【JBCF E1】石川ロード
結果 : DNF
最終周回のラストから2番目の坂、30名ほどのメイン集団内にて、パンクリタイア。
またパンクか...。
3時起床、3時半フリーダム出発。約4時間の運転はもはや慣れたもの。ノンストップで会場に着き、チームメイトと合流しリラックスして過ごす。53Tと54Tの差って大きいよね、とか話したり。
実業団レースで走るのはなんだか久しぶり。レースは1か月に2回までと決めているので、全日本ロードに充てた6月を通り越して、熊野以来の約2か月ぶり。
今回はチームメートの佐野君が急遽出られなくなったので、彼のためにも勝ちたかった。
佐野君も石川ロードで優勝できるくらいの力があるので、もしフリーダムが勝てなかったら、「俺が出ていれば...」と強く思うはずと思った。逆に先週は私の方が広島ロードをドタキャンしたのだが…私の脚質はおそらく広島ロードに向いているので…「もし自分が出ていれば」と思ってしまった。同じ思いをチームメートにさせたくなかったので、是が非でもフリーダムで勝ちたかった。
スタートは先頭で。たまたま前から出ることが出来た。周りからも、店長が前にいるなんて珍しいね!と言われたけれど、石川ロードはパレードランがとても長いので、せっかくの雰囲気を楽しむためにも一番前でスタート。イェイ!
前を走るプロツアーとは2分差でスタートしたはずだったが、ニュートラルを抜けてレース開始地点ではP1との差は目測で15秒程度。もちろん目の前。E1のオープニングアタックと同時にE1とP1がゴチャ混ぜに。
P1からは「俺らのレースを邪魔すんじゃねー」と言われ、オマケ感漂うエリートツアーで走る自分にうんざり。それでも右京の土井選手から、ゴメンネ!そっちもガンバッテ!と言われて気を取り直す。
E1が活性化してP1が沈静化したり、P1が活性化してE1が沈静化したりすれば、当然ごちゃごちゃになる。EI側の視点で言えば、抜いて抜かれてまた抜いてまた抜かれて、6周回のうち4周回でニュートラル状態。
1度は公式にニュートラルを入れてくれた大会本部(並走バイク)も、レースが進み、ごちゃ混ぜになりすぎたE1&P1を御しきれない。
結局、4周回目の時点で一度集団最後尾まで降りて審判バイクと相談し、先頭に戻って自主的な「静止」を促した。停止する場所は大会本部のメインテント前。坂の最高到達点なのと、目印的にわかりやすいと思ったから。
事情を知らない本部審判長に意味を問われることになったが、あくまで自主的な静止だと答えた。ロードレースはゴールタイムを競っているわけじゃないのだから、別に静止したってまったく構わない。
なにせ、あと2周回後にはE1のゴール争いが始まるのだ。P1は9周、E1は6周※。石川ロードはラスト200mで周回コースを外れて右折するが、その時集団に、直進したいP1と右折したいE1が混在してしまっては、マズイどころじゃないだろう。
「減速」で不十分なら「停止」するしかない。2分差を作っておけば、どんな展開になろうとE1とP1が混走することにはならない。非現実的な正解でいえば、レース開始直後に止まってP1と5分くらい開けておくべきだった。
結局今年の石川ロードのE1クラスは、4周回サイクリングした後に一度止まった後の、ラスト2周勝負となった。「これじゃパンチ力のある人が勝ちだね」というムードに集団は沈静化。その、“パンチ力のある人”に自分が当てはまるのがわかっていたから、この後スプリントに参戦するかどうか迷った。
集団を停止させた張本人として、自分が有利になるように事を運んだと思われるんじゃなかろうか、もし勝てたとしても自分が望んだ勝ち方にはならないから自重すべきじゃないか、などと。
最終的には今日は勝つと決めたんだから、あれこれ考えず勝ちに行くことにした。先頭集団は30人ほどだし、コースも広いからポジション取りにも苦労しない。勝つチャンスだと思っていた。
結局このあとパンクしてリタイアした。
群馬の事もあってパンクにはかなり気を付けていたが、それでもパンクした。スローパンクだったので最後まで保つように祈っていたが、ダメだった。E1は機材サポートもつかないのでパンクした時点で終わり。1位が無くなった状況を受け入れるまで少し時間がかかったが、必要以上にバイクを傷めないために自転車から降りた。
パンクでリタイアした時の気持ちは、悔しいとか、情けないとかではなく、淋しいとか、虚しいとかになる。客観的な冷めた視点で、残念だなぁ…くらいの感じ。レース後に受け取る荷物の中には表彰式用のジャージが入っているのだが、結果が出ないときにそれを片付けるのは本当に淋しくなる。
もうね、今年パンク多すぎ。
練習だったらいくらパンクしてもいいから、レースだけは無事走らせて欲しい。
そういう時もあると慰めたり、そういう時多すぎだよと嘆いたり。
パンクが続くだけに我慢時だろうか。
- 商品名
- 【E1:JBCF第20戦 石川ロード 2015年7月19日】
- 登録日時
- 2015/07/20(月) 16:00
- メーカー名
- JCF/JBCF レースレポート