以前は7800デュラ、79デュラと一緒に使っていました。現在もコルナゴに使用、スーパーレコードと組み合わせて使っています。
結論から言うと、絶大なストッピングパワーと、乏しいコントロール性という事になります。
このブレーキキャリパーは、7800系、7900系問わず、デュラエースと比べてもなおストッピングパワーが大きいのが特徴。しかしトーインの接地とベタ利きのメリハリがなく、反面ブレーキコントロールがあいまいになります。正直デュラエースで組む場合は、素直にデュラエースで統一した方が良いと思います。
カンパと比べると、コントロール性に差がなく、絶対的な制動力が大きい分だけ良いと思います。スケルトンブレーキよりもバネレートが高いのでタッチもより明確です。重量もシマノより軽くスーパーレコードと同等なため、僕はこちらを選択しています。レースシーンよりも日常で使う方が多いアマチュアとって、カンパのリアブレーキ、特に雨の日の制動力は「欠陥品」に等しいので、悪天候の日にわざわざこのブレーキが付いたバイクを選ぶほど、Kフォースのブレーキのストッピングパワーには信頼を置いています。
ブレーキの調整は2分の1回転ずつです。僕はブレーキの引き白にはかなりうるさい方で、その日の調子で必ず変わり、握力の疲れ、手のかじかみ、雨の日はブレーキシューの減りなどから、走りながらひんぱんに調整しています。シマノは4分の1回転での調整、78デュラはノッチを取ってしまえば無段階調節になります。カンパは同じ2分の1回転での調整量は改善の余地ありです。
ブレーキシューのカットリッジはシマノ互換。カンパのシューの交換は新型旧型ともに大変なので、こちらの方がはるかに楽です。ちなみにカーボンラップではなくフルカーボンです。ちゃんと化粧カーボンも巻いてあるので良いですね。若干ボルトのガタが大きいように感じますが問題ありません。
注意点として、ブレーキのキャリパーの開きが少ないため、最新のジップにみられる幅広いリムを持ったホイールでは、ブレーキの引き白が取りきれません。これには少し注意が必要だと思います。
冒頭で、デュラエースとのハイブリッドでも使用していたと書きましたが、デュラエースを使う場合には普通にデュラエースのブレーキを使う方が良いと思います。僕が使っていた理由は見た目です。赤と白のラインがビャッっと入るので、かっこよかったんです。
現在はカンパニョーロと一緒に使っていて、選んでよかったなと思っていますし、この1年ほどずっと同じ仕様のままでいます。これからも変えるつもりはありません。
- 商品名
- FSA K-FORCEライト ブレーキキャリパー
- 登録日時
- 2012/02/15(水) 19:56
- メーカー名
- その他