4時起床、6時会場着。7時20分スタートのE3観戦。ねむい。
鴇田君優勝。最後は2車身離して、後ろ振り迎いて、腰を下ろして、ゴール。
よっしゃーっ!あったりめーだーっ!だから言っただろうーにっ!てかなんで昨日勝たなかったんだーっ!いつも誰と一緒に練習してると思ってんだーっ!といった感じで意気揚々とローラー台へ。ハイテンションでウォーミングアップ、そしてスタートに並ぶと、いつも通り意気消沈。
DAY-2の周回は6周回で合計36㎞。ただでさえ逃げが決まりにくい群馬で周回数が短いとあって、スプリントになるのはほぼ確実。作戦は、3周回目までは最後尾、4周目以降は先頭、あとはレースの流れで、とざっくばらんに作成。
3周目はまではダラダラとウォーミングアップ、そしてモチベーションが上がってくるのを待つ。前方では風間君がテレテレ走っている。風間君は前にいないと不安な人。僕はいつも最後尾な人。そしてレース中盤からは2人。いつもと同じパターン。
佐藤さんのブログにもあったけど、変に集団の真ん中にいるくらいなら、思い切って最後尾にいる方が良い。集団すべてを見渡して落ち着いて観察できるし、落車も避けやすい。中切れは仕方ないけど、E1なら安心して後ろにいられる。。
【佐藤ブログ】→http://fishsword.hateblo.jp/entry/2014/04/27/224813
※佐藤さんが15秒後方にいたことは知らなかった。15秒くらいなら一度迎えに行って集団に戻したほうがいい。こういうとき無線があるといいね。
3周目が終わる頃に、集団の前に逃げが。集団の先頭では風間君が走っているけど、前の逃げは結構な勢いで走っていて、負担になり過ぎるような気配だったので、ちょっとはやめにジャンプアップ。下り坂の手前で1回ピョン、坂でもう1回ピョン。先頭へのジャンプアップは昨日たくさんやったので、なんだか得意。以降4、5、6周目と先頭で走ることになる。
スプリント戦を想定した時、スプリントだけでなくレース中盤での逃げを潰すのも僕の役割。逃げを捕まえる時、いつ、どのタイミングで捕まえるかは慎重に考える。逃げが無いときはゆっくり先頭を走り、アタックがかかれば見逃すか潰すかも選択する。全部に反応していると疲れちゃうし、予定よりはやく捕まえすぎて変なところでカウンター喰らうのもキツイ。こういった中盤の捻じり合いは、ルーラーならではの面白さだと思う。
4周目と5周目の登り坂区間を先頭で走り、6周目のダウンヒルに入る直前で、後ろで風間君が集団に飲み込まれていくのを横目にする。あれはマズイ。あそこで飲み込まれてしまうと10番手以内で坂に侵入することが厳しくなる。それどころか、さらにポジションを落とす確率が高い。
坂を下り終わった後に僕がしなくちゃいけないことは、集団のペースを上げて一列棒状にし、風間が落とすポジションを最低限にすること。一列棒状なら必要以上にポジションを落とすこともなくなるし、それまでの間集団の中で休める。風間なら絶対登り坂で上がってこようとするはず。
……こういうのは、走ってると結構わかるもの。特に風間が考えていることは何となくわかるんだよね。坂の手前で力を使うのだから、僕自身の勝ちはかなり薄くなるんだけど、チームとしてそれがベストだと思い込むことが、実際に出来るものなんだ。
ビャーと下って登って、もう一回下って、その後登って登って下るまでずっと先頭走り、最後の心臓破りの坂を先頭で侵入しようとした時に、インコーナーから佐野君が「イン居るよ!」と声をかけられた。素晴らしいタイミングであり、1列分インを空けてあげると、水を得た魚のように登って行った。彼は集団屈指のクライマーだからね。フリーダムの攻撃陣第一波というところかな。
その後ひきつづき坂を先頭で登っていると、今度は風間が下からものすごい勢いで追いかけていった。誰も反応できない、E1最強の1人。あれが風間だよ。とんでもねぇ。昨日チャンピオンシステムの西園選手に同じようなことをされたらしく、後ろから眺めていても、それを真似してる事がとても分かりやすい素直な子。
佐野君が行って、私も私も...と風間が行って、僕も僕も...と店長まで行ってしまうわけにはいかないので、先頭集団の10番目くらいに位置取って抑えに回る。あるいは、もし2人が捕まってしまった時に僕が確実に着順獲るために。
でも2人は逃げ切った。最後は1秒程度の差しかなく、距離にして数mしかなかった。でも後ろから眺めていると、逃げ切ったと思える瞬間がわかる。後ろから見ていて、あれは最高の瞬間だった。
ちなみにワンツー…スリーまで望むのは無理。1位2位の佐野-風間と3位以下集団の選手の差は1秒・数mであって、その間にピンポイントで割り込むほどの職人芸は持ち合わせていない。私の後ろから発射されても困るしね。10位以内であればもらえるポイントが増えるので、順位を数えてフィニッシュするので精いっぱい。
ゴール後、竹芝レーシングの選手から、「御見それしました、しっかり機能していました、」と声をかけられ握手を交わした。最高の瞬間(2回目)だった。
表彰式。チームメイトを憧憬の目で眺める。特に佐野君は本当に嬉しそうだ。一緒にローラー台でアップをしていて、かなり意気込んでいたものの、佐野君は今回アシスト役であるため、自分はかなりの確率で勝てないと思っていたはず。
帰りは焼き肉。いつ以来?記憶にない振りの焼き肉。しかも賞金でタダ飯。最高の瞬間 (3回目) だった。キムチは辛いから風間君にあげた。
レース後、千葉まで運転。さらに負傷した醍醐君を家まで送り、醍醐家からフリーダムまでサイクリング。
それにしてもフリーダムのチームメート達は強かったな。
集団内最強パンチャーの1人である風間と、E1屈指のクライマーの佐野君。
僕は集団内最速のルーラーになろう。
…そんなことを思いながら帰ってきた。
- 商品名
- 【E1:JBCF第8戦 群馬CSCロード2DAYS DAY-2 2014年4月27日】
- 登録日時
- 2014/04/29(火) 12:41
- メーカー名
- JCF/JBCF レースレポート