2022/10/26(Wed) |
展示会。 長らく続いた展示会シーズンもおよそ終わりました。 この間あまり日記を書いてきませんでしたが、基本的にはあまり良い話題がなかったからです。 展示会そのものは全体の半分ほどしか開催されておらず、たとえ開催されたとしても製品が揃わずにまともな展示会とはなっていません。 ですから会場では代理店や他店のスタッフとのディスカッションになることが多いです。 メカニカルなテクニックの話題であれ、景気や経営状態の話題であれ、対面での意見交換会も有意義ではあるのですが… 話題を変えて、クルマの話です。 少し前にトヨタの新型クラウンが発表されましたが、かなりの確率でディーラーにて実物を見ることが出来ます。 車の納期は自転車の納期以上であるにも関わらず、それでも自転車界のように見ることすら出来ないという状況にはなっていません。 メーカーと小売店との規約の間で、展示品としての扱いがしっかりコントロール出来ているのでしょう。 一方で自転車業界は、新商品はどんどん発表されるものの、実際に店頭にて目で見るに至らない製品が多いです。 本当にごく僅かに入荷した製品でさえほとんど市場値に流してしまいます。 あるいは店頭では見かけないけど通販には在庫があり、しかしいざ通販でポチッてみても実際には在庫が無かったり。 市場がぐちゃぐちゃな状態であり、それは自ら混乱状態を生み出しています。 現状の品不足の環境でいえば小売店の家賃を賄えるほど商品量が足りていないので、ショップとしては何でもいいからとにかく在庫を集めないといけない状況にあり、現時点で既に2023年度分が完売していることが珍しくありません。 加えてメーカーが示す納期の信頼性が低いため、ショップが示す納期と実際にユーザーが買えるかどうかは、来春以降でかなり乖離が起きるはずです。 商品が少ないだけであれば時世的に仕方ない部分がありますが、自転車小売店全体の方向性としては仕方ないで済まない部分もあるように感じます。 クルマ業界の統制を見ていると、自転車業界のそれはひとりよがりな売り方は否めません。 「私は私、俺は俺」の集合体なのは昔からですが、コロナ禍であっても変わっていく気配は感じません。 |
2022/10/13(Thu) |
展示会シーズン。 日本代理店はおよそ60社ある。 ひとりでやってるような細かな代理人まで含めると幾つあるかわからないが、相当数ある。 ひとつの商社で10〜30ほどのメーカーを扱っているから、たった5年ほど遡るだけでも物販全体では膨大な数のパーツがある。 フリーダムは他店受け入れのために、40社ほど契約している。 これは個人経営店でなくとも多い方。 例えばコンセプトストアであれば該当のフレームメーカーとシマノ/カンパ/スラム、そして部分的に少しのタイヤなどで済むかもしれないが、40社あれば40個のノルマをクリアしなければいけない。 フリーダムはスペシャライズドの製品本体は取り扱っていないが、スペシャライズドの補修パーツに関しては正規取扱店となっている。 トレックやキャノンデールに関してはそうでないから隣のショップに手配してもらっているが、ヨーロッパのメーカーはほとんどのものが扱える、扱えるようにしている。 コロナの前は、毎年9月から10月にかけて翌年モデルの展示会が相次ぎ、1週間に5社も7社も回らなきゃいけなかった。 手分けして見て回ることは出来ないため、全て見て回るには定休日丸一日中を2ヶ月間費やす必要がある。 もちろんフリーダムに帰ったら契約更新の事務がある。 今年より展示会や講習会などが再開しはじめ、しかし開催数はまだ全体の半分程度だろうか。 表の理由は感染対策のため、裏の理由は製品がまともに手に入らずに物理的な展示会にならないためだ。 展示会が40社あれば40社すべて赴く。 可能な限り全部行く、優先順位は非常に高い。 理由は2つ。 1つ目の理由はシンプルに、新しいパーツを発見すること。 といってもフレームやホイールなどの大柄なパーツはメディア等で発表される数ヶ月前から情報を貰っていて、その守秘義務がいついつまでであり、情報解禁日が近くなってきたから展示会をする、その程度のことが多い。 全く知らないパーツを会場で新発見するなんてことは滅多にない。 それでも稀にはあるだろう。 例えば今であれば「ディスクブレーキを組み立てる上での超専門的なアタッチメント工具」などである。 そういうのがあれば、展示会に行った甲斐のひとつもあるというものだ。 でもそれはほとんど頭にない。 2つ目の理由こそがメイン、顔見せと挨拶。 これが何より大事なことだ。 「最近どう?お店は…」「元気です!お店も順調です。」 たったこれだけの会話のために行くのだ。 どんなにインターネットが発達して、オンラインが流行って、発注手配が便利になったとしても、結局最後はヒトの繋がりだ。 金曜日の夕方に電話して「ごめんなさい、どうしても明日週末までに、どうかなんとか手配してほしい」と言う無理を伝える。 「フリーダムの岩佐くんが困ってる、なんとかしてやりたい…」 そう思い、思ってもらえるような人間関係こそが、最後の最後の詰めを埋めてくれる。 それはロボットには出来ない。 インターネットは手段でしかなく、そこに意志はない。 これからの時代は世の中の99%まではオンラインで済むかもしれないが、最後の1%を埋めるのはいつもアナログな人間の感情だ。 私が展示会をサボるようになったら、どうか叱って欲しい。 |
2022/9/24(Sat) |
掃除して、掃除して、掃除した。 それからそれから…あとは……… まいったな、やることがない。 本当に仕事がない。 この数年間こういう日を待ち侘びていたはずなのに、いざこの日を迎えてみるとどうしていいか分からない。 のんびりしよう! 何しよう? (facebookより) |
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