【実業団大井ふ頭ロードレース 内容】
僕個人として、実業団で2戦目となる、大井ふ頭のロードレースは、勾配一切なしの完全平坦の7kmの周回コースを3周、21kmの短いスプリントレース。
最序盤から最後まで、ローテーションが決まらない混沌としていたが、僕は終始前にいるようにしていた。たった30分で終わるレースだから、みんな力が有り余っているのかと思えば、そうではないらしい。
誰かがアタックをかけても、1分と持たずに勝手に吸収されてしまう。数人のアタックにジャンプして、せっかく一緒に逃げようと誘っても、脚力差がありすぎてローテが落ち着かずイガイガしたまま、数十秒後にはとメイン集団に吸収されてしまったりした。それにしても、飛び出すならそれなりに逃げ切る公算があって飛び出すのだろう?一度飛び出ておいて、誘いに乗ってきた人間とローテを回さないなんて...誘いに乗っている僕にとっては、アタックする選手たちが一体何がしたくて飛び出てくるのか、正直わからなかった。
少しずつローテをずらしながらラスト1㎞のカーブに入り、僕は先頭から8人目にいた。前に何人いるのか数えられるくらい冷静だった。それなりに足を使っているものの、十分イケると思っていたが、ものの300mで8人のラインは崩壊してしまう。どんどん自分のラインが下げられてしまう中で、横から上がってくる選手に進路を塞がれていってしまう。
結局そのまま埋もれて終わり。目標としていた2戦2勝での昇格はならず。
今回のレースでは、自分がどのくらいの力でどのくらいの距離を保てるのか把握できていない人たちが、あと何km走らなくちゃいけないのか考えずに、ただやみくもに走り回っているだけのように感じた。こんなにつまらないレースは初めてだ。
近場のレースということもあって皆応援してきてくれたのに、表彰台にすら立てなかった自分に腹が立つ。たとえ日記に何を書こうが、負けは負け。皆の期待に応えられず、悔しくて、情けなくて、目が覚める。
と同時に、今日みたいなやり方では、今の3倍速くても結果は一緒だったとも思う。いや、むしろE2クラスではすでに他の選手より3倍速いとさえ感じたくらいだった。こういったレースで勝つための何かを、僕はまだ持っていない。
逆説的に考えると、たとえ今回勝ったとしても、それはまぐれだった、の一言で済んでしまうのだと思う。周りから見れば、僕の走りこそめちゃくちゃで、勝ってもまぐれ、負けてもまぐれ、だったのかもしれない。
一晩経ってもいまだに、何が何だか分かんないレースである。どう反省していけばいいのかまったくわからないのが現状だが、上の世界にいけば、脚力が保証された選手たちと相手を信頼しながら展開することが出来るだろう。E2は一番半端なクラスなのかもしれない。それでもこういうコースでも確実に勝利をつかんでいけるようにならないと、ここ一番で勝てる選手にはなれないのだと思う。持っている力を結果に結びつけられないというのは、もともと力を持っていないのと同じである。今回は自分から勝ちを捨てていった感覚であり、いまだに悔しくて気分が落ち着かない。
次は絶対負けられない。
- 商品名
- 【E2:JBCF第9戦 大井埠頭ロードレース 2013年5月26日】
- 登録日時
- 2013/05/26(日) 21:14
- メーカー名
- JCF/JBCF レースレポート