2021/7/12(Mon)
JBCF/石川ロードE2

4年ぶりの石川ロード。

E2完走者の中でビリ。登れな過ぎて死んだ。
 
 
 
シンプルに練習不足だし実力不足。


直近2ヶ月の走行距離、練習量、体重、すべてにおいて当然の結果。

言い訳は無い。しっかり乗り込まないといけない。


今は冬じゃないから、近いうちにどこかで仕事は減る。モチベーションにも困ってない。だから大丈夫。

 


2021/7/9(Fri)
チェーンリングの交換です。

アウタートップでクランクを逆回転にさせたときにbb側へ落っこちてしまうという件です。


アウタートップで逆回転させた時には、リアのカセットスプロケットが1速目から2速目に落ちるのが正常です。

たとえ逆回転させたとしても、フロントが内側に落ちるというのはありません。これはチェーンリングの消耗です。
  
 
 
逆回転させて歯がチェーンを拾わなくなるところに印をつけていくと、一定の法則が出てきます。

スプロケットの歯の形が違ったり、アウターの内側にスパイクピンがついていたり、というのは自転車の基礎本などでも散見されます。
 
 
もう少し具体的に説明すると、クランクアームが12時と6時の位置がシフトアップ、2時3時4時と8時9時10時がシフトダウンの位置に、それぞれの切り欠きが作られています。
 
クランクが8時のところでシフトアップしようとしても、そこはシフトダウン用に切削された位置だから、なんだか変速がうまく決まらないんです。
 
 
これはテンプレで覚えてしまって構いません。どの年代でもどのメーカーでも同じですし、楕円ギアではより顕著に表れます。
 
フロント変速を行うときはトルクを抜くんだよ、というのは広く伝えられるところですが、坂の登り終わり直後のフロントシフトアップなど、分かっていてもフロント変速がモタついてしまう時があるかもしれません。
 
そういうときは(あるいはどんなときも)、脚が下死点を通過する時に変速してやると、かなり雑なペダリングでもシフトアップを受け付けてくれます。
  
レースや疲労困憊時など極限の状態で、トルクを抜いているつもりで抜けていない時があると思いますから、出力と合わせてタイミングもクセ付けておくと、きっとどこかで役に立つと思います。
 
 
  
ちなみにピンクのポスカで印を付けてるのは、接客の時の説明用です。わざわざそんなことをしなくても、外してポイでオッケーです。
 
また、チェーンリングの消耗は5万kmが目安です。
 
それより速くダメになる場合は、洗車が足りてないか、チェーンの交換周期が合ってないかのどちらかだと思って下さい。


 


2021/7/8(Thu)
すごく久しぶりに、ルックの595が話題になった。

ルックから新製品が出ると独創的と言われることが多いけど、何年か経つとそれがワールドスタンダードになってるところがすごいところ。
 
 
 
昔の自転車を復刻させたいと思うときはある。沢山ある。
 
でもいざ復刻させて乗ってみると、最新のバイクとの差を歴然と感じて結局は乗らない。

組めば維持費が発生するから、いずれ持て余して、またバラして眺めることになる。

そしてまたフレームになったときに思うことは「復活させようかなー」って…過去から学ばない。


鑑賞するには完成車になってる方がかっこいいから、いったい何回くり返したことか。

 


2021/7/7(Wed)
アクティバイクのプロテイン飲むところを整理しました。


昔は飲むヨーグルトにレモネードの粉末入れて、鼻ツマんで飲んでました。マズくて。

個人的にプロテインにはトラウマ級の嫌さがあるので、最近ザバスのミルクプロテイン飲んだ時はおいしすぎて感動しました。最近はほとんどオヤツやジュース感覚でプロテイン飲めるので、良い時代になりました。


金額は...コンビニのザバスが150円なので、洗車と合わせて200円としました。

アクティバイクとしては300円くらいが相場ですが、フリーダム的には千円札ポンが一番わかりやすいかなと思いまして。



あと、チェーンリング置くための本立ても新調しました。

歴代デュラエースは基本的には全て在庫するようにしています。そう遠くないうちに9200のリングも増えますし、遡って54Tや55Tなども増やそうと思っています。

最近はリアのカセットが29Tや30Tが付くようになり、その代わりにフロントカセットもビッグギアが当たり前になってきました。

リアカセットの巨大化は、元を辿ると5年ほど前に「アルプスをアウターで登りたい」というレース的な発想から起こっています。

一方でフロントカセットの巨大化はシンプルに機械効率を主目的として2年ほど前から一般化したものであり、リアとフロントの出自は違います。


11-25Tや50-34Tはもはや絶滅危惧種となりました。

小さいギア比は初心者用…と言う宣伝文句はインターマックスが発案したもので、コンパクトクランクも元はと言えばツールドフランスのアルプス攻略用スペシャルギアです。

ドライブ×ドリブンの組み合わせと出せる出力は関係ないですから、初心者だから小さいギアというのはやや無理があるんですが、イメージ的にはわかりやすかったんです。

時代が変わってプロシーンでの考え方が変わった結果、ギアテーブルが真逆になったんですね。




2021/7/5(Mon)
銀行行ってきました。主は今月の支払いなどです。

昨年5月から始めていた別館の作成作業が、ようやく全て終えました。
私自身の支払いは5月で終わっていたのですが、金消契約が100万円だけ残っていまして、それが6月30日に行われ、本日の銀行作業(というか帳簿管理)を持って完了しました。


別館の方はやや無理して買いました。

一時的には会社の口座残高が30万円まで減りまして。見切っていれば怖くないとは言うものの、見落としがないかどうかは時間が過ぎてみないと確定しません。

また自転車業界的には冬の仕入れが春に終わり、その後4月からの税金ラッシュはけっこう厳しいものがあります。

しかし隣の土地が売れてしまった時点で別館増築プロジェクトは霧散してしまいますから、少なくとも土地だけは買っておきたかったんです。

今年は超長期的納期に加えて極度の品不足でお金を作るのに大変な年でしたが、建物まで完成したのはお陰様以外の何物でもありません。
 
 
 
 
さて、アクティバイクのプロテインを取り扱い始めました。
 
このプロテインは、他のスポーツにくらべて競技時間の長い自転車競技専用に調合された、自転車乗りによる自転車乗りのための製品になっています。
 
このプロテインを作っているのは他ならぬフリーダムレーシングの阿部君ですが、私自身は完全にノータッチです。彼が草の根運動的にプロテインを作成するのを横目に見てはいましたが、手出し口出しをしたことはありません。
 
また、アクティバイクの西谷さんもフリーダムの直接の何かというわけではなくて、単に阿部君の友達です。
 
 
西谷さんと初めて話した時は、優秀な人なんだろうという印象を受けました。

彼らが事業として正式に始める時に言ったことは「さっさと法人化しなさい」「資金はちゃんと金融機関から借りなさい」といったくらいです。
 
規模に関わらず個人事業と法人との社会的信用は段違いですし、流行(に見える)のクラウドファンディングはお客さんが株主になってしまう意味合いがありますから、手軽な分だけデメリットは大きいよという話はしました。

それでちゃんと公庫から借りてきたのですから、彼らは優秀です。
 
 
 
 
俗世的な例で申し訳ないですが、ガンダムにおいてシャア・アズナブルの「未来を作るのは老人ではない」というセリフがあります。
 
シャアはこのセリフを27歳で説いているため、初めて聞いたときは誰しも「アンタだって若者だろう」と思ったものです。
 
  
しかし今となっては27歳とて特段マセてるわけではないのかなと思うようになりました。

というのも10代後半、はやければ10代半ばで成人とみなされるガンダムの世界において、27歳というのは社会人10年目以上にもなるからです。
 
 

自転車業界の値引き文化は、現在50歳や60歳のショップが作ったものと考えています。私は私、俺は俺。それを放置しつづけたツケの塊が今の自転車業界です。
 
値引きは一時の劇薬にはなれど、時間がたてばその副作用に苦しむことになります。
 
今や自転車業界の値崩れの根はかなり深く、今の20歳や30歳やショップは苦しんでいます。
 
 
 
先日スペシャライズドショップが、既存店200店舗中70店舗との契約を打ち切りました。
 
それに関しては是非があると思いますが、スペシャライズド側からみれば、そこまでしてでもコンセプトストア化を強行し、苗床を回復させようという狙いがあります。
 
メーカーの視点に立ってみれば、値崩れの温床たる小売店には感謝半分文句半分なのかもしれません。
 
 
 
私も27歳をとうに過ぎ、先日には35歳になりました。
 
20代とも40代ともとれる、ちょうど中間点にいます。あるいはフリーダムはもうすぐ13年を数えます。
 
私が50代や60代になった時にどれほど業界に求心力が残っているかは分かりませんが、なるべく長く若者の味方になっていたいとは思っています。
 
 
 
 
アクティバイクの販売についてお知らせします。

通常販売に加え、プロテインバーなるものを併設します。

サンデーライダーなど袋で買っても持て余す人もいるでしょうから、お店に来れば必要分飲めるように設営しておきます。

1杯300円。
フリーダムのセルフ洗車(800円)と合わせて1000円とします。
 
 
サイクリングの帰りにフリーダムに寄り、洗車してプロテイン飲んでいったら手軽だと思います。


 


2021/7/4(Sun)
ローラーしてたら雨が止んだので外を走ってきた。

1時間ほどしか時間が無かったので練習コースへは行かず、新しくできたスペシャ幕張へ。

とりあえずディレイラーハンガーを補充しとかないと。



テナント2つも作ったお陰で、インテリアの金額はなんとなく見ればわかるようになった。

壁材がいくらとか、トイレやエアコンがいくらだとか。


展示什器はスペシャ上海のものと変わらないので、ワールドワイドで統一してるっぽい。

もちろん無料で配布したり貸与したりはしないだろうけど、什器はまともに買えば100万円単位で吹っ飛んでいく。

駆け出しのショップってまともに什器がないでしょう?なぜならとてもじゃないけど高くて買えないから。

死にものぐるいで借りてきたお金で棚なんか買いたくないし、そんなお金があったらひとつでも多くの商品を並べたい。



フリーダムがママチャリ併売店からスポーツ車専門店に切り替えたときの改装費は280万円だった。

あるいは旧フリーダムの借入は最大2600万円だったけど、あれは商品在庫額が大部分を占めていたから大したリスクは無かった。



けどスペシャショップは、個人経営店とは文字通り桁違いだと思う。

あれが誰の資本なのかはわからないけど、内装にかけてる金額に対して商品額がかなり少なくて、ほとんど設備と修繕と消耗品費に見えた。工具もショップレベルで揃えたら300万円近くかかる。
※そもそも今年は極度の自転車不足だし、時期的にすでに2022年の仕入れが始まっている。

仮に倒産リスクがあるならば、初動であそこまでのお金は使いにくい。
よほど口座の体力に自信がないと。



でもお金があるなら、絶対にドカンと揃えたい。

見た目もパフォーマンスのうちだし、清潔な展示に広大な整備スペースが作れるなら、最初から作ってしまいたい。

羨ましいな、まったく。




2021/7/2(Fri)
796の肘パッドを上げる作業です。

最近流行りのハイハンズポジションは3年ほど前から登場したもので、2016年初出の796前期型ではまだ対応していませんでした。


また、コンポも9000系では対応していません。

最大級に長いビスに交換した場合、エレクトリックワイヤーの長さが足りません。

9100系になってからはシフトボタンとジャンクションAを繋ぐエレクトリックワイヤーは任意の長さを選べるようになりましたが、9000系においてはシフトボタンから固定の長さのワイヤーが直接生えているので、長くしようと思ったら一度切り離してハンダ付けからやり直す必要があります。

先日796のスペーサーを注文したのと、近々でSRMの電池交換をやる予定があるので、遠くないうちに作業します。
 
 


写真は796のステムとハンドルです。

2重お弁当箱になっていること、ハンドルのワイヤーの出口がすごく狭いことが分かるかと思います。(写真右上)

796は外部から見るとほとんどのボルトが見えない完成度である反面、逆に見えないところで小さなビスをたくさん使って組み立てるので、独りで組み立てるにはやや難易度が高いフレームになります。


基本的にはスペーサー積み直すだけで全バラになり、まともに対応するとエアロライトのブレーキワイヤーまで交換させられた挙句、慣れていても2時間ほどかかります。



現状は整備が多く、私の練習時間が激減し、自分のバイクいじってるヒマがあったら練習しろって状況です。それが796であれば私ですら他の店に任せてローラーしてたいくらいです。  
 
なので今回はスペーサーにグラインダーで切り欠きを入れて、外側から差し込むだけで済ませました。

プロチームではやや省略した組み方をしていますが、一般ユーザーとしては「組むのは1回乗るのは100回」なので、完全な状態で保管し眺めていたいものです。

今回の処置は、ちょうどその中間に近い妥協点です。
 
  
 
2010〜2020年におけるTTバイクのポジションの変遷は、現代のロードバイクの理論を理解する上でとても重要になっています。
 
昨日のポガチャルやファンアールトの走りは劇的で、感動混じりに解説しても良いんですが、日記にすると文字数多くて大変(出典や細かい裏付けまで添えると本書くのと一緒)なので、お店でしゃべるくらいにとどめようかと思っています。
 
ただし、現代自転車論としては必ず押さえておいた方が良いので、お店で雑談的に話しかけてください。



 


2021/6/24(Thu)
今日は練習無し。

今週のオーバーホールは6台…だったんだけど、月火水を終わって残り6台。
 
週中で増える...。
 
 
 
腰痛がおよそ治まって、一昨日と昨日を走ってる。
 
当然今日も明日も走りたいのだけど、断腸の思いで走るのやめた。
 
率直に、整備が間に合わない。
 
 
 
オーバーホール×6台、ボーラのスポーク交換組×1セット、+α部分整備。

1日の整備量としては、今の私の整備力ではほぼ限界に近い。
 
 
13時から21時までやれば終わるとは思うけど、朝走っちゃうとたぶん体力が足りない。
 
若さが無くなっていく分だけ上手になっていかないといけない。
 
 
 
先週預かったバイクの多くが明日の金曜納車指定だから、主だった整備は今日中に終わらせておかないといけない。

最近はウェブカタログが増えたし、税込価格表示のせいで見積書を作る時間が長くなってる。
 

シーズン中だから納期短いのも応えてあげたいとはずっと思っていた(る)。
 
しかしそもそもそれが出来ないと、小さな個人経営店は生き残れなくなると感じる。

時代とともに当たり前の基準が高くなるのはつらいところ。
 

 


2021/6/22(Tue)
今週のオーバーホールは6台。

他に部分的な整備もあるけど、単価的にも時間的にもコストが小さいので経営としては勘定には入ってない。

おおよそ四半期単位で端数切り上げて塵り積も。

 
 
オーバーホール1台が3万5000円だとして今週の利益はざっと20万円。
 
そして先週来届いた千葉市の国民健康保険料が20万円。
 
 
 
フリーダムの経営感覚も私の金銭感覚も、ほとんどそれの積み重ね。
 
6台やったら国保が払えるなとか、外構150万円だから40台分だなとか、3000台やったら店が買えるかなとか。
 
 
2ヶ月前から、税金、税金、年金、税金、外構工事費、税金、税金、テーブル、国保って感じで、働けど働けどまっったくキャッシュが増えてない。
 
来週は登記費用があって、完全に相殺。
 
 
 
それと…パーツ売った時の利益は別財布。
 
パーツ売った時の利益はさらにパーツを増やすために使うようにしてるので、生活費や販管費には充ててない。
 
そもそも移転セールでパーツ売ったお金で建物買ってるから、しばらくパーツの売上はアテにならない。


 


2021/6/18(Fri)
別館に看板をつけました。

といってもシンプルな白板のみで、後日カッティングシートで情報だけ貼ります。

なので看板というよりもホワイトボードに近い運用方法になると思います。
 
  
看板屋さんには「こんなオーダー初めて受けた」と言われたのですが、発注する側からすると看板費用は極めて高いものです。

1回の変更で数十万円単位、整備何台分も使ってしまうこともあります。

宣伝広告費というのは効果が数字になって表れないから、精神的にも捻出しにくいものです。



大事なことはデザイン性よりも情報であること、その情報は時とともに変わっていくこと、ですから看板の維持コストはとても重要だと考えています。

もちろんその貼り替えコストが高いからこそ、みんな変更した数字などを上から部分的にシート貼って済ませてるわけですが、どんなに優れたデザインを使ったとしてもハリボテが一番ダサい。
 
  
 
個人的には店として間違われなければそれで良いと思っています。
※たまに家と間違われることがあります。「ここって店ですか?」みたいな。

カッティングシートの作成はこの大きさでも数千円程度ですし、自分でも張れます。

フリーダムが何の業種なのかは、覗けばわかるでしょう?


 


2021/6/18(Fri)
腰痛はだいぶ治まった。

でも慢性になりやすい部位は十二分に休んでから再開するのが肝。自分が大丈夫だと思ってからもうしばらく我慢すべきなのが経験談。

群馬では...チームメイトのサノチヒロはずっと痛いって言ってるし、ナルシマのスズキさんは6年間収まらなかったって言ってた。ナカハタ監督からは自転車競技なりの鍛え方を教えてもらった。

長引かせるのが一番の握手なのは間違いない。 
 
 

ヒマなので午前中から整備。

キリが悪くて30分ほどヒマになっちゃったので、ハンドルにコーティングかけてみた。

私は専門プロの人ほど上手じゃないけど…。
 
 
   
黒は鏡みたいになるから好き。洗車がすごく楽しくなる。

エアロハンドルのガチ真っ黒クリア塗装っていうのは実はかなり珍しい。
 
というのもこのハンドル、綺麗すぎて上ハン握る気にならない。
 
嗚呼なるほど...だからなのか…
 


2021/6/18(Fri)
落車して、ハンドルとレバーの補修。

ハンドルは外側は形状復元、強度は内側から液体パテでの補強。

それが嫌だったらハンドル代78,400円にワイヤー工賃にバーテープ全額、そして消費税を1万円ちかく貰うけど、そこまで払う人は滅多にいない。

補修2箇所で1万円、それと消費税とバーテープを半額。締めて12000円也。



人気のバーテープは実は計り売り。

そのうち誰かがもう半分を使うだろうし、TTバイクでも使う。

右側破いたのに左側まで取り替える必要はないと考えるのが自然。

もちろん両側巻き替えるというのなら…お買い上げありがとうございます。
 
 
 
私のケチさは、フリーダムに来てる人ならみんな知ってる。駆け出しだった頃の貧乏生活は今でも鮮明に覚えてるから、私は自転車の維持に余計なお金は使わない。
 
そしてみんなは私が絶対に余計なことしないのを知ってるから、任せるの一言で託してくれるんだろう。

 


2021/6/17(Thu)
新品フレームと新品コンポ。

接客での中断を挟みながら、所要時間は1時間21分25秒だった。
 
夏はそんなに忙しくないから、こういう時に自分の能力のチェックをしておかないといけない。

 
バーテープは後日納車の時にやる…バーテープ巻くのに必要な時間は6分間だから…推定90分弱といったところ。
 
残念だけど、特に昔より上手にはなっていない。
 
 
   
795のワイヤー組みは、それだけだとバーテープ込みで30分くらい。

では差し引きの60分は何してるかというと…
  
 
たとえば既存のポジションのメモ書きを確認しながら再現するのはそれなりに時間がかかる。あるいはコラムカットやシートポストカットなどもオーバーホールにはない作業。
 
しかし何より時間がかかるのは梱包材の片付け。
 
ぜんぶ新品で組んだら、ゴミを片付けるだけで15分は使うね!
 
  
 
ダンボールやビニールゴミの処理は全ての組立作業が終わった後にまとめて行なうけど、工具の片付けは基本的に1つひとつの作業ごとに行なっている。
 
工具箱の乱れが、一番作業時間のロスに繋がってる。
 
 
工具の乱れは心の乱れ。
 
例えばどんな業種であっても、仕事は片付けまで含めて全部って習うだろうし、それは自転車も一緒だと思う。
 
整備時間をストップウォッチで測る時はもちろん片付けまで含めて測るし、なるべく作業中から片付けつつ整備をするようにしてる。


片付けながら組むのが上手になれば整備時間そのものが早くなるし、整備ミスも減る。体力や集中力をセーブ出来るから、結果的にこなせる台数も増える。
 
私が忙しそうにしている場合、工具キャビネットが荒れてるかどうかをみれば本当にキツイかどうかが分かると思う。

 
 
個人的に整備スペースがもっとも充実してるショップは、実はサイクルベースあさひだと思う。
 
あさひの作業場はテナント作るときのお手本のひとつだったし、個人経営店の資金力ではお金が足りなくて真似しきれなかった。
 
 
だからあさひほどの整備スペースはすごく羨ましい。
 
作業スペースはパソコンのスペックに意味合いが近いから、最高に良い環境が欲しい。


 


2021/6/16(Wed)
最近はズイフト勢が増えて、ボルトが錆びて取れない場合が多い。

フリーダムでは、ボルト1本なら見逃がすけど、2本以上取れないとアップチャージ。
 
 
 
みんなも気を付けて。

ローラーしかしてないから大丈夫だと思う...って言ってくる人は地雷だから。

固定ローラーであれば、ハンドルに敷くバスタオルにビニール挟んでおくだけで防げるから!

 


2021/6/16(Wed)
今日も元気にオーバーホール。よほどのことがない限り3時間が目安。


部分的な整備としては...

ワイヤー交換は簡易的なもので20分、めんどくさいもので30分以内。

ホイール組みは、バラシて組んで40分、インナーニップルだと時間がかかるので10分くらい追加。振れ取り&テンション調整だけなら5分以内。

それ以上時間がかかる場合はお客さんが待ってくれないから、預かり対応になっちゃう。というかお客さんの前で作業を見せられるレベルに達していない。




「自転車を組む」というのは、コンポの組付けがボルト20~30本、完組ホイールのスポークが20本×前後くらいしかない。

だからすごく雑に捉えると、コンポ組はボルト30回締めておしまい。ホイール組は60~80回×前後締めておしまい。

もし仮にボルト200本締めるだけに4時間も5時間もかかってる場合、組み付けに手間取っているわけじゃないんだ。

フリーダムとしては、一都三県より遠い人に対しては即日で渡すことが多いから、お客さんの前でモタモタやる姿は見せられない。


  
交換したのはチェーンリング、クランクの取り付けボルト2本中1本、ブラケットフード。

整備代は35000円だから、3時間程度でこなしていかないと割りに合わない。


フルのオーバーホールに見込む基本的な3時間には、もちろん発注作業の時間も含むから、このくらいなら店頭在庫でぜんぶ対応できるようにしておかないと時間工賃が上がる原因になる。

最近は本当にメーカー在庫が無くて発注作業に時間がかかるから、基礎的な補修パーツの買い溜めが増えている。

代理店制の一番の目的は在庫管理なんだけどね、手...手元キャッシュが...。
 
 
 


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