2015/10/27(Tue)
棚卸作業の気分転換にジップのシールの張り替え。


半分見栄で使ってる機材なのに、周りが何を使ってるかわからない色なんて、一番つまらないと思う。


当たり前だけど、プロって絶対に真っ黒い機材を使わないものね。

その中でも真っ黒いホイールっていうのは、一番プロっぽくない。

だから黒から白へ、プロごっこ。



2015/10/26(Mon)
10月は決算月。

特にセールはやっていないけど、実は期末。

週末の茂木エンデューロから、週明けてすぐにツールド沖縄がやってくるので、実は今週が山場だ。



お店を始めてから6年目が過ぎようとしている。

1年目や2年目の決算では、各種書類や計算表のテンプレートを新規作成しなければいけなかったし、経験的に業務を効率良くこなすノウハウが無かったから、間違いなく今の方が楽になっているはず。

にもかかわらず毎年厳しく感じるのは、私の記憶力や集中力が低下してきたからだろう。



整備や接客、レース活動も含めて、体力の限界を感じつつある。

もう少しだけ高望みしたいのだが。


2015/10/22(Thu)
落車から5日。

いくつかの傷は癒えてラップやキズパワーパッドが剥がれてきたり、いまさらになって新しい傷が発見されたり。

そしてようやくパンツを履けるようになりました。


今回の落車は結構なスピードで滑っていったため擦過傷の面積が広く、パンツが履けませんでした。

なので、今週組み立てたいくつかの自転車はつまり、ノーパン号ということですね。



手のひらのキズが深いので、チューブラータイヤを貼る時がイタイ。

本日のチューブラー貼りは9本で、それを横に並べて一斉に貼っていくのですが、手間取るとその間に乾いてしまうかもしれません。


最近のチューブラーセメントは乾くのが非常に速く、今の時期だと塗ってから貼るまでが約20分。夏だったら10分としないで乾いてしまいます。

前回の日記で、メーカーコンポを純正で一式そろえた方が良いという考えは古いと書きましたが、チューブラーセメントも同様に、乾くまで24時間かかるという基準は過去の話であると感じます。



チューブラータイヤは1本貼るのも9本貼るのも手間は大して変わらないので、出来ればいっぺんにやってしまいたいところですが...。







2015/10/19(Mon)
月曜日。膝は快調でほぼ問題なく動くようになった。

そして打撲出血の跡がはっきりしてきた。




写真は2016年の795ライトで日曜日に届いた。

代理店とのやり取りの中で、最速で木曜日に届き、土曜のジャパンカップでこれを使えるかも!と妄想していたが実現せず。


以前のルックの展示会における日記で、今年のルックは真っ黄色だよ、カタログと全然違うよ、という内容を書いたが、現実的な視点で写真を撮るとこんな感じ(写真)。仮にマビックのホイールでなくとも真っ黄色だ。

この2016年の795ライトは日本最速級の個体だが、現物が届いてみると少しだけカタログや代理店サンプル車とデザイン上の差異があった。コメ写真はイメージです。実際とは異なる場合があります...ってやつだろう。あまり目立たないところだからどっちでも構わない...私は。



とりあえず要らないワイヤーを引っこ抜いて、ハンドルとサドルとホイールを付けてみたが、その過程で2015年の795で内部の違いがみられた。

実は私所有の795ライト(2015年)は、ブレーキワイヤーが差し替えやすいように加工してるのだが、2016年ではそこが簡略的に改善されていた。

795シリーズにおいて、内臓ブレーキの795エアロライトと一般ブレーキの795ライトでは、実は795ライトの方が難しい。というのもアウターワイヤーを通すという点において795ライトの方が無理があるからだ。
※補足として、カンパのアウターワイヤーはシマノのそれに比べて、物理的に太く、表皮もやわらかくて傷つきやすいということがあります。


にもかかわらず、なぜ私が795ライトを買っているかとえば、単純に走行中にブレーキの引き代の調整が出来ないから。

雨の日のレースでは、ブレーキシューが一気に減っていく。30km/hや40km/hでは関係ないハナシも、70km/hや80km/hになると訳が違う。プロのレースではほぼ毎レースで新品に交換しているそうで、アマチュアでもたとえばツールド沖縄のダウンヒルでは90km/h近くになる。輪島で千切れた後の単独ダウンヒルでも80km/hを超えていた。

仮にハンドル回りのワイヤーにアジャスターを入れたとして、それを走行中にうまく調整することって出来るだろうか。片手でやろうとしてアウターカップごと供回りしてしまった経験はないだろうか。いや、ある。

だから、シリアスライダー向けと紹介されている795ライトを選んでいるのは、剛性や整備性ではなく、走行中の使い勝手という一点において、エアロライトが選択肢から除外されてしまったあとの消去法的な選択なのだ。

だってどんなフレーム使おうが勝敗に関係ないもん!!



ちなみに私は2014年に、695エアロライトと695ライトを同時に所有していたが、ブレーキとして性能が良いのは圧倒的にエアロライトの方。

制動力、ブレーキキャリパーの剛性、ブレーキの引きの軽さ、すべてにおいてエアロライトの方が優れていた。他のメーカーのインテグレーテッドブレーキでどうかは知らないが、ルックに置いてはエアロライトの方が性能が良かった。

どんなにめんどくさい機構も、一度組んでしまえば大して関係ない。

だからBB下ブレーキを使わないのは上記のとおり、走行中の使い勝手という一点しかなく、メーカーコンポを純正で一式そろえた方が良いという時代はすでに終わった、と感じた瞬間でもあった。



今年の795ライトはカンパを離れてシマノで組む。

それは、新しくなる新型TTバイク796モノブレードが、おそらく完全Di2専用だから。796ではシマノとマビックなのだから、795もシマノとマビックで組んで並べて飾ろうよ、的な内容。

カンパが嫌になったわけではなく、所有満足度的な話。機材は完全に趣味でしかない。



795ライトをシマノのDi2で組むのは、通常なら約3時間ほどかかる。

しかし今は右手の人差し指と薬指と小指が使えない。左手の手のひらも痛い。指のけがは1週間もすれば治るから、それを待ってもいいかもしれない。


しかし目の前にごちそうがあるのに、なぜガマンできようか。

1週間後に3時間で組むか、今日5時間かけて組むか。

今でしょ!



2015/10/18(Sun)
結局、昨日は夜中の4時までアイシングをしていた。その後は眠さに耐えきれずに寝た。

内出血は起きてから48時間が勝負だと言われていたから、睡眠不足は明日の昼まで続くだろう。お店の営業時間中も、お客さん達に甘やかされながらアイシング。

しかし2日間だけガマンすれば被害が最小限で済むならば、ここが頑張りどころだろう。睡眠不足は、お店を始めたての頃よりマシと思えば。


冷やす時間は15分。常温に戻して20分が基本で、その基本通りにやった。冷やすときはガンガンのキンキン。そのまま寝ちゃうと凍傷になるので、どんなに眠くても絶対に起きてないといけない。冷やし始めて1~2分が一番痛くてツラく、それを過ぎると感覚がマヒしてキモチヨクになる。氷を外すと3分くらいで体が熱くなってくる。

アイシングは体の回復法としては、時間もお金もすごくかかるけど、効果も高いから、今が一番つらいと思えば乗り切れる。



落車の翌日とあって朝起きるのが怖かったが、驚くほど快調だった。曲げるのに苦労した膝はすんなり曲がってくれて嬉しかった。

擦過傷も、柔らかい筋肉の上や関節の頂点から外れていたため、普通に自転車に乗ることが出来た。内出血を吸収するためには軽い運動が大事だから、サイクリング代わりにお店の朝練に行った。



今一番痛いのは、手のひらの擦過傷と小指のさっちょの切りキズ。あとは首のむち打ち。

手のひらは擦過傷というより水ぶくれのように皮膚がベロンと剥がれた感じ。小指はスパッと刃物で切られたよう。だからブラケットを握ると手のひらが痛く、下ハンを握ると小指が痛い。むち打ちは...日記を書くときに痛い。

でもそれだけ。今は脚のパワーが戻るのを祈るのみ。



骨が折れていれば沖縄は即座にパァだったが、パワーが戻らなくてもパァなのだ。



2015/10/17(Sat)
ジャパンカップ オープンレース

落車:リタイア

4周目のダウンヒルにて単独落車。


5時起床、6時発、9時30分現地着。

千葉から宇都宮までは3時間。300km以内は近距離だという基準は大事だ。


ジャパンカップに出るのは初めて。出場メンバー的にもいつものカテゴリーより上なので、プレツールド沖縄のつもりで。ここで通用しないのでは、沖縄だってダメだろう。そんな心づもりで。しかし輪島の一件もあり、すこしドキドキしていた。



レースは7周回にて、1周目はいつも通り最後尾から。

古賀志林道と呼ばれるジャパンカップ最大の坂は、約2㎞くらいほどか。ヨーイドンでいきなり登り始める。最初の坂の半分も過ぎないうちに、すでに登れない選手と登れる選手がみるみると分かれ始める。登りのちょっとした中切れは、下りに入って致命的な距離差になるので、ちょっと焦りながら強めで登る。
 
下りは、20名くらいの先頭集団。そこから100m程中切れして15名くらいの2nd集団。私はここ。この中切れを全力で埋め…てもらう。私は後方でぬくぬく。首都高の渋滞で到着が遅れて試走ができなかったため、ひとまずコースの観察。なんだかテレビでみたことあるような風景にちょっとテンションが上がる。



2周目。まだまだ人数が多いので、上位30名以下には落ちないようにだけ気を付ける。ナルホド、古賀志林道は、1分間隔くらいでちょっと強めの起伏が3回くらい現れる。そこだけダンシングで切り抜けてやれば攻略しやすそうだ。



3周目。登って下って、ここで初めてメイン集団全体を見る余裕が出来る。4~5名の飛び出しを4秒差で40名くらいが追っている状態。多発した落車の中切れもあってか、ある程度集団が絞られて、周りはみんな知った顔。

E1カテゴリーからは、フリーダムが私と佐野君の2名。ヴェントス2名、WCUやリンク東北、黒チャンピオンシステムの方くらい。あとはみんなP1選手。エリートツアーで走っている私としては、プロツアーで走ることへの憧れもあり、反骨精神もあり、どうしても差別化して見てしまう。プロツアー組と一緒に走る機会は木祖村ロードや全日本ロードくらいであり、一緒に走るのが久しぶりなメンツも。前方であまり強い動きがなかったこともあり、登って下って次の登りが来るまで少し会話をしたり。



4周目の坂を先頭で登り切ったのは25名ほど。私は全体の20番手くらいで通過。しかしダウンヒルで単独で転んでしまった。後続を1人巻き込んでしまい、本当に申し訳ない事をした。

コーナーを立ち上がり、加速もし始めているところで前輪がステーンと滑ってしまったので、ちょっとどうしようもなかった。特に集団から遅れているわけでもなく、何か焦っていたわけでもないが、今思えば少しオーバースピードだったのかもしれない。それは上手くわからない。

機材を拾いに走ったが、機材が走りだせず、ここでリタイア。残念。



自転車は大きな損傷はなく、ボトルケージが壊れたくらい。使っていたのはいつものアランデルのマンディーブルというカーボンボトルケージ。綺麗にボルトの根元だけ壊れてくれた。メーカーはちゃんと作ってあるという事だね。こういう破損パターンではナイロンボトルケージに気を付けたい。というのもナイロン製だと衝撃に対して必要以上に粘ってしまって、かえってフレーム側が壊れてしまう。値段が高いだけに見えるカーボンボトルケージの隠れた利点であり、アマチュアライダーにとっては保険みたいなもの。


5周目。落車ポイントのライン外から20名ほどいたはずの集団が10名に割れている。少しペースアップがあったようだ。このメンツがジャパンカップオープンの登坂力のTOP10なのだろう。ここに私に入る力があるとは思えない。その後回収車が来て、終わり。そして悶絶の消毒タイム。




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あとがき。

いつも走っている実業団カテゴリーよりも厳しい事が予想されるにも関わらず、その前のE1の輪島ロードで20分ともたずにチギれてしまっていたから、コガシリンドウの前におびえていた。


確かに輪島はレース前に1000㎞運転して、ほぼ徹夜状態で走った。レース1時間前に嘔吐して寝た。しかしスポーツは結果が全てであり、そんなのは完璧なるいいわけであるのはわかっている。そして、たとえ…これは完全に私の奢りだが…どんな状態であれ、E1の先頭集団から遅れるようなことがあってはいけないと臨んできた。なぜならE1は私が望んでいるカテゴリーより1つ低いからだ。

だから輪島の結果は文字通り「ショック」だった。日記も書けなかった。重ね重ね自信過剰で奢りが過ぎるのはわかっているのだが、それでも自信を無くした。群馬のパンクしかり、その時のチームメートの活躍しかり。

4周目までのペースが速かったかどうかは、落車でリアイアした私が言及できることではないが、輪島で受けたショックだけは払拭出来たのではなかろうか。



千葉―宇都宮市は車で約2時間半。レースが11時からということもあり、昨晩は3時間ほど寝ることが出来た。個人的にレースに支障をきたす運転時間は3時間以上で、睡眠時間として厳しくなるのは2時間未満だと感じているから、今回は比較的良いコンディションでレースが出来たのだと思う。いや、宇都宮が近くて運が良かったと言える。

私がレースに出ることでお店は休みになり、遠征費もかかり、多大なコストを払って出ているレース活動に置いて、また輪島のような状況を繰り返していたら、本当にどこにも顔向けできない。この先の私の環境が大きく改善されることは望めないだろうから、上手くレースと付き合う方法を見つけるしかない。


今シーズン残すは茂木エンデューロ(近い)とツールド沖縄(前泊)の2つ。体は痛いが、ケガは大丈夫だ。


2015/10/16(Fri)
整備ネタが続きます。

写真は大破したレイノルズのフリーボディーです。



フリーボディーというのは、たいていベアリングが2つ入っています。

右下に3つ見える丸っこいのがベアリングの玉。レイノルズのフリーボディー用のベアリングには1つのカートリッジにつき13個玉入っているので、計26個ありますが、形として残っているのは3つだけ。あとは粉末になったということです。

その上のCの形をしたギザギザの輪っかとその破片が、カートリッジベアリングのヒモの跡。そして真ん中下の輪っかが防塵シールドです。シールドはベアリング1つにつき2枚あり、フリーボディー内部に1つずつ取り残されていますが、残りの1つは見つかりませんでした。

その上の丸い二つのリングがベアリングの内側のレースになります。右上の大きめの筒が、左右のベアリングの間隔を保たせるためのブッシュです。

フリーボディーは、ボディー本体にベアリング(内側)~ブッシュ~ベアリング(外側)が圧入された状態でハブ軸に刺さり、一番左側のパーツで抑えられています。



今回の件は、「リアホイールの回転が悪い」という案件でした。

自転車の回転部分はほぼすべてベアリングであり、もちろんリアホイールもベアリングです。リアホイールにはハブに2個、フリーボディーに2個、計4個のベアリングが使われています。ただし、ハブ側とフリーボディー側では、圧倒的にフリーボディーの方が弱い(≒トラブルが多い・寿命が短い等)ので、電話を受けた時点で、フリーボディー側のベアリング2個…特に外側…を疑うことになります。8割がた…しかしこの時点では「あとは持って来てもらわないとわかりません」としか言えません。

その後実際に持って来てもらい、真っ先にフリーボディーを触ってみると、ベアリングの回転方向に対して垂直にガタガタです。触った瞬間に一発でダメ。しかも外側だけではなく2個ともが大破レベルの損傷でほぼ間違いないのを直感的に確信します。ここまで来ると「実際にはバラしてみないとわかりませんが、フリーボディー交換(13000円)は覚悟しておいてください。ベアリング交換(600円×2)だけで済んだらラッキーだと思いますが、その可能性は非常に低いと思っておいて良いです」くらいまで言えるようになります。しかし私がトラブルシューティング時に言う「ラッキー」は、ほとんど慰みに近いものです。

そして実際にバラしてみて、“こう”だったという事です。

ただし、これを見て思うのは、購入時期、走行距離、OHの頻度的に、妥当な寿命だったんじゃないかなという事です。これだけ見るとかなり激しい壊れ方をしていますし、何かしらアクシデントがないとこの壊れ方はしないのですが、仮にここまで壊れなくとも交換時期は近かったと感じます。損傷がフリーボディーだけで留まり、ラチェット機構やハブが無傷だったのは、乗り手が非常に敏感で素晴らしかったと言えます。



私たち整備士は常に新品パーツを触っているため、自分の自転車に乗ったりお客さんの自転車を触ったりしたときに、新品の状態とどれだけ違うか(≒消耗・摩耗・破損しているか)を感じ取れます。しかし一般ユーザーでは、新品に触れる機会が非常に少ないため、自分の自転車がどの程度消耗しているかがなかなか感じ取れないのだと思います。

本当はさらにそこから、「あとどの程度走ったら交換なのか」がわかるようにならなければいけないのですが、自分や友人の自転車をいじっている程度では難しく、かなりの難易度だと思います。お金が取れるようになるのは、さらにそこから2段階くらい上になると思います。


みなさんのDIY整備の第一歩として、まずは「新品の状態がどんな感覚か」をしっかり掴むところから始めましょう。



2015/10/15(Thu)
木曜日。

開店から1時間が過ぎようかというところですが、全然パーツが届きません。

また夜遅くなっちゃうなぁ...↓↓↓



雑談。


先ほどお客さんから、良い工具ってなんですか?という質問をされました。

私の答えは「ネジが締まっていく感覚が良くわかる工具」です。


よく、しなる工具とか硬い工具とかあると思いますが、この辺りは整備士の好みによるところだと思います。ちょうど、しなる自転車とか剛性の高い自転車があるけど結局は乗り手の好みですね~などという感覚と一緒です。

強度が高い、寿命が長いというのも、ある程度リンクしますね。

そういった使い手の好みを除外して、漠然と良い工具とは何かと尋ねられた時に思い浮かんだ答えが「ネジの感覚が良く伝わる工具」でした。



写真の工具は、私が自転車の組み立てにおいて、メインで使っているT型レンチで、具体名はBETA-toolsの951シリーズというものです。金額的には1本3000円~5000円くらい。ベーシックな工具にもかかわらず1本約4000円ですから、非常に高額なT型レンチになります。

学生の頃は揃えられませんでした。4㎜と5㎜だけ持っていて、後は安い工具で済ませていました。今はこれが何本もあるわけですから、贅沢ですね!!





工具の質問と似たような内容で、「良い自転車ってなんですか?」という質問があります。お店において最も多く受ける質問の1つです。


ざっくばらんに羅列してみると、軽くて、硬くて、強度が高くて、適度にしなって、快適で、トラクション伝えるのが上手くて、高速でも跳ねなくて、ステアリングがリニアで、ダウンヒルで切れ込む感覚もなくて、ワイヤリングもスムーズで、見た目がカッコいい自転車だと思います。

ここから乗り手の感覚的な面を抜いて言葉をまとめていくと、①少ない力でより速く進む自転車、②同じ力でより遠くに進む自転車、の2つになります。


ここで、快適性は違うのでは?という反論が起きるかもしれません。

確かに快適性は、自転車の性能の中でももっとも重要な要素の1つですが、実は快適性も乗り手に大きく依存しています。


具体例を挙げると、50km/hがパッと出せる人が45km/hで走るのと、40km/hでいっぱいいっぱいの人が無理くり45km/h出すのでは、同じ45km/hでも快適さが全然違う、ということです。

同じ自転車を使って同じ速度で同じ道を走ったとしても、快適に感じられる人と感じられない人に分かれてしまいます。今乗っている方には、なんとなくでよいので、実感できる節があってほしいと思います。



ですから基本的には、「良い自転車=速い自転車」という式が成り立ちます。

一定の速度で走ろうとした時、それが人間の力であれマシンの力であれ、あまり関係ありません。必死で走ろうと、マシンが勝手に走ってるだけだろうと、大差ありません。そうやって人間と自転車を合わせた時に、可能な限り速い状態にしておくことが、より快適に走るための条件になってきます。

エントリーグレードからハイエンドマシンに乗り換えた時に、速度が飛躍的に伸びた経験のある方いると思います。楽さも快適さも、それ単品である程度追求できるのですが、その両面は速度から生まれています。

特に快適さはその傾向が強いように思います。快適さばかり追求して速さを求めないでいると、快適さはかなり速い段階で伸びなくなってしまいます。

ハイ、今のところ大事。もし学校だったらテストに出ます。



こういう内容を、オブラートに包む人もいれば、隠す人もいるでしょう。私はズバッと言っちゃいますよね。この話には続きがあって、サイスポの連載でも言及する予定があったんですが、先の店長選手権では負けちゃいました。今はこれを、他人のインプレが役に立たない一番の理由として、あとは推して図るべし、と言ったところです。

もちろん、そんなに快適な自転車が欲しいならロードバイク辞めてサスペンション付のバイクに乗れば?というのはナシです。



2015/10/11(Sun)
輪島ロード

?位


走り始めてすぐにチギれて脱水症女を起こしてダメでした。






2015/10/10(Sat)
午前中は結婚式。

結婚式っていいもんだな、


14時に式が終わって、そこから石川県に向けて遠足再開。

親に石川でレースをすると伝えていたら石川ロードと勘違いしていたみたい。福島県民あるある...なわけないか。今回の石川は本当の石川県で輪島ロード。石川ロードは...パンクだったね...


6時間の運転がきつかったのは、磐越道が片側一車線の対向道路だったからか、スーツだったからか。学生のころはスーツで仕事をする事に憧れていたけど、いまやコスプレのレベルだな。



金沢の海鮮と富山牛のステーキを天秤にかけ、富山で降りて観光。富山牛のステーキなんて今回の遠征費に比べれば安いもんだぜ。

その後スーパー銭湯でさくっと茹で上がってから、営業時間ギリギリまで仮眠。みなさんおやすみなさい。


2015/10/10(Sat)
輪島遠足開始。

今回は前日に親族の結婚式がある。

一度福島を迂回してから、新潟〜富山〜石川に入る。最終的に千葉に帰ってくるまでに2000km近い旅になる。

せっかくなので、各県のSAに寄り、ゆるキャラのストラップをコンプしようと思ったら、いきなり友部SAのハッスル黄門さまで挫折した。

男一人旅。ドライブをいっぱい楽しもうと思う。


今回はどうかパンクだけはしないで欲しい。

レース遠征はお金も時間もかかる。私がレースに行けば、お店の売上もダメになる。多大なコストをかけて出ているレースを、パンクは一瞬でダメにする。

パンクしなければ勝てるかと言えばそれはわからないが、レースの途中で空気が抜けてリタイアしていく、あの気持ちはどうにも形容しがたい。



タイヤを変えれば?と言われるけれど変えないよ。

5年間使ってきて2、3回しかパンクしなかったんだから、この1年パンクが続いているくらいで見限ったりはしない。

タイヤを使い古しているわけでもない。むしろ新品タイヤを10kmや20kmでパンクさせてきた。古いタイヤばっかり残っちゃって。


悔しいから、なんでパンクしたかなんて確認しない。練習ではいくらでもパンクしてもらって構わないのに、パンクは全てレースで起きてるんだ...。シーラント入れて使うから頂戴なんて言われた時には怒りの矛先がそいつに向いたこともある。

本来パンクの事を考えながら走るなんておかしい。ノートラブルでゴールにたどり着くなんて当たり前。レース中はメカニックじゃないんだよ...、


2015/10/8(Thu)
お店は基本的に毎日掃き掃除をしているんですが、

ルンバを流したら効果的ですかね??



2015/10/7(Wed)
795のEポスト内のOリングの交換しました。

795のポストは、ゴムのリングをつぶして圧着させる構造をしていますが、形が涙滴形でとがっているため、いずれ切れてしまいます。私の場合は約1万kmで切れました。

ちょうど店長選手権の1週間前くらい前に切れてしまい、撮影中にもスポッと抜けてしまって、恥ずかしい思いをしました。

このOリングは、代理店から単品で買うことが出来ませんが、同じサイズのOリングはホームセンターで売っています。ボルトなども含めて、こういう消耗品はたいてい汎用サイズが使われています。

自転車屋さんから買うべきもの、自転車屋で買わなくてもいいもの。すべてを自転車業界から買うと高くつきますが、構造さえ理解していれば、買う買わないの基準が作れます。



さて、2か月ほど前に組んだヨネックスを、電動式カンパから機械式カンパに変更しました。

それに伴い、白かったステムハンドルを黒にし、ブラケットフードの方を白くしました。白い部分がより末端に移動したことで自転車全体が大きく見えるようになり、フレームの小ささとの間でアンバランスさが助長され、なんだかカッコ悪くなった気がします。

795は、リーチ375mm+130mmステム、
ヨネックスは、リーチ385mm+130mmステム。

しかしステム角によって、落差もリーチも795の方が大きい自転車になっていました。

ステムの長さを130mmから140㎜へ変更。これによってリーチは伸びましたが、ハンドルは4㎜ほど上がったため、上手くいくかどうかは...微妙です。落差は重要であり、リーチの優先順位は低いものです。



メカニカルに戻した理由としては4段以上のシフトダウンのスピードが機械式の方が速いからです。

1段ずつ変速するような場合は、機械式を使っても電動を使っても、特に変わりません。シフトアップ方向の変速スピードも大きく変わらないでしょう。しかし、5~6段を一気にシフトダウンする場合、電動コンポでは変速スピードが舞い合わない場合があります。

例えば、アウタートップでビャーーッ!!っと下ってきて、いきなり交差点を曲がって急こう配を登らなくちゃいけないようなコース。

例えば坂を上っていて自分の前方で落車し、止まるまでに成るべくシフトダウンしておかなくちゃいけない時。

どちらも、1秒以下で5段6段以上のシフトダウンを完了させないといけないため、電動コンポでのんきにウィンウィンされるのを待っていられる場合ではありません。



普通に走っているだけだったら1~2段の変速になるため、絶対に電動バンザイです。レースしていても99%電動の方が良いです。変速が楽なコンポであればあるほど変速回数は増えていきますし、適正なギアは常に脚を守ってくれます。沖縄のような広い道でのラインレースであれば、全面的に電動の方が良いと思います。

しかし狭い周回コースで1、2時間程度の短いレースが多い実業団レースをするんだったら、機械式の方が良い場合が少なくもないんですね。

かなり曖昧な言い方ですが、シフトダウンをすべき時にしないで脚を使って対処するというのは、なるべく避けたいという事。しかし電動コンポを使っていることでシフトダウンが間に合わない時があるという事です。

もちろん私の考えてることなんか局所的過ぎて、絶対気にしない方がいい。



2015/10/4(Sun)
しもうさクリテに参加してきました。


朝3時起床、そのままスーパーヴァームを3本飲んでスタート。

昔お店の朝練でも使っていた、印旛沼の周回コース(10㎞の方)で朝練。…朝??




実は店長選手権の翌日に、チャンピオンシステムの佐藤監督から…

『岩佐君は確かに昨年より一昨年よりも強くなった。それは間違いないよ。今プロツアーで走ってもそれなりにやれるとは思う。でもそれだけじゃダメなんだ。

というのも、今のプロツアーは外国人が強すぎて、序盤が強烈に速いんだ。そしてそこから生まれる逃げに乗るためには、とにかくスピードが必要。岩佐君にはそれが足りないんだ。

スピードが足りないと結局は逃げに乗ることが出来ないから、必然的にグルペットになってしまう。外国人達のスピードに付いていけない人たちは、実は最初からグルペットなんだよ。』


…とアドバイスをいただいていた。そしてそのスピードを付けるために、とにかくスプリントの練習をしろ、と。


印旛沼の周回コースの坂は激烈にキツイ。

スプリントはパワーも技術もギアのマネジメントも全部出来ないといけないから、佐藤監督と話した時から、印旛沼の坂に行きたかった。

4周走った後、北印旛沼を西側からぐるっと迂回して会場に到着。受付を済ませたのち、レースが始まるまで、近所のクラブチームの朝練にお邪魔させてもらった。


会場に戻って群馬グリフィンの狩野さんとしばし歓談。中井くんとも久々に会うことが出来てよかった。



レースは下総フレンドリーパークで、毎年店長選手権が行われているところ。ざっくり捉えて、2分走って20秒登るコース。そして登った先がゴールになっている。

せっかく坂の頂上がゴール位置なので、20秒の坂でのスプリントのインターバル練習。目標は全ラップ1位だったけど…。

50回目のスプリントでついに2位になってしまった。2時間エンデューロのうちの1時間50分を超えていたので、ここで練習はおしまい。集団に追いかけてもらいながらスプリントインターバル50回やったと思えば、良い練習だった。ラップチャートが美しい??

帰りは同じ道を通るのも癪だったので、成田山の東側をぐるっと回って。最後の佐倉ICの高架橋で最後のスプリント。

最後のアタックは本日100アタック目!!とかなんとか。


朝練90㎞、レース80㎞、復路50㎞で、トータル230㎞ちょい。その後の営業でちょっと寝てしまったのは隠すまでもない...



2015/10/1(Thu)
ルックの展示会に行ってきました。

エアロポジションは風の抵抗がない分あったかく感じるのため、596で行ってきましたが、10月の雨で半袖で行ったので、寒くて仕方ありませんでした。トラックの排気ガスで暖をとる季節になりましたね。


展示会が続く中で、あまり特定のメーカーに対して、日記であれこれ言うのは避けていたのですが、なんとなくルックなら許されるだろうという勝手な思い込みで、雑談的に言及してみます。




【795】

考察と言っても中身の変化は乗ってみないとわかりません。ルックは年度によってずいぶんモノが変わってくるメーカーで、例えば2011年の695と2015年の695はすでに完全に別物です。やや面影を感じるかなといったところで、一緒なのは名前くらいだと思います。さらにロットの違いで追ってみると、半年に一度くらい変わっているように感じます。

695は毎年買い替えてきたので、年度の中で、あれ?自分が持っているのと違うぞ?という事が良くあります。もちろんルックに聞いてもわかりません。ドレモイッショダヨーで終わりです。

こういうところはカンパニョーロも同じ気があります。ボーラなども知らない間にマイナーチェンジされていることがあります。カンパニョーロに聞いても、前と一緒です、としか返答されませんが、どう見ても乗っても自分が持っているボーラと違うのです。


【695】

プロチームからーに限っていえば、今年のルックは、全般的にメッチャ黄色です。1か月半ほど前からインターネットでリークされている画像では、真っ黒にちょっと黄色が生えた程度に見えましたが、実際には、トップチューブ上部と前後フォークの内側が全面的に黄色いため、ものすごく黄色いバイクに、ちょびっと青赤…みたいに見えます。カッコよく魅せるには、色遣いがかなり制限される気がします。

トップチューブの上部もフォークの内側も、自転車全体にするとかなり目立つ部分ですし、完全に真横からしか見えないのはカタログやパソコン画面くらいしかありません。2015年に赤かった部分が少なくなったことで、かえって黄色が引き立ちました。



【675】

675の紹介文で、1.5KカーボンからUDカーボンに変えて軽快なライディングフィールはそのままコストダウンしました、とありましたが、フィールはそのままでも速度が遅くなったらダメだよね、ってツッコミました。実際に速度に変化があるかどうかはわかりませんが、消費者はこういう言い回しに敏感にならないといけないですね。自転車は設計よりも素材だと思っています。

今年からプロチームとノーマルカラーでアップチャージがなくなりました。デザインパターンが同じになったからだと思います。昨年はプロチームカラーだけデザインパターンが違うので、今年のはなんとなく手抜きな感じがします。

プロチームカラー(含モンドリアン)はだいぶ一般的になりました。いまでは、ルック買うならモンドリアンを買えという風潮まである気がします。初めて出たのは2009年。あの頃はキワモノのキワミでした。

モンドリアンカラーに乗っていると、全然自転車をやっていない人から、かっこいーとかなんだあれ?とか言われることがよくあります。2013年のヘリテージでは、女子高生からかわいーと言われたこともあります。これは他の自転車に乗っているときには無い事で、モンドリアン限定で起きるイベントな気がします。

ルックに乗るのは半ば見栄です、たぶん??。性能だけならジャイアントでいいものを、わざわざ2倍のお金を出して買うのですから目立ってナンボかもしれません。

個人的に今年のルックのデザインは当たり年。2015年はかわいい系。2016年はカッコいい系。多くの人から評価されるやすいのは2015年の方だと思います。2016年でカッコいいのは、ブラックレッドがぶっちぎってカッコ良かった。あれにSレコードとボーラくっつければショーモデルの一丁上がり。特に何も考えずにカッコよくできる素材です。



【765】

ルックに限らず全てのメーカーを考慮して、個人的に最近のフレームの名機の1つとしているのが、566。アレが20万円だったのは、性能的に破格中の破格。コルナゴでいえば40万円クラスのプライスタグが付き、アンカーのRFX8が青ざめるレベルの性能だったと思う。

個人的に所有していたのは2011年モデル。各インプレで「名車」が蔓延している中で、566はデュラエースやライトウェイトさえ適合するレベルの、真の名車だったと思う。

それの後継機。期待のハードルは高い。



【796】

大台突破の100万円フレームです。完成車では200万円を超えられる逸材です。もちろん金額に意味は無く、問題はSワークスより速いかどうかです。


796という新型TTフレームが出るというのは、実は2年近く前から知っていました。596はすでに7年が過ぎ、ルックの新型TTバイクはかなり久しぶり。代理店にはどんな形か知りもせずに買います宣言し、延期に次ぐ延期。具体的な形が見えたのは本当に最近でした。

事前に、間違いなく100万円は下りません、と言われて本当に100万円でした。すこし多めに盛って120万円くらいまでは覚悟していたので、なんとなく安い感じがします。

796はさらにブレーキとハンドルまで付いてきます。596は何もついてこないくせに96万円しましたから、796は意外とお買い得かもしれませんね?

ちなみに596は、海外のインプレサイトで「cruel expansive」と書かれていました。今回はなんて書かれるのでしょうね。



…続く?


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