※表題には文字数の都合上ツールド熊野と書きましたが、エリートツアーにおいては単純に12戦目、13戦目、14戦目になります。
【E1:JBCF第12戦 熊野3DAYS新宮市大会 2014年5月30日】
17/84位
コースはほぼフルフラットの8㎞の道をUターングルグル周回コース。Uターンする場所は片方は民家の小道、もう片方は歩道橋のような場所。
特に歩道橋のようだと言った場所はゴール500m手前にあって、勾配13%、道幅は2mもない。本当に小さな歩道橋を連想してもらえればわかりやすい、落車してくださいと言わんばかりのコース設定。
フルフラットだからスピードも速いし、ラスト500mは「歩道橋」に向けた田んぼのあぜ道だから、そこに1番に突っ込んだモン勝ちみたいな感じ。
ゴールは本当の場所よりも500m手前にあると考えればよく、広い道路から狭い路地に向けて集団が突っ込んでいくという、意味不明なレース。
今回のレースは非常に落車が多かった。1時間ちょっとしかないレースで6回も落車。当然歩道橋でも狙ったかのような落車祭りで、基本的な流れは「歩道橋」では落車→中切れ→全力追走といったもの。
独りでは戦いきれないと思っていたので、事前にチームメイトの佐藤さんに「歩道橋に先頭で入りたい。ラスト2000mくらいから全力でラインを維持してほしい」と作戦会議。
田んぼのあぜ道までのスプリントをアシストできるかどうかが全て。
佐藤さんが先頭に上がっていくのを確認し、ゴール2500m前くらいから先頭に経つ。
そのあと佐藤さんに引っ張ってもらう予定が、抜かれる速度が速くて対応できない。連携がうまくいかなかった。
そのままズルズルと集団に埋もれていき身動きとれず、スプリントすることなく田んぼのあぜ道へ。
「歩道橋」で僕の前の前の人が落車、前の人(=佐藤さん)が停止、僕はブレーキでゼロ速度。以下、僕から後ろが中切れとなりレースは終了。
このあと10~20位争いはせず、スプリントせずに終了。
【反省点】
連携ミスが全て。ただでさえ人数が少ないのだから、作戦のイメージがしっかり共有できていないとダメだと感じた。前日に強度を上げてと予行練習みたいなのをしてもよいかも。
【E1:JBCF第13戦 熊野3DAYS熊野市大会 2014年5月31日】
19/100位
前日とはうって変わって、ロードレースらしいレースコース。このコースの楽しさはツールド沖縄に匹敵する。市民レースも併催されており、近辺のサイクリストはうらやましい限りだ。
途中10分くらい登る山(丸山千枚田)があり、勾配は2~8%くらい。あまり崩れることは無いかなと思っていたけれど、それでも結果的に集団は良く絞れていた。
前日の煮え切らないレース。に対して、今日は面白そうなコース。体重は65kg。脚も疲れてない。前日の下見を終えて、5㎞地点にあるトンネル手前の坂から逃げると決める。
レース当日、予定通り5㎞地点のトンネル手前の坂から単独で飛び出す。
集団の前方20秒前でしばらく過ごすも、誰もジョイントしてこないまま11㎞地点まで走り、折り返し2㎞手前地点で吸収されて、山岳ふもとで最後尾という笑っちゃう流れ。
でもそれはそれで楽しかった。
丸山千枚田の峠は先頭から20番目あたりでクリア。チームメイトの佐野君を含む先頭5名程度が少し離れていたけど、リーダージャージ含むホンダレーシング勢がまとまった数いるので、このポジションまでで良しとする。この坂で5名の逃げと15名程度の先頭集団、以下60名以上のグルペット集団×複数という図式が出来上がる。
ゴール地点は6%×500mの坂。
コース的には佐野君向け。チームメイト的にも佐野君がそう簡単に負けるとは思わない。
※実は佐野君はこの後の下りで落車して脱落してしまうのだけど、私はそれを見過ごしていて(崖下に落っこちていたらしい)、てっきり先頭にいるのかと思っていた。
先頭集団が追いつかれちゃった時は僕の出番だと思いながら、「逃げてるのフリーダムだからさ、僕以外でローテやってね!」とかなんとか嘘つきまくっていた。
先頭との秒差は常に20~30秒程度だったから、申し訳ないことをしてしまった。ローテ入らないどころか、率先して引かなければいけない立場だったのに。無線が無いからという事で許してほしい。
スプリントはまたしても参戦できないまま埋もれてしまった。
結果論的には「3位」を狙えたみたい。3位というポジションにポイント以外の意義があるかどうかは別として、自分の力を使いきらずに終わってしまうのは、本当に淋しいものだ。
【E1:JBCF第14戦 熊野3DAYS太地町大会 2014年6月1日】
9/96位
1周10㎞の周回コースを3周。たった30kmのスプリントステージ。
序盤1㎞付近に10%×800mという坂がある以外は、あとはダラダラと登ったり下ったり。
足は疲れておらず、むしろ日に日に良くなっている。追い込めていない証拠だが、その分今日こそはと意気込む。
1周目と2周目は目立った動きもなく、3周目の坂はシルベストの2人とホンダレーシングの川田選手に続いて4番手で通過。
ゴールスプリント前のポジション取りは700m手前の右折時で8~9番手あたり。勝ちパターンかな?と思ったけど、ゴール400mまで程で別ラインから埋もれてしまった。
60mくらいで前が開けたので2人抜いて9位に。
僕は700m手前なら8番手くらいでちょうどいいかな?と考えていたけれど、勝ったのは3番手にいたホンダレーシングの川田君。結果的に3回連続で着順争いに参戦できなかった。JBCFにはJBCFなりの勝ち方があって、それを覚えないと勝てないかもな。
- 商品名
- 【E1:JBCF第12~14戦 ツールド熊野 2014年5月30日~6月1日】
- 登録日時
- 2014/09/21(日) 18:48
- メーカー名
- JCF/JBCF レースレポート