2015/11/4(Wed)
久々の休息日。

ごく近場の茂木すら徹夜で臨まざるを得なかった決算前後の私としては、待ちに待った休日。

まぁ、オマエ店休んでレース出てるだろと言われてしまうとグゥの音も出ないのですが。



茂木エンデューロの写真をいただきました。ありがとうございます。

上の写真は、3時間50分過ぎの上り坂で30秒前を走っている風間をまさに追いかけ始める瞬間の写真。

茂木の時は、膝の打撲が痛くてパワーが出せず、1時間も走ると痛みが出て来てしまっていたため、写真のダンシングもほとんど体重でごまかしている感じ。ちゃんとパワーが出せるなら、もう少し腹筋が立っているはずだ。

走行中はずっと沖縄の心配をしていた。茂木では何とかなっても沖縄ではどうにもならない。茂木から沖縄までは1週間しかない。2時間を過ぎたあたりで、試しに下りでトップチューブに寝てみたが、痛くてなかなかサドルに戻ることが出来なかった。



しかし茂木から3日たってた今、なんとなく大丈夫そうに感じている。きっと茂木が山場だったのだろう。打撲内出血の完治は2週間が基準であるし。

今は屈伸も出来るし、その時の痛みもかなり少ない。なんとか沖縄に間に合ったのではないだろうか。ジャパンカップでの対戦相手との登坂力の関係と、茂木の自分の動き方を振りかえって、沖縄では多少マシな走りができないだろうか…と淡く期待している。




店長選手権のあと、佐藤店長に「スピード練をしまくりなさい」とアドバイスを受けてからというもの、ひたすらスプリントの事を考え続けてきた。

それから2か月が経って見えてきたことは、50km/hも技術で出せるんじゃないか?というもの。2年くらい前のサイクルスポーツの特集記事を書いた際に、40km/hは技術で出せるよー、という内容を記したが、実は50km/hであっても技術的な領域に過ぎないのではないか、と考えるようになった。もちろん肉体レベルによって物理的に出来る出来ないの差はあるかもしれないが、50km/hというのは壁を感じなくてもよいのでは?思いはじめた。


というのも、今回の茂木では30秒差の単独ブリッジを2回慣行したわけだが、それぞれ前を行く相手を捉えに行った時の速度は、約58km/hで加速した後に55km/hで巡航している。どちらも400m差を2~3分で捕まえている。

この時の私は、やっぱり膝は痛くてパワーが出せない状態なわけだから、つまり58km/hのスプリントは、パワーじゃなくて技術で出したと推測できる。それにブリッジをかける時のスプリントがフルパワーなわけではない。


今までの私にとって、58km/hというのは単独で出すにはかなり労力の要る速度域であって、仮に出したとしたら回復するまでにそれなりの時間が必要な速度域だった。それが今回の茂木では、ブリッジ直後の疲労がやけに少なかったと感じる。この事からも、58km/hを出すメインソースはパワーではないと推測できる。


実際にスプリント練というのはほとんどがフォームの修正であり、フォーム修正のほとんどはイメージトレーニングだから、ジャパンカップで落車をして肉体的に練習が出来なくなり、その間に頭の中でずっともやもやしていた推測が、今回の茂木で証明されたんじゃないかと考えている。

私はひょいひょいと山を登っていくタイプではなく、淡々とベース走でTTを走るタイプでもないから、せめてルーラーとしての能力だけでも強くありたい。




もちろんブリッジが成功したのは、風間が病み上がりだったという部分が大きいだろう。

茂木エンデューロで優勝を狙っていた4hソロ組の人達には悲報かもしれないが、今回の茂木の優勝者は、ケガする前の3割程度でしかない。

実際に3時間半を過ぎたあたりで風間のパワーはガクッと落ち、坂で踏んでも加速にキレがない。4時間レースのラスト10分で、400mも後方を走っている相手に、ものの数分で追い付かれるはずがない。

もし風間の脚力が本当に戻ったとしたら、それは中村龍太郎をも脅かすレベルになるだろう。この2人を近くで見てきて、この2人の力量を測れる程度の脚力は持っている(つもりの)私としては、この2人がどのくらいの力関係なのかもわかっている(つもりだ)。



お店の日記で特定の誰かに対するメッセージを書くのは控えておきたいが、他の誰でもない風間だから書いておこうと思う。

もし違うチームジャージを着ていたらどうだっただろう。まだまだまだまだ足りないよ。

でもリハビリはよく頑張ったね。


2015/11/1(Sun)
決算明けの茂木エンデューロ。

(株)サイクルフリーダム第6期を締めくくるレースは2位だった。うゎぁ…↓↓



朝2時過ぎに起床。3時にお店に集合し、4時に出発。6時過ぎ会場着。移動距離は120㎞しかなく、実業団遠征で鍛えられたドライバー力をもってして、楽々。



レース開始から1時間は、ものすっっっごく暇だった。

岩佐「つまんないねー。」
佐野「そーですねー。でもまだ始まったばかりだし、もう少し我慢しないと…。」
としゃべっていた次の坂で佐野君がアタックしていった。おぉ、アンタさっきなんて言ったよ(笑)。

レース開始から1時間で佐野(フリーダム)が出る。そして佐野の吸収に合わせて岩佐と風間(フリーダム)が出る。その岩佐と風間の吸収に合わせて、さらにもう一度佐野君が出て、これが決まる。レース開始から1時間で佐野君とリンク東北の2名の逃げが出来た。



そこから約30分が過ぎ、逃げ2名と集団との差が45秒に開く。前が速いのではなく集団が遅い。これにガマンが出来なかったのが同じフリーダムの風間博之。今大会の優勝者。この動きはフリーダムの逃げにフリーダムがブリッジしているわけだが、集団は消極的で見逃し。というかローテーションを回しているメンバーは誰が逃げているかわかってなかったんだろう。

現状は、佐野含む先頭2名。45秒差で風間含む2名の追走集団。さらに30秒差でメイン集団。



風間をメイン集団後方から眺めていると、風間が2名の先頭集団に追い付くと確信する。追走2名が先頭2名に追い付いた場合、計4名の逃げグループは、佐野&風間&実業団E1の上位陣の2名というメンツになる。この4名はキレイに協調するはずだから、メイン集団がそれに追い付くイメージは出来なかった。もし追い付くとすれば4名が勝手にタレて落ちてきた場合だろう。なので、私もあの逃げに乗らなければ…。


1周回走ってメイン集団と風間とのギャップは30秒ほどに。さすがに風間の姿はメイン集団から見えているので、中途半端に追いつこうとしたらメイン集団をごっそり引き連れて風間を潰してしまうだろう。だから岩佐がブリッジするからには、集団を力でチギってのガチアタックしかなかった。

フリーダム名物「俺も俺も、私も私も」

向かい風を使って30秒前の風間にジャンプ。2分ほど粘ってなんとか追い付き、集団は来ず、後方に2名が粘っているが速度がかなり高かったので届かなさそう。単独での追走グループへブリッジ成功。次は先頭2名を捉える。

先頭2名はさらに30秒前だが、差は徐々に詰まっている。この時に重要なのは先頭2名とのラップタイム差ではなく、メイン集団とのラップタイム差。メイン集団が追走グループ3名を捉えるより先に、追走3名が先頭2名を捉えられるかどうか。3名相手に追い付かないならば、5名相手には絶対追い付かないからだ。

幸い茂木サーキットは見晴しが良くタイム差を掴みやすい。数周走って追走3名が先頭2名にジャンクション。この時のメイン集団との差は1分ほど。もちろん毎周ちゃんと測ってる。


最初の2時間の大まかなレース展開は、佐野君含む2名がレース開始1時間で逃げ。その後に風間と私を含む3名が1時間半で逃げ。それが合流してそのままレース終了まで逃げ切ることになった。ほぅらね。




レース終盤。状況は逃げ4名がメイン集団に2分以上の差をつけて逃げ切りが確定し、そろそろ牽制が始まる頃。4名は佐野・岩佐・風間のフリーダム3名に他1名。

ラスト3周で風間がチョイッと踏む。1名がピクッと嫌がって数m空く。これで勝負あり。あとは岩佐と佐野が後ろについて、1対1の展開に。さすがにこれは相手にちょっと同情したかな...笑


次の周、相手は体力的にも精神的にも諦めモード。あまりにペースが落ちすぎて、後方に迫っているメイン集団に吸収される恐れすら出てきた。ここで、岩佐の風間へのブリッジを見逃してくれたら3位をあげるよ、と話を持ちかけた。岩佐がいなくなれば佐野との協調が見込めるし、そのまま走り続けても3位は獲れない。相手にとっても悪い話ではなく、すぐに承諾された。あとは岩佐が風間へのブリッジを成功させるのみ。本日2度目の30秒差の単独ブリッジ…。



3分ほど粘って、ちょうどラスト1周の地点で風間に合流。そしてブリッジ直後の岩佐に対して風間が登りで攻撃を仕掛けて、以後2人で真っ向勝負。サポートライダーからは、「チーム内競争あるんですね」と失笑されたが、もちろんだよね。周りからはフリーダムが組織立って動いているように見えたかもしれないが、風間も佐野も私も、実はなんとなくの流れとその場の気分で動いているだけなんだから。



最後の4㎞。今の風間の後ろに着くのが癪だったのと、ブリッジを理由に休ませてもらってる間にゴールスプリントを迎える展開にはしたくなかったとので、岩佐がアタックする側で風間が反応する側に。4発ほどアタックしたが風間をチギることは出来ず。後方にメイン集団が迫っていてウェービングが満足にできなかったこともあり、ゴール手前でキレイに刺されて2位。

レース後の風間曰く、アレは30秒以上踏まないとダメだったらしい。それは...ブリッジ直後では無理だな。せめて合流した時点であと2周あればな、とタラレバ。それでも風間と維持を張り合っている時間はすごく楽しかった。




2位。負けの1位。

でもいいよ、今回は久々に楽しかったから。



2015/10/27(Tue)
棚卸作業の気分転換にジップのシールの張り替え。


半分見栄で使ってる機材なのに、周りが何を使ってるかわからない色なんて、一番つまらないと思う。


当たり前だけど、プロって絶対に真っ黒い機材を使わないものね。

その中でも真っ黒いホイールっていうのは、一番プロっぽくない。

だから黒から白へ、プロごっこ。



2015/10/26(Mon)
10月は決算月。

特にセールはやっていないけど、実は期末。

週末の茂木エンデューロから、週明けてすぐにツールド沖縄がやってくるので、実は今週が山場だ。



お店を始めてから6年目が過ぎようとしている。

1年目や2年目の決算では、各種書類や計算表のテンプレートを新規作成しなければいけなかったし、経験的に業務を効率良くこなすノウハウが無かったから、間違いなく今の方が楽になっているはず。

にもかかわらず毎年厳しく感じるのは、私の記憶力や集中力が低下してきたからだろう。



整備や接客、レース活動も含めて、体力の限界を感じつつある。

もう少しだけ高望みしたいのだが。


2015/10/22(Thu)
落車から5日。

いくつかの傷は癒えてラップやキズパワーパッドが剥がれてきたり、いまさらになって新しい傷が発見されたり。

そしてようやくパンツを履けるようになりました。


今回の落車は結構なスピードで滑っていったため擦過傷の面積が広く、パンツが履けませんでした。

なので、今週組み立てたいくつかの自転車はつまり、ノーパン号ということですね。



手のひらのキズが深いので、チューブラータイヤを貼る時がイタイ。

本日のチューブラー貼りは9本で、それを横に並べて一斉に貼っていくのですが、手間取るとその間に乾いてしまうかもしれません。


最近のチューブラーセメントは乾くのが非常に速く、今の時期だと塗ってから貼るまでが約20分。夏だったら10分としないで乾いてしまいます。

前回の日記で、メーカーコンポを純正で一式そろえた方が良いという考えは古いと書きましたが、チューブラーセメントも同様に、乾くまで24時間かかるという基準は過去の話であると感じます。



チューブラータイヤは1本貼るのも9本貼るのも手間は大して変わらないので、出来ればいっぺんにやってしまいたいところですが...。







2015/10/19(Mon)
月曜日。膝は快調でほぼ問題なく動くようになった。

そして打撲出血の跡がはっきりしてきた。




写真は2016年の795ライトで日曜日に届いた。

代理店とのやり取りの中で、最速で木曜日に届き、土曜のジャパンカップでこれを使えるかも!と妄想していたが実現せず。


以前のルックの展示会における日記で、今年のルックは真っ黄色だよ、カタログと全然違うよ、という内容を書いたが、現実的な視点で写真を撮るとこんな感じ(写真)。仮にマビックのホイールでなくとも真っ黄色だ。

この2016年の795ライトは日本最速級の個体だが、現物が届いてみると少しだけカタログや代理店サンプル車とデザイン上の差異があった。コメ写真はイメージです。実際とは異なる場合があります...ってやつだろう。あまり目立たないところだからどっちでも構わない...私は。



とりあえず要らないワイヤーを引っこ抜いて、ハンドルとサドルとホイールを付けてみたが、その過程で2015年の795で内部の違いがみられた。

実は私所有の795ライト(2015年)は、ブレーキワイヤーが差し替えやすいように加工してるのだが、2016年ではそこが簡略的に改善されていた。

795シリーズにおいて、内臓ブレーキの795エアロライトと一般ブレーキの795ライトでは、実は795ライトの方が難しい。というのもアウターワイヤーを通すという点において795ライトの方が無理があるからだ。
※補足として、カンパのアウターワイヤーはシマノのそれに比べて、物理的に太く、表皮もやわらかくて傷つきやすいということがあります。


にもかかわらず、なぜ私が795ライトを買っているかとえば、単純に走行中にブレーキの引き代の調整が出来ないから。

雨の日のレースでは、ブレーキシューが一気に減っていく。30km/hや40km/hでは関係ないハナシも、70km/hや80km/hになると訳が違う。プロのレースではほぼ毎レースで新品に交換しているそうで、アマチュアでもたとえばツールド沖縄のダウンヒルでは90km/h近くになる。輪島で千切れた後の単独ダウンヒルでも80km/hを超えていた。

仮にハンドル回りのワイヤーにアジャスターを入れたとして、それを走行中にうまく調整することって出来るだろうか。片手でやろうとしてアウターカップごと供回りしてしまった経験はないだろうか。いや、ある。

だから、シリアスライダー向けと紹介されている795ライトを選んでいるのは、剛性や整備性ではなく、走行中の使い勝手という一点において、エアロライトが選択肢から除外されてしまったあとの消去法的な選択なのだ。

だってどんなフレーム使おうが勝敗に関係ないもん!!



ちなみに私は2014年に、695エアロライトと695ライトを同時に所有していたが、ブレーキとして性能が良いのは圧倒的にエアロライトの方。

制動力、ブレーキキャリパーの剛性、ブレーキの引きの軽さ、すべてにおいてエアロライトの方が優れていた。他のメーカーのインテグレーテッドブレーキでどうかは知らないが、ルックに置いてはエアロライトの方が性能が良かった。

どんなにめんどくさい機構も、一度組んでしまえば大して関係ない。

だからBB下ブレーキを使わないのは上記のとおり、走行中の使い勝手という一点しかなく、メーカーコンポを純正で一式そろえた方が良いという時代はすでに終わった、と感じた瞬間でもあった。



今年の795ライトはカンパを離れてシマノで組む。

それは、新しくなる新型TTバイク796モノブレードが、おそらく完全Di2専用だから。796ではシマノとマビックなのだから、795もシマノとマビックで組んで並べて飾ろうよ、的な内容。

カンパが嫌になったわけではなく、所有満足度的な話。機材は完全に趣味でしかない。



795ライトをシマノのDi2で組むのは、通常なら約3時間ほどかかる。

しかし今は右手の人差し指と薬指と小指が使えない。左手の手のひらも痛い。指のけがは1週間もすれば治るから、それを待ってもいいかもしれない。


しかし目の前にごちそうがあるのに、なぜガマンできようか。

1週間後に3時間で組むか、今日5時間かけて組むか。

今でしょ!



2015/10/18(Sun)
結局、昨日は夜中の4時までアイシングをしていた。その後は眠さに耐えきれずに寝た。

内出血は起きてから48時間が勝負だと言われていたから、睡眠不足は明日の昼まで続くだろう。お店の営業時間中も、お客さん達に甘やかされながらアイシング。

しかし2日間だけガマンすれば被害が最小限で済むならば、ここが頑張りどころだろう。睡眠不足は、お店を始めたての頃よりマシと思えば。


冷やす時間は15分。常温に戻して20分が基本で、その基本通りにやった。冷やすときはガンガンのキンキン。そのまま寝ちゃうと凍傷になるので、どんなに眠くても絶対に起きてないといけない。冷やし始めて1~2分が一番痛くてツラく、それを過ぎると感覚がマヒしてキモチヨクになる。氷を外すと3分くらいで体が熱くなってくる。

アイシングは体の回復法としては、時間もお金もすごくかかるけど、効果も高いから、今が一番つらいと思えば乗り切れる。



落車の翌日とあって朝起きるのが怖かったが、驚くほど快調だった。曲げるのに苦労した膝はすんなり曲がってくれて嬉しかった。

擦過傷も、柔らかい筋肉の上や関節の頂点から外れていたため、普通に自転車に乗ることが出来た。内出血を吸収するためには軽い運動が大事だから、サイクリング代わりにお店の朝練に行った。



今一番痛いのは、手のひらの擦過傷と小指のさっちょの切りキズ。あとは首のむち打ち。

手のひらは擦過傷というより水ぶくれのように皮膚がベロンと剥がれた感じ。小指はスパッと刃物で切られたよう。だからブラケットを握ると手のひらが痛く、下ハンを握ると小指が痛い。むち打ちは...日記を書くときに痛い。

でもそれだけ。今は脚のパワーが戻るのを祈るのみ。



骨が折れていれば沖縄は即座にパァだったが、パワーが戻らなくてもパァなのだ。



2015/10/17(Sat)
ジャパンカップ オープンレース

落車:リタイア

4周目のダウンヒルにて単独落車。


5時起床、6時発、9時30分現地着。

千葉から宇都宮までは3時間。300km以内は近距離だという基準は大事だ。


ジャパンカップに出るのは初めて。出場メンバー的にもいつものカテゴリーより上なので、プレツールド沖縄のつもりで。ここで通用しないのでは、沖縄だってダメだろう。そんな心づもりで。しかし輪島の一件もあり、すこしドキドキしていた。



レースは7周回にて、1周目はいつも通り最後尾から。

古賀志林道と呼ばれるジャパンカップ最大の坂は、約2㎞くらいほどか。ヨーイドンでいきなり登り始める。最初の坂の半分も過ぎないうちに、すでに登れない選手と登れる選手がみるみると分かれ始める。登りのちょっとした中切れは、下りに入って致命的な距離差になるので、ちょっと焦りながら強めで登る。
 
下りは、20名くらいの先頭集団。そこから100m程中切れして15名くらいの2nd集団。私はここ。この中切れを全力で埋め…てもらう。私は後方でぬくぬく。首都高の渋滞で到着が遅れて試走ができなかったため、ひとまずコースの観察。なんだかテレビでみたことあるような風景にちょっとテンションが上がる。



2周目。まだまだ人数が多いので、上位30名以下には落ちないようにだけ気を付ける。ナルホド、古賀志林道は、1分間隔くらいでちょっと強めの起伏が3回くらい現れる。そこだけダンシングで切り抜けてやれば攻略しやすそうだ。



3周目。登って下って、ここで初めてメイン集団全体を見る余裕が出来る。4~5名の飛び出しを4秒差で40名くらいが追っている状態。多発した落車の中切れもあってか、ある程度集団が絞られて、周りはみんな知った顔。

E1カテゴリーからは、フリーダムが私と佐野君の2名。ヴェントス2名、WCUやリンク東北、黒チャンピオンシステムの方くらい。あとはみんなP1選手。エリートツアーで走っている私としては、プロツアーで走ることへの憧れもあり、反骨精神もあり、どうしても差別化して見てしまう。プロツアー組と一緒に走る機会は木祖村ロードや全日本ロードくらいであり、一緒に走るのが久しぶりなメンツも。前方であまり強い動きがなかったこともあり、登って下って次の登りが来るまで少し会話をしたり。



4周目の坂を先頭で登り切ったのは25名ほど。私は全体の20番手くらいで通過。しかしダウンヒルで単独で転んでしまった。後続を1人巻き込んでしまい、本当に申し訳ない事をした。

コーナーを立ち上がり、加速もし始めているところで前輪がステーンと滑ってしまったので、ちょっとどうしようもなかった。特に集団から遅れているわけでもなく、何か焦っていたわけでもないが、今思えば少しオーバースピードだったのかもしれない。それは上手くわからない。

機材を拾いに走ったが、機材が走りだせず、ここでリタイア。残念。



自転車は大きな損傷はなく、ボトルケージが壊れたくらい。使っていたのはいつものアランデルのマンディーブルというカーボンボトルケージ。綺麗にボルトの根元だけ壊れてくれた。メーカーはちゃんと作ってあるという事だね。こういう破損パターンではナイロンボトルケージに気を付けたい。というのもナイロン製だと衝撃に対して必要以上に粘ってしまって、かえってフレーム側が壊れてしまう。値段が高いだけに見えるカーボンボトルケージの隠れた利点であり、アマチュアライダーにとっては保険みたいなもの。


5周目。落車ポイントのライン外から20名ほどいたはずの集団が10名に割れている。少しペースアップがあったようだ。このメンツがジャパンカップオープンの登坂力のTOP10なのだろう。ここに私に入る力があるとは思えない。その後回収車が来て、終わり。そして悶絶の消毒タイム。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



あとがき。

いつも走っている実業団カテゴリーよりも厳しい事が予想されるにも関わらず、その前のE1の輪島ロードで20分ともたずにチギれてしまっていたから、コガシリンドウの前におびえていた。


確かに輪島はレース前に1000㎞運転して、ほぼ徹夜状態で走った。レース1時間前に嘔吐して寝た。しかしスポーツは結果が全てであり、そんなのは完璧なるいいわけであるのはわかっている。そして、たとえ…これは完全に私の奢りだが…どんな状態であれ、E1の先頭集団から遅れるようなことがあってはいけないと臨んできた。なぜならE1は私が望んでいるカテゴリーより1つ低いからだ。

だから輪島の結果は文字通り「ショック」だった。日記も書けなかった。重ね重ね自信過剰で奢りが過ぎるのはわかっているのだが、それでも自信を無くした。群馬のパンクしかり、その時のチームメートの活躍しかり。

4周目までのペースが速かったかどうかは、落車でリアイアした私が言及できることではないが、輪島で受けたショックだけは払拭出来たのではなかろうか。



千葉―宇都宮市は車で約2時間半。レースが11時からということもあり、昨晩は3時間ほど寝ることが出来た。個人的にレースに支障をきたす運転時間は3時間以上で、睡眠時間として厳しくなるのは2時間未満だと感じているから、今回は比較的良いコンディションでレースが出来たのだと思う。いや、宇都宮が近くて運が良かったと言える。

私がレースに出ることでお店は休みになり、遠征費もかかり、多大なコストを払って出ているレース活動に置いて、また輪島のような状況を繰り返していたら、本当にどこにも顔向けできない。この先の私の環境が大きく改善されることは望めないだろうから、上手くレースと付き合う方法を見つけるしかない。


今シーズン残すは茂木エンデューロ(近い)とツールド沖縄(前泊)の2つ。体は痛いが、ケガは大丈夫だ。


2015/10/16(Fri)
整備ネタが続きます。

写真は大破したレイノルズのフリーボディーです。



フリーボディーというのは、たいていベアリングが2つ入っています。

右下に3つ見える丸っこいのがベアリングの玉。レイノルズのフリーボディー用のベアリングには1つのカートリッジにつき13個玉入っているので、計26個ありますが、形として残っているのは3つだけ。あとは粉末になったということです。

その上のCの形をしたギザギザの輪っかとその破片が、カートリッジベアリングのヒモの跡。そして真ん中下の輪っかが防塵シールドです。シールドはベアリング1つにつき2枚あり、フリーボディー内部に1つずつ取り残されていますが、残りの1つは見つかりませんでした。

その上の丸い二つのリングがベアリングの内側のレースになります。右上の大きめの筒が、左右のベアリングの間隔を保たせるためのブッシュです。

フリーボディーは、ボディー本体にベアリング(内側)~ブッシュ~ベアリング(外側)が圧入された状態でハブ軸に刺さり、一番左側のパーツで抑えられています。



今回の件は、「リアホイールの回転が悪い」という案件でした。

自転車の回転部分はほぼすべてベアリングであり、もちろんリアホイールもベアリングです。リアホイールにはハブに2個、フリーボディーに2個、計4個のベアリングが使われています。ただし、ハブ側とフリーボディー側では、圧倒的にフリーボディーの方が弱い(≒トラブルが多い・寿命が短い等)ので、電話を受けた時点で、フリーボディー側のベアリング2個…特に外側…を疑うことになります。8割がた…しかしこの時点では「あとは持って来てもらわないとわかりません」としか言えません。

その後実際に持って来てもらい、真っ先にフリーボディーを触ってみると、ベアリングの回転方向に対して垂直にガタガタです。触った瞬間に一発でダメ。しかも外側だけではなく2個ともが大破レベルの損傷でほぼ間違いないのを直感的に確信します。ここまで来ると「実際にはバラしてみないとわかりませんが、フリーボディー交換(13000円)は覚悟しておいてください。ベアリング交換(600円×2)だけで済んだらラッキーだと思いますが、その可能性は非常に低いと思っておいて良いです」くらいまで言えるようになります。しかし私がトラブルシューティング時に言う「ラッキー」は、ほとんど慰みに近いものです。

そして実際にバラしてみて、“こう”だったという事です。

ただし、これを見て思うのは、購入時期、走行距離、OHの頻度的に、妥当な寿命だったんじゃないかなという事です。これだけ見るとかなり激しい壊れ方をしていますし、何かしらアクシデントがないとこの壊れ方はしないのですが、仮にここまで壊れなくとも交換時期は近かったと感じます。損傷がフリーボディーだけで留まり、ラチェット機構やハブが無傷だったのは、乗り手が非常に敏感で素晴らしかったと言えます。



私たち整備士は常に新品パーツを触っているため、自分の自転車に乗ったりお客さんの自転車を触ったりしたときに、新品の状態とどれだけ違うか(≒消耗・摩耗・破損しているか)を感じ取れます。しかし一般ユーザーでは、新品に触れる機会が非常に少ないため、自分の自転車がどの程度消耗しているかがなかなか感じ取れないのだと思います。

本当はさらにそこから、「あとどの程度走ったら交換なのか」がわかるようにならなければいけないのですが、自分や友人の自転車をいじっている程度では難しく、かなりの難易度だと思います。お金が取れるようになるのは、さらにそこから2段階くらい上になると思います。


みなさんのDIY整備の第一歩として、まずは「新品の状態がどんな感覚か」をしっかり掴むところから始めましょう。



2015/10/15(Thu)
木曜日。

開店から1時間が過ぎようかというところですが、全然パーツが届きません。

また夜遅くなっちゃうなぁ...↓↓↓



雑談。


先ほどお客さんから、良い工具ってなんですか?という質問をされました。

私の答えは「ネジが締まっていく感覚が良くわかる工具」です。


よく、しなる工具とか硬い工具とかあると思いますが、この辺りは整備士の好みによるところだと思います。ちょうど、しなる自転車とか剛性の高い自転車があるけど結局は乗り手の好みですね~などという感覚と一緒です。

強度が高い、寿命が長いというのも、ある程度リンクしますね。

そういった使い手の好みを除外して、漠然と良い工具とは何かと尋ねられた時に思い浮かんだ答えが「ネジの感覚が良く伝わる工具」でした。



写真の工具は、私が自転車の組み立てにおいて、メインで使っているT型レンチで、具体名はBETA-toolsの951シリーズというものです。金額的には1本3000円~5000円くらい。ベーシックな工具にもかかわらず1本約4000円ですから、非常に高額なT型レンチになります。

学生の頃は揃えられませんでした。4㎜と5㎜だけ持っていて、後は安い工具で済ませていました。今はこれが何本もあるわけですから、贅沢ですね!!





工具の質問と似たような内容で、「良い自転車ってなんですか?」という質問があります。お店において最も多く受ける質問の1つです。


ざっくばらんに羅列してみると、軽くて、硬くて、強度が高くて、適度にしなって、快適で、トラクション伝えるのが上手くて、高速でも跳ねなくて、ステアリングがリニアで、ダウンヒルで切れ込む感覚もなくて、ワイヤリングもスムーズで、見た目がカッコいい自転車だと思います。

ここから乗り手の感覚的な面を抜いて言葉をまとめていくと、①少ない力でより速く進む自転車、②同じ力でより遠くに進む自転車、の2つになります。


ここで、快適性は違うのでは?という反論が起きるかもしれません。

確かに快適性は、自転車の性能の中でももっとも重要な要素の1つですが、実は快適性も乗り手に大きく依存しています。


具体例を挙げると、50km/hがパッと出せる人が45km/hで走るのと、40km/hでいっぱいいっぱいの人が無理くり45km/h出すのでは、同じ45km/hでも快適さが全然違う、ということです。

同じ自転車を使って同じ速度で同じ道を走ったとしても、快適に感じられる人と感じられない人に分かれてしまいます。今乗っている方には、なんとなくでよいので、実感できる節があってほしいと思います。



ですから基本的には、「良い自転車=速い自転車」という式が成り立ちます。

一定の速度で走ろうとした時、それが人間の力であれマシンの力であれ、あまり関係ありません。必死で走ろうと、マシンが勝手に走ってるだけだろうと、大差ありません。そうやって人間と自転車を合わせた時に、可能な限り速い状態にしておくことが、より快適に走るための条件になってきます。

エントリーグレードからハイエンドマシンに乗り換えた時に、速度が飛躍的に伸びた経験のある方いると思います。楽さも快適さも、それ単品である程度追求できるのですが、その両面は速度から生まれています。

特に快適さはその傾向が強いように思います。快適さばかり追求して速さを求めないでいると、快適さはかなり速い段階で伸びなくなってしまいます。

ハイ、今のところ大事。もし学校だったらテストに出ます。



こういう内容を、オブラートに包む人もいれば、隠す人もいるでしょう。私はズバッと言っちゃいますよね。この話には続きがあって、サイスポの連載でも言及する予定があったんですが、先の店長選手権では負けちゃいました。今はこれを、他人のインプレが役に立たない一番の理由として、あとは推して図るべし、と言ったところです。

もちろん、そんなに快適な自転車が欲しいならロードバイク辞めてサスペンション付のバイクに乗れば?というのはナシです。



2015/10/11(Sun)
輪島ロード

?位


走り始めてすぐにチギれて脱水症女を起こしてダメでした。






2015/10/10(Sat)
午前中は結婚式。

結婚式っていいもんだな、


14時に式が終わって、そこから石川県に向けて遠足再開。

親に石川でレースをすると伝えていたら石川ロードと勘違いしていたみたい。福島県民あるある...なわけないか。今回の石川は本当の石川県で輪島ロード。石川ロードは...パンクだったね...


6時間の運転がきつかったのは、磐越道が片側一車線の対向道路だったからか、スーツだったからか。学生のころはスーツで仕事をする事に憧れていたけど、いまやコスプレのレベルだな。



金沢の海鮮と富山牛のステーキを天秤にかけ、富山で降りて観光。富山牛のステーキなんて今回の遠征費に比べれば安いもんだぜ。

その後スーパー銭湯でさくっと茹で上がってから、営業時間ギリギリまで仮眠。みなさんおやすみなさい。


2015/10/10(Sat)
輪島遠足開始。

今回は前日に親族の結婚式がある。

一度福島を迂回してから、新潟〜富山〜石川に入る。最終的に千葉に帰ってくるまでに2000km近い旅になる。

せっかくなので、各県のSAに寄り、ゆるキャラのストラップをコンプしようと思ったら、いきなり友部SAのハッスル黄門さまで挫折した。

男一人旅。ドライブをいっぱい楽しもうと思う。


今回はどうかパンクだけはしないで欲しい。

レース遠征はお金も時間もかかる。私がレースに行けば、お店の売上もダメになる。多大なコストをかけて出ているレースを、パンクは一瞬でダメにする。

パンクしなければ勝てるかと言えばそれはわからないが、レースの途中で空気が抜けてリタイアしていく、あの気持ちはどうにも形容しがたい。



タイヤを変えれば?と言われるけれど変えないよ。

5年間使ってきて2、3回しかパンクしなかったんだから、この1年パンクが続いているくらいで見限ったりはしない。

タイヤを使い古しているわけでもない。むしろ新品タイヤを10kmや20kmでパンクさせてきた。古いタイヤばっかり残っちゃって。


悔しいから、なんでパンクしたかなんて確認しない。練習ではいくらでもパンクしてもらって構わないのに、パンクは全てレースで起きてるんだ...。シーラント入れて使うから頂戴なんて言われた時には怒りの矛先がそいつに向いたこともある。

本来パンクの事を考えながら走るなんておかしい。ノートラブルでゴールにたどり着くなんて当たり前。レース中はメカニックじゃないんだよ...、


2015/10/8(Thu)
お店は基本的に毎日掃き掃除をしているんですが、

ルンバを流したら効果的ですかね??



2015/10/7(Wed)
795のEポスト内のOリングの交換しました。

795のポストは、ゴムのリングをつぶして圧着させる構造をしていますが、形が涙滴形でとがっているため、いずれ切れてしまいます。私の場合は約1万kmで切れました。

ちょうど店長選手権の1週間前くらい前に切れてしまい、撮影中にもスポッと抜けてしまって、恥ずかしい思いをしました。

このOリングは、代理店から単品で買うことが出来ませんが、同じサイズのOリングはホームセンターで売っています。ボルトなども含めて、こういう消耗品はたいてい汎用サイズが使われています。

自転車屋さんから買うべきもの、自転車屋で買わなくてもいいもの。すべてを自転車業界から買うと高くつきますが、構造さえ理解していれば、買う買わないの基準が作れます。



さて、2か月ほど前に組んだヨネックスを、電動式カンパから機械式カンパに変更しました。

それに伴い、白かったステムハンドルを黒にし、ブラケットフードの方を白くしました。白い部分がより末端に移動したことで自転車全体が大きく見えるようになり、フレームの小ささとの間でアンバランスさが助長され、なんだかカッコ悪くなった気がします。

795は、リーチ375mm+130mmステム、
ヨネックスは、リーチ385mm+130mmステム。

しかしステム角によって、落差もリーチも795の方が大きい自転車になっていました。

ステムの長さを130mmから140㎜へ変更。これによってリーチは伸びましたが、ハンドルは4㎜ほど上がったため、上手くいくかどうかは...微妙です。落差は重要であり、リーチの優先順位は低いものです。



メカニカルに戻した理由としては4段以上のシフトダウンのスピードが機械式の方が速いからです。

1段ずつ変速するような場合は、機械式を使っても電動を使っても、特に変わりません。シフトアップ方向の変速スピードも大きく変わらないでしょう。しかし、5~6段を一気にシフトダウンする場合、電動コンポでは変速スピードが舞い合わない場合があります。

例えば、アウタートップでビャーーッ!!っと下ってきて、いきなり交差点を曲がって急こう配を登らなくちゃいけないようなコース。

例えば坂を上っていて自分の前方で落車し、止まるまでに成るべくシフトダウンしておかなくちゃいけない時。

どちらも、1秒以下で5段6段以上のシフトダウンを完了させないといけないため、電動コンポでのんきにウィンウィンされるのを待っていられる場合ではありません。



普通に走っているだけだったら1~2段の変速になるため、絶対に電動バンザイです。レースしていても99%電動の方が良いです。変速が楽なコンポであればあるほど変速回数は増えていきますし、適正なギアは常に脚を守ってくれます。沖縄のような広い道でのラインレースであれば、全面的に電動の方が良いと思います。

しかし狭い周回コースで1、2時間程度の短いレースが多い実業団レースをするんだったら、機械式の方が良い場合が少なくもないんですね。

かなり曖昧な言い方ですが、シフトダウンをすべき時にしないで脚を使って対処するというのは、なるべく避けたいという事。しかし電動コンポを使っていることでシフトダウンが間に合わない時があるという事です。

もちろん私の考えてることなんか局所的過ぎて、絶対気にしない方がいい。



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