと新型現行のEクラスを比べてるのと同じ。
 
ルックはしょっちゅうサイレントマイナーチェンジが行われるし、私個人も795ブレードも3年間で4台目の795ブレードを経て、ずいぶん速くなってたと思う。
 
 
でも私が本当に望んでいるのは新型Sクラス。
 
T20からトップダウンして、12段変速に対応したZED4クランクを搭載した、895エアロライト...アールエス。

その時のコンポは別になんでもいい。

 


2021/9/27(Mon)
厳しい先週の日程を終えて、フリーダムの預かりバイクはこの上なく少なくなった。

世の中はシルバーウィークだったかもしれないが、私にとってはブラックだった。

みんなのメカトラが無ければ、私はしばらくゴールデンだ。
  
  
  
 
今日は、「googleの悪質な口コミを消します」っていう業者からメールが来てた。

司法書士の有資格者が監修してます…っていう、なんだか胡散臭いやつ。
 
 
フリーダムにも「 移転でお店が閉まってました、星ひとつ」みたいなのが未だにある。
 
でもお金払ってまで消そうとは思わない。もう解決してるからね、
 
 
ちなみに、ライバル店の悪口を書いてくれる業者もある。

きっと世の中にはだいたいなんでもあるんだろう。
 
  
 
2022年のバイクでは、ハンドル幅を440→400mmに変更した。
 
もともと狭いハンドルを使っていたからか、狭くすることはすぐに慣れたけど、そこまで久しぶりでない広いハンドルに戻ったら、あまりに気持ち悪くて乗っていられなかった。
 
 
 
795ブレードは400mm、795ライトは420mm、795-30thは440mmなので、図らずも全部揃った。

トラックバイクはさらに狭い370mmがついてるから、ハンドル幅の実践インプレが書けそうだ。

とはいってもハンドル幅の選び方はシンプルな理由と流行りすたりの間だから、わざわざ文章にする必要はないだろう。

「肩幅で選ぶ」っていうのを疑うようになれば卒業が近い。
 

 


2021/9/22(Wed)
整備が終わった…

完全に午前様になってしまった。今週のカレンダーはキツすぎるな…
 
 
終業直前のゲリラ豪雨で窓掃除。
  
仕事を増やさないでくれ!



クルマ洗った。

この車は6年目。

次の決算が終わったら、レーシングチームの監督に渡すことになってる。



初めてメルセデスを買ったのは25歳の時。

フリーダムを始めたのが23歳だから、つまり3年目になる。

その時は自分の生命保険よりも車両保険の方が高かったけど、当時お世話になってた会計事務所のボスからは、「経営者ならメルセデスくらい乗れ」と言われたのがきっかけだった。


彼も来春に独立するみたいだから、そのたむけだ。

人間は環境に引っ張られて成長するから、常に身の丈から105%くらいの生活を心がけた方がいい。

そして謙遜しすぎても嫌がられるから、自己評価の95%で立ち振るまえばよい。



最初に買ったクルマはエブリワゴンだった。前のEクラスの後に今のEクラス。そして次もEクラスにした。

最終目標はランボルギーニだ。

別にランボルギーニが欲しいわけじゃないんだけど、自転車屋として、自転車屋の利益だけでランボルギーニまで辿り着いたことを業界に示したい。


ランボルギーニなんて4000万円で買ってきて4000万円で売れるから、瞬間的に持つのは実はさほど難しくない。

むしろ寝落ちの激しいEクラスの方が厳しいとさえ言える。


でもただ持つだけじゃ意味がない。

ランボルギーニなんてセカンドカーとして個人名義のキャッシュでボンと買うべきものであり、それができてこそこの業界への求心力たりえる。

まだそれはできない。だからランボルギーニには身の丈に合わない。
でも持つだけならさほど難しくないと感じるところまできたのも事実だ。




自転車操業っていう言葉は別に自転車屋のことを意味してるわけではない。

でも自転車業界が儲かる業界だったら、おそらくこんな単語に使われてはないはずなんだ。

フリーダムは儲かるべくして儲かってると自負している。
 
 
工賃なんて相場よりはるかに安いし、工具を貸し出してすらいる。しかも貸した工具で店内でセルフメンテしても私はお金とってない。
 
自他ともに認めるメンテナンスショップなのに、一見すると矛盾してるように見えるかもしれない。
 
洗車用具溶剤を800円で貸し出してる店は無いし、SNSやYouTubeで訴求してるわけでもない。基本的に何も今どきではない。
 
 
でもフリーダムの経営は、たったひとつのとても自然な経営方針に則っているし、それは他の業界には出来ていて自転車業界が出来ていないことを実践してるだけなんだ。
 
だからもう一度最初から店を始めたとしても、3年目にはメルセデスを買ってると確信する。
 
 
 
  
23歳で始めたのが当時の業界最年少。
 
今は35歳だから、やや中堅といったところか。
 
そしてもしあと20年もこの業界にいたら、きっと大御所のひとりになるだろう。


フリーダムのホームページには、私が過去に書いた文章を残すようにしてある。
 
その意味の85%くらいは、自分が定期的に読み返すためにある。
 
 
お店を始めたときに書いた文章であればあるほど、ユーザーに近い時期に書いた文章といえる。
 
だから長く歳をとって読み返したとき、「今でも変わってないな」って思えば成功だし、「あの頃は若かった」って思ったら失敗だ。
 
それは自分が買う側ではなく売る側に染まってしまったことを意味してる。
 
 
そして今はまだ、自分が過去の自分を読み返しても「何も変わってない」って思う。
 
だからフリーダムは成功できてる。

今はまだ。
 
 
 
とりあえず何も変わらないまま、もうすぐ13年が過ぎようとしてる。
 
そしてそれがあと17年間続いたら、フリーダムの経営方針をまとめて自転車屋コンサルタントのテンプレートを作り、それを無料で業界にばら撒いてやるんだ。
 
そう、ランボルギーニに乗ってね。


 


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