25Cタイヤのメリットは...
(A)路面抵抗が低く巡航時が速い。
(B)グリップが高くコーナーが速い。
(C)ダウンヒルが安定する。
(D)乗り心地が良くなる
デメリットは...
(い)パワーが必要
(ろ)バイクの動きにもっさり感が出る
といった部分だと思います。
結論としては22Cに戻りました。以下その理由をば。
(A)に関して
平地において、22Cと25Cで明確に25Cが優れていると感じるのは、およそ54km/hを過ぎてから。控えめに言っても52km/h程度から。ただし、22Cでは出せない速度が25Cで出せるようになる、という事はありませんでした。
私が54km/hを単独で出せる時間は非常に短いものです。
またもし1~2%の下り勾配で54km/hを維持できるとして、レースにおいては54km/hで引き続けなければいけない状況はありません。
また、人の後ろに付いて出す54km/hには、22Cでも25Cでも差が出ません。
アマチュアレースには関係ありませんが、誰かのアシストとして平坦で逃げを吸収するときに、目いっぱい速度を上げる必要がある時は、かなり有効になる...はず。
(B)に関して
明確に25Cの方が勝ち。
しかし、前の人が22Cを使っていれば、それと同様のラインを描かなければならず、単独でなければあまり意味をなさない。
(C)に関して
高速のダウンヒルに関して、理論上グリップが優れている25Cの方が速く下れるはずだが、実際にはそうではなかった。
その最たる理由としては、目と脳が追いつかないため、出せる速度は上がらない事にある。
例えば22Cで75km/hで下れるコーナーが、25Cを使えば理論上76km/hで下れるようになるとしても、目と脳による路面状況の把握が追いつかなかったり、恐怖心が先に出てきてしまったりするため、結局出せるスピードは75km/hのまま、という結論に至る。
ダウンヒル能力はタイヤのグリップだけで決まっているわけではなという事。安定感だけ見れば25Cの方がはるかに高いのだけど、だからといって速く下れるようになるわけではない。
(D)に関して
乗り心地の優先順位は低い。
私が走る路面は、25Cが必要になるほど荒れてない。
手持ちのポンプでは、22Cだと平均13回ポンピング、25Cだと平均22回のポンピング。
容量は約170%増でした。
22C → 7.8bar ポンピング13回
25C → 9.5bar ポンピング22回
(い)に関して
各メーカーの23Cと25Cの重量差は平均60g。ロードバイクの重量配分において、もっとも重要視すべきリム外周部が60g、前後あわせて120g重くなるのはかなり負担。
ペース走だけならまだしも、加減速を繰り返すレースシーンとあらば、私にはその120gに耐えられる脚力が無いと感じた。
(ろ)に関して
アタックにキレがなくても決まるのは、低いレベルでしか通用しない。
私はアタックをした後に54km/hで巡航できるレベルではないので、22Cの方が武器になる。
<総括>
結局のところ、考えられるメリットは不要なものと活用不可のものであり、デメリットはレースシーンで重要な局面でマイナスになる部分であるため、25Cの良いところはあるものの、22Cを使用することになりました。
逆に他人のペースに寄らないロングライドなどでは、乗り心地の良さ、グリップの高さと安定感は22Cでは得られないものなので、ヒルクライムや信号の少ないところでなら25Cは有用といえるかもしれません。
<結論>
平坦ロングライド ⇒ 25C
山岳を含んだロングライド ⇒ 22C
レース ⇒ 22C
- 商品名
- 25Cタイヤについて
- 登録日時
- 2014/10/04(土) 14:36
- メーカー名
- その他